承認欲求を満たしにくい仕事・働き方が抱える問題

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人間には他人から認められたい、褒められたい、尊敬されたいなどの承認されたいという欲求(承認欲求)を多かれ少なかれ持っています。

それは仕事の場面でも同じで、

  • 仕事で成果を上げて上司や同僚から褒められたい。
  • 仕事で昇進したことを自慢して、尊敬や注目を集めたい。
  • 仕事で社会貢献をして多くの人から「あの人は立派な人だ」という評価を受けたい。
  • 沢山お金を稼いで高収入な生活を送り、周囲の人から羨ましがられたい。
  • 自分がしている仕事を同業者以外の人にも知ってもらってチヤホヤされたい。

などの感情も、承認欲求が影響していると言えます。

しかし、どの仕事でも「認められたい!」という感情を常にオープンにできるわけではなく、アピールがしつこければ、周囲からウザがられて認めてもらえなくなるのも無理はありません。

また、新入社員や長い下積みが必須の仕事の場合は、努力している割には自分の働きっぷりがなかなか評価されない事で、認められたいという欲求が満たされず苦しむこともあります。

世間から認められていない歴史の浅い仕事や人気商売、法的にグレーな面が残る仕事をしている場合「世間から認められない=自分の仕事・働き方が認められない」と感じて、承認欲求が満たさないことに苦しむ傾向があるのです。

今回は承認欲求が満たしにくく仕事と、その問題に点についてお話致します。

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承認欲求が満たされにくい仕事の特徴

ブロガー・youtuberなどの歴史が浅い仕事

ブロガー・youtuberなどの、ごく最近になって登場した歴史の浅い仕事は、ネット上や若い人の間ではそれなりに認知されていますが、それ以外の世間一般から見れば、まだまだ認められていない仕事の一種です。

仮に問題なく生計を立てていけるだけの仕事があっても、人によっては「そんな仕事があるなんて知らへんかったわ」と言われて、自分の仕事、ひいては自分の生き方や生き様が認められない辛さを感じることも少なくありません。

また、ブロガー・youtuberは、自分のキャラクターや特技・芸といった営業のために作られた営業用の商品ではなく、自分のなにげない日常や普段の生き方・考え方などの商品にいることも多くあります。

それにより「周囲から注目されない=自分の日常や生き方・考え方が世間から認められていない」と感じて、承認欲求が満たされない辛さを強く感じる仕事とも言えます。

タレント、クリエイター職など世間の人気に左右されやすい仕事

アイドル、ミュージシャン、モデル、漫画家、イラストレーター、デザイナーなどの仕事は多くの人から注目を浴びる事ができる職業である一方で、いわゆる人気商売であり流行り廃りの激しい商売でもあります。

マスメディやネット上では、毎日のように有名なタレントやクリエイターのインタビュー記事が掲載されて話題になったり、出演した作品、制作した作品がバズって話題になることもよく目にすることでしょう。

しかし、流行り廃りの激しいである以上、一度人気になって承認欲求が満たされたとしても、流行に取り残されて自分の人気が下がれば、以前のような注目を得るのは難しくなります。

人気に左右されることから、ブレイクすれば承認欲求を強く満たせる仕事ですが、安定して承認欲求を満たしつづけることが難しい仕事とも言えます。

また、これらの人気商売で承認欲求を満たし続けるためには、自分のこだわりや自分自身を認めて欲しいという我を捨てて、トレンドに合わせたキャラや作風、売り出し方を変えることも必要になります。

「ありのままの自分を認められたい」という気持ちが強い人だと、なかなか我を捨てられずいつまでも経っても注目されない、逆に妥協してある程度人気を集められたとしても「ファンの人は本当の自分を認めていない」というジレンマに苦しさを抱えることもあります。

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下積み期間が長い仕事

「とりあえず新卒は3年間働くべし」というような言葉にあるように、その仕事において一人前になって上司やお客様から認められるまでの下積み期間が長い仕事は、言い換えれば下積みの期間は一人前ではないとして働きっぷりが認えられにくく、承認欲求が満たしにくい仕事と言えます。

また、下積み期間は

  • 仕事の内容が地味で、やりがいや充実感を感じにくい。
  • 大きな責任のある仕事を任せられないことから、自分が必要とされている実感を抱きにくい。(=「自分は認められていない」と感じる)
  • 経験が浅いことでミスを起こしたり、周囲に迷惑をかけることから「自分はこのまま認められず会社のお荷物となるのでは」という不安を感じる。

ことも多く、承認欲求をこじらせやすい期間と言えます。

また、会社勤めに限らず、料理人、職人、技術職、そして先ほど登場した芸能、芸術関係の仕事も下積み期間が長いのが一般的であり、いつまで経っても裏方の仕事ばかりで表に出れないことで満たされないという気持ちを募らせやすくなります

その他社会的に認められていない、偏見の強い仕事

例えば転売屋、マルチ商法、自己啓発セミナーなどのグレーな仕事や胡散臭さが拭えない仕事は、仮に生計が立てられていたとしても、おおっぴらに仕事のことをアピールすることが難しいので、「仕事のことを話して認められたい」という承認欲求を満たしにくい仕事と言えます。

