「仕事が怖くて眠れない…」
「朝はいつも憂鬱…」
「家でも仕事のことばかり考えてしまう…」
仕事が怖いと感じるあまりに、辛く苦しい日々を送っていませんか?
職場環境や人間関係、仕事量の多さ、ミスをするのが怖いなど、人それぞれ仕事に対するさまざまな問題を抱えています。
不安や恐怖心が大きくなるほどに「会社に行きたくない、辞めたい」という状態になってしまう場合も多いですね。
今回の記事では、仕事への不安や恐怖心を解消するために「仕事が怖いと感じる原因」や「仕事の怖さを克服する方法」などをご紹介します。
あなたがやりやすい方法を実践してみてくださいね。
仕事が怖いと感じる6つの原因
仕事が怖いと感じてしまうのは、なぜでしょう?
仕事への恐怖心を克服するためには、まず「自分が仕事の何に対して怖い状態なのか」を知ることが必要です。
主に考えられる原因を6つご紹介します。
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【仕事が怖いと感じる6つの原因】
- 仕事量が多すぎて怖い
- 仕事量が少なすぎて怖い
- 自分に自信がないから仕事をするのが怖い
- 仕事の人間関係が怖い
- 職場環境が悪くて怖い
- ストレスが溜まり心身に悪影響を与えているから
では、ひとつずつ具体的にみていきましょう。
原因1:仕事量が多すぎて怖い
いくらやっても終わらない激務に追われ、精神的な負担が大きくなってしまうと「仕事が多すぎて怖い」といった感情を抱く原因になってしまいます。
平成29年労働安全衛生調査(実態調査)によれば、社会人の半数以上もの人が、「仕事の量」などに対して、強い不安や悩み、ストレスを感じているようです。
【仕事量が多くなる原因】
・職場が人手不足
・特定の人だけ業務量が多い
・断る事ができずどんどん仕事を引き受けてしまう
・要領よく仕事をこなせない
など。
また、どんな仕事でも業務が忙しくなる繁忙期などは、どうしても仕事量が増え、忙しさに追われる事になるでしょう。
しかし、時期関係なく毎日のように仕事量が多すぎる職場で働く人は要注意です。
毎日のように残業続きで疲れがとれず、疲労からミスが増え、さらに仕事量が増える悪循環にはまってしまう事もあるでしょう。
原因2:仕事量が少なすぎて怖い
周りの先輩や同僚は忙しいのに、自分だけ仕事が少なく暇な場合、精神的に辛すぎて「仕事に行くのが怖い」状態になることが多いです。
他の人は仕事があるのに、自分は上司から仕事を言い渡されず、毎日のように放置状態というケースもあります。
仕事をしてるフリや時間つぶしをしなければならないため、仕事に行くのが苦痛になってしまいます。
【自分だけが仕事量が少ない原因】
・仕事の割り振りが偏っている職場である
・人手不足でなく、逆に「人余り」の職場
・自分ができる仕事が少ない
・自分が仕事に対して受け身な姿勢である
など。
仕事量が少なすぎる状態は、ある意味イジメ的扱いともとれます。
自ら辞めるのを待っている「仕事を干された」状況で、毎日辛い思いをしながら会社に行く人も少なくありません。
原因3:自分に自信がないから仕事をするのが怖い
仕事が怖いと感じる人は、仕事に対して「自分に自信をすっかり失っている」状態であることが考えられます。
【自分に自信を持てない原因】
・ミスが多く指摘されてもまた同じミスを繰り返してしまう
・上司や取引先にひどく怒られことがトラウマになっている
・自分は仕事が遅いと感じ自信を持てないでいる
・頑張っているのに上司からの評価が低い
・同期など周りと比較して自分が劣っていると感じている
など。
上記のような原因から、「自分は仕事ができない」「役に立たない」と思い込んでしまい、何をやってもダメだと自分で自分を責めている傾向があります。
結果的に、自分への自身のなさが大きくなるほどに、仕事への恐怖心を募らせてしまうのです。
原因4:仕事の人間関係が怖い
