「以前は仲良くしていたのに」「最近みんなの態度がよそよそしい」などといった悩みを持っていませんか?
もしかしたら、あなたの「仕事のやり過ぎ」が原因の1つにあるかもしれません。
あなたが頑張り過ぎているために、周りの人は居心地の悪い思いをしている可能性があります。
「本当、仕事熱心だよね」なんて、遠回しに嫌味を言われたりしている人もいるのではないでしょうか。
一生懸命働いているのに嫌味を言われるなんて、理不尽と思うかもしれませんね。
当記事で、仕事のやり過ぎで迷惑だと思われている人の特徴を7つ紹介します。自分に当てはまらないかチェックしてみましょう。
また、迷惑だと思われている原因と対処法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
仕事をやり過ぎる人の7つの特徴
仕事をやり過ぎて迷惑がられる人には、いくつかの特徴があります。
「もしかして自分も?」と気になっている人は、次の7つに該当しないかどうか確認してみましょう。
- 毎日残業している
- 休憩時間をしっかり取らない
- 始業前から仕事をしている
- 完璧主義
- 負けず嫌い
- 勤務時間外でも仕事の連絡をしてくる
- 仕事以外の楽しみを持つ人に対して批判的
毎日残業している
仕事をやり過ぎる人は、毎日のように残業しています。
特に繁忙期でもなく翌日に回せばいいような仕事でも、今日のうちに終わらせようと頑張ってしまうのです。
一緒に働いている人は、早く帰りたくても帰りづらくなります。
特に残業しているのが先輩であれば、なおさら帰りづらく、付き合って残業するハメになる場合もあります。
休憩時間をしっかり取らない
昼の休憩や3時の休憩時間などをしっかり取らず、みんなが休憩している時間も仕事をしていませんか?
休んでいるより少しでも仕事をこなしたいという気持ちからでしょうが、他の人は一人だけ働いているあなたを見て、休まった気分にならないという方もいるはずです。
始業前から仕事をしている
朝早く出社して、始業前から仕事をしている人もいます。
後から出社した人は始業時間前だからコーヒーでも飲んでゆっくりしたいと思っても、働いているあなたを見てゆっくりする気分にはなれません。
遅刻してもいないのに、自分もすぐに仕事を始めなければいけないという気持ちになってしまいます。
完璧主義
仕事をやり過ぎる人は完璧主義です。
一つのことを完璧に仕上げようとするあまり細かいところまで目がいき、いろいろチェックしながら仕事を増やしてしまいます。
どうでもいいことにも細かくこだわり過ぎて、周囲から鬱陶しく思われることもあるでしょう。
負けず嫌い
「人より多く作業したい」「高く評価されたい」という負けず嫌いな性分で、頑張り過ぎているケースもあります。
上司に褒められたりすると、なおさら加速して仕事をやり過ぎることになります。
闘争心を向けられた人は、居心地の悪い気分になるでしょう。
勤務時間外でも仕事の連絡をしてくる
仕事をやり過ぎる人は長時間働くのが当たり前で、勤務時間外でも仕事のことしか頭にない場合もあります。
他人の生活リズムに対する想像力が希薄で、休日や夜間などにも躊躇なくメール、LINE、電話などで連絡してきます。
「どんな時でも仕事を優先するのが当たり前」という、他の人にとっては驚くような考えを持っていたりします。
仕事以外の楽しみを持つ人に対して批判的
仕事至上主義なあまり、仕事以外の楽しみを持つ人にネガティブな感情を持つ人もいます。
仕事をやり過ぎる人にとって仕事は社会に貢献している重要なもので、仕事以外の趣味は個人で楽しむだけの2次的なものという感覚があります。
価値観は人それぞれですが、自分の価値観以外に寛容になれないという人もいます。
例えば、休暇を楽しんだ人の話で湧いていると一人だけ話に加わらないなど、批判的な態度をとることもあるでしょう。
仕事のやり過ぎで嫌われる10の原因
仕事のやり過ぎで嫌われてしまうのには、次のような原因があります。心当たりがあるものがないか、確認してみましょう。
- 協調性がない
- 仕事を抱え込み、余計な仕事を増やす
- 自分だけ評価されたいと思っている
- 仕事を休めない雰囲気を作る
- 勤務時間の長さでマウントをとる
- 自分の働を認めさせる&強要する
- 基本は良い人(だからこそやっかい)
- 頑張ってるから偉いと思い込んでいる
- 他人の意見・助言を聞かない
- 目標をどんどん上げていきゴールが見えない
協調性がない
仕事に一生懸命なあまり他の人との協調性に欠けると、嫌われてしまいます。
「周りの様子にまったく配慮しない」「飲み会に一切参加しない」というのでは「協調性がない人」と思われ、敬遠されてしまいます。
一人で仕事を抱え込み、結果余計な仕事を増やす
人に頼める仕事も一人で抱え込んでしまい、余計な仕事を増やしている場合があります。
「人に頼みづらい」「人に任せたくない」など理由はいろいろあるかもしれませんが、一人だけ仕事を抱え込んでいる姿は、はたから見ると要領が悪いと思われても仕方ありません。
周りの人と協力すれば早く終わる仕事も、一人で抱え込むことでいたずらに長引きます。
