友達からモラルハラスメント 仲が良かったのに徐々に嫌がらせをする相手の対処法

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モラルハラスメント(モラハラ)は友達や同期といった、お互いの立場が同じ人間関係でも起こるハラスメントです。

立場が同じで友達という関係だけに、多少気に障る嫌がらせをしてきても、それがコミュニケーションのつもりなのか、それともただの嫌がらせなのかは周囲の人間だけでなく、モラハラの被害者からもわかりにくいという厄介な点があります。

ちょっとキツく言われただけでも「気にしすぎ」と軽くあしらわれたり、「お前もいじられて喜んでいるじゃないか」と、嫌がっている気持ちを否定されてしまう事もあります。

友達というお互いに近寄れる距離感だからこそ、モラハラの加害者はその距離感を利用していいように被害者を自分の思い通りに利用したり、何か反論されても「友達だから」と言ってずる賢くごまかそうとしてしまうのです。

モラハラのケースとしてよくある職場の上司、結婚相手、恋人とは違った問題点が、友達からのモラルハラスメントにはあるのです。

今回は友達からのモラハラの例とその対処法についてお話いたします。

友達からのモラルハラスメントの特徴

モラルハラスメントと聞くと、どうしても友達のような仲の良い人から受けるものではないという印象を抱く人は多いと思います。

しかし、よくよく接しているとどこか自分の事を蔑ろにしている発言や態度、行動がよく見られるので「友達だけどちょっと変」「礼儀の無い人だなぁ…」と、ぼんやりとした悪い印象を抱きます。

では、実際に友達関係でモラハラをしてくる人はどんな特徴が見られるのかについて、ここでは説明していきます。

自己中心的で図々しい行動が目立つ

モラハラの加害者には

  • いつでも自分が一番、中心的な存在でないと気がすまない。
  • 友達から注目されたい、認められたい、受け入れられたいという承認欲求が強い。
  • 友達だからなんでも自分の望みを叶えてくれるに違いない考えている。

といった、自己中心的な考えをしているために、友達という親しい間柄を利用してきて、図々しい行動を取ることが目立ちます。

例えば、友達だからという馴れ馴れしく理由でお金を借りようとしてきたり、貸したお金を返さないまま「友達なんだからちょっとぐらい待ってもええやん」と、開き直って反省しない。

モラハラ加害者は、友達の中でも特にこの人なら強く出れば自分の要求を受け入れてくれそう、という人を見抜いて自分の要求を押し付けてくることがあるので、断りづらい性格の人は、友達だからという理由で押し切られてしまいモラハラの被害者となってしまう可能性が高くなります。

友達なのにマウントをとって見下してくる

モラハラの加害者となる友達は、見た目や性格などで自分の方が上だと示して見下してくることがよく見られます。

例えばモラハラの被害者に対して

  • 「お前はモテないタイプだろ」と恋愛経験が豊富な事で友達を見下す。
  • 「もっと痩せたほうがいいよ」と体重が軽い事で頼んでもいないのに余計なお世話をする。
  • 「お前はほんとにアホだな」と自分のほうが頭がいい事を理由にして、相手を馬鹿にする。

などの、言動で友達マウントを取ってきます。

中には「友達だからあえて厳しく言っているんやで」と、友達を理由として相手のコンプレックスを刺激するだけの厳しい言葉を吐くことがあります。

しかし、よくよく話を聞くとアドバイスとしては不十分な内容でしかなく、自分のほうが格上だと周囲に示すためのアピールのための行動だということもあります。

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いじりやコンプレックスを刺激する発言が多い

今や「いじられキャラ」という言葉を使う人も一般的になり、いじり・いじられの関係はコミュニケーションの一種と言っても過言ではありません。

しかし、いじり・いじられの関係は、場合によってはいじるほうがいじられる方をただいじめて笑いものにしたり、誰かをいじることで自分はそれだけ立場が高い人だということを暗にアピールすることにもつながってしまいます。

