承認欲求を克服するためのコツ

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当サイトでも何度か登場している承認欲求ですが、承認欲求とはざっくり言うと

  • 認められたい
  • 褒められたい
  • 愛されたい
  • 受け入れられたい
  • 尊敬されたい
  • 注目を浴びたい
  • 「すごい」と言われたい

などの、人間関係の中で自然に湧き出てくる欲求のことを指します。

承認欲求という言葉は心理学者のマズローの欲求段階説にも登場しており、グーグルでの検索数の推移を見ても、10年前と比較して検索数が右肩上がりに増えている心理学用語の一つです。

承認欲求は誰もがもつものですが、人によっては承認欲求が強いために苦しい思いをしている、人間関係で悩んでいるという方が少なくありません。

ネットやSNSで時間と場所を選ばず、どんな状況でも承認欲求を満たせるような世の中だからこそ、承認欲求に振り回されず、うまく克服する方法は身につけておいて損はありません。

今回は、承認欲求に振り回されないためのコツについてお話しいたします。

承認欲求に振り回されないために知っておくべきこと

認められるのには時間がかかることを理解する

承認欲求を満たしたい人は、今すぐ褒められたい、認められたいと強く思う一方で、実際は他人から自分を認めてもらうような反応が返ってこないことで強いストレスを感じます。

認められないあまりに「どうしてこんなに頑張っているのに認められないの」「自分のすごさを認められない周囲の人の方がおかしい、間違っている!」と認めてくれない相手を批判してし、自分の精神的な安定を得ようとします。

認められたくてどうしようもない人は、自分の思い通りにならない焦りから、人から認められるのには時間がかかるという当たり前の事実を忘れがちです。

すぐに認めて欲しいという気持ちは、言い換えればすぐに認めてくれなければ相手に否定されたと、感じて攻撃的な態度を取ってしまう原因にもなります。

すぐに認めて欲しいという自分の一方的な要求に振り回されるのではなく、それなりに時間がかかることを理解した上で、認めてもらえるまで待つことを大事にしましょう。

相手は必ず自分のことを認めてくれるとは限らない

承認欲求を満たすために自分の活動や努力をアピールを見せても、人によってはすぐに好意的な反応を返してくれいないこともあります。

また、そこまで努力しているとは思われなかったので、自分の求める反応が返ってこないということもあります。

自分の言動に対して色んな反応があるのは、ごくごく自然なことなのですが承認欲求に振り回される人は、「自分がアピールすれば必ず相手は認めてくれるに違いない」という自分に取って都合のよい思い込みが強い傾向があります。

強い思い込みの裏には、私は誰からも認められるほどの魅力があり、素晴らしい人間である、という全能感が自分らしさ(アイデンティティ)となっていることが考えられます。

そして、理想通りならない現実と直面したときに強いストレスを感じてしまう傾向があります。

承認欲求を満たす行動は他人の迷惑になることを知っておく

自分を認めてもらう反応は嬉しいものですし、やる気やモチベーションアップにもつながります。

しかし、相手も相手なりの考えや価値観を持った人間であるので、自分の思い通りの反応をいつも返してくれる存在だと思い込めば問題が出てきます。

承認欲求に振り回される人は、勝手に「相手は自分のことを認めてくれるに違いない」と期待して、実際はその通りにならず勝手に幻滅することが少なくありません。

承認欲求が強い人のもつ思い込みは、相手の価値観や考え方、ひいては相手が一人の人間であるという当たり前の事実すら無視した自分勝手で自己中心的で独りよがりな思い込みにすらなってしまうという事を肝に銘じておきたいものですね。

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承認欲求を克服するためのコツ

自分の価値観や考えを相手に押し付けない

自分の価値観や考え方などを周囲に認めてほしい、受け入れてほしいがためにする押し付けがましい行動は、しばしば相手の価値観や考えを否定したり、「自分の価値観が正しい(それに比べてお前の価値観は劣っている)」という、相手を不快な気分にさせてしまう原因となります。

承認欲求が満たされて自分は満足している一方で、相手にとっては「自分の価値観を否定され、好きでもない価値観を無理やり認めさせられた」という、後味の悪い経験が心の奥底に残ってしまいます。

自分の価値観を認めて欲しければ、相手の価値観も尊重して話を聞き、価値観を認めるようにすることが大事です。

最初のうちは相手を認めることを、アイデンティティやプライドが傷ついたと感じるかもしれませんが、承認欲求を克服するためには、自分の価値観を一方的に押し付けず、相手の価値観を少しでもいいから尊重することから始めましょう。

嘘をついて承認欲求を満たそうとしない

仕事や勉強で周囲の人から認められるためには、地道な努力という地味でつまらないトレーニングをして自分を高めることが大事です。

ですが、とにかく認められたい、今すぐ注目されたいという承認欲求に振り回される人は、そんな下積みを省略して、手軽に承認欲求を満たそうとします。

ただなんのトレーニングもしておらず、ごく平凡なありのままの自分では、当然周囲から認めてもらうようなことは起きないので「嘘をつく」という小手先のテクニックで自分の経歴を偽って承認欲求を満たそうとします。

