イクメンアピールする人に感じる嫌悪感、うざさについて

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子育てに積極的な男性のことを「イクメン」と呼ぶことが浸透して久しいですが、正直に述べるとやたらイクメンであることをアピールする男性に対して、同じく一男性として「ちょっとうざいなぁ…」と感じることが多々あります。

もちろん、子育てに熱心なのはたいへん素晴らしい事だと思いますが、アピールの頻度、演出が過剰であったり、まるで子供のことを父親である自分をよく見せるためのアクセサリーとして扱っているように感じるフシがあり、複雑な気持ちに襲われます。

また、ただイクメンであることをシンプルにアピールにするに留まらず、独身男性、既婚で子供がいない男性、子育てに熱心ではない男性に対するマウンティングとも解釈できる言動が、一独身男性として無視できないもの感じたり、どこか毒親に通ずるような乱暴さを彷彿とさせて、嫌悪感につながっていると分析しています。

(父親でも何でもない赤の他人が余所様の子育てに口を挟む事自体、無粋の極みであり、余計なお世話であり、あまり褒められたものではないと自覚していますが)今回はそんなイクメンアピールする男性に感じる嫌悪感について、お話いたします。

「子育てに積極的な自分を見て欲しい!」という承認欲求の強さに気持ち悪くなる

嫌悪感を招いている原因の多くは、承認欲求や自己顕示欲の強さを見せられてうんざりしていることにあると思います。

他人から求められてもいないのに、勝手に自分はどれだけ子育てに積極的であるかをやたらアピールしたがる。内容も自慢や自分語りばかりで、他人が興味の無い話を延々と続けるため、非常にうんざりとした気持ちになります。

また、アピールの中身をよく見ると「子供」はおまけにであり「父親である自分」の方がメインであるケースが目立ちます。子供をダシにしてまで自分をアピールしたがる承認欲求の強さに、つい不快感を抑えられなくなります。

…とはいえ、イクメンアピールを主張する人に対して苦言を口にしようものなら、父親とその子供を人格否定しているかのように見られてしまう懸念もあり、非常に厄介です。(あくまでも「やたらイクメンアピールをすること」に苦言を呈しているだけだと補足。)

また、拡大解釈されて「いい大人なのに子供嫌いだなんて、人として信じられない」という強い偏見で見られるリスクが想像できるからこそ、イクメンアピールをする人にうざさを感じていても、それを黙って我慢している人は、きっと少なくないと思います。

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子供をアクセサリーとして使っているように見えてモヤモヤする

やたらイクメンアピールする人に対して抱くのが「子供は自分をよく見せるためのアクセサリーとして使っているのではないか?」という感情です。

まるで子供のこと、自分(父親)という人物の魅力を引き立たせるための小道具の一種のように扱っている。自分の子供を一人の人間として尊重せず、自分の所有物の一種として扱い、自分を満足させるために子供を利用しているかのように感じて、モヤモヤとした気持ちを抱いてしまいます。

子育てができて、夫婦仲もよく、男性からも女性からも好評価を得ているというステータスや称号を得るための材料として、子供を使っているように感じられてしまうことが、モヤモヤをうむ原因になっていると感じます。

なお、イクメンの性質上どうしてもイクメンアピールをするのは、乳児~未就学児の親の支えが必須な時期の子供が大半です。

当然ながらその時期の子供に自分で生活できる経済力・生活力があるはずもなく、親の支えなしでは文字通り生きていくことはできません。

また、幼すぎるゆえに自分がイクメンとして親に使われている状況を理解する知能が身についている時期(発達段階)でもありません。(なお、この状況が理解できるようになるのは、心理学者ピアジェの認知発達段階説に基づけば、9歳~11歳頃の具体的操作期にあたる時期が一応の目安。)

そうした親に対して絶対に逆らえない&子供が自分の状況を飲み込めない状況に置かれている中で、子供自身が生きていくためにもイクメンアピールの材料として使用されることを生きていくために結果として許容し、懸命に生きているように見えてしまい、他人事ながら胸が痛くなります。

例えは悪くなりますが、子供に対して虐待をする親であっても、子供は親のもとを離れれば生きていけなく不安を漠然と感じる。だからこそ、子供は虐待を振るう親でも庇ってしまう…という類の話を聞いて抱く胸の痛みと同じものを感じます。

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他の男性に対するマウンティングとも取れる言動にイラッとする

イクメンアピールをする人の言葉の節々には、独身男性や既婚だけど子供がいない男性、育児に積極的でない男性に対するマウンティングと解釈できる要素が垣間見えて、内心イラッとすることがあります。

シンプルに「私は子育てに積極的ですよ!」とアピールしておけばそこまで角は立たないのに、他の男性を低く評価して子育てに積極的な父親だとアピールし、相対的に見て自分の評価が高く見えるように誘導する言動が、余計な反感を買っていると推測できます。

一例を挙げるとすれば、

  • 「独身男性は男性として未熟。父親になってこそ、本当の男性だ」のような、ここの状況を無視した理想の男性論を述べる類のアピール。
  • 「今時子育てしない男性はダサい。イクメンこそカッコイイ」という、流行の最先端を走る俺を見てくれアピール。
  • 「今は政治家もイクメンを名乗る時代だから、イクメンじゃないと恥ずかしいよね」と国家権力と権威を盾にしたアピール。(なお、イクメンキャラで話題になった某国家議員が不倫騒動を起こして話題になったのは実に皮肉。)

など、経済的な事情や身体的な問題でイクメンになりたくてもなれない人、イクメン以外の生き方を自ら選んで生きている人、そもそも独身でイクメンとは程遠い生き方を受けれている人に対して、「男として自分の方が格上だ」という軽率なマウンティングをすることが余計な反感を招くのです。

まるで学生時代に恋人ができたことで舞い上がり、同級生の男子をお子ちゃまと見なして見下した態度を取ったり「恋人がいない奴は人生の半分を損している」という感じの痛いセリフを、ついうっかり口にしてしまう人に感じるのと同じ嫌悪感を、やたらイクメンアピールしてくる人を見ていて感じる次第です。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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