「最近みんなから避けられている気がする」「誰も自分の話を真剣に聞いてくれない」と感じることありませんか?
「以前は楽しく話していたのにどうして?」と態度の変化に戸惑ってしまうこともあるはず。
しかも、同僚から「君って目立ちたがり屋だよね」なんて言われれば心外な気分になり、「どこが?」と思ってしまいますよね。
「目立ちたがり屋」はお世辞にもいい呼び方とは言えません。
「どうして自分にそんな言葉が向けられたのか?もしかして嫌われている?」と心配な方のために…
当記事では、目立ちたがり屋の特徴と、目立ちたがり屋にありがちな思考を長所に換え、仕事で活かすポイントを紹介します。
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目次
「目立ちたがり屋」ってどんな人のこと?
「目立ちたがり屋」とよく言われるけど、どう考えても褒め言葉には思えなくて気にしている人もいると思います。
まずは「目立ちたがり屋」の心理や特徴を紹介しますので、自分が当てはまるか確認してみましょう。
人の気を引きたいかまってちゃん
「目立ちたがり屋」の大きな特徴は、「かまってちゃん」であることです。どこにでも必ず一人ぐらいは、人の気を引きたいかまってちゃんがいますよね。
「自分はそうじゃない」あなたはそう思っているかもしれません。でも、もしかしたら次のような行動に心当たりはないでしょうか?
- 注目されたくて人とは違う行動をしがち
- ついわがままをいってしまう
- わざと遅刻することがある
上記の様な言動とまではいかなくても、あなたも人にかまってもらえず不機嫌が顔に出てしまうことはありませんか?
かまってちゃんはいつも自分を中心に考えているために、他の人との会話でも自分のことばかり話しています。別の話題で盛り上がっていても自分の話に誘導したがるでしょう。
また、いつも人の中心にいないと気が済まず、他の人が中心にいるのが耐えられません。疎外されていると感じてしまいます。
大抵は周囲を困らせることが多いので、陰では「かまってちゃん」という揶揄する名称で呼ばれてしまうのです。
しかし、かまってちゃんの本当の姿は、寂しがり屋です。誰かと一緒にいないと不安でたまりません。人に注目されることで安心し、自分の存在を確認しているのです。
ただ、人にかまって欲しいとわがままばかり言っていては、周囲から孤立するばかり。
本来、寂しがり屋の人は「人に対する思いやり」が人一倍あります。
今は「自分だけ」に向けている関心を「他人」に向けてみませんか?他人を思いやる事ができればあなたはずっと生きやすくなるはず。
満たされたいという気持ちを少し切り替えることで、あなたの周りに自然と人が集まってくるはずです。
自信満々に見える
目立ちたがり屋の人は、自信満々に振る舞います。しかし、本心では自信がないため、自信満々な様子を見せることで誤魔化そうとしているのです。
人に認めてもらいたいという思いが強いのも、目立ちたがり屋の特徴です。自分で自分を認めることができないので、人から認めてもらいたいのです。
しかし、自信があるように振る舞えるのはひとつの才能で、強みにもなります。
「見せかけの自信」を実体の伴うものにするために努力することで、わざと振る舞おうとしなくても、自然と内側から自信がみなぎってくるでしょう。
人の評価を気にする
目立ちたがり屋は自信がないために、人の評価を過度に気にします。評価されないことを恐れ、嫌われていないかといつも気にしています。
自分に良くない感情を持っている人に対する反感も強く、排除したくてたまりません。
しかし評価されたいという気持ちは、強いエネルギーに変えることができます。
評価されたい、認めてもらいたいという気持ちをモチベーションにして実績を積む、自分磨きをするなどに集中すれば、周りから自然に評価されることになるでしょう。
「うざい」と思われず目立ちたがり屋の長所を仕事で活かす4つのコツ
目立ちたがり屋の人の特徴を見ると、長所に繋がる部分が多く見られました。
しかし目立ちたがり屋は自己中心的なところばかりが表に出てしまうので、周りからは「うざい」と思われがち。
扱いづらい人と思われ、距離を置かれる傾向があります。
「うざい」と思われず、仕事で目立ちたがり屋の長所を活かすためにはいくつかの方法があります。ポイントは次の4つです。
- 信頼を得るようにする
- 目立つ方向性を変える
- 人を喜ばせることを考える
- 自分に自信が持てることを見つける
順に紹介しましょう。
信頼を得るようにする
自分が目立つことばかりを気にしていると、チームワークを乱したり、独りよがりになって会社の利益を無視する結果になります。
周囲からは「ただの目立ちたがり屋」だと疎まれてしまうでしょう。注目を集める近道は、信頼を得ることです。
仕事で実績を積み、上司や同僚から一目置かれるようにすることで、自然と周りから信頼されるようになります。仕事ができる人と注目され、結果目立てるようになるでしょう。
目立つ方向性を変える
目立つ方向性を変えることで、目立ちたがり屋の長所を活かすことができます。
