他人との距離の詰め方で注意すべきこと

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他人と仲良くなったり、打ち解けて楽しく話せるようになるためには、お互いの物理的・精神的な距離を詰めることが大事です。

しかし、距離の詰め方次第では、相手に対して余計なプレッシャーを与えてしまったり、まるで相手と自分との境界線がわからなくなり、べったりとくっついて依存する関係のように、続けるのが辛い人間関係に発展することもあります。

お互いに息苦しさやしんどさを抱えないためにも、距離の詰め方、間合いの取り方を知っておくに越したことはありません。

今回は、そんな他人との距離の詰め方でで注意すべきことについて、お話いたします。

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「自分が自分が」と自己主張ばかりするのはNG

相手と距離を詰めたい気持ちが強すぎて、つい「自分が自分が」と自分のことばかり話してしまうのは逆効果です。

もちろん、相手に「自分はどういう人間であるか」を話していく事は、距離を詰める上では効果的ではありますが、相手の話を聞かず一方的に話続けるばかりでは、相手は「ただ自分のことを話したいだけの人なんだな」と感じてしまい、関心を持ってもらえなくなります。

そうならないためにも、相手の話もしっかり聞く態度をとり、お互いがお互いのことを話せる関係の構築を目指しましょう。

打ち解けてないのにプライベートをするのは逆効果

普段は言いにくいプライベートの話もできる事は、それだけお互いの距離感が縮まっている証拠でもあります。しかし、お互いにあまり打ち解けいないのであれば、プライベートな話をしたり引き出したりすることは、逆効果になります。

例えば、初対面の人から「実は、過去にいじめられた経験があって…」といきなり重い話をされたら、なんとなく近寄りがたい雰囲気を感じて、距離感を置かれてしまうものです。

合コンでもなく、お互いにまだ親しくない間柄であるのに「どんな人が好きなの?」「過去に付き合っていた人はいるの?」「今付き合っている人は?」「休日に何をしているの?」とプライベートを詮索する人に色々聞かれると、その無神経さに嫌気がさして、距離を置きたくなるものです

このように、プライベートの話はお互いに打ち解けた間柄だからこそできるものであり、初対面の人や親しくない人から持ちかけられたら、余計な誤解を招いたり、下手をすれば自身の品性を疑われる事態につながりかねません。

相手に対して興味があったり、自分のことを話したいと言う気持ちが強くても、最初のうちはなるべく控えるようにし、プライベートの話をしても良い時期が来るのを待つことが大事です。

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TPOをわきまえる

例えば、あまり親しくない仕事仲間と打ち明ける場合、仕事中にまるで友達感覚のように接することが、必ずしも好ましいとは言えないことがあります。仕事中とはいえ、馴れ馴れしい態度のせいで、自分の社会人としての常識の無さや場の空気の読めなさを露呈し、信用を失うことになりかねません。

もちろん、お互いに友達感覚で話せる間柄だとしても、仕事中はあくまでも仕事仲間としての一定の距離感を保つことは、他の仕事仲間や上司、あるいは仕事に関わる取引先やお客様から誤解されないためにも大切です。

また、恋人として距離を近づけたい人が職場に入る場合も同様で、仕事中に恋人として近づこうとすれば、セクハラとみなされる可能性リスクがありますし、公私混同して行動する軽率さがにより、評価を落とす原因にもなります。そうならないためにも、TPOをわきまえることが欠かせません。

なお、TPOをわきまえられることは、自分自身の評価やイメージアップにもつながり。自分が仲良くなりたい人に対して「この人ならTPOをわきまえられるから、仕事仲間としても安心して打ち解けられる」と言う安心感を抱かせることにもつながります。

逆に、TPOがわきまえられないのであれば、「この人は公私混同して人間関係を持とうとするので、あまり関わらないほうがいい」と思われてしまう原因つながります。

自分と相手の立場の差にも気をつけておく

上司と部下のように立場の差がある場合、上司から部下に対して距離を詰められると、部下は「上司の申し出を断ると、職場での自分の居場所がなくなってしまう」と不安を感じることがあり、距離を詰められる不快感を感じても、口や態度で出せない出せなくなることがあります。

上司として近づいている方からすれば、「部下がが自分のことを受け入れてくれて、お互いの関係が進展している」と結論を下しがちですが、実は部下が上司である自分に対して気をつかって我慢している可能性もあります。

このように、距離を詰める相手が、自分にとってどういう関係にあるか、あるいはお互いの立場の差の有無があるかを把握し、自分が立場にものを言わせて、無理矢理距離を詰めようとしていないかについて気をつけておくことが大事です。

相手が嫌がっているのに無理に距離を縮めるのは逆効果

人によっては、急に距離を詰められることに対して、うまく言葉にできない不安や恐怖を感じる事があります。まるで、ストーカーに付きまとわれているかのように感じ、その不快感が表情や態度に出てしまうことがあります。

もしも、そういった態度が相手から見られた場合は、距離を詰めることをやめて、どの程度であればお互いに心地良い距離であるのかを確かめることも大切です。

当たり前のことですが、人間関係は恋愛シミュレーションゲームのように、どれだけ距離を近づけられるかを競うものではありません。

目の前にいる相手は、好感度や親密度を上げて攻略する対象ではなく、自分と同じ一人の人間であるという認識を持つことが欠かせません。仮に、相手を攻略対象のように見てしまえば、距離を近づけて攻略することばかりに集中するあまりに、相手の気持ちを無視してしまい、関係が破綻してしまうのも無理はありません。

相手が嫌がっていたり、不快感を示しているのであれば、距離の詰めすぎであるとしっかり受け止めて適度な距離間を探る。場合によっては、自分の行き過ぎた行動の非を認め、謝罪をすることも大事です。

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「距離が離れる=嫌われる」わけではないことを理解する

最後に、距離を詰めることばかりに集中しすぎると、少しでも互いの距離感が離れてしまうと「嫌われた」と結びつけてしまうことがよくあります。

距離を詰めたいと強く願っているからこそ、少しでも距離が離れることに対して過剰反応して「相手から拒絶されているのでは?」と短絡的な思考に陥りやすいものです。

「距離が離れる=嫌われる」と言う考え方が染み付くと、どんどん距離が詰められるばかりで、お互いに適度な距離感を探ることがが無視され、お互いに我慢の限界になるまで距離が詰まってしまい息苦しくなります。

お互いがお互いに長く心地よい関係を築けるためには、距離を詰めてばかりではなく、時には離れて距離を置いたり、適度な距離を取ることも大事と言う知識を頭に入れて、人間関係を構築してみるよう心がけましょう。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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