HSPのせいで「仕事がつらい」と感じた時の対処法

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敏感で繊細な気質のためにHSPの人は、仕事においてもその敏感さゆえに、辛さや悩みを抱えがちです。

一例としては

  • 細部のにこだわりすぎて仕事の進行が遅れてしまう。
  • 自分のせいで「他の人に迷惑をかけているのではないか」という気持ちになり苦しくなる。
  • 他人の怒りや不満などの気持ちに敏感で、ピリピリとした空気に過度に疲れを覚えてしまう。
  • 関わる人全員に対して自分を抑圧して過度に気を遣いすぎて苦しくなってしまう。
  • 怒られることや恥ずかしい思いをすることが苦手で、指示待ちの姿勢が身についてしまう。(そして指示待ちな姿勢を怒られて、どうしていいのかわからなくなることも…)

などの辛さを、仕事において抱えがちです。

今回はこうした辛さを感じた時の対処法についてお話しいたします。

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HSPが仕事がつらいと感じた時の対処法

一人で落ち着ける場所、空間で休憩する

仕事の辛さを感じたときは、職場内外の一人だけになれて落ち着ける場所に避難して、自分の気持ちを落ちつけてみることを試してみましょう。

例えば、誰かが怒られている場面に出くわしてしまって、強い緊張感に襲われてしまった場合、一旦トイレの個室に籠って気持ちが落ち着くのを持つ…という具合です。

「一人で落ち着ける場所がある」と思えることは、辛さを感じやすい環境(職場)の中にも、安心感を味わうことができ、仕事の辛さを軽減することにもつながります。

ただ辛いと感じるばかりの環境に左右されるばかりでなく、その環境の中にも自分の努力や働きかけによって、辛さそのものをコントロールできる…と思えることが、辛いことが多いHSPの人にとって大きな安心感となるのです。

なお、落ち着ける場所は、トイレの他にも、空き部屋、会議室、資料室、食堂、屋上などがHSPの人には適しています。なるべく人の声や雰囲気などの刺激を遮断できる環境が、身近なところにないかを確認しておきましょう。

深呼吸をして気持ちを落ち着ける

刺激に対して敏感に反応してしまうせいで、つい感情的にカッとなってしまう、露骨に不快そうな態度や表情を出してしまい、相手に不信感を抱かせてしまうことがHSPの人にはよくあります。

感情が表に出やすいことは、接客業のようにある程度自分の感情をコントロールして、仕事用の顔を作ることが求められる仕事の場合は、クレームや悪評へと繋がるリスクでもあります。

カッとして感情を表に出さないためにも、感情が爆発しそうになったら深呼吸をして一旦気持ちを落ち着けることを取り入れて見るようにしましょう。

怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」でも、怒りのピークは6秒であり、その後は怒りの感情は薄れて落ち着くとされています。

深呼吸をすることは、この6秒間を切り抜けて衝動的になるのを防ぐ目的もあります。3秒かけて息を吸って、3秒かけて息を吐き出す…これで、合計6秒になります。

なお、深呼吸をするときは、お腹に力を入れる(腹式呼吸)ことを意識して、大きく息を吸うことを心がけましょう。

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他人が怒られていても「自分がビクビクしなくていい」と言い聞かせる

HSPは共感性羞恥のように、他人が怒られている場面で自分まで怒られているように感じたり、恥ずかしさやいたたまれなさなどの気持ちのせいで辛くなることがあります。

これは、HSPが自他を区別する精神的な壁が薄く、他人の不満や不快な気持ちまで自分のものとして受け取ってしまうのです。

怒られている光景だけでなく、自分に関係のない批判、悪口、陰口、噂話などにも敏感に反応してしまう。そして身に覚えがないのにもかからわず「自分が何かやらかしたのではないのか?」と不安に襲われてしまいがちです。

