裏垢・愚痴垢を持つ人の心理と使う時の注意点

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先日のNHKにて「SNSで裏アカウント(裏垢)を持っている若者は全体で3分の1超いる」というニュースが放送されました。

なお、「裏垢」という呼び方は裏のアカウントの略語である「裏アカ」と変換した時の誤変換がもとになっています。

2017年時点では10~20代の若者のうち9割超がスマホを所有し、友達とSNSで交流するのが当たり前の世の中だからこそ、SNSの世界でも「表の顔」と「裏の顔」を使って演じ分けなければいけません

表のアカウントでは実名&顔写真を載せてでなるべく穏やかで明るい内容を投稿する。

一方裏のアカウントでは、写真無しの匿名で表では到底言えないようなネガティブでダークな情報をつぶやき、人間関係のストレスをうまう解消し心の均衡を保っているのです。

その行動は、さながら上司の前では思ってもいないおべっかを言い、上司が見てない所では愚痴を言う社会人と同じです。そんなことを若者はSNSやインターネット上で行っているのです。

しかし、リアルで行うのと違ってネット上だと書いた内容が記録として残るので、リアルで愚痴を吐くことよりもリスクがあります。

また、裏垢の存在がバレて、表垢だけでなくリアルの自分の生活や評判にも支障が出ることがあるなど、裏垢の運用は簡単なものではないのです。

今回は、そんな裏垢についてお話いたします。

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裏垢を持つ人の心理

わざわざ裏垢がバレるリスクを犯してまで、つぶやけないことつぶやく心理について説明していきます。

いつものアカウントでつぶやけないことを呟きたい

SNSは自由に思ったこと投稿できる場所ではありますが、自分のつながっている人の意見や主義・主張に合わせて投稿する内容が制限されるのです。

顔写真があって実名のアカウントだと、どうしても自分の評判や友達や家族、職場の人からの反応が気になり、自由につぶやいたり画像を投稿できないというジレンマがあります。

例えば趣味の話で、自分がマンガやアニメなどのいわゆるオタク趣味を持っていることを実名付きでつぶやいたとします。

オタク趣味に理解のあるばかりとSNSで繋がっている安心できますが、中にはオタク趣味に対して偏見を持っている人や、年齢が離れすぎていてオタク趣味についていけない人とSNSで繋がっていると、トラブルのもとになるので迂闊につぶやくことはできません。

もちろんオタク趣味の他にも、プロ野球の贔屓球団をSNSで投稿したことで揉め事が起きたり、フォロー(or友達)を外されたり、リアルの生活でトラブルに巻き込まれては面倒です。

そのような背景があって表のアカウントではつぶやけない、でも同じ趣味やファンの人と繋がりたいという欲求を満たすために裏のアカウントを作り交流をするのです。

もちろん語る内容は趣味の話題に限らず、悪口、下ネタ、性的マイノリティ、政治・経済ネタなど多岐に及び、およそ表のアカウントからでは想像できないようなことをつぶやいてることがあります。

なお、人によっては裏アカウントはひとつと限らず、「(仕事垢に対して)プレイベート垢」「愚痴吐き垢」「趣味垢」「人間観察垢」「仲の良い友達垢」など、複数のSNSアカウントを所有してキャラを使い分けていることもあります。

匿名可能のSNSだと、一人でいくつもの裏垢を簡単に所有できるというメリットもあります。

表のイメージを損ねず注目されたい

裏垢では自分の正体を隠して気軽に投稿できるというメリットもあります。

そのため、表のアカウントでは言えないような過激な発言や極端な意見を言って注目されたい、下ネタ、政治ネタ、あまりオープンにできない自分の趣味や妄想を呟き、いいねやRT(リツイート)を集めて承認欲求を満たすことができます。

SNSの性質上、無難な意見よりも過激で極端な意見の方が拡散されやすいので、表の自分のイメージを損ねずに、自分の欲望や妄想を投稿して注目されたいという時に裏垢は役に立つのです。

本当の自分を肯定してもらいたい

表のアカウントは投稿は自分の投稿が記録として残って閲覧できてしまうので、リアルの人間関係以上常に気遣いをしなければならず窮屈です。

表のアカントはリアルの人間関係同様に人前で見せる仮の自分でしかなく、仮の自分のままでいることが苦しくなって本当の自分を裏垢を使って見せようとするのです。

仮のままの自分で居続けないと人要なトラブルに巻き込まれてしまうことがありますが、かと言って本当の自分を出せないのは、自分の存在そのもの否定されているようで辛い…。