偏差値や成績などの数字を盛る、年収や身長などのプロフィールを盛る、サバを読む、恋愛経験豊富だと偽る…など、自分が魅力的な人間になるための努力ではなく、自分を魅力的な人間だと思わせるための努力をして、承認欲求を満たそうとします。

嘘が成功すれば「地味なトレーニングもせず、ちょろっと口先でうまく言えばみんな自分のことを認めてくれた」という、ローリスクなわりにハイリターンな体験が癖になって、ますます自分を磨く努力をせず、嘘に嘘を重ねて承認欲求を満たそうとします。

しかし、嘘も付き続ければどこかで辻褄が合わなくなたっり、「流石にこれは嘘ではないか?」と疑う人が出てきて、築き上げてきた魅力的な(嘘の)自分像が崩壊してしまうことになります。

嘘をついて承認欲求を満たすのは手軽に行えて欲求が満たされる一方で、人から認められる自分になるために努力する機会を奪うことになります。

悪口や批判で承認欲求を満たそうとしない

自分のことを認めてほしいと素直に言えない、でも自分のことを認めてもらいたいという人は、悪口や批判を言うことで自分の承認欲求を満たそうとします。

悪口や批判は「相手は間違っている」という主張だけでなく「相手は間違っている(けど私は正しい)」という、相手は間違い、自分は正しいという意味にもなる主張です。

会議やミーティングなどで自分の意見は全く話さず、何かにつけて相手を批判する、ツッコミを入れることで自分の存在感を示そうとする人もこれと同じで、「自分はしっかり批判ができるほど優れている人間なんだと」とアピールすることで承認欲求を満たそうとしているのです。

悪口や批判は、自分で一から意見を話すことを考えなくても済み、また、相手の意見に対して自分の意見をぶつけるよりも手軽に優位に立つことができてしまいます。

また、悪口そのものも言われた方はあまり気分のいいものではありませんし、人間関係のトラブルになりやすいのでこの方法で承認欲求を満たそうとするのは控えるようにしましょう。

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誰に認めて欲しいのかを確認する

承認欲求を満たすためには、認めて欲しい相手が誰なのかを自分で明確にしておくことが肝心です。

例えば仕事にしても、自分の尊敬している上司や先輩から認められたい、眼中にない同僚や後輩から認められてもあまり満足感を得られにくいものです。

尊敬しているからこそ、認められた時の幸福感や満足感は強くなり、やる気やモチベーションアップに大きな影響を与えます。

ただ漠然と誰かに認められたいという気持ちで悶々とするのではなく、認められたい人はどんな人なのか、自分にとって親しい人なのか、恋人なのか、憧れの人なのかと、ざっくりでもいいので考えるようにしましょう。

人から認められるように自分を磨く

承認欲求を満たすために大事なのは、人から認められるように自分を磨くことです。

勉強や仕事で努力して成果を出せば、自然と褒められ尊敬の眼差しで見られるようになるのはシンプルですが最もなことです。

しかし、努力して成果出すという行為はとても地道で時間も労力も掛かって、芽が出ない時期は精神的に苦しい状態が続くので、そんな苦労をせずに手軽に承認欲求を満たしたいという甘い気持ちが生まれてしまいます。

しかし、手軽な方法で自分を大きく見せて承認欲求を満たそうとすれば、上にも述べたように、真の意味で自分を高めることはできません。

承認欲求に振り回される人は、地味で退屈のように感じる自分を磨きの努力をコツコツ継続していくのを心がけるようにしましょう。

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承認欲求を自己研鑽のためにうまくコントロールしよう

承認欲求は誰もが抱く欲求ですが、振り回されて自分で自分を見失ってしまう原因にもなれば、それともしっかりコントロールして自分を高めるためのエネルギー源となることもあります。

インターネットやSNS、youtube、など自分の価値観や作品などを今まで以上に誰かに見てもらえるようになった昨今、承認欲求をうまくコントロールして自分磨きのために使える技術は身につけておいて損はないと感じています。

インターネットの世界に入り浸っていると、「いいね」などの反応で自分はどれだけ多くの人から認めてもらったかが数字ではっきり分かるようになったというメリットがある一方で、その数字に振り回されて言いたいことが言えなくなったり、数字ばかりを気にして一喜一憂してしまうというデメリットもあります。

現実の世界と違いインターネットの世界は、時間と場所を問わずいつでも承認欲求を満たそうとできてしまう誘惑があるだけに、その誘惑に飲み込まれないように自制できるように、メンタルを鍛える必要性を感じます。

承認欲求に関する書籍・本

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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