HSPの人がSNS疲れを起こさないために気をつけたいこと

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人間関係における表情、場の空気、顔色、反応などのあらゆる刺激に敏感な気質であるHSPの人は、対面での人間関係だけでなくSNSなどのネット上の人間関係でも敏感に反応しすぎることで疲れ果ててしまうことがあります。

ネット上はリアルの人間関係と比較すれば、自分と同じHSPの気質を持っており、その悩みやあるあるネタなどで交流ができる一方で、HSP同士のコミュニティに対しても、どこか居づらさやめんどくささを感じてしまうことがあるものです。

同族嫌悪というわけではありませんが、HSPの悩みを持つ人もやっぱり自分と共通の悩みこそあるものの、根本的には自分と全く同じ人間ではないので、交流を重ねていくうちにしんどさを感じるのは、ある意味自然なことのように感じます。

また、ネット上では炎上を起こすような極端・過激な投稿をつい目にしてしまうことから、自分とは全く関係がない投稿であっても、その投稿の生で動揺し、疲れてしまうこともあるものです。

今回はそんなHSPの人がSNS疲れに陥らないためのコツについて、お話いたします。

HSPの人がSNSで感じる疲れの例

SNS上の人間関係の変化に敏感になりすぎて摩耗する

SNS上では

  • 誰と誰とが友達になっているか(orいないか)
  • 友達の友達にはどんな経歴・趣味・過去を持っている人がいるのか。
  • ある投稿に対して誰が、いつ、どのような反応やコメントを残しているか。

などの、人間関係の移り変わりやコミュニケーションの形跡を簡単に確認できます。

HSPの人は、こういった情報を知ると

  • ○○さんに対して早くコメントを返さなきゃいけない。
  • ○○さんやその友達が自分の投稿に対してどう感じるのか気になる。
  • 皆が楽しそうに話しているから、自分も話題に加わらなければ…。
  • 友達なのに自分の知らないところで、楽しそうに交流している…。
  • 私と交流するよりも他の人と交流したほうが楽しいのではないか?

などの気苦労を感じて、SNS疲れを招いてしまうのです。

SNSでは自分同じHSPで生きづらさを感じている人とも交流できますが、HSPのコミュニティ内もいつも快適というわけではなく、人が多くなるにつれて交流の差や変化が出たり、小さなトラブルが出てくることから、SNS疲れになってしまうことがあります。

同じ悩みを持つ人でも、その悩みに対する受け取り方や考え方は違うもので、「考え方が違うからひょっとして受け入れられていないのでは」と感じてしまうことが、HSPのコミュニティに対する居づらさになるのです。

過激な発言や投稿を閲覧して傷ついてしまう

SNSは情報の拡散力に優れていることから、ネガティブな投稿や過激な情報が瞬く間に広まってしまう…つまり炎上が発生する場でもあります。

炎上には、最初から拡散されることを見込んであえて過激な内容に編集して投稿するといった炎上商法として行われているものもあります。

HSPの人は、そんな炎上で目にした過激な投稿に対して自分とは全く無関係なのに嫌な気分になったり、心が傷ついてしまいがちです。

SNS上での反応に一喜一憂してしまう

HSPの人はその繊細さから、文章、イラスト、写真などのクリエイティブな分野で才能を発揮している人もおり、SNS上で作品を発表して交流を楽しんでいることもあります。

しかし、敏感すぎるために、

  • 肯定的なコメントが付いたらそれだけで有頂天になる。
  • あまり肯定的ではないコメントをもらったり、コメントがもらえなかったら「自分は創作活動が向いていないんだ…」と、気持ちが過度に沈む、

という、一喜一憂を繰り返して疲れてしまうことがあります。

また、「コメントが少ない」とつぶやけば、なんだかコメントをせがんでいるようでみっともない、と感じて本当はコメントが欲しいのにもかかわらず、それを言い出せないもどかしさで、精神的に消耗してしまうこともあります。

更に、反応がくる場合でも、前回と比べるとすぐにコメントが来ず「やっぱりダメだ」と感じて、人知れず生きづらさを感じてしまうこともあります。

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SNS疲れを起こさないために気をつけること

SNSを使える時間、場面を制限しておく

SNS疲れを感じているのなら、SNSに対して使える時間、場面、使い方などの制限を決めることが効果的です。

例えば、

  • 1日のうちSNSに使えるのは夜の15分だけにする。
  • SNSは土、日、祝だけ使えるようにする。
  • SNSは交流目的ではなく、公式からの災害情報やニュースを知る目的でつかう。
  • 疲れていたり酔っ払っているときはSNSにログインしない。
  • アカウントに鍵をかけて、許可した人だけ閲覧できるようにする。

などの、SNSにどっぷりつからないためのルールを決めておくのがいいでしょう。

なお、表のアカウントとは別の裏のアカウント(裏垢)を持つのも方法としてありますが、つい間違って混同して投稿してしまう…などのリスクがある点には注意しましょう。

フォロワー・友達の数をむやみに増やさない

SNSではフォロワーや友達の数を気軽に増やせるのが魅力的ですが、その数が増えすぎたことで、タイムラインを追うので精一杯になったり、よく知りもしない友達から急にコメントが来て対応に戸惑うことがあります。

