承認欲求の上手な満たし方について

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承認欲求とは誰かから認められたいと思う気持ちのことです。

具体例を出すと、

  • 尊敬している人から褒められたい。
  • 「すごいね」「頑張ってるね」と言われたい。
  • 周囲の人から尊敬されたい。
  • 自分のことを肯定して受け入れてほしい。
  • もっと自分に注目して欲しい。

という気持ちのことを指します。

しかし、承認欲求を満たすためには、まず自分以外の誰かに対してアピールをしなければいけず、またアピールをしても必ずしも相手が自分の期待通りの反応を返してくれるとは限りません。

また、自分の個人的な欲求を満たすために、相手の時間を頂戴するのはなんだか気が引ける、自分勝手でわがままな人だと思われることに抵抗を感じて、認められたいという欲求を抱えつつも、その欲求を満たされないことに悶々とし辛い思いをしていることもあります。

今回は、そんな承認欲求だれもが持つ欲求について、うまく満たすための方法とコツについてお話いたします。

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承認欲求を自分で満たすためにできること
承認欲求はその性質上他人の存在が必要であり、他人からから褒められる、尊敬される、愛される…などの認められることで、満たされるものとされていま

強い承認欲求は他人を巻き込み迷惑をかけることがある

承認欲求は誰もがもつ基本的な欲求であり、心理学者のマズローが提唱した欲求段階説にも登場する言葉です。

しかし、承認欲求は基本的に「誰かに受け入れられたい」という満たすためには自分以外の誰かの存在が必要な欲求であるために、簡単に満たすことができません。

承認欲求を満たすためには、

  • 自分の意見や主張を文章にしてSNSに投稿してフォロワーから反応をもらう。
  • 友達恋人に自分の話をして反応をもらう。
  • 仕事で頑張って上司先輩から褒めてもらう。

といった自分以外の誰かの存在が必要になってくるために、食欲や睡眠欲などとは比較すると、手軽に満たすことは難しくなります。

また、「承認欲求を早く満たしたい」という気持ちが強くなりすぎたせいで、自分の期待通りの反応を返してくれない人に八つ当たりをして相手を傷つけてしまったり、認めて欲しいがあまりに嘘を付いたり、デマを流してSNSが炎上してしまうこともあります。

逆に自分勝手な気持ちが相手に見透かされてしまったり、自分語りが多く自慢したいだけの人だと思われる事を恐れて、なかなか話せず満たされない気持ちに苦しまされることもあります。

自分一人で満たせない欲求のために、欲求の満たし方を間違えると自分だけ気持ちよくなった一方で、相手を不快にさせてしまうという自己満足につながりやすいのです。

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承認欲求の上手な満たし方とコツ

承認欲求を満たしたい人の中には、勝手に相手に期待して、その期待通りにならなかったことで「裏切られた」「自分のことを分かっていない」と感じて、逆に満たされない事に不満を感じることがあります。

しかし、その不満を抱えるよりも前に、自分の考え方を見直しておくことで、満たされない不満を抑えることができます。

では、どのように考え方を見直すのかについて具体的に説明していきます。

みんなから必ず認めてもらえるわけではない事を理解しておく

承認欲求を満たしたいがために、SNSで自分の意見や作品など投稿しても、必ず反応が返ってくるとは限りません。

これは、何もあなたに興味を持っている人が一人もいないというわけではなく、例えばあなたの投稿が他の人の投稿に埋もれてしまって見つからなかったり、反応を欲しい人が忙しくてチェックできていないという、自分の魅力や行動とは全く関係ないことが影響して反応が返ってこないというわけです。

また、人によってはあなたの投稿を見てもそこまで感動や感銘を受けなかったので、反応が返ってこないということもあります。

自分が色々考えてエネルギーを注いだ渾身のつぶやきや作品であっても、受け取る側がその努力を認めてくれるかどうかはまた別の話であり、必ず認めてくれるようなコメントが来ると思い混んでしまうと、コメントが返ってこなかったときにショックが強まってしまう原因になります。

SNSやネットで即座に満たされることに慣れないようにする

(いつ死語になるかわかりません)が「インスタ映え」という言葉にもあるように、承認欲求を満たす事とSNSを使うことには深い関係があります。

SNSはそれまでなら出会うことがなかった共通の趣味や興味を持つ人と、どこでもいつでも出会えるという特徴があり、写真を文章、イラスト、動画などをアップすると「いいね」や「RT(リツイート)」などの数字で、どれだけの多くの人が自分のことを見ているかをリアルタイムで即座に知ることができます。

