自分に甘く他人に厳しい上司への対処法

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自分に厳しく他人に甘い心理、心理学では行為者・観察者バイアスなどの言葉で説明され、人間なら誰でも持つものだと考えられています。

もちろん、友達や恋人など、対等な関係であれば指摘しやすいですが、上司や先輩などの目上の人の場合は指摘がしづらく、理不尽に苦しめられることが多いものです。

しかし、こうした行動を放置することは、上司に都合よく利用されて、自分だけが損をする自体になりかねませんし、組織の風土・雰囲気の悪化を招くおそれがあるために、対処をすることが大事です。

今回は、そんな他人に厳しく自分に甘い、どうしようもない上司への対策について、お話いたします。

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部下、同僚を味方に付ける

他人に厳しく自分に甘い上司は、およそ褒められるべきものではなく、言葉や態度にしていなくとも潜在的に不満を持っている部下・同僚は少なくないものです。

ですので、同じような不満や愚痴を持っている人を見つけて、彼らを味方にして集団で上司に立ち向かうのが対処法となります。

もちろん、実際に不満や改善を訴えるまで行動を起こさず「自分と同じような悩みを持っている人が身近にいる」という実感を得られるだけでも、面倒な上司がいる環境に対して、精神的な余裕を持って気楽に構えることができます。

また、実際に仲間がいれば、後述するように上司の上司に対して集団で訴えやすくるというメリットもあります。

なお、集団になると強く感じるのは、集団心理のメリットによるものです。

集団心理といえば、思想の先鋭化・羞恥心の欠如・大胆な行動に出てしまう…など、基本的には負の側面があることで語られやすい心理学用語です。しかし、一人で立ち向かうのが困難なことに立ち向かう場面ではメリットとして働く側面もあります。

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上司の上司に注意をするように伝えてみる

上司の怠慢については、上司の上司に相談をし、忠告するように頼むのも方法の一つです。

他人に厳しく自分に甘い上司は、自分にとっては頭の上がらない人から自分がどう見られているかを過度に気にすることがあります。

頭の上がらない人対して、自分の評価を下げる悪材料を知られて信用を失と同時に、失ってしまった信用を取り戻すべく心を入れ替えざるを得ない状況を作り出すのです。

また、一度で収まらなければ、定期的に何度も伝えていき、しつこく改善の要求を迫ることも大事です。忠告されても、何度も改善されていないことが上司の上司が認識できるメリットもあります。

…ただし、上司の上司に当たる人がも自分に甘く他人に厳しい行動を平気で行っていたり、組織全体が理不尽や不正に対して鈍感で、そもそも問題視する姿勢すら見られないほどに腐敗している場合は、長く勤めてもあまり得るものが無いと諦めて転職を視野に入れるのも方法の一つです。

(悪しき)体育会系の運動部のように、場合によっては理不尽そのものを「嫌なこと我慢できることこそ評価に値する」と価値のあるものとして、組織全体で捉えていることもないとは言い切れないので、雰囲気が合わなければ距離を置くのも大事です。

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褒めない、おだてない

上司だからと言って、変に褒めたり、おだてたりせず、あくまでも最低限の付き合いにとどめておくことです。もちろん、怒ったり不満を訴えず、あくまでも最低限の付き合いにしておきます。

そして、できれば上司以外でしっかり頑張っている人がいれば、その上司の前でしっかり褒めて評価する光景を見せつけることです。

こうすることで、実際に上司に楯突いたり、不満を訴えるなど直接的な手段を取らなくとも「褒められるようなことをしていない結果として褒められていない」という状況を上司につきつけ、間接的に上司に改善をするように訴える事ができます。

直接文句を言わなくとも「他の人は褒められて評価されているのに、どうして(上司)は褒められることがないんでしょうかね?」と、表の意味としては褒められていない状況を不思議に思う素振りをしつつも、裏の意味では褒められるべきではない自身の行動を反省するように訴えかけるのです。勘がいい上司なら、自分だけ褒められていない状況について心当たりを感じて、反省せざるをえなくなります。

なお、これは「アメ(報酬)とムチ(罰)」の応用である「アメと無視」を利用した対処法です。

罰を与える(怒る、不満を訴える)労力が不要で、且つ罰を与えることが「部下に構ってもらった(=報酬)」と感じて、増長する上司に効果的な対処法といえます。

異動・転職も視野に入れる

他人に厳しく自分に甘い上司のもとから物理的にも距離を置くべく、異動を願い出るのも方法の一つです。

ただし、「自分に甘く他人に厳しい上司が嫌だから」と正直にいうのではなく、なるべく「別の仕事を覚えてみたい」「自分が身につけたスキルが活かせるから異動をしたい」と、表の意味を用意して、異動を願い出てみるように心がけましょう。

また、上でも触れましたが組織全体が理不尽を許容する雰囲気がある場合は、潔く仕事を辞めて転職するのも方法の一つです。

ただし、転職活動中も「理不尽な上司が~」と、素直に打ち明けることは控えて、別の理由を用意しておくことが肝心です。

人によっては「理不尽な上司のせいで辞めた」ということが「この人は嫌なことがあればすぐ意やめてしまう危なっかしい人」だと思われてしまうことがあるので、表の理由を用意したり、仕事に使えるスキルを身につけておき、それをアピールするようにしましょう。

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反面教師にする

散々嫌な目にあってきたからこそ、同じことを自分の同僚や部下に対して行わないように反面教師にすることが肝心です。

もしも、自分も他人に厳しく自分に甘い行動に出てしまえば、それこそ組織全体で理不尽を許す空気や風土を作り出す原因になりかねません。

自分が不快だと感じているからこそ「こんな理不尽なことは自分の代で終わらして、これ以上は引き継がせない」と意識すること。

まだ見ぬ部下が、上司の理不尽を見て「この職場では理不尽が横行しているし、それに従うのが当然」だと学習して、理不尽が連綿と受け継がれないためにも、反面教師にしていくことが大事です。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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