あなたの姿を見て、周りの人は「自分たちは信用されていない」と感じてしまい、結果、同僚との関係が崩れてしまう原因にもなってしまいます。
自分だけ高い評価を受けたいと思っている
上司から高い評価を受けたいがため、仕事をたくさん抱え込んでいる場合もあります。休憩時間も休まず働いている姿を見せることで、仕事熱心だと思われたいのです。
評価されたいという気持ちは周りにも伝わるもので、「抜け駆けをしている」「感じが悪い」と思われることもあるでしょう。
仕事を休めない雰囲気を作る
一人だけ休憩時間を削って働いていると、周りの人はゆっくり休憩を取れない雰囲気になります。
「自分だけ怠けていると思われるのではないか」と、休んでいる気分になれません。
特に日本人は人からどのように思われるかを気にする性格で、一生懸命働いている人を横目に休むのは気がひけるという人も多くいます。
なんとなく一緒になって休憩を取らずに働いていると、いつのまにか休まず働くのが当然のようになって、なおさら休憩が取れない雰囲気になってしまいます。
「休憩も取らず働き続けるのを当然」と考えていると、周囲の意識とズレが生じどんどん孤立していってしまうでしょう。
勤務時間の長さでマウントをとっている
仕事をやり過ぎている人は、「長い時間勤務するほど優れている」と考えている傾向があります。
少しでも長く働くことで、周りにマウントをとろうとしているのです。
マウントをとることで、自分がいかに仕事を頑張っているかを認めてもらいたいという心理があります。
裏を返せば、勤務時間を長くすることでしか誇れるものがないという自信のなさの現れとも言えます。
「自分の方がたくさん仕事をしている」とあからさまにマウントを取られた方は、当然気持ちの良いものではありません。
他人に対して自分の働き方を認めさせる&強要しようとする
たくさん働くことで自分の働き方を認めさせ、周囲の人にも強要しようとしている場合もあります。
周りから見れば無茶な働き方で、同じようにしたいとは思いません。
周囲との温度差を察してもまだ「自分の頑張りが足りない」と仕事をやり過ぎることもあります。
たくさん働くことがいいことだと思っていない人からすれば、自分の働きを誇示している様子は嫌味にしか見えません。強要しようとすればするほど、嫌われてしまいます。
基本的に良い人(だからこそやっかい)
仕事をやり過ぎる人は、周りに認められたい、評価されたいという心理はあるものの、性格も優しく人当たりの良い人も多くいます。
ですが、「だからこそやっかい」で避けられてしまいがちです。
悪意があって問題を起こす人には適切な対策を立てることができますが、悪意も邪念もなく仕事をやり過ぎる人は、悪いことをしているわけではないため注意することもできません。
「彼はこれだけやってる」と周囲の人はあなたと比べられ、徐々に距離を置かれてしまうことも…。
「親しい友人がいない」という人は、やっかいな人物と思われているかもしれませんよ。
頑張ってるから偉いと思い込んでいる
仕事をやり過ぎる人は「仕事を頑張ることは良いこと」という価値観なので、「頑張っている自分は偉い」と思い込んでいます。
良いことをしているという意識があるため、周りが迷惑しているなんて思いもよりません。ひたすら勘違いしているのです。
他人の意見・助言を聞かない
仕事をやり過ぎている人の特徴にひとつに、他人の意見・助言を聞かないということがあげられます。
「少し休んだ方がいいんじゃない?」「手伝おうか?」と言ってくれる人はたくさんいたでしょう。しかし周囲の言葉に耳を貸さず、仕事をやり過ぎている現状があるのです。
目標をどんどん上げていくのでゴールが見えない
仕事をやり過ぎている人は限度を知りません。目標をどんどん上げていくので、ゴールが見えないのです。
もっともっとと、仕事を抱え込んでいきます。結果、常に仕事に追われている状態になってしまいます。
周りも巻き込まれて仕事のペースを乱されてしまい、嫌われる原因になるでしょう。
「どうしてもやり過ぎてしまう」やり過ぎを防ぐ対処法
迷惑だと思われないために、仕事のやり過ぎをコントロールしたいという人もいるでしょう。やり過ぎを防ぐには、次のことを心がけてみてください。
- 周囲とコミュニケーションをとる
- 他の人にも仕事を頼むようにする
- 休憩はきちんと取るようにする
- 退社時間は周りに合わせるようにする
周囲の人とコミュニケーションをとる
周囲の人とコミュニケーションをとることで、今の自分がどのような状況にいるのか気づくことができます。効率の良い仕事のやり方など情報交換に役立てましょう。
人の話に耳を傾けることで、自分がいかに仕事をやり過ぎているかにも気づくことができ、仕事をうまく割り振ることもできるようになるはずです。
誰か手が空いたときに仕事を手伝ってもらうなど、上手に仕事の分配をすることも可能になります。
他の人にも仕事を頼むようにする
自分から積極的に他の人に仕事を頼むようにしてみましょう。
もしかしたら「人に頼むのは悪い」と思い込んで、仕事をやり過ぎているという人もいるのではないでしょうか?