モラハラをしてくる友達は、他人を見下すことができて且つコミュニケーションができる人だと周囲にアピールするために、自分からいじる側に回って、相手をいじってくることが目立ちます。

しかし、加害者のいじりは純粋に相手を見下し小馬鹿にしていたり、いじられる側が嫌がっていてもいじるのをやめず、あくまでも自己アピールのために言葉や態度で人を傷つける独りよがりなコミュニケーションになってしまいます。

いじられる側が嫌がっても「空気読めへんやつやな」「お前…おもしろないな」と、自分のいじり方に非があったとは認めず、いじられた側に原因があると居直りますが、逆に自分がいじられる側に回ったときは、自分が見下されていることに強く反発して周囲を困らせてしまうことがよくあります。

最初は仲が良かったのに徐々にモラハラをしてくることも

モラハラ加害者となる友達は、最初から相手を見下したり言葉の暴力をしてくるとは限りません。

むしろ、出会って間もない時期は、自分の印象をよく見せるために第一印象に気を遣い、自分はいい人ですよ、とアピールして近寄ってくる傾向があります。

モラハラ加害者とはいえ、最初から相手に対して威圧的な態度を取ってしまえば、相手が離れてしまい自分を認めさせることができなくなるので、あくまでも最初は優しく接して本性を隠した状態で近寄ってくるのです。

そうやって自分に近づき一度仲良くなった人と関係を断ち切ることは、そう簡単にできるものではありません。

徐々に本性を現してモラハラの加害者の本性を出してくると、被害者にとっても「この人は昔はよかったんだけど…」という気持ちになるために、嫌なことがあってもなかなか関係が切れずに我慢してしまうということもあります。

モラハラに限らず友達に対してなんとなく「嫌だなぁ…」と思うことは誰でもよくありますが、かと言ってそこから友達関係をスパッと解消し縁を切るという行動には、なかなか踏み出せないものです。

そうやって本当は嫌だけど惰性で友達関係を続けているうちに、言葉の暴力によって自尊心を傷つけられたり、気づけばモラハラをしてくる友達に言いなりになり振り回されていた…という事態になることは可能な限り避けなければいけません。

モラハラ加害者は自分の承認欲求を満たすためやストレス解消のために、自分の乱暴な気持ちをぶつける相手の存在に精神的に依存しているケースが多く、またモラハラの被害者も自尊心が低くなったことでモラハラ加害者の理不尽な指示に従うことで安心感を得ようとし、共依存に陥ることがあります。

友達という上下関係がなくフラットな人間関係だからこそ、相手がモラハラの加害者だという疑念が確信へと変わったら、一度仲良くなった相手だとしても共依存になって自分の人生をめちゃくちゃにされないためにしっかりと対策を取ることが肝心なのです。

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友達がモラハラを受けた時の対処法

嫌がらせを受けたらきっぱりと嫌だと言う

ちょっと調子に乗ったり、気持ちが浮ついたことで友達に対して悪口や嫌がらせ、ちょっかいをかけてしまうことはよくあることです。

しかし、そこで友達だからと言ってそのちょっかいに対して、きっぱり嫌だと言えないと、「この人ならいじっても怒らないから大丈夫」だと思われてしまい、モラハラ加害者の行動をエスカレートさせてしまう原因になります。

モラハラ加害者が徐々に本性を現して、日常的に嫌がらせやマウンティングを行うようになってきた時は、相手のペースに乗せられないためにもきっぱり「やめて」「嫌だ」「不快だ」と主張し、調子に乗らせないようにしましょう。

「親しき仲にも礼儀あり」ということわざにあるように、お互いに親しい間柄だからこそ多少の失礼なことをしても見逃してくれと言わんばかりの嫌がらせをモラハラ加害者はしてきます。