また、投資家・金融業などの、妬みや恨みを持つ人が多いことから偏見も強く、仮に収入は良いとしても広く認められる仕事とは言い難い側面があります。

  • 濡れ手に粟な仕事で、楽をして稼いでいる
  • 人を不幸にして稼いでいるのではないか
  • 金のために人間性を捨てている

という偏見の目で見られることも多く、承認欲求が満たしにくい仕事の一つとも言えます。

守秘義務が多い仕事

大抵の仕事には多かれ少なかれ守秘義務があるものですが、とくに仕事の種類や内容によっては、普段自分がどんな仕事をしているのか、仕事でどんな事があったのかすら迂闊に言えない仕事もあります。

例えば病院、介護、デイサービスなどの仕事では、利用者の方と深くコミュニケーションをすることはあっても、そこで知り得た情報(症状や利用者の個人情報等)を外部に漏らせば、信用問題に発展しかねません。

とくに心理カウンセラーのように、人には言いにくい話を打ち明けられる仕事においては、守秘義務をしっかり守ることは、利用者が安心して利用するためには重要です。

そのため、守秘義務を破って仕事で知った裏話的な話をして注目を浴びたいという欲求が強い人は、守秘義務が強い仕事に就くことそのものを避けた方が賢明です。

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承認欲求が満たされないことで起きるリスク

認めてくれない相手に不満をぶちまけて困惑させる

承認欲求が満たさないあまりに「自分はこんなに頑張っているのに、上司は認めてくれない!」という不満を相手にぶちまけ困惑させてしまう事があります。

承認欲求が満たされないからといって、それをあからさまな態度で示したり、半ばキレて暴れるような態度を取れば、その行動を見た人から「年齢に似合わない幼稚な行動をしとるなぁ…」と思われ、ますます周囲から認められなくなるのも無理はありません。

ネット上で承認欲求を満たそうとして身バレ、炎上

同じ職場の人から認めてもらえない、職務上仕事の話をしづらいという状況では、匿名で自分の情報を伏せて投稿出来るネット上の人間関係から承認欲求を満たそうとします。

使うサービスは匿名掲示板(2ちゃんねるなど)やSNS、ブログ、youtubeなど多くありますが、そこで投稿した内容が注目を浴び過ぎた結果、同じ職場の人にバレて個人情報が特定されてしまう(=身バレ)、あるいは投稿した内容が原因となり炎上するリスクがあります。

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守秘義務を守れず損害を与えてしまう

先ほど触れた心理カウンセラーのように、仕事で知り得た内容や個人情報を迂闊に第三者に流してしまった結果、利用者に迷惑をかけたり、所属先の会社や関係者に損害を与えてしまうリスクがあります。

また、仕事の内容がクレジットカード番号や顧客情報のような個人情報であった場合は、場合によってはテレビや新聞に取り上げられてしまい、会社の信用を大きく傷つけるだけでなく、個人情報を漏らしたとして自分の名前がメディアに取り上げられるリスクもありまう。

なお、「普段聞けないある職業の裏話」的な話は、テレビ、雑誌、ネット上のメディアでもでも度々話題になり注目されますが、「普段聞けない」という理由は守秘義務が影響していたり、話してしまうと会社に損害を与えてしまうので、どんなに聞きたいとせがまれても言うに言えない事情があるものです。

経歴を盛って自慢してしまう

下積みなどでなかなか成果が出ない、大きな企業に勤めているけどそこでの役職は低く社内では満たされないという人の場合、そのままの自分を語っても認められる確率は低いことから、自分の経歴を盛って自慢する癖がつくことがあります。

また、会社勤めに関わらずフリーランス・自営業の場合でも、自分がさも大きな仕事や有名な仕事をたくさん引き受けているかのように過度に盛って話すこともあります。

フリーランスのように不安定な仕事だと、とにかく宣伝の意味でも多少話を盛ってでも注目を集めるのは合理的と言えますが、一方で話を盛ることが状態化して経歴を詐称したり、話を盛りすぎた結果辻褄が合わなくなり結果として嘘をついて騙していたというケースもあります。

 馴れ合いの人間関係にハマる

仕事での承認欲求が満たされないもの同士がネット上などで集まり、お互いがお互いに慰め認めあうような馴れ合いの人間関係にハマることがあります。

もちろん、仕事の愚痴を言い合って気分転換して仕事に励めるような馴れ合いならいいのですが、大抵は馴れ合いの人間関係の甘えて自分を棚上げする、仕事のために必要な勉強もせず入り浸ってお互いに慰めあうだけで進歩が見られない関係になりがちです。

「仕事を通して認められたい」という向上心を抱いている割には、仕事に必要なスキルを磨くわけでもなく、地味で面倒な下積み生活を送ることなく、もっとインスタントに承認欲求を満たしたい…という考えを持った人ほど馴れ合いの人間関係にハマって、そこから抜け出せなくなります。

馴れ合いの世界は、仕事に関しては口先だけで努力できない、実力もコメントに困る微妙な人でも簡単に承認されますし、痛いツッコミをするような真似をする人は少なく、まさに優しい人が多いぬるま湯の人間関係です。

もちろん、馴れ合いはダメだと理解していても、いざ入るとその心地よさに溺れ「早く脱出しなけなければいけないけど、ずっとこのまま馴れ合っていたい」という自分のメンタルの弱さに負けてハマってしまう人が絶えない人間関係と言えます。