SNSの反応はリアルと違ってとにかく早く、リアルタイムで数字が変動してくるために、承認欲求を今すぐにでも満たしたいという時には便利です。

しかし、その速度に慣れてしまうと、今度は「もっと早く、そしてたくさんの反応が欲しい」と精神的に余裕のない満たし方になってしまうことがあります。

また、SNSのように早く認めてもらうのが当然だと考えて生活していると、仕事や学校での認められる速度に不満やイライラを感じてしまい、一人で認められないことに空回りしてしまう原意にもなります。

SNSに慣れてしまうと、相手が自分を認めるまでには時間がかかるということを忘れてしまいがちです。

アルバイトの面接でその場で即採用、となることはあまりありませんよね。

アルバイトに応募してきた人が、ちゃんと仕事を任せても大丈夫か、しっかり働いてくれる人かを認めるために、履歴書や面接で人柄を見たり、試用期間で様子を見て、そして「この人なら仕事を任せられる」と判断が出るのにはそれ相応の時間がかかるものです。

SNSでの承認欲求を満たすことに慣れてしまうと、SNS以外の場でも自分はすぐに認められると勘違いしてしまい、その結果自分も相手も振り回さて疲れてしまうことになってしまいます。

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認めてくれる相手に精神的に依存しない

自分の承認欲求を認めてくれる人、つまり自分のことを受け入れてくれる人、認めてくれる人がいるのは心強く感謝の気持ちを強く感じるものです。

しかし、承認欲求を満たしたい人は、自分を認めてくれる人に対して精神的に依存してしまい、その人のために自分を犠牲にして行動してしまうことがあります。

例えば、恋愛なら自分のことを認めて愛してくれる人に対して、相手の気持ちに応えるために自分の気持ちを押し殺し、やりたいことを我慢をして、必死に尽くそうとするタイプがこれに当たります。

一人の人に尽くすと言うと聞こえはいいですが、自分の考えや行動を何もかも相手に委ねてしまうことは、自分でストレスを抱え込むだけでなく相手にも精神的な負担をかけてしまいます。

そのため関係は長続きせず、別れてしまったときに強いショックを受けて精神的に立ち直れなくなるリスクもあります。

また、精神的に依存してしまうと、自分が嫌だと感じることでも相手が喜ぶから感じて言いなりなってしまい、道化を演じたりモラハラの被害者となってしまうこともあります。

「認めてくれない=自分が否定された」わけではないと理解しておく

相手が自分のことを認めてくれなかったときに、「この人は私のことを否定した」と自分自身が否定されたと感じてしまうことがあります。

たしかに、自分のした行動に対して期待通りの反応が返ってこないとショックを感じるものですが、だからといって相手が自分の存在は明確に否定していると決め付けるのは軽率な考えといえます。

認めてくれなかったとはいえ、自分のことを全て否定しているのではなく、一部は認めていたり、認めるでもなく否定するでもないという何とも言えない感想を持っていることも冷静に考えれば想像できるものです。

今すぐ認めて欲しいという感じる人は、自分に取って都合がよくてわかりやすい反応ばかりを求めてしまう傾向があります。

自分の都合に合わない反応が返ってこないからといって、自分が全否定されたと早合点してしまうのは控えるようにしましょう。

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ある程度満たされたら自分を磨くことも忘れずに

承認欲求がある程度満たされて満足しても、自分が本当に人から認めてもらえるようになるために、勉強をしたり仕事を頑張るなどの努力をしないと、いつまでたっても自分を認めてくれる人の好意に甘えてしまうことになります。

例えば上手な絵や漫画を描いて承認欲求を満たしたくてたまらない初心者の場合、最初のうちは拙い作品でもそれなりに好意的なコメントが来るかもしれません。

しかし、そのコメントに甘えてしまい、自分の技術を磨くのを疎かにするのは、あまりよくありません。

コメントが欲しさのために基礎的な練習にはいつまでも手をつけず、ありのままの自分…もとい、基礎がなく、またその基礎を身につけるための地味な練習もせず「上手上手」と持て囃してくれる人ばかりに囲まれていては、満足してばかりでは上達は見込めません。

上達するためにはお手本を見て描く練習をしたり、デッサンといった地味で単調でめんどくさく、そして周囲からの反応も得られにくい練習を積んで基礎を固めていく必要があります。

基礎的な能力が身に付けば、自分の作品にも反映されて上達し、より自分の作品を魅力的に描くことができるものです。

承認欲求を満たしたい人の中には、面倒な努力をせずに手軽に満たされることばかりに注目、つまりコストパフォーマンスにばかり注目してし、本当に多くの人から認めてもらうために自分を磨くことが疎かになっている人をよく見かけます。(例:意識高い系など)

多くの人から認めてもらうには、ただ認めれくれる人にアピールをするのではなく、しっかりと認めてもらえるだけの実力や技術を、地道な努力を重ねることで習得していくことが肝心なのです。

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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