そんな葛藤の解消先が裏垢となり、表では言えないことをつぶやき、本当の自分を肯定してもらおうとするのです。

出会いや恋愛目的

裏垢を使うのは純粋に自分の招待を隠した上で、出会いや恋愛をするためのものとなっていることもあります。

裏垢では個人情報を伏せていることをいいことに、手当たり次第に異性にアプローチしたり、迷惑がられたり、ネットストーカーに走るなどのトラブルが起きることもあります。

また、ネット上にアップされている全く無関係な人の写真を使い、自分の見た目も偽って出会い目的で接触しようとするケースもあります。

裏垢のリスク

裏垢の存在が友人・家族・学校・職場などにバレる

裏垢で自分の個人情報や、自分が特定できる情報(住所や学校、特定の人しか知りえない情報など)を投稿してしまったことで裏垢の存在がバレてしまうことがあります。

表では言えない過激な内容を投稿できるが裏垢の魅力ですが、裏垢の存在がバレてしまうと怒られるだけでなく、信用を失ったり場合によっては仕事をやめなければいけない事態に発展することもあります。

また、裏垢で投稿していた内容が、誰かを侮辱する内容だと訴訟に発展するリスクもあります。

炎上が起きる

過激な発言を投稿したことで他のアカウントと喧嘩になったり、過去の発言をさかのぼって大量に拡散され、炎上に発展することがあります。

炎上には表垢も裏垢も関係無く、過激で燃えそうな投稿が揃っていると炎上は発生します。

また、裏垢炎上時に、過去に投稿した表垢がバレる情報まで拡散されてしまい、表垢も炎上に巻き込まれてしまいSNSアカウントを削除せざるを得ない状況になることもあります。

つぶやきがコピペ・拡散される

裏垢では匿名という利点を使って、過激な内容の投稿を投稿することができる一方で、過激であるために拡散されやすく内容がコピペされることがあります。

もちろん、鍵をつけて特定の人からは閲覧できないように設定していても、つながっている人が投稿の内容をスクリーンショットをとって拡散してしまえば、情報は広く知れ渡ってしまいます。

写真や動画が勝手に保存・利用される

表では公開できない恥ずかしい写真や動画をアップした場合、それが不特定多数の人のスマホやパソコンに保存されてしまうリスクがあります。

さすがにまずいと思って消しても、一度保存された写真や動画が誰かの手によってSNSやまとめサイトにアップされてしまうと、完全に消し去ることは困難になります。

また、アカウントに鍵をかけていても一度ネット上にアップされた写真や動画を完全に消しさることは難しいので、アップする前にはよく考える必要があります。

ネットストーカー

出会いや恋愛目的で裏垢を使っている場合、同じく裏垢と思われるアカウントからネットストーキングを受けるリスクがあります。

自分の過去の発言から住所や所属を分析したり、実生活に対して干渉するようなコメントやDMを送って、ストーカー対象を脅してくることもあります。

自分も裏垢を使っているので、友達に相談するにしても自分の裏垢の存在を明らかにしなければ行けず、だれにも相談できないままネットストーカーを増長させてしまうという特徴もあり厄介です。

裏垢の注意点

裏垢にはメリットもデメリットもあります。

もしも裏垢を使いたい場合は、なるべく自衛策を取って面倒事に巻き込まれないようにしておく必要があります。

自分の個人情報を他人の個人情報も載せない

裏垢とはいえ不特定多数の人が見れる以上は、自分の個人情報だけでなく自分と面識のある人の個人情報を載せないことが肝心です。

住んでいる場所や職場などの文字情報だけでなく、

  • 自分が住んでいる場所の写真
  • SNSの位置情報やGPS連携の解除
  • 友達などの自分以外の人が写っている写真

などの情報は基本的にアップしないことが肝心です。

アカウントに鍵をかけて公開範囲を限定する

twitteなどのSNSには、投稿の内容を限定して公開する機能、すなわちアカウントに鍵をつける機能が備わっています。

裏垢のように表では言えないことをつぶやくアカウントの場合、鍵をかけて自分とつながりのない人からは投稿が閲覧できない状態にしておくことが重要です。

表のアカウントと紐づけしない

裏垢と表垢同士が相互フォロー(友達同士)になっていることがきっかけとなって、裏垢の存在がバレてしまうという、なんともおっちょこちょいなケースもあります。

とくにも裏垢と表垢もフォローしている人が少ないと、「ひょっとしてこのアカウントはこの人の裏垢では?」と結び付けられてしまうことがあります。

裏と表で違うキャラになっている以上は、安易に繋がらずあくまでも両者は全く関係のないアカウントであるという使い方をするようにしましょう。

裏垢では完璧に秘密を守れるわけではないことを踏まえて使う

いくらアカウントに鍵をかけようとも、自分の見てないところで自分のスマホやパソコンを勝手に使われたことで裏垢がバレてしまうというリスクもあります。

ブラウザのクッキーからIDとパスワードをそのまま入力されて、簡単に裏垢にログインできてしまうことも考えると、裏垢であっても知られたくない秘密を完璧に守り通すことは無理だということを踏まえたうえで、使うようにしましょう。

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