会議などで進行を引き受ける、積極的にプランを出すなどしていくことで、社内で一目置かれ、目立つ存在になれるはずです。
また、場を盛り立てる、ムードメーカーになる、会社の行事の進行役を率先して引き受けるなどで好感を持たれ、周りから頼りにされる存在になります。
「目立ちたがり屋」ではなく、社内で一番輝いている人と思われるに違いありません。
人を喜ばせることを考える
自分のためでなく、人を喜ばせるために目立つことを考えてみましょう。
人が知らない情報を提供して注目を浴びる、ユーモアのある会話力を身につけて楽しませるなど、方法はたくさんあります。
目立ちたいという思いをエネルギーにすれば、人を喜ばせるためのいろいろなアイデアが生まれてくるでしょう。
自分に自信が持てることを見つける
「人に認められたい」と思うのは、自分に自信がないからと自覚しましょう。
注目を集めることばかりを考えず、自信が持てることを見つけてみてください。
例えば、仕事でミスをしない、人より仕事を早くこなせるということでもかまいません。
ひとつでも自信が持てることを作ることで、自然に注目されるようになるでしょう。
「目立ちたがり屋」を強みにできる仕事3つ
目立ちたがり屋の長所を活かすポイントを実践することで、今の職場でも目立つ存在になることができます。
しかし、もっと多くの人に注目されたいと思う人には、目立ちたがり屋を強みにできる仕事もあります。
芸術に関わる仕事
漫画家やイラストレーター、音楽家など、芸術に関わる仕事で有名になることで目立つことができます。
仕事にするためには芸術系の大学や専門学校で基礎を学び、スキルアップすることが必要になります。
コンテストや作品展に応募するなど、地道な下積みも欠かせません。
芸術のセンスがあり、仕事にして食べていけるだけの自信がある人は目指してみるのもいいでしょう。
芸能関係の仕事
俳優、舞台役者、テレビタレント、芸人などになり、人気者になる道もあります。
才能が要求される分野ですが、人一倍目立ちたいという気持ちがある人は、目指してみるのもいいでしょう。
芸能関係の仕事に就くには、いくつかの方法があります。
- 芸能事務所のオーデションを受ける
- 養成所(芸能スクール)に入る
- 劇団に入る
オーデション情報は雑誌やSNSなどに掲載されるので、こまめにチェックしてみてください。
養成所(芸能スクール)は費用がかかるものの、演技や発声練習など芸能人になる基礎が学べ、劇団や芸能事務所に入るチャンスもあります。
劇団に入るにはオーデションを受けるのが一般的ですが、入団すると演技の指導を受けることができます。
大手劇団以外はお給料が出ることはなく、多くの人が劇団員とバイトを両立させています。
ネット動画で活躍する仕事
Youtubeでさまざまな動画をアップしたりゲーム実況をしたりして、広告収入を得る仕事もあります。
youtubeの「パートナープログラム」に参加して動画を投稿することで視聴数に応じた「広告費」が得られ、目立ちたい人にはうってつけの仕事と言えるでしょう。
純粋に動画視聴者の数だけで稼ぐことになりますが、人気が出れば桁違いの稼ぎにもなります。
紹介した他の仕事と同様に特殊な才能が必要で、目立ちたいと思うだけでなく相応の努力も必要になります。
ユーチューバーと呼ばれる人はたくさんいますが、実際に高額の収入を得ている人は一握りです。
目立てる仕事のデメリット
目立てる仕事は目立ちたがり屋にとって理想的ではあるものの、デメリットも少なくありません。
- 目立てる立場になるまでには時間がかかる
- 流行に左右される
- 収入が不安定
- 注目される反面、批判も浴びる
目立てる立場になるまでには時間がかかる
紹介した目立てる仕事はどれも特殊です。注目を浴びて十分収入を得ることができている人は、全体から見ればほんのわずかでしょう。
目立ちたいという気持ちだけでなく、特別な才能が必要になります。また、目立つ存在になるまでには、多くの努力と時間を要するでしょう。
流行に左右される
人気稼業は流行に左右されやすいものです。
次々と出てくる新人に埋もれないよう、常に気を張り続けるのは非常に大変でしょう。
流行に乗ることを重視するあまり、振り回されて自分を見失う可能性もあります。
収入が不安定
目立てる仕事の多くは会社に雇用されず、収入が安定していません。
自分の能力だけでなく「人気」や「運」も頼りになるため、注目されているときは大きな収入があっても、人気が落ちれば収入が途絶えてしまいます。
注目される反面、批判も浴びる
芸能人を見ているとわかるように、人気が出て露出度が高くなるほど、妬みやアンチ勢力も増えてきます。
根も葉もない噂を流されたり、的外れな批判を浴びるなど足を引っ張る人もいるでしょう。
人気稼業にはつきものなので仕方ないとも言えますが、大きなストレスになるには違いありません。
「目立ちたがり屋」のプラス面を活かした仕事を探そう!
目立ちたがり屋の長所を活かすことで、どんな仕事であってもその中で目立つ存在になることはできます。
ですが、「もっと注目される仕事に挑戦したい」「もっと活躍の場を広げたい」と自分の可能性を広げたいと感じているなら転職してステップアップを考えてみましょう。