しかし、仕事ですから、よっぽど忙しいときでない限り、極端に嫌な顔をする人は少ないはずです。
仕事を頼まれるのは信頼されている証拠なので、喜んで手伝ってくれる人もいます。
あまり忙しそうじゃない人を見つけて、声をかけてみてはいかがですか?
休憩はきちんと取るようにする
仕事に夢中になると、休憩を取るのも惜しくなるのはよくあることです。しかし、なんとか区切りをつけてきちんと休むようにしましょう。
数分の休憩を惜しんだところで、できる仕事は大したことありません。休憩を取ることで頭がリフレッシュし、かえって仕事の効率が上がります。
退社時間は周りに合わせるようにする
退社時間はできるだけ周りに合わせるようにしましょう。自分だけ残業することで、周りの人が帰りづらくなっていることを理解してください。
残業することは美徳と考えているかもしれませんが、定刻で仕事を終わらせることができなかったということなので、あまり褒められるものではありません。
仕事をやり過ぎないほうがいい理由とは?
仕事のやり過ぎは周りに迷惑と思われますが、やり過ぎないほうがいい理由はそれだけではありません。ワーカホリックになる可能性もあります。
ワーカホリック(仕事中毒)
ワーカホリックとは、仕事に集中し過ぎて、家庭だけでなく健康まで犠牲にしてしまう人のことです。
ワーカホリックはwork(仕事)とalcoholic(アルコール依存症)を組み合わせた言葉で、仕事依存症という意味になります。仕事中毒とも呼ばれています。
アルコール依存症がアルコールに依存した症状なのと同じく、長時間働くことに安心感があり、働かない状態になるとストレスを感じます。
仕事をしている状態に依存しているので、他のものを犠牲にしても長時間働くことをやめられません。
ワーカホリックは家庭を顧みなくなることで家庭崩壊に繋がるだけでなく、過労による病気や最悪の場合は死に至る場合もあります。
もっと上を目指すなら転職すべき
働き過ぎは良いとは言えませんが、現在の職場で「やり過ぎ」と迷惑がられているのは仕事に対するベクトルが違うからです。
どうしても周りに迷惑がられ、自分も働きづらいと感じるときは、一度リセットする意味でも転職を考えてみてはいかがでしょうか?
仕事に対して同じように熱い気持ちを持っている人と働くことで、刺激のある毎日を送れるかもしれません。
逆に今まで働き過ぎだったことに気がつく、いい機会になる可能性もあります。
仕事をやり過ぎているかも?と思ったら、やり方を見直してみよう!
「仕事をやり過ぎて周りに迷惑だと思われている…」と気づくことができたなら、原因について考えてみましょう。
記事で紹介した「仕事をやり過ぎる人」の特徴や、嫌われる原因に自分が当てはまっていないか確認してみてください。
思い当たることがあったら、働き過ぎを防ぐ方法を試してみましょう。働き過ぎという自覚があれば、修正していくことは可能です。
職場で働くスタンスが他の人と合わず、働きづらいと感じるときはステップアップの意味でも転職も視野に入れてみてください。
「辞めさせてもらえない」「辞めると言いづらい」ときは、退職代行に相談してみるのもおすすめです。