アンチは何に嫉妬をしているのか アンチコメの裏にある心理・背景について

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ネット上で有名人やクリエイターにしつこく絡んでちょっとストーカーのように嫌がらせを行う人のことをアンチと呼びます。

芸能人のSNSやブログのコメント欄に粘着してネガティブなコメントをしつこく書き込み続ける原動力は嫉妬心と考えることができます。

実際に、ネット上では「アンチコメは嫉妬心から来るものである」という考えで納得している人が多く、また攻撃する理由が嫉妬だとわかれば、仮にアンチ活動が収まらなくても攻撃してくるのかと言う理由がわかったことで精神的な余裕を持ち安心感を得ることができます。

今回は、アンチコメの裏にある嫉妬心について深掘りしてお話ししたいと思います。

アンチの嫉妬心の正体

自分より優秀な人を認めたくないという心理

アンチから嫉妬される人と言うのは、

  • 芸術やスポーツなどで他人を魅了する才能がある。
  • 他人から尊敬されるような立場や経歴をもっている。
  • 美人やイケメンなどのわかりやすい身体的な魅力がある。

など、多くの人より優れている個性や特徴を持っているものです。

しかし、優れている事はいつも尊敬の眼差しや賞賛の言葉ばかりではなく、嫉妬や罵詈雑言などのアンチコメの標的にもなります。

この時にアンチコメをしている人は、順風満帆な相手を認めてしまえば、自分が格下であると認めざるを得ないので、必死にネガティブなコメントをして自分の方が立場が上である、あるいは相手も自分も同じ立場であると思い込もうとするのです。

実際に、自分より優れている人を受け入れると「自分はなんて未熟なんだ」「まだまだ自分は劣っている」と言うような悔しい気持ちや劣等感を抱くものです。

もちろん、悔しさをバネにして自分を磨いたり地道な努力を積み重ねることで、受け入れたくない未熟な自分を克服することができるのですが、そのことは決して簡単ではなく長い時間と労力、そして精神的な苦痛を伴います。

そんな苦痛から手っ取り早く得る方法としてあるのが、嫉妬心を抱く人に対してネガコメを行うことです。

これにより、自分の悔しさや劣等感から目をそらしつつ、自分が感じているモヤモヤとした気持ちを一秒でも早く晴らそうとするのです。

自分の嫌いなものが持て囃されてる事実を否定したい心理

アンチの人が出てくるのは、

  • アイドルや芸能人
  • 漫画家、イラストレーター、音楽家などのクリエイティブ職
  • プロ野球などのスポーツ選手、団体
  • SNS上の有名人やYouTubeなどのネット上の有名人

など、ある程度知名度があって且つファンを抱える人及び団体です。

ファンがつくと言う事はすなわち、その人や集団を応援したいとか、活動が好きであると言うような好意的な考えを持つ人が多数存在していると言う事と言えるでしょう。

しかしアンチの人にとっては、自分の嫌いな人や集団がもてはやされていたり、その人たちのためにトラックの時間やお金を消費しているという事実はあまり快く感じないものです。

実際に、自分の嫌いなものや因縁の相手に多くのファンがついており応援されている姿を見ると、そんな人を嫌っている自分の方が少数派に見えて不安を感じたり、多くの人が応援している人を好きになれない自分に対して自己嫌悪を抱いてしまうことがあるものです。

そうして抱えたストレスを発散するためにも、アンチコメを執拗に書き込み続けるのです。

なお見方を変えれば、ただ空気に流され熱狂的に盛り上がっているファンとは異なり、アンチの方が冷静に現実を見ることができると言えることもあります。

ただし、そこで見た現実が必ずしも自分が望んでいた現実とは限りませんし、受け入れたく現実を見てしまったときに強い葛藤を抱けば、アンチコメに走ってしまうことがあります。

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自分の期待を裏切った事による逆恨み、粘着

ファンからアンチに豹変する人によくあるのが、自分が応援している人が期待を裏切ったと言う経験による、恨みや妬みから来る嫉妬です。

特に芸能人のような応援する人に夢や希望を抱かせる立場の人ともなれば、過剰なファンサービスを行うことでファンに淡い期待や自分勝手な期待よ抱かせてしまうことが多いものです。

もちろん期待に応え続ける事は難しいものであり、お金が絡むことや大人の事情などで残念ながら期待に答えられなかった結果としてファンを失望させてしまうことで、アンチを生んでしまうこともあるものです。

ファンからすれば、残念な結果になってしまった事は、言い換えればそれだけ自分が費やしてきた時間や労力を無駄に消費してしまったと感じて強いショックを受けます。

そのショックを上手に自分の中で処理できなかった人が粘着質なアンチとなり、自分が失ってきた時間と労力を取り戻すかのごとくアンチ活動に邁進してしまうのです。

自分の居場所・ファンが失われる事への恐怖・不安

アンチになるのは、誰かを応援したりサポートする側の人間ばかりではありません。

ファンを集める仕事や趣味を行っている人同士に多いのが、自分の居場所や自分が抱えているファンを奪われてしまうことへの恐怖や不安から嫉妬に狂ってしまう人がいるものです。

