「仕事に行きたくない・・・」と毎朝感じていませんか?
朝からネガティブな気分になると通勤が億劫になったり、仕事をしていてもどこか上の空になってしまいますよね。
また、自分の気持ちを無視して無理をしていると、朝から吐き気や腹痛に悩まされるなど体にも影響が現れることもあるので注意したいところです。
本記事では、仕事に行きたくなくなる6つの原因を始め、すぐに実践できる対処法を7つ紹介していきます。
自分らしく仕事をするためにも、「仕事に行きたくない」と感じる原因を把握して適切な対処をしましょう。
本記事があなたの悩み解消に役立てば幸いです。
目次
朝になると仕事に行きたくないと感じる6つの原因とは?
毎朝仕事に行きたくないと感じる原因は主に6つ考えられます。
- 職場でパワハラやいじめがある
- 仕事を覚えられず毎日ミスをしてしまう
- 残業や休日出勤が多く休みを取れない
- 仕事がつまらない
- 通勤時間が長くて苦痛
- 不眠で朝起きるのが辛い
上記6つの原因によってストレスを受けることで、朝になると「仕事に行きたくなくない」と感じてしまいます。
ストレスは何かに積極的に取り組めるようになる「良性ストレス」とメンタルに悪影響を及ぼす「悪性ストレス」の2種類に分けられます。
特に悪性ストレスは不安症状や鬱などの精神疾患を引き起こす原因にもなり、「朝になると涙が出てくる」「吐き気がしてくる」「体が動かない」などの症状が起こる可能性もあります。
悪性ストレスを与えている原因を改善することで、仕事に行きたくないという悩みから解放されるはずです。
職場でパワハラやいじめがある
職場でパワハラやいじめが原因で、「仕事に行きたくない」と感じる人は非常に多くいます。
厚生労働省の調査結果によると、3人に1人かパワハラを受けた経験があると回答しているほどです。
「上司に毎日怒鳴られる」「同僚に陰口を叩かれる」「暴力をふるわれる」などが当てはまり、仕事をしている間中とても強いストレスを受け続けることになります。
精神的に大きな負担となるので、仕事に行きたくないと毎朝思うようになるのです。
我慢していると心が限界になり、鬱などの精神疾患になる可能性も高くなります。
鬱になってしまうと仕事をすることも何かを楽しむこともできなくなるので、自分が大変な思いをすることになります。
職場でのパワハラやいじめは、あなたが何をしたからと改善されるものではありません。
無理をしてあなたが壊れてしまう前に、辞めて転職することをおすすめします。
仕事を覚えられず毎日ミスをしてしまう
ミスが続くと、徐々に自分に自信がなくなっていきます。
また、上司に怒られることでさらに自分を責めたり、ネガティブに物事を考えやすくなるため仕事へのモチベーションも下がってしまいます。
しかし、仕事を覚えられるか覚えられないかは、あなたの次第です。
仕事でミスをしない人はどこにもいません。
ミスをしてしまっても、「次は失敗しないように気をつけよう!」「仕事ができるように勉強しよう!」など、失敗から学べば意味のあるミスになります。
自分で仕事における明確な目標を立てておくと、ミスをしても目標を思い返すことで自分を奮い立たせられるため、モチベーションを下げずに仕事が続けられます。
また、「仕事に熱心に取り組んでいる人」や「何か目標に向かって頑張っている人」と一緒にいることで自分も感化され、モチベーションを上げることができるのでおすすめです。
「反省点を活かして仕事をしよう」と意識することで、徐々に仕事ができるようになり、自分の自信にも繋がりますよ。
残業や休日出勤が多く休みを取れない
残業や休日出勤が多く休みを取れないと、心や体の疲れが取れません。
また、多忙だと脳がずっと働いている状態になるため、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると「なかなか眠れない」「眠っても疲れが取れない」など心身へ負担がかかり、朝になると仕事に行きたくないと感じやすくなるのです。
休暇を取るのが難しい場合は、心身共リラックスするために、癒し効果があるアロマやヨガなどの適度な運動を取り入れて、ストレスが溜まるのを防ぎましょう。
仕事がつまらない
仕事内容に興味が持てないと「仕事がつまらない」と感じ、モチベーションも下がり仕事に行くのが億劫になってしまいます。
やりがいを感じられない仕事は集中力も低くなり、ミスが多くなったり、仕事効率が低下する可能性が高くなります。
また、ストレスを溜め込むだけで、達成感や充実感とは無縁の生活を送ることになってしまうので、自分のスキルアップにも繋がりません。
