ROM専を嫌う人の心理について

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SNSなどで特に何か投稿するわけでもなく、閲覧目的でアカウントを取得・利用している人のことをROM専(ロムせん)と呼びます。ROM専は「見る専」「読む専」と言い換えることもできます。

TwitterやFacebookのように、気軽に自分の情報を投稿するSNSおいてもROM専の人は少なくありません。

人によっては、裏のアカウント(=裏垢)を作成して、ROM専用アカウントとして使うこともあります。

しかし、何も投稿せずただ見るばかりのお店の人は、ネット上ではあまり好意的な目で見られないことが度々あり、「ROM専の人はなんか嫌いだ」「ROM専の人はちょっと卑怯っぽい」と思われることもあります。

今回はROM専の人がなぜ嫌悪感を抱かれてしまうのかについてお話しいたします。

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ROM専にどうして嫌悪感を抱くのか

盛り上げるための努力をしていないから

一般的に、SNSでは何かしら自分の近況や起きたことを投稿して、他のユーザーから反応をもらったり、ユーザー同士で交流を行うことが普通です。

特に、楽しい話題や出来事がタイムラインで流れている場合は、それに対して盛り上がるようなコメントや反応を残したり、積極的に会話に参加することが求めらということもあるでしょう。

しかし、ROM専の場合はあくまでも閲覧のためだけに取得したアカウントであるため、話題を共有したり何か新しい話題を提供する、と言った行動が生まれず、話を盛りあげることに貢献しないアカウントとなります。

例えばTwitterの場合、話題の話が出てきたら積極的にリツイートをしたり、引用しつつ自分も何かコメントを残すと言う形で加速度的に話題が拡散されていく…と言う光景をよく見かけるでしょう。

その拡散される仕組みに目をつけて、自分の応援している芸能人やスポーツ選手を世に広めるために、積極的に活動している人から見れば、同じファンであってもROM専でただ情報を持っているだけの受け身の人だと映ってしまいます。

そして「この人は本当に応援する気があるのだろうか」「どうしてファンなのに拡散に協力しないのだろう?」と言うモヤモヤした気持ちが、ロム専に対する嫌悪感へとつながるのです。

コメントやリプをつけても反応を返さないから

当然ながらROM専の人に対してコメントやリプライを残しても、何らかの反応が返ってくることが期待できません。

閲覧専用のアカウントのためなので仕方のないことではありますが、フォローされたことで感謝のコメントやいいねをつけたのに、それに対して何の反応も返ってこないと、なんだか損をした気持ちになります。

このような心理に関しては、社会学者ホーマンズが提唱した社会的交換理論を用いて説明できます。

社会的交換理論とは、人間関係は等価交換で成り立っていると解釈する理論であり、いわゆる「ギブ&テイク」や「お互いさま」の関係で円滑な人間関係は成り立つと言うことです。

社会的交換理論をもとに考えると、ロム専の人に対してコメントを残すと言う自分の時間や労力を差し出したのに、それに対する見返り(この場合なら返事のコメント等」が得られないと、満足感が得られず嫌な気持ちになるのです。

ギブ(コメントを)したのに、テイク(コメントに対する返事)がないので、自分は労力を差し出してばかりだから損をしているように感じてしまうのです。

もちろん、最初から「このアカウントはROM専です」とプロフィールに書かれていればこんな苦労をしなくても済むものです。

積極的に交流しているようなアカウントに見せかけて、実はROM専のアカウントだったと言う場合において、ここで触れたような苦労が起きてしまうのです。

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覗き見しているみたいに感じるから

ROM専のアカウントには、顔写真や詳細なプロフィールがなく、無機質で素性が全くわからないケースもあります。

特に、Facebookなどの実名、顔出し、出身地や所属等のプロフィールを書く、などの匿名性が薄いSNSにおいて、偽名っぽい名前(英語や外国語表記)を使い、顔写真もなく、出身地も所属のかからないアカウントは不気味さや怪しさが拭えません。

加えて、ROM専なので、その人の素性や個人情報がうかがえる投稿はしておらず、怪しさは増す一方です。

そんなアカウントが、友達申請をしてきたとなれば、まるで自分の私生活をどこの馬の骨ともわからない人に覗かれているような感覚に襲われてしまい、不快な気持ちになるのも無理はありません。

まるでスパイや忍者、場合によってはネットストーカーに自分の個人情報や私生活を覗かれているような不気味な気持ちを味わうことになります。

もちろんこのことは、TwitterやInstagramなどのある程度匿名で活動できるSNSでも同様です。

TwitterやInstagramは、Facebookのようなフォーマルなかしこまった文化が薄く、趣味や遊びなどの楽しみ目的として使えるSNSということもあってか、人にはちょっと言いにくい趣味を嗜んでいる人からすれば、積極的にROM専で活動しやすいSNSともいえます。

自分から情報発信しないのに情報を受け取るだけの姿に不公平感を覚える

ネット上で積極的に写真をアップしたり、文章を投稿して情報発信に熱中している人に多いのが「自分だけでなく他の人も積極的に情報発信をするべきだ!」と言う意見です。

特に意識高い系などのネット上で何らかの意見を言いたい人達や、趣味や楽しみに関する情報発信して同じ趣味を持つ人と交流を深めたいと言う人は、自分と同じく後発信情報発信に積極的な人を好み、逆にROM専のような情報発信を全くしない人を疎ましく思うことがあります。

情報発信に積極的な人は、ただ情報を受け取ってばかりなROM専の人のことを「消費してばかりで生産を全くしない人」と厳しい言葉を投げかけることがあります。

あるいは「せっかくネットで自由に投稿できる時代になったのに、ただ情報を受け取ってばかりの人が人生を損している」と、やや見下した口調で、暗にROM専の人のことを批判することもあります。

自分がしていることをやっていない人を見ると、なんとなく腹が立ってしまう…そんな心理がこれらの言葉には現れているのかもしれません。

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ROM専嫌いから見えてくるもの

当然ながら、SNSのアカウントを取得した以上は、全員が何らかの情報発信をしなければいけない…と言う決まりはありません。

ただ自分からは何も投稿せず、情報を受け取るだけの利用方法でも問題ありませんし、炎上騒動や個人情報の公開に関して慎重になっている人であれば、ROM専に徹することはSNSの賢い利用方法とも言えるでしょう。

しかし、SNSはあくまでも情報発信のためのツールとみなしており、積極的に交流をするべきだと考えている人から見れば、ROM専のような使い方はある種異様な使い方だと感じるのは無理もありません。

せっかくネットを使って、今までなら出会うことが難しかった人と簡単に交流ができるようになったのに、自分1人が楽しむような使い方は変だと思うのも、ごもっとなこともでしょう。

SNSの使い方1つを見ても、利用する目的は人それぞれであり、自分の使い方こそが楽しくて、他の使い方は間違っている…と決めつけてしまっては、ネット上でトラブルを招く原因になってしまいます。

交流をするもよし、宣宣でひたすら情報ROM専でひたすら情報集めるもよし、と言うような考え方の柔軟さを身に付けておくことが、SNSと言う多くの人と触れ合える場所に置いて、不必要なトラブルを起こしたり巻き込まれたりしないためには大事なことではないのかと思います。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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