上司のパワハラやセクハラ、陰口や悪口、イジメなど、職場の人間関係の悪さから「仕事に行くのが怖い」状態になる人は少なくありません。
実際に、転職サイト「マイナビ転職」が「仕事を辞めたい理由」を調査した結果、人間関係の悩みは大きな割合を占めているようです。
仕事内容に満足していても、職場の人間関係が辛くて悩んでいるといったケースもあります。
一度でも人間関係でつまずき傷ついた経験がある人は、職場での人との関わりに恐怖心を抱いてしまうことも多いでしょう。
原因5:職場環境が悪くて怖い
劣悪な職場環境で働いていると、悪い環境に耐えられなくなり、強いストレスから仕事への恐怖心を生み出してしまう場合があります。
【職場環境が悪い例】
・職場環境の悪さから退職者が多い
(人員確保できないため必然的に仕事量が多くなる)
・上司が無能
(部下の仕事や労働状態を管理できていない)
・労働時間に見合わない給料
・給料がいつまでたっても上がらない
・自分の仕事が終わっても先に帰りづらい雰囲気
・休みが少ない
など。
また、職場環境が悪い場合、性格の悪い人が多い傾向があります。
理由は、悪い環境にいつしか染まってしまうことで、性格や考え方が歪んでしまうことが多いからです。そのため、人間関係の悩みも招く原因になってしまいます。
原因6:ストレスが溜まり心身に悪影響を与えているから
仕事へのストレスが長く続くと、身体やメンタルに悪影響を及ぼす場合があります。
ストレスが溜まると、睡眠障害や食欲不振などを引き起こす可能性が高くなります。そのため、体調不良を生じ、集中力や注意力の低下、ミスの多さの原因に繋がります。
結果的に、仕事へのパフォーマンスの低下から、自分に自信がもてなくなり「仕事が怖い」と感じてしまう人もいるでしょう。
では、どうしたら「仕事が怖い」状態を克服できるのか?下記の項目から、対処法を5つご紹介していきます。辛い状態になる前に、早めに対策しましょう。
仕事の怖さを克服する5つの方法
仕事が怖い状態を克服するために、試してほしい方法を5つご紹介します。
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【仕事の怖さを克服する5つの方法】
- 全て仕事中心に考えるのは止める
- 少しずつでも自分に自信を持てるようにする
- 周りの行動や言動に振り回されない
- 自分を認めてあげる
- NOとはっきり言える勇気を持つ
では、ひとつずつ詳しくみていきましょう。自分がやりやすい方法を実践してみてください。
克服法1:全て仕事中心に考えるのは止める
仕事はあくまでも仕事。お金をもらって生活をするためであって「人生の全て」「生活の全て」「あなたの全て」ではありません。
仕事が中心だと考えずに、仕事以外の楽しみをみつけ気分転換し、脳を休ませてあげることが大切です。
責任感が強い人や真面目な人ほど仕事へのプレッシャーを強く感じ、休日や仕事が終わって家にいる時でも、「明日どうやろう」とか「あの時は、ああするべきだった」など、常に仕事のことばかり考えてしまう傾向があります。
仕事を中心に置きすぎず、彼氏や彼女、友人との時間や、趣味など没頭できる時間を楽しんで心身をリフレッシュすることを心がけましょう。
克服法2:少しずつでも自分に自信を持てるようにする
仕事に対して、自分が得意なことや強みを知り伸ばしていけば、自分に自信をもてるようになります。
自信をつけることで、仕事が怖い状態をいつのまにか克服している自分に気付けることでしょう。
まずは、自分の良さや強みを紙にリストアップして書き出してみましょう。どんなことでも良いので深く考えず、どんどん書いていくことがポイントです。
例えば、
・この仕事はやりやすい、嫌いじゃない
・この仕事は労力をかけずにサクッと終わらせられる
など。
考えたこともないようなことを口に出して褒められるほど、人間は嘘をつくのが上手ではありません。
「褒められたことがある=長所」、あなたの強みで間違いないです。