同業者ともなれば、自分が人気になるためには動揺することをすればいいのかと言う情報に敏感になりますし、敏感であるがゆえに自分の立場を脅かすような優秀な人や期待の新人に対して強い恐怖を覚えるものです。

また、youtubeやSNSなどの人気の移り変わりが激しくファンの数がチャンネル登録者数やフォロワーの数などで可視化されてしまうコミュニティはアンチが生まれやすくなります。

同業者同士で反抗心を持ってお互いに意識しあったり、逆に積極的にコラボをすることで抜けがけを阻止し足並みをそろえるように同調圧力をかけることもあります。

もちろん、居場所が失われて感じるのは応援する側でも見られます。

例えば、プロ野球におけるライバル宮男の存在や他の人気のスポーツの台頭などで、同じくファンだと思っていた人がどこかへ別のところに移ってしまうことへの不安から、他のスポーツや団体を叩くアンチになってしまう例もあります。

興味・関心があることの裏返しとして嫉妬する

ネット上では「ファンとアンチは表裏一体」という言葉があります。

マザーテレサの名言「愛情の反対は憎しみではなく無関心」にもあるように、ファンもアンチもどちらも興味や関心を持っていると言う点では、根底は似た存在であるといえます。

しかし、アンチは素直に自分の気持ちや好きだと言う感情表現することに、精神的な抵抗覚えていたり、普段から理屈っぽく素直に気持ちを表現すると自分のイメージが崩れてしまうことへの不安から、素直になれずアンチコメと言う恋に出てしまうのです。

なお、このことは防衛機制の反動形成の一例と考えることもできます。

反動形成は、自分が抱えている欲求とは真逆の音をとることで、自分が抱えている不安やストレス逃れようとする心理からくる自我防衛機制のひとつです。

好きな相手に対してで嫌われるような態度をとってしまう(ツンデレなど)も反動形成のわかりやすい例としてよく挙げられています。

素直になれない心理についてはこちらもおすすめ

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自分に都合の悪い人を支配したいという気持ち

アンチにとって自分の立場を脅かすような有名人や実力を持っている人を野放しにしておくのは脅威以外の何者でもありません。

できれば、自分のコントロール下に置いて行動支配して、自分の立場が脅かされないようにしておきたいものです。

その目的を叶えるための手段が、アンチコメによる陰湿な攻撃です。

誹謗中傷の言葉を書き込んだり、嘘やデマを含む情報流すなどして、ターゲットのやる気をそいでおり評判を落とすことが成功すれば、アンチの人にとっては脅威が排除されたと感じて自分の立場をより強固なものにすることができるのです。

特に、ターゲットと身近な人や同業者の人ほど距離感の近さゆえに「自分の立場が奪われてしまう」と言う恐怖を強く感じて、アンチになってしまうことがあります。

なお、ネガティブなコメントを残すばかりではなく、

とういう方法でターゲットを堕落に追い込むアンチもいます。

自分に対する自信のなさ、劣等感の表れ

アンチの人は自分に対して自信がなかったり、劣等感を強く持っていることが影響して、自分よりも優れている人に対して強い不安を抱くものです。

えてして、他人から賞賛を浴びる人は自信満々で、行動力溢れてカリスマ性も兼ね備えているなどの特徴があります。

しかし、それらの特徴は自信がない人の劣等感を刺激するため、アンチの人はより脅威に感じるのです。

なお、劣等感が嫉妬を強くしてしまう心理は「劣等感の強い人が嫉妬深くなる理由について」でも説明していますので、上があれば参考にしていただけると幸いです。

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アンチが抱く嫉妬心はアンチじゃない人も他人事ではない

ネット上では、アンチになる人は暇人で嫉妬深い人wと言って、自分はそんなアンチみたいに醜く嫉妬深い人間ではないよとアピールした人がいるように感じます。

アンチと言うわかりやすい悪人を叩くことで「自分はアンチとは違うまともな人ですよ」と周囲にアピールすることもできますし、アピールがきっかけとなりアンチに苦しんでいる人とのつながりが生まれることもあります。

しかし、嫉妬心は人間なら誰もが抱く感情の1つであり、アンチに限らず、ファンの人やアンチでもファンでもない人も抱く自然な感情の1つです。

日ごろからアンチに対して正義を振るまうキャラが染み付いてしまうと、いざ自分が誰かに対して嫉妬を覚える立場になった時に強い葛藤を覚え、さんざん憎んでいたアンチに堕ちてしまうことがあるものです。

そういう意味でも「ファンとアンチは表裏一体」という言葉は言い得て妙だと感じます。

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