物理的な距離感だけでなく、精神的な距離感もおかしい女性は、男性に勘違いをさせてしまったり、女友達として付き合うにしても考え方の違いからギクシャクしてしまい付き合いづらい関係に陥りがちです。
極端に距離感が近づきすぎて、まるで自分に何もかも依存してきそうな気配を感じてしまったり、逆に極端に距離感が遠すぎることで、あまり親しみを感じられず心細い気持ちになる関係だと、次第に付き合うことにめんどくささを感じるのも無理はありません。
今回はそんな距離感のおかしい女性の特徴についてお話しいたします。
(なお、タイトルでは距離感のおかしい「女性」と書いていますが、こうした行動は女性に限らず男性でも見られることがあります)
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距離感のおかしい女性の特徴
他人のプライベートを詮索したがる
距離感のおかしい女性に見られるのが、やたら他人のプライベートを詮索したがることです。
例えば、交友関係や過去の恋人関係、家族関係、収入などの経済的な話、出身地や出身校…などの個人情報をズケズケと臆面もなく聞こうとします。また、相手がプライベートなネタを話すのを嫌がっているのを分かっていても、それを無視して何度もしつこく聞き出そうとすることが目立ちます。
ここまで他人のプライベートを知りたがる裏には「相手のことを何でも知る事で自分の方が優位に立てるに違いない」心理があると考えられます。
プライベートを知る事は、言い換えれば人の弱みを握る事と同じです。相手の弱みを握ることができれば、自分の方が相手より優位な状況にいる実感を得られます。
また、もしも関係が悪化してしまったときに、自分が今まで知りえた噂を嘘や誇張を含めて流せば、相手を社会的に追い込むことも可能です。
プライベートな話を聞いて話題を見つけようとしている、相手との距離感を近づけようとしているように見えるかもしれませんが、実は相手のことを尊重しておらず「自分が支配できるか否か」と言う支配関係に基づいて人間関係を捉えているため、距離感のおかしさが目立つのだといえます。
初対面で自分のプライベートをやたら話したがる
他人のプライベートを聞くばかりではなく、逆に自分の方からプライベートな話をしたがる事もよく見られます。
そして話す内容も、自分の誕生日とか家族構成など普段の会話でも気兼ねなくできるものは異なり、
- 過去のいじめの経験
- 自分の不遇な家庭環境
- 失恋経験とか恋愛に関する自虐ネタ
- 人に騙されたことがあるなどの失敗談
- 精神を病んでいたこと(いわゆるメンヘラだった)を暴露する
など、重苦しくて親しい間柄でなければ話しづらい話題を、初対面の人に遠慮なくしてしまう事が目立ちます。加えて、お互いにしっかり打ち解けているとは言えないのに、ひたすら「自分が自分が」と自己中心的な姿勢で、重苦しい話をしてしまうのも特徴的です。
なお人によっては、初対面で言いにくい話題を話していることから「この人は私に興味や好意を持っているのではないのか?」と感じることもあるかもしれません。
しかし、あくまでも自分本位で話したいからこそ話しているだけであり、それを興味や好意と結びつけてしまうと、その後のお互いの関係で余計な勘違いが生じる原因になります。
会話のテンションを合わせようとしない
距離感のおかしさは会話のテンションにも現れます。
距離感がおかしい人は、静かなトーンで話す会話であっても、何かとはっちゃけてテンションを上げた話し方をしてしまう…と言うように、その場にふさわしくないテンションで会話をしてしまう癖があります。
ただテンションが合わないだけにとどまらず、自分のテンションこそ当たり前であり、自分のテンションに合わせない人たちの方がおかしい」と、他人にテンションを合わせるように求めてくることもあります。
他人をモノのように扱う事に違和感を感じていない
距離感がおかしい人は、他人を尊重する事が苦手、あるいは端から他人に対する尊重の姿勢を持たず、他人をモノのように扱うことに、違和感すら持ってない言動をとることがあります。
なぜ、他人を物のように扱ってしまうのかと言うと、自己愛(ナルシシズム)が強いために「他人は自分のことを聞いて当たり前」「自分は優秀だから、周囲の人を雑に扱っても問題ない」という考えに陥っているのだと考えられます。
また、強い自己愛の他にも、他人をモノのように扱う家庭環境で育てしまった結果として、人をモノの扱いする行為そのものに違和感すら持てない状態にあるのだとも考えられます。
やたら同意や賛同を求めてくる
「あなたもそう思うよね?」と言う具合に、普段の会話の中でやたらと同意や賛同を求めてくることが目立ちます。
同意を過度に求めてくる理由としては「自分=他人」という考えがあり、自分と他人の価値観や考え方が常に同じものであるという信念を持っているからこそ、些細な事でも他人が自分と違った考えを持つ事に対して、漠然とした不安を生んでしまう。そして、その不安を解消するために同意を求めてきて「自分=他人」という考えが正しいものだと、しきりに確認しようとするのです。
他人との適切な距離感を持てていれば、他人が自分の意見や考えに同意を示していなくても、それに対して強い不安を感じることなく「そういう考え方もあるよね」と相手の考えを受け入れ尊重することができます。
しかし、上でも触れているように、距離感のおかしい女性は他人を尊重できないことが影響して、自分以外の価値観や考えを他人が持っている事実を認めることが難しい。
そして、中には「イエスと言いなさい!」「なんで同意しないの?」と迫るような形で強引に同意や賛同を求めて、他人を自分に無理やり合わせようとしたがる事も目立ちます。
妙に他人を心配してしまう
距離感のおかしい女性は、やたらと他人の心配をしてきて、アドバイスをしたがる傾向があります。
いわゆる「小さな親切余計なお世話」をしてしまう、お節介を焼きたがる女性が良い例でしょう。
やたら心配をしてしまう理由は、適度に「自分は自分、他人は他人」と割り切って、他人との適度な距離感を取ることができていない。だから他人に起きた出来事を全て自分事であるかのように感じてしまい、やたら他人の心配をしてしまうのです。
こうした心配性な一面は、一般的に女性らしさとして認知されるていることも影響してか、心配性がエスカレートしてしまい、他人事なのにやたら心配して他人に居心地の悪さを与えてしまうことが目立ちます。
もちろん、他人の心配をする優しさや思いやりの強さそのものを否定するものではありません。しかし、一方的な優しさばかり押し付けられると、たとえ「心配しているよ」と言葉や気持ちであっても、それを受け取る人が重荷に感じたり、優しさそのものが重く感じてしまう事は、人と適度な距離感を保てるためには知っておいて損はありません。
キャラを演じる事に夢中になりすぎている
いじられキャラや天然キャラのように、何かしらのキャラ(一時的な人格や役割)を演じることに夢中になりすぎている。
その結果、目の前にいる人に対して自分の内面を見せようとせずキャラを演じている自分ばかりを見せてしまう。あるいはキャラに頼りすぎて相手のプライベートな部分に踏み込んでしまう癖が、距離感のおかしい女性には目立ちます。
また、キャラは「演じている」ものであり、演じているからこそ嘘くささやわざとらしさが生まれてしまう。「親しく近寄ってきているはずなのに、どこか近寄りがたい」という矛盾した雰囲気を生み出すことで、距離感のおかしさを感じることがあります。
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