他人との距離の詰め方が下手な人の特徴について

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友達や恋人、仕事の人間関係で相手と親しくなるためには、お互いの心理的な距離を詰めることは欠かせませんが、中にはその距離の詰め方が下手な人もいるものです。

上手く表現しにくいのですが、どこか不気味で、恐ろしさを感じずにはいられない。相手が距離を詰めれば詰めるほど、思わずこちらは距離を置きたくなる衝動に駆られる…そんな、下手な距離の詰め方をしてくる人がいるものです。

距離を詰めることが良いこととされている影響か、一方的に距離を縮めることそのものや、相手の意見やペースを無視して猛アタックをしてくる人に対しては、問題視されることは少ない。むしろ肯定的に評価され、自分の距離の詰め方の下手さに気づけていないままの人も、ひょっとしたら多いのかもしれません。

今回はそんな、距離の詰め方が下手な人の特徴についてお話し致します。

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他人との距離の詰め方が下手な人の特徴

相手の話を聞かず、自分ばかり話したがる

距離の詰め方が下手な人に見られるのが、相手の話しを聞こうとしない、そして自分の話しばかりをしたがることです。

自分の話ばかりをして相手に対しては心を開いている一方で、会話の主導権を譲り相手に心を開かせる場面は与えない。

自分は相手に受け入れてもらったと感じて満足感を覚えるものの、相手からすれば一方的に話を聞かされた挙句、自分の話題を喋って理解をもらえる機会は与えられなかったので、違和感や不公平感が募るのです。

お互いの内溶け具合にギャップが生じている状態なので、上手に距離を詰めているとは言い難いのです。

親しくないのにプライベートな話を聞き出そうとする、あるいは話したがる

「相手と距離を詰めよう!」という意欲の強さが空回りしてか、対して親しくもないのにやたら自分のプライベートな話、初対面では言いづらい話を平気でしてくる。逆に、相手のプライベートな話を、躊躇なく聞き出そうとすることが特徴的です。

もちろん、仲良くなった相手に対して自分のプライベートに関わる話題や、ちょっと人には言いにくい過去の話をすることはあるものですが、それはあくまでも親しい間柄に進展した結果として自然に行われるものです。

「親しくなった→プライベートな話ができる」という手順を踏むところなのに、「プライベートな話ができる→親しくなった」と逆に捉えて話を進めようとしているために、違和感や不自然さを抱かずにはいられなくなるのです。

また、プライベートな話をすぐに持ち出す裏には、親しくなりたい相手のペースを尊重できない自分勝手さ、相手が自然と話してくれるのを待つことができない気の短さも影響していると考えられます。

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「自分はコミュニケーション能力がある」という妙な自信に満ち溢れている

距離を詰めるのが下手な割には、自分はコミュ力があって人間関係を築くのが得意だとか、社交的な人間であるだとか、事実とは異なる妙な自信に満ち溢れているのが特徴的です。

この妙な自信が、距離の取り方の下手さを招いているのですが、等の本人はそのことを自覚できていない。むしろ、「何で相手は自分のことを遠ざけるのだろうか…?」と、自分ではなく相手のコミュ力に問題があると捉えて、自分を客観的に見れていないこともあります。

こうした行動は、喋るタイプのコミュ障のように、表面的には問題なく会話をしているものの、その実態はどちらか一方が話し続けている(&聞き続けている)という一方通行なコミュニケーションをしているだけ…という悲しいオチがあります。

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ずっと目を見続けてくる、視線を逸らさない

相手の目を見て話すことはコミュニケーションの基本ではありますが、距離を詰めるのが下手な人は、ずっとこちらの目を見続けて話してくるために、不気味さや怖さを感じることがあります。

一般的に人間は3秒以上目を見られると、緊張感を覚えるとされていますが、そんなのお構いなく3秒を超えてずっと見続けてくる。紳士的且つ社交的な会話を試みようというよりは、まるで獲物を逃がさないようにじっと見られているかのような、張り付くような視線をしています。

そんな親しい関係でもないのに、まるでカップルが互いに見つめ合うときに感じる気恥ずかしさを抱かせるほどに、目を見続けて余計な緊張感を抱かせる。そしてそのことに気づいていないどころか、「こんなに見つめているのにのどうして目をそらすの?」という反応を見せます。

もちろん、怒りや不機嫌を訴える視線ではないのですが、一方的な好意で且つこちらのペースや心理を無視した視線であるため、居心地のよさは感じられない。むしろ、距離を置きたくなる気持ちに駆られるのです。

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「距離感を急激に近づけるorいきなり関係をリセットする」という両極端さが見られる

距離を詰めるのも極端、そして距離を取る時も極端という、両極端でバランスを欠いた距離の詰め方をするのが特徴的です。

一方的に距離をグングン詰めて来たかと思えば、距離が近づきすぎてお互いしんどさを抱えた瞬間に、いきなり人間関係を全てリセットするようにバッサリ距離を置く。場合によっては連絡が取れなくなる。(=人間関係リセット癖)

まるで、人間関係を「相手と同一化するまで距離を縮める」と「相手と一切関わらず拒絶する」という両極端な関係しかないものだという考え方を持っているように見える。両極端ではない、バランスの取れた人間関係を築くことを考えるにまでたどり着いていないとも見られます。

こうなる原因は、現代はSNSの発達により、誰が友達であるor友達でない、という関係性の変化の可視化され、人間関係は白黒はっきりと二分化されているものだと、無意識に考えてしまう癖が影響しているのかもしれません。

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「自分は距離を詰めるのが下手」という自覚がないために更に距離感がおかしくなるめんどくささ

上でも触れていますが、距離を詰めるのが下手な人は、「自分がまさか距離を詰めるのが下手なために、相手に余計なプレッシャーを与えている」という自覚が見られない。

自覚がないからこそ、ズケズケと一方的に距離を詰めてきたり、少しでも不快感を覚えたらバッサリ切り捨てるという両極端に陥ってしまうのだと考えられます。

その行動は非常に自分勝手であり、自己中心的であり、自己愛が強いナルシストな性格の人の言動に通ずるものがあります。(=自己愛性パーソナリティ障害)

仮に自己愛の強さが距離の詰め方の下手さの原因とした場合、自分に非があると認めることは、自己愛を否定して苦痛を味わうことと同じであり、あくまでも自分に非はないというスタンスを取ることで、自己愛が傷つくことから回避する。

また、うっすらと自分の距離感の詰め方のおかしさに気づくことがあっても、自分で自分を戒めることに慣れていない。また、戒めようものなら自分の肥大化した自己愛が崩れてしまう恐怖があるからこそ、自分の非を全て相手に擦り付けることで、自己愛が傷つくのを回避していると考えられます。

結果として、距離の詰め方の下手さは一向に改善されずに放置される。自己愛は肥大化し続けて、距離の詰め方の下手さに拍車が掛かってしまうのは想像に難くありません。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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