HSPの恋愛の特徴について

この記事が気に入ったらシェア

スポンサーリンク

HSPを提唱したアーロンによれば、「HSPの恋愛は情熱的である」と言われています。

HSPは他人の感情やその場の雰囲気に過敏に反応してしまう気質が特徴的で、恋愛においてもその敏感さゆえに辛い思いをしたり、感情的になりすぎてドラマティックで衝動的な恋愛をするとも言われています。

恋愛関係はお互いの内面をさらけ出して深く交わり合うことだけに、HSPの人は相手の内面に触れて激しく気持ちが揺れ動いたり、自分が今まで見ないようにしていた感情に気づいて衝動的動き自分や相手を傷つけてしまうことがあります。

恋愛は言葉のやりとりだけでなく感情のやり取りも行うコミュニケーションなので、ただでさえあらゆる刺激に過敏なHSPの人にとっては、辛く感じるのも無理はありません。

しかし、HSPの気質があるからと言って必ずしも恋愛を諦めなければいけないというわけでもありません。

HSPの人はHSPの人なりに、自分を大切にした距離感の保ち方やコミュニケーションのコツを身につけていけばいいのです。

今回はHSPの人に見られる恋愛関係の特徴やコツについてお話いたします。

HSPの人の恋愛の特徴

すぐに相手を好きになってしまう

HSPの人は相手の気持ちに過敏に反応するため、初対面の人であっても見た目や雰囲気から多くの情報を感じとり、一目惚れしてしまうことがあります。

相手から多くの情報を得ることで冷静さが保てなくなるので、情熱的で衝動的な恋をしてしまうのです。

例えば、初対面の人と出会って、

  • 自分の方を向いてくれて笑顔を返してくれた
  • 楽しくおしゃべりをしてくれた

というごくごく普通に見られる仕草や行動から、「相手がとても魅力的な人に見える」と憧れや尊敬の念を抱いたり、「ひょっとして私の事を好きなのかな?」と相手が自分に好意を持っているのではないかと感じることがあります。

もちろん、相手は恋愛感情を抱いておらずただの社交辞令のつもりであっても、HSPの人は「自分に良くしてくれた」という一点から色々感じとってしまい、すぐに好きになってしまいこともあります。

相手の期待に応えようとしすぎる

HSPの人はいわゆる好きな相手の気持ちに敏感で、相手が喜ぶことをしたいという一心で献身的な恋をします。

いわゆる「尽くすタイプ」の恋愛で、相手の期待に応えたいという気持ちで一心不乱に突き進むなんとも情熱的な恋をします。

しかし、相手の期待に応えるために自分の気持ちを押さえ込んだり、恋愛以外の日常生活を疎かにしてしまうことがあります。

相手の期待に答えようとするあまりに、自分らしさや自分の行き方、主義、主張などまでも相手に精神的に依存してしまい、恋愛にのめり込んでしまうこともあります。

また、相手の期待に応えると言っても、HSPの人が相手の思考を先読みしすぎて自分の期待や希望を押し付けてしまうことがあります。

HSPは繊細で敏感に察することができると言っても、察した内容が本当に相手の期待通りなのかどうかは相手次第です。

「自分は相手の期待に応えて頑張っているのに!」と感じていても、相手にとっては「別にそんなこと思っていないのに…」とお互いの意見が食い違いが起きてしまうこともあります。

なお、心理学では「認知の歪み」と呼ばれる物事の認識の歪みの分類で「結論の飛躍」という歪みがあります。

結論の飛躍は

  • 「心の先読み」:断片的な情報で相手が何を感じているか決めつけてしまう。
  • 「先読みの誤り」:誰にも予測できない将来を決めてしまう。

2種類に別れており、勝手に期待して勝手に失望をする人などにもよく見られる思考のパターンです。

スポンサーリンク

精神的に依存した恋愛になってしまう

HSPの人は相手に必死に尽くしてしまうことがエスカレートし、精神的に相手に依存した恋愛関係に陥ってしまうことがあります。

「相手がいつも自分のことを好きなのか…」という不安に駆られたり、好きでいてくれないと強い不安を感じてしまいます。

依存してしまう恋愛はモラルハラスメントの被害に合う人にもよく見られ、自分だけでなく相手も精神的に依存した共依存に陥ってしまうこともあります。

また、相手にとっても最初のうちは尽くしてくれることを純粋に喜んではいたものの、次第に愛が重さを感じて精神的に負担や苦痛を感じたり、いつも尽くしてくれるということで相手を軽く見て見下したり、相手の考えや意見を無視した行動をとったり、相手の行動を支配しようとすることがあります

恋愛関係はどちらか一報が相手に依存し切ったバランスの悪い状態では長続きしません。お互いがお互いに尊重し、適度に自立し適度に依存し、お互いに不公平感を感じない良好な関係が好ましいのです。