しかし、身に覚えがないのなら、関係ない自分が過度に落ち込んだり、不安になる必要性はありません。

「自分は自分、他人は他人」ときっぱり線引きをして、不必要に他人の感情に影響されないように言い聞かせるように心がけましょう。

「仕事のミスは起きるもの」と割り切りの気持ちを持つ

HSPは感受性が強いために、ミスで叱られる場面で、優しめの指摘の言葉ですら過剰に刺激を受け取ってしまい、深く傷ついてしまいがちです。

まるで、小さなミスを致命的なミスのように捉えて大げさに驚いたり、激しい動揺を受けてしまい、その後の仕事の進行に支障をきたしてしまうこともあります。

繊細さは細かな作業に向いているという長所でもある反面、ミスに弱くてメンタルの調子を崩しやすい短所とも言えます。

そうした短所をなるべく小さくするためにも仕事中に「ミスは絶対にしてはいけない」と神経を張り詰めるだけでなく、適度に「仕事のミスは起きるもの」だと考え方を変えるのも対処法のひとつです。

ある程度「ミスは起きるもの」だと考えられれば、ミスを針小棒大に解釈して強いショックを受けるのを防いだり、ショックのせいでメンタルの調子を崩すのを予防することにもつながります。

(もちろん、ケアレスミスをしても気にしなくていいと開き直ることを肯定しているわけではありません。誤解のないように。)

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否定的な言葉や態度が目立つ人から距離を置く

HSPは悪口や陰口が飛び交う人間関係や、殺伐とした空気が広がっている人間関係に強い苦手意識を覚えます。(もちろん、非HSPの人でも殺伐としたストレスフルな環境が得意という人はあまりいないとは思いますが…)

他人の悪口を自分のことのように受け取ってしまったり、「ひょっとして自分も悪口を言われているのではないか?」と疑心暗鬼になってしまい、人間関係に居づらさを感じてしまいます。

もちろん、はっきりと不快を示している事がわかる言葉以外でも、舌打ち、無視、えこ贔屓などの態度や雰囲気から、不快を発散させている事がわかる人間関係も、HSPの人からすれば自分のメンタルをかき乱す、疲れる人間関係と感じてしまいます。

そうした人間関係はなるべく近寄らない、距離を置いて悪影響を受けないように防衛することが肝心です。

普段から最低限の連絡は取りつつも、合わなくてもいい時間は一人で安心できる場所で気持ちを落ち着ける。飲み会などの仕事のあとの付き合いも最小限にする。場合によっては、異動を願い出たり、転職をして落ち着ける人間関係や少人数で安心できる人間関係を構築するようにしてみましょう。

飲み会よりもプライベートを優先する

HSPは声、匂いなどの耳や鼻で感じる刺激に対しても強く反応してしまう事があります。

大勢の人の喋り声、騒ぐ声、アルコールやタバコの匂いなどにも強く反応するために、飲み会の場は、職場以上に刺激が多くて辛い場所だと感じる事があります。

また、無理やり飲み会に参加しても、全く気持ちが落ち着かず心身ともに興奮状態になり、家に帰ってきても興奮が覚めず、気持ちの切り替えができないことに辛さを覚えることがあります。

そうした辛さから自分を守るためにも、なるべく飲み会には参加せず、プライベートを優先することを徹底する。

仮に、参加するとしても、歓迎会や送別会のように節目の時にのみ参加しておくというルールを決めておくようにしましょう。

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異動・転職をするのも対処法のひとつ

もちろん、自分の繊細さが職場に合っていないと感じたり、繊細さを生かした仕事が見つかった場合は、異動や転職を行うことも仕事の辛さを軽減する対象法のひとつです。

最近では、手頃な価格の退職代行サービスが登場し、HSPの人にとっては退職時のいざこざで精神的に疲れなくても済むいい時代になっているとおもいます。

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もちろん、退職後に在宅ワーカーとして独立して働くことができれば、人間関係による煩わしさに悩まされることはなくなります。

ただし、独立して在宅ワークを行うことは定職に就く以上に綿密な連絡を取ることが必要であったり、報酬の少なさや不安定さに苦しむなどの問題もあり「会社員が嫌だから…」という安易な理由で衝動的に退職することがないように、慎重になることをオススメします。

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