SNSのアカウントを削除する心理について

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SNSは、自分と似たような興味や関心を持っている人と手軽に友達になれるツールであると同時に、やたら人間関係を増やしすぎてSNS疲れを起こしてしまうことがあります。

ただSNSに疲れてしまうだけなら、アカウントを放置してROM専にするのも方法の1つですが、中にはアカウントそのものを削除して、SNSから去ってしまう人もいます。

今回はそんなSNSのアカウントを削除する心理についてお話しいたします

用もないのにSNSを見る時間が苦痛になった

SNSに依存しているときの行動として、何の目的もなく気がつけばSNSを見てしまう…というものがあります。

目的もなくSNSを見る時間のは、たとえ1回あたりの時間が短くても、1日あたりで見れば数十分~数時間に及ぶこともあり、馬鹿にできません。

なお、SNSを閲覧しているからといって必ずしも自分にとって有益な情報や、自分が求めて求めている情報が必ず手に入ると言うわけではありません。

むしろ、タイムラインを永遠とさかのぼったりSNS内の検索をかけても、別に知っても知らなくてもさして人生に影響がない情報が延々と続いており、実に不毛で実りのない時間を過ごす羽目になります。

しかし、ごくまれに、どうでもいい情報の中に有益な情報が紛れ込んでいることがあり、その情報を見つけたときは非常に充実した気持ちになれるものです。

ただし、そんなことは本当にごく稀で、SNSで情報探索しても有益な情報を手に入れられないことが多く、無益の時間を延々と過ごす苦痛があります。

なお、このことはROM専でも同じです。アカウントそのものを削除してSNSと強制的にでも距離をおかないと限りは、無益な時間を過ごす苦痛を味わうことになるので、アカウントを潔く削除してしまうのです。

情報過多に耐え切れられなかった

SNSから得られる情報は、テレビや雑誌と違って際限がなく、その気になれば大量に情報ニュース入手することができます。

しかし、あまりの情報の多さに、タイムラインを追うことすら辛くなり、情報過多に耐えきれなくやることもあります。

また、上で述べているように、SNSに投稿されてる情報の多くは、知っても知らなくてもさして影響のない情報が大半であり、自分にとってあまり価値のないものに対して貴重な時間と労力を使用する不毛さに耐え切れなく、SNSアカウントを削除してしまうこともあります。

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コミュニティ内の空気の読み合いに疲れた

SNSにおいて、自分がつながっている友達同士のグループやコミュニティ内でのみ通用する、暗黙の了解や空気の読みあいに疲れてしまい、アカウントを削除することがあります。

例えば、同じ趣味を持つ人同士のSNSのつながりにおいて、グループ内で影響力を持つ人の機嫌を損ねないように、喋りたい話題を自由につぶやけないしんどさがあったり、影響力のある人の投稿に対して必ず肯定的なコメントを残さなければ、グループから干されれてしまう恐怖を味わうことがあります。

まるで、リアルの世界で上司や先輩に対しておべっかを使い、ご機嫌をとり、接待をしているかのような緊張感のある時間を、ネット上でも繰り返して行っていると考えれば気が休まりません。

他にも、

  • 既読スルーは厳禁、
  • 投稿を見たら何分以内にコメントを返さなければいけない。
  • 〇〇さんの投稿に対しては必ずリツイートや拡散をして応援する。
  • ネガティブなコメントはNGで必ずポジティブなコメントをするべき。

など、の暗黙の了解が多すぎる。かと言って、守らなければグループ内での自分の居場所を失ったり、ハブられる不安があるために、無理をして暗黙の了解に付き合い疲れてしまうのです。

次第に趣味のつながりが嫌いになるだけでなく、最悪の場合は趣味そのものに対しても気力が失せてしまうことがあります。

そんな結末にならないためにも、自分にとって合わない人間関係から距離を置き、誰かのペースではなく自分のペースで趣味を楽しめるために、アカウントを削除しているのです。

他人のキラキラと日々の投稿を見るのが辛くなった

facebookや、Instagramなどのおしゃれな写真を投稿するSNSでは、つい投稿するときに見栄を張ってしまい、実生活の中でも特に人に自慢できる瞬間だけを意図的に切り取り、且つ脚色や演出を施して投稿してしまうものです。

