承認欲求を自分で満たすためにできること

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承認欲求はその性質上他人の存在が必要であり、他人からから褒められる、尊敬される、愛される…などの認められることで、満たされるものとされています。

しかし、承認欲求を詳しく見ていくと、自己承認と他者承認の二種類あり、自分で自分を褒めたり、認めたりすることでも、自身の承認欲求を満たすことも可能といえます。

普段から孤独だとか、周囲から浮いていて他人から認められる機会が乏しく他者からの承認欲求が満たされない人は、自分で自分を認める自己承認により、承認欲求が満たされない苦しさから自分を解放していくこともまた大事なことだと感じます。

自分で自分を受け入れる「自己承認」を目指す

繰り返しになりますが、承認欲求には

  • 自己承認:自分で自分を受け入れる事
  • 他者承認:他人から自分を認めてもらう事

の二種類あり、自己承認に限れば自分で自分の承認欲求を満たすことが可能といえます。

一般的に「承認欲求を満たす」と言えば、他人から自分のことを認めてもらい満足感を味わうことを指すものですが、相手が忙しくて自分に構ってくれる時間がなかったり、相手の価値基準が高くて「あなたは私が認める基準に届いていないから認められない」と突っぱねられることもあります。

また、他人が「はいはい、すごいですね。認めましたよ。」と、めんどくさがって素っ気ない態度で満たしてくれるフリだけしている場合も、同様に承認欲求は満たされず、悶々とした気持ちを抱えてしまいます。

そんな場面で「自分は認められなかった…」「自分は他人から必要とされていないんだ…」と過度に落ち込むのを防ぐためにも、自分で自分を受け入れていく自己承認が重要です。

自己承認ができるようになれば、たとえ他人が認めてくれなくとも、自分のためにやっている努力やトレーニングを淡々と続けられるようになり、結果として他者からも自然と受け入れてもらえるようになるでしょう。

また、承認欲求よりも更に高次元にあるとされる「自己実現欲求」を満たせるようにもなります。

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自己承認をするためのコツ

等身大の自分を受け入れる

わかりやすく言えば「ありのままの自分」を受け入れることです。

他人から評価されるような一面の自分も、他人には見せられない醜い部分がある自分も、全て自分らしさを構成するものだとして受け入れて、自分で自分を認めることです。

自分に対して過小評価して卑屈になるのでもなく、過大評価をして傲慢になるのでもなく、等身大の自分を受け入れることを目指します。

自分で自分のことを認めるのができない人ほど、自信がないために他人の評価や評判で代わりに自信を身に着けようとしたり、肥大化したプライドを築き上げて「私はすごいでしょ!もっと認めてよ…ねぇ!」と不安定なプライドを支えてくれる相手を求める行動として出てしまいがちです。

こうした承認欲求をこじらせた結果に出てしまう行動を防ぐ意味でも、身につけていて苦しさを感じない自己評価、プライドの高さ、自己イメージを身につけることが、等身大の自分を受け入れる…つまり、自分で自分を承認することなのです。

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他人との比較ではなく、過去の自分と比較して認める

「他人と比較して自分は…」と他人基準で自分を評価するのではなく、「昔の自分と比較して自分は…」と、自分を基準にして自分を評価していくようにしましょう。

例えば、筋トレやダイエットで、他人の体つきの変化よりも自分の体つきの変化を見て自分で自分を認めるように、あくまでも比較対象は過去の自分に絞って認めていくようにします。

容姿、学力、収入など他人と比べて劣っていると感じるコンプレックスを埋めるために、他人から承認を求める人ほど、まずは他人基準ではなく過去の自分基準でコンプレックスに感じているものがどう変化しているか、少しでも改善なり進歩なりがあって変化が見られるかに着目して、自分で自分を認めるようにしましょう。

「認められたい」欲を一度で満たそうとしない

自分で自分を認める時に、一度で全て受け入れようとせず、時間をかけてゆっくりと受け入れるように心がけます。

承認欲求は食欲のようなものです。食欲の場合、食欲に任せて一度に大量の食事を取れば、満腹にはなるものの、食べ過ぎで気持ち悪くなったり、お腹が張り裂けそうになる辛さがあります。苦しくならないためにはゆっくり食べる、腹八分目を意識することが大事です。

承認欲求もこれと同じで、一度で大量に「認められたい!」という気持ちを満たそうとすれば、満足感は得られる一方で、自分で自分を認める行為そのものに疲れを感じたり、「こんなに自分を認めてもいいのだろうか?」という疑念や不安を抱いてしまう可能性があります。(もしもこれが、他人から認められる場合であれば、自分の承認欲求を満たすために他人に無理強いして振り回す羽目になり「承認欲求が強くて、なんかこの人は苦手」と思われる原因になる。)

とくに、自己評価が低いために自分を過小評価していていない人は、自分で自分を強く認めること自体に慣れていないので、一気に満たそうとせず3週間程度の時間を目安をかけて、ゆっくりと自分を認めて行くことに慣らしていきましょう。

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自分に過度な期待や理想を抱かない

等身大の自分を受け入れることともつながりますが、自分に対する理想や期待が高い人ほど、今の自分を素直に受け入れることができず、自分で自分の承認欲求を満たしにくくなります。

高い理想を抱くことは、向上心の高さや今の自分に満足しないストイックな姿勢そのものであり、世間一般からすれば賞賛されるものではありますが、一方でいつまでも自分で自分を認めることができずに無力感や虚無感に苦しむ問題もあります。

そうならないためにも、自分で自分を追い込むような強い期待や理想像を手放して、等身大の自分を受け入れてみるように心がけましょう。

なお、過度な期待を抱かないことは「自分なんてダメだ」とか「自分は何をやってもどうせ無理だ」と、投げやりになって自分で自分を見放す事とは違います。

大事なのは、自分に対する期待は理想を適度なものに修正して、腹八分目でもいいので「自分はよく頑張っている」「自分は自分のままでいい」と、自分で自分を認めていくことです。

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参考書籍

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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