HSPは怒りっぽくて癇癪持ちな人なのか?

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あらゆる刺激に敏感である気質のHSPの人は、基本的に大人しくて内向的な人に見られがちですが、その繊細さからくる行動が人から見ると「怒りっぽい」と見られてしまうことがあります。

繊細であることは、言い換えれば、

  • 細かいことにうるさい
  • 肝が小さくておおらかさがない
  • 神経質でイライラしがちである
  • 些細な言動がいわゆる「地雷」になり、扱いが難しい。

という解釈もできてしまうために、怒りっぽいというイメージと結びついてしまうのです。

今回は「HSPは怒りっぽい」と思われてしまう理由や背景についてお話いたします。

HSPが怒りっぽい人として見られる理由

好き嫌いが激しい

些細な刺激に敏感なため

  • 食事の好き嫌い
  • 着るもの好き嫌い
  • 人間関係の好き嫌い
  • 言葉づかいの好き嫌い
  • 趣味や遊びに関する好き嫌い
  • 美的なセンスや感覚に関する好き嫌い

など、あらゆるものに対して好き嫌いが激しく、そのことが「怒りっぽい」というイメージに結びついてしまいます。

また、嫌いなものがなぜ嫌いなのかという理由を話しても、鈍感な人には微妙なニュアンスや感覚の鋭さが理解しがたく「ただ嫌っているものを熱く語っていて近寄りがたい人」と思われてしまうこともあります。

不満や文句が多い

HSPはあらゆる音、味、肌感覚、人間関係の雰囲気など、あらゆる刺激に敏感です。

しかし、その敏感さが不平、不満、文句などの行動として現れやすく、HSPを知らない人からすれば「あの人は文句が多くて怒りっぽい人」だと思われてしまうのです。

例えば、日常生活の中で、HSPの人は繊細さゆえに「暑い」「うるさい」「服がチクチクして嫌だ」「味が変」「臭い」「雰囲気や空気が悪い」など、小言のような文句を口にすることが目立ちます。

もちろん、これらはあらゆる刺激に敏感なために、小さな刺激であっても強く受け取り不快感を感じやすい事ですが、周囲からすれば「よくわからないけど文句が多い人」と見られてしまいます。

また、周囲からは不満が出てない状況で、HSPの人だけが不満を上げているとなれば、よりHSPの人の怒りっぽさが目立ってしまいます。

気難しいところがある

非HSPの人からすれば、HSPの人がどうして不満の声を上げているのか、なぜそこまで些細なことに気になっているのかは、なかなか理解できないものです。

非HSPの人から見て、HSPのように繊細すぎる人は、文句が多くてやり方や考え方に独自の癖や偏りが多くて、気難しい人だと映ってしまいます。

しかし、HSPの人からすれば、こうした気難しさは自分が感じる刺激の不快感をなるべく抑えるためにやっているものであり、それ相応の妥当性や理由があってやっているものです。

ですが、こうした繊細さは非HSPの人にとっては理解や共感が得られないどころか、繊細さを訴える姿勢や態度のみが強く印象に残ってしまい「あの人は気難しくて、扱いが面倒な人だ」と思われてしまうのです。

些細な事を気にしてイライラしてしまう

繊細さのために、非HSPの人なら気にせずスルーしてしまうことでも、HSPの人はスルーできすることが苦手です。

また、些細な出来事でも針小棒大に捉えてしまう。そして、不機嫌になったり文句を言ったりするので、「あの人は些細な事を無視できず、すぐに怒ってしまう人」というイメージがついてしまいます。

とくに、社会人ともなれな「怒りっぽい」という行動は否定的に見られやすく、些細な事ですぐ不機嫌になるHSPのような人は、まさに社会人らしくない非常識な人、として見られる風潮もあります。

社会人にとってある程度自分の感情をコントロールして、その場にふさわしい自分を演じることは、社会生活を円滑に営むためには欠かせないスキル。

しかし、そのスキル身についていない…と思われてしまうHSPの人は、仕事においても苦労することが目立ちます。

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癇癪(かんしゃく)とHSP

怒りっぽいことと関連して「癇癪(かんしゃく)」からHSPを見ていきます。

HSPの人の中には、ただ不満や文句に留まらず、カッとなって手が出る、物に八つ当たりをする、暴言や乱暴な言葉を放ってしまうことがあります。それも、非HSPの人からして「そんな些細なことでカッとなるの?」という状況で起きてしまいます。

こうした行動は、「些細なことですぐキレる人」として思われてしまい、癇癪持ちであると思わる原因になります。

しかし、この状況を分析していくと、ただ単純にキレやすいのではなく

  1. 敏感で些細な刺激でも不快感を抱く。
  2. 不快感は嫌で避けたいという気持ちになる。
  3. その気持ちが抑えきれず「キレる」という行動に出る。

と分析することができます。

「暴力的で手が出やすい」という行動だけを切り取れば、繊細で傷つきやすいという内面があるとは想像がつきにくい。目に見えている「キレた」という行動ばかりを見て非難や顰蹙が集まりがちです。

ましてや、繊細すぎて普通の人ならなんとも思わないことに対してキレているともなれば、理解のされにくさが強いのも無理はありません。

HSPの子供(HSC)と怒りっぽさ

もちろん、怒りっぽいところがあっても、学校生活や社会人生活をしていくなかで「怒りっぽいと不利益」と学習し、カッとなる態度を改めることもあります。

しかし、HSPの子供(HSC)の場合は、自分が感じている怒りや不快感をコントロールできず、癇癪という行動に出てしまいやすいと言えます。

加えて子供の場合は自分が感じている不快感がなぜ深いなのかを上手く言葉にできないことも相まって、周囲からの理解が得られにくく、更に不快感を募らせます。

仮に、訴えられたとしても「イヤだ」「嫌い」と、なぜ不快なのかを十分に説明できない単語レベルでの訴えであったり、反抗期、イヤイヤ期の一種として見られてしまい、周囲からの無理解に苦しみます。

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