とくに同じHSPの人同士のつながりでも、一方的に依存するためにコメントをしてきたり、自分のアカウントの営業目的のためにつながってくる人もいます。むやみに友達を増やすと、その分面倒なつきあいが増えるリスクもあります。

同じ悩みを持つ者同士でだからと言って、すぐに飛びつくのではなくまずは時間を置いて見ることも大事です。

飛びついてフォローしたあとに「やっぱ無理」と感じてフォローを外したことをネチネチ言われないためにも、一度様子見した上で判断してみるのも方法の一つです。

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勝手な期待を抱いたり、押し付けない

SNSで交流していると、相手に対して勝手な期待を抱いてしまうことがあります。

例えば

  • この投稿に対していい反応がくるに違いない。
  • たくさんの人に拡散されてフォロワーが増えるはずだ。
  • 注目されて「いいね」がたくさんもらえて有名人になるかも。
  • ネット上の有名人の目にとまって、コメントが貰えるかも?

という、淡い期待を抱くものですが、大抵はその通りにならず勝手に失望してしまうものです。

いわゆる「勝手に期待して勝手に失望する」という状況は「こうなるべきだという」自分だけの思い込みや都合のいい期待が原因です。

勝手な期待による失望は、たとえ自分に原因があると分かっていても受け入れがたいもので、八つ当たりのように他人に当たったり、拗ねていじけてしまうことにつながります。

こうなると、たとえネット上でつながっていても、その態度をみて友達を解消したくなったり、「承認欲求が強すぎてめんどくさい人」という目で見られてしまいます。

そうならないためにも、過度な期待を押し付けたり、都合のいい期待を繰り返さないことが大事です。

無理に投稿しようとしない

SNSは主にコミュニケーションや交流目的で使うものではありますが、アカウントを持っているからといって必ず何か投稿しなければいけない…というわけではありません。

SNSはその性質上、自分と直接面識の無い不特定多数の人から投稿が閲覧されたり、その投稿が他のSNSや匿名掲示板、まとめサイトやブログのコメントなどにコピペされて拡散されることがあります。

とくにHSPの話題ともなれば、自分のプライベートな話題や人には言いづらい悩みなどを打ち明けることもあろうと思いますが、その投稿が自分の意図しない形でコピペされ拡散されてしまう可能性もあります。

人には言いにくい話題だからこそ、無理に投稿しようとせず、あくまでも閲覧や情報収集目的としてSNSを上手に利用するのも方法の一つです。

合わないと思ったらSNSのアカウントを削除する

ここまでSNSの使い方について述べてきましたが、HSPの人は無理にSNSを使いこなそうとせず、アカウントを削除して刺激の元を断つことも、SNS疲れを防ぐための(根本的な)対策と言えます。

SNSを削除するのは勇気がいるものですし、一度削除してしまうと今まで築きあげてきた人間関係もリセットすることになります。

ですが、惰性やなあなあで続けているSNSでの人間関係に辛さを感じてどうしようもないのなら、潔く削除して気楽になるようにしましょう。

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余談:HSPとスピリチュアルの人々

心理学に関するネット上の情報であったり、書店で本を漁っていると、いわゆる「スピリチュアル」と呼ばれる、やたらとポジティブシンキングで耳触りのいい言葉で埋め尽くされた情報を目にすることがあります。

しかし、スピリチュアルと言っても、占いやおまじないのような笑って過ごせるようなものではなく

  • 「宇宙の力が…」
  • 「子宮が…」
  • 「潜在能力」
  • 「生まれ変わり」

などの一目見て胡散臭ささが臭ってくる、ぼんやりとして中身が乏しい言葉を使って、胡散臭い商売をしている人もおります。

そんな胡散臭いスピリチュアル関係のビジネスをしている人が、SNSなどを使って自称セラピストと名乗って端から商売目的として近寄ってきたり、さも自分が主催するセミナーや資格をを取れば人生が変わりますよ、と言って営業している光景をSNSでHSPに関して調べていた時に何度か見かけました。

スピリチュアル系のビジネスは、元々は胡散臭い自己啓発セミナーコーチングビジネスやマルチ商法、ねずみ講、資格商法などの人間関係を食い物にしたり情報弱者を狙ったグレーなビジネスをしていた人が流れてきているケースが多いです。

そんな、彼らの次なるターゲットとして「HSP」の人が狙われているように感じる今日このごろです。

HSPの人は、普段から繊細な気質に対して周囲から理解されなかった経験が多いことから、たとえ胡散臭い人であっても自分に対して表面的な理解で近づいてくる人に対しても簡単に心を開いてしまいやすいと思います。

スピリチュアル系に限ったことではありませんが、SNS上で妙に距離感が近く、やたら馴れ馴れしく接してくる相手に対して「自分は自分、他人は他人」と境界線を作って過度な刺激や影響を受けないよう自衛することも大事だと思います。

参考書籍