仕事に対する自分の強みを、何かひとつでも認識できたら精一杯やってみましょう。
また、周りに影響されて競おうとしたり比較せず、ミスをしても落ち込まず、自分の意識をポジティブ思考に切り替えていくことも大切です。
克服法3:周りの行動や言動に振り回されない
職場で上司や先輩、同僚などの行動や意見、評価などを気にしすぎないようにしましょう。
周りの行動や言動を意識しすぎるあまりに「自分の悪口を言っている」「仕事ができないヤツと思われている」など、本当はそうでなくても悪い方へ考えてしまっている人も少なくありません。
ネガティブ思考が定着してしまうと、仕事の人間関係が怖いと感じやすくなるため、意識的に気持ちを切り替えていきましょう。
上司や先輩からキツイ言葉を受けても落ち込まず、機嫌が悪い人のどうでもいい行動や言動に悩み続けて、ストレスを溜めないようにすることも大事です。
克服法4:自分を認めてあげる
自分がやっている仕事はたとえ小さなことでも、誰かの役に立っていると自分を褒めて認めてあげましょう。
つまり、自分の価値を認識することです。
そして、あなたが「人生の中で大切なもの」「実現したいもの」「どんな存在価値になりたいのか」「そのために具体的にどうしたらいいのか」を考えてみると良いでしょう。
目標を立てて、人に左右されず、少しでも実現できるように行動してみることが大切です。
たとえ、自分の思うようにいかない時があっても、目標を達成するための準備期間だと考えることも必要です。
うまくいかないと嘆き、焦ったり、立ち止まらないようにしましょう。
自分を認め目標が定まったら、仕事が怖いと思う暇もなくなるはずです。
克服法5:NOとはっきり言える勇気を持つ
思い切って「NO」と主張できれば、自分に自信が持てるようになり、恐怖心に打ち勝つために一歩踏み出すことができます。
断り下手な人は「あの人は断らない」というレッテルを貼られ、本来なら自分がしなくてもいい仕事を抱えることになります。
そして、安易に依頼を受けると利用されて、また頼みごとをされる悪循環に。
結果的に仕事量が増え、ますます仕事が怖いと感じる状態へとなってしまいます。自分の時間は自分で守りましょう。
「NOと言って嫌われたらどうしよう」「怒られたらどうしよう」と、心配してしまうかもしれませんが、実際に言ってみれば、案外たいしたことないと思えるはずです。
仕事が怖いときは「逃げる」ことも大切
「避けられない悪い人間関係」や「改善しない劣悪な職場環境」などの場合、ストレスで心身ともにボロボロになる前に早く逃げた方が良い場合があります。
仕事に全てを捧げる必要はありません。今働いている職場環境に無理に合わせる必要もありません。
さっさと逃げて、自分に合った働き方をできる会社をみつけ、自分の身を守りましょう。
【「逃げる」ための最適な方法】
・思い切って退職する
・自分に合った職場に転職する
しかし、退職なら「辞めると言い出す勇気がない」「人手不足で辞めれる状態ではない」などということもありますよね。
また、転職なら「自分に合った職場探しなんて大変でしょ」という人もいますよね。
信頼できるおすすめの『退職代行』と『転職エージェント』を選び転職の選択肢も頭に入れておいてくださいね。
仕事が怖いときは無理せず少しずつ前に進もう
仕事が怖いと感じ始めると、考えがどんどん悪い方へ、ネガティブな方へ働いて、辛い状態になってしまいます。
仕事が怖いときは、無理しすぎず「仕事とは何か」「働く意味は何か」もう一度見つめ直し、仕事への価値観を変えてみることも大事です。
仕事は所詮仕事です、自分の人生を楽しく生きるために、気軽に働ける価値観へ修正してみてはいかがでしょう。
気持ちを切り替えて、自分に合った職場探しをするなら、転職エージェントが便利です。実績あるスタッフが自分に合った転職先を厳選紹介してくれます。
精神的にヘトヘトですぐにでも辞めたいときは、退職代行に相談してみるとスムーズですよ。