多くの人から自分の投稿を見られる以上、人からよく見られたい、羨望や憧れの目で見られたいと言う気持ちが、投稿内容に反映されていると言っても良いでしょう。

しかし、こうしたキラキラとした日々を感じさせる投稿は、見る人によっては自分の生活の不甲斐なさ、貧しさ、品の無さ、変わり映えのなさなどを強く実感するものとなり、やるせない気持ちに襲われることがあります。

もちろん、投稿されているものが意図的によく見えるように脚色が施されていると頭で理解しているものの、目にしてしまうと自然に自分の生活と比較して、自分の生活の彩りのなさにがっかりしてしまうことが避けられない。

そんな辛さを味わうことがないように、あえてアカウントを削除する。そして、自分の視界に誰かのキラキラとした日常が入らないように、自分で自分を守っているのだと考えられます。

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見なければよかった他人の一面を知るのが辛くなった

SNSでは、自分の興味を持った人の過去のタイムラインを遡れば簡単に知ることができます。

しかし、過去の情報を遡った結果、実は人には言えないようなやましいこと(例:グレーな仕事をしていた、悪質な出会い目的の投稿をしていた、育ちの悪さが写真から確認できてしまった…など)知らなきゃ良かったことまで知ってしまい、幻滅することがあります。

また、興味を持った人の友達関係を調べていくと、ネットビジネスやマルチ商法などの胡散臭く香ばしい人たちとの交友関係が今も続いている事が分かってしまい、そんな胡散臭い人との関わりがある人とを関わりを持ち続ける人ことが辛くなるのです。

第一印象は大変良かったのに、その人の人となりを作調べていくと、第一印象の良さではカバーしきれないほどの悪材料が大量に出てきた…と言う経験を何度も重ねていくうちに、SNSで新しい交友関係を築くことがアホら感じた結果、アカウントを削除してしまうのです。

仲間内での流行についていくのに疲れ

自分が所属しているSNSのグループ内で流行しているものについていけなければ、自分が集団から取り残されてしまい、孤立してしまう不安があります。

ついていく流行が自分にとって何かしら興味があればまだマシですが、全然興味のないものであったり、正直嫌いだと感じるものであっても、自分が孤立してしまうことと比較すれば我慢して流行についていくことを選んでしまう。そして、慣れないことに時間と労力を費やしたために、疲労が溜まってしまいます。

また、ある流行が終わったとしても、さらなる流行が登場してくるので、いつまでたっても流行を追い続けるものの、どこまで追い続ければいいのかと言うゴールが見えない不安に苦しんだ結果、まるで人間関係リセット癖を発動するかのように、急にアカウントを削除してしまうのです。

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仲がよかった人が過激になっていく様に耐えられなかった

SNSで比較的穏やかな交流を続けていたと思っていた相手が、いつしか過激な思想や思考にとらわれ、攻撃的な投稿を繰り返すようになっていくことに耐えきれず、アカウントを削除してしまう事もあります。

SNSは自分の興味のある情報を収集しやすい一方で、偏った情報ばかりを集めて思想が先鋭化しやすく、気がつけば過激な言動に出てしまいやすい状況が整っている場所ともいえます。

また、過激な発言をする事で大量のいいね(ファボ)、リツイートなどの反応を得ることが快感になり、承認欲求を満たしたいためにあえて過激な発言を繰り返す癖が身に付いてしまう人(いわゆる炎上芸人)もいるものです。

まるで狂気に取り付かれたかのように、冷静さを失って過激な投稿すると同時に、周囲がそれを褒め称えてさらに過激な発言に拍車がかかる。そんな見てはいけないと感じる光景を見てしまい、言葉にできない恐ろしさのようなものを感じたために、アカウントを削除するのです。

なお、人によっては他人が過激になっていく姿が、どこか他人事のようには思えず「ひょっとしたら、自分も何かの拍子であんな風に過激になってしまうかもしれない…」と言う恐怖を感じることもあります。

その恐怖が現実とならないように戒めとしてアカウントを削除していることも、アカウントを削除する一因になっているかもしれません。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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