ジレンマを抱えためんどくさい恋愛になってしまう

好きな人のことに関して多くの情報を感じ取れるのは、見方を変えればそれだけ繊細で感受性が豊かで恋をする上では恵まれた気質とも言えます。

しかし、繊細さが仇となり「好きなのに嫌い」「近づきたいけど、近づきたくない」といったジレンマを抱えためんどくさい恋愛になってしまうこともあります。

嬉しいことも悲しいことも、どちらにも過剰に反応してしまうので、いつも心が休まらず精神的に疲れてしまいます。そんなめんどくさい自分の性格・気質を恨めしく感じてしまうのもHSPの人の恋愛の特徴と言えます。

スポンサーリンク

恋愛で精神的に辛くならないためにできること

恋愛以外に楽しめる趣味を持つ

HSPの人は恋愛にのめり込んでしまい、恋に一直線に突き進んでしまう傾向があります。恋にのめり込んで苦しくならないためにも、何か楽しめる趣味を持つことが重要です。

HSPの人の場合、集団スポーツのように大勢の人と何かをする趣味は、人間関係の雰囲気に晒されてなかなか楽しめず気苦労が絶えないので、一人で気楽にできる趣味を持つことから始めてみましょう。

趣味はアウトドアでもインドアでもどちらでも構いません。散歩したり、家でゆったり読書をすることでもOKです。

大事なのは恋愛にのめり込まず落ち着ける時間を趣味を通じて作ることです。

HSP独自の悩みを相談できる人を作る

HSPの人は他の人にはわかりにくい繊細さを持っているために、周囲の人に悩みを打ち明けても

  • 「ただ神経質なだけじゃないの?」
  • 「それはあなたの思い込みじゃないの?」
  • 「気にしすぎじゃはないの?」
  • 「考えすぎているだけだよ」

と、自分の悩みをなかなか理解してもらえず苦労することが目立ちます。

HSPの人は、目が悪い、猫舌、といった誰でも馴染みのある感覚の違い以外の雰囲気や感情の揺れ動きなど、うまく言葉にしにくく、鈍感な人でなくても多くの人が理解しにくい繊細さによる悩みを打ち明けられないことで辛い思いを募らせていきます。

そのため、恋による悩みだからといって人を選ばず相談しても、神経質、思い込みといった言葉でサラっと片付けられてしまうことも少なくありません。

恋という多くの人がすることであっても、HSPの人はしっかり自分の悩みを受け止めてくれる人を選んで相談をするようにしましょう。

相手に依存せず、適度な距離感を持てるようにする

恋に夢中になりすぎて、学業や仕事が疎かになってしまったり、日常生活に支障が出てしまうことは避けなければいけません。

恋愛は人生において大事なことのひとつではありますが、恋愛だけが人生ではありません。

もしも恋愛が自分の人生の全てのように感じてしまえば、相手と別れてしまうことになったら大きなショックを受けて立ち直れなくなったり、衝動的に動いてしまい自分を傷つけてしまうこともあります。

愛はあればあるだけ良いと思われがちですが、重すぎる愛はそれだけ自分にも相手にも負担となります。

相手に尽くしすぎて、自分らしさや自分の主義主張まで相手に委ねてしまうことは、自立することから逃げたがる自分の弱さと向き合わないことであったり、自分で自分を大切にすることができないということでもあります。

恋愛であっても適度に距離感を保ち、お互いがお互いにほどよい距離感が取れるように意識して自分を見失わないようにしましょう。

スポンサーリンク

もしも恋人がHSPでは?…と感じた時の対処法

もしも自分の恋人がHSPの可能性があるのでは?感じた方は、相手が刺激に対してどのように感じる傾向があるのかを理解しようとしてみましょう。

もちろん、自分は非HSPで相手がHSPだった場合、非HSPの人にとっては相手の感覚や刺激への反応が想像できず、理解に苦しむ場面は少なくありません。

しかし、大事なのは理解ができななくても、理解しょうとする姿勢を相手に伝えることです。

HSPの人は周囲から悩みが理解されにくいことで孤独や疎外感を感じた経験が多く、人によっては相談することすら諦めてしまい、心を閉ざしてしまうこともあります。

そんな背景があっても悩みを相談してくれることは、「また理解してもらえないかもしれない」という不安を抱えつつも勇気を振り絞って打ち明けてくれたわけなので、まずは受け入れることで、お互いの関係を深めるためには重要です。

完全に理解しようとしなくても部分的に理解して、相手を認めることから始めるのでも構いません。

悩みを相談してくれたら、まずはちゃんと話を聞く。それだけでもHSPの人にとっては強い心の支えとなり、自分責めたり、自信を失くすことを防ぐことになるのです。

HSPのことがわかるおすすめの本

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

広告掲載、記事執筆のご依頼などはこちらから。