きっぱりと嫌がらせに対して拒絶の意思を見せることは、モラハラから自分を守るためには大切なことです。

いじりやいじられキャラに苦しんでる人はこちらもおすすめです

他の友達に相談する

モラハラの加害者である友達以外にも、加害者のことを知っている友達に相談をするのも有効な手段となります。

モラハラ加害者に対して自分だけでなく、別の友達も「なんとなくあの人は変」「ちょっと調子に乗っている」と感じて意気投合できれば、モラハラの辛さを一人で抱え込まずに済むことになります。

しかし、友達によってはモラハラ加害者の日頃の行動に対してあまり違和感を持っていない事も多く、「考えすぎじゃないの」と軽くあしらわれたり、相談したことを口実に加害者に告げ口をされてしまうこともありますので、相談する相手は慎重に選ぶようにするのが賢明です。

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自分以外の友達を味方につける

自分と同じく、モラハラ加害者の攻撃を受けていて、それに対して嫌悪感や反発をしている別の友達がいる場合は、その友達に相談して自分の味方を増やすことも有効です。

モラハラ加害者には友達の多さや顔の広さをステータスとして考えているケースもあるので、友達同士で結託し抗議することで、モラハラをやめさせる抑止力にすることができます。

モラハラ加害者にとっては、自分が見下していた相手同士が手を組むだけでも、自分が一番であるという人間関係が崩される危険性を感じて、加害者の方から友達関係を解消し、関わらなくなってくることもあります。

縁を切る

モラハラ加害者に対して広く使われているのは「縁を切る」という手段です。

友達関係の場合は、物理的に接する機会を減らすだけでなく、SNSのアカウントを消したりメールアドレスを変更して連絡手段を断つことも視野に入れておくのがいいでしょう。

ただし、友達づきあいをやめる場合は、モラハラ加害者の張本人だけと縁を切るだけでなく、例えば大学のサークル活動で加害者と友達になった場合は、加害者だけでなくサークルをやめざるをえないという状況になることもあります。

「加害者のことは嫌だけど、別の友達や先輩とは関係を続けたい…」という気持ちを抱くからこそ、友達がモラハラ加害者の場合、関係を解消するのが難しく、惰性で関係を続けてしまいやすいのです。

加害者の情報を友達や後輩に共有するのも効果的

モラハラ加害者とうまく距離を取ることが出来たとしても、モラハラ加害者は新たに自分の承認欲求や欲求不満をぶつける相手を求めて、別の人間関係に顔を出すことがよくあります。

自分を認めてもらうことには積極的で行動力があるの加害者も多いことから、表面的に見ればコミュニケーション能力は高く、人と打ち解けることは得意なのです。

しかし、仲良くなってもその本性はモラハラの加害者なので、これ以上被害者を出さないためには、あの人はモラハラをしてくる人だという情報を他の友達や人間関係でも共有して注意喚起しておくのが効果的です。

また、友達だけでなく加害者のことを知らない後輩や新人が来た場合も、「あの人はパッと見はいい人に見るけど、実はモラハラしてくる人」だということをしっかり伝えて、新たな被害者を出さないように情報提供することも効果的です。

なお、モラハラ加害者が新たな人間関係を求めてさまようのは、今までの自分の悪行が原因でもともといた所属していた人間関係を追い出されてしまったという、いわば自業自得であり自分の行動を反省して、繰り返さないようにしていくのがまともな人間関係を築く上での基本です。

ですが、モラハラ加害者は何かと理由をつけて「自分は悪くない」「相手に問題がある」と反省をしないまま、また表面的にいい人アピールをして新しい人間関係に擦り寄ってきます。

特に春や秋などの進学や就職で人間関係がリセットされる時期はモラハラ加害者にとっても、新たな人間関係を作れるチャンスでもあります。

この場面で、新たなモラハラの被害者をださないためにも、しっかり情報を加害者の情報を共有して、自分の大事な後輩や新人を守るようにしていくようにしましょう。

モラルハラスメントに関する本・書籍

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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