楽しく仕事をして充実した毎日を送るためには、仕事で何か目標を設定してモチベーションを上げるなど、あなたの意識から変えていく必要があります。
心理学的には、スモールウィン(小さい成功)という言葉があります。
スモールウィンを積み重ねていくことで自己肯定感が高まり「この仕事も悪くない」「思っていたよりも楽しい」など、仕事に対して前向きな気持ちを持てるようになるのです。
仕事がつまらないないと感じるなら、まずは自分ができる仕事を一生懸命こなし、小さな成功を積み重ねていくようにするといいでしょう。
しかし、そもそも仕事内容が合わず「今の仕事の他に自分ができることがある!」と考えるなら、自分が積極的に動ける仕事に就くために転職をするという選択もありですよ。
※自己肯定感とは、自身の存在や価値に積極的な評価ができる心の感覚。
通勤時間が長くて苦痛
通勤時間が長いというのも、毎朝仕事に行きたくなくなる原因のひとつになります。
「通勤だけで疲れる」「帰宅が遅くなる」「朝早く起きなければいけない」などの問題が出てくるためです。
通勤時間が長いと、出勤するだけで体力を消耗するため帰宅すると一気に疲れを感じます。
また、帰宅時間が遅くなることで自分の時間が大幅に削られるため、リラックスできる時間もなくなり結果ストレスを溜め続けることになります。
ストレスは自律神経を乱れさせるため、「寝たはずなのに疲れが取れない」などの不調を引き起こしかねません。
毎日の早起きや満員電車が苦痛になっているなら、自分が通いやすいような場所に引っ越すか、自宅から近い職場に転職するかの2つに1つです。
無理なく通えるように、自分自身で環境を整えるようにしましょう。
不眠で朝起きるのが辛い
「寝つきが悪い」「眠りが浅い」など不眠だと、朝起きるのが辛くなり仕事に行くのが億劫になってしまいます。
また、不眠だと日中に眠気に襲われたり、注意力が散漫になったり、些細なことでネガティブな気分になるなど仕事にも影響が出てくるので注意してください。
そもそも不眠は、悩み事や過度のストレス、運動不足など、「環境・身体・心・生活習慣」が原因で発症します。
不眠を改善させるための対処法は5つあります。
- 適度な運動をする
- 寝る前に半身浴をする
- 朝日をしっかり浴びる
- 好きなことをする
- 眠りやすい環境にする(アロマや自分に合った枕を使うなど)
程よく疲れて眠りやすくなる
副交感神経を刺激して睡眠の質を上げる
体内時計を整える
ストレス解消
快眠できる
以上の5つを実践することで、睡眠の質を上げられて朝スッキリ起きられるようになります。
不眠に悩んで、朝仕事に行くのが辛くなっているなら上記の対処法を試してみてください。
しかし、半身浴をする場合、42度以上のお湯に長時間入ってしまうと交感神経を刺激して安眠を妨げてしまいます。
37〜39度のぬるいお湯に10分以上ゆっくり入ることが、副交感神経を刺激して睡眠の質を上げるポイントです。
また、「眠れない」と意識しすぎてしまうことで余計眠れなくなることもあるため、なるべくリラックスできるように過ごすことを心がけてください。
不眠が長く続くと精神面だけでなく健康面にも影響が出てくるので、早めに専門の医師へ相談することをおすすめします。
上記では、仕事に行きたくなくなる原因を紹介してきました。
原因は人それぞれですが「仕事に行きたくないけど、無理して仕事に行く」という状態はストレスになるため、心身ともに大きな負担となります。
あなたのためにも原因を把握して改善したり、ストレス発散する方法を見つけて対処しましょう。
我慢していると精神的にも身体的にも悪影響がある
無理して仕事にいくという行為は、ストレスになるため精神的にも身体的にも悪影響を及ぼします。
ストレスを感じ続けると、循環器や呼吸器・消化器などの活動を調整している自律神経の副交感神経と交感神経のバランスを乱してしまいます。
自律神経を乱すと、以下のような病を患う可能性もあるので注意しましょう。
- 【燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)】
- 【うつ病】
- 【不眠症】
- 【神経性胃炎】
- 【過敏性腸症候群】
- 【過呼吸症候群】
- 【自律神経失調症】
仕事に意欲的に取り組んでいたのに突然「意欲がなくなる」「朝起きたくない・仕事に行きたくない」「人と関わりたくない」という症状が起こり、職場に居られなくなる。
精神的に落ち込み、やる気を失う。イライラしやすくなる・疲れが取れなくなる・集中力の低下など心身共にあらゆる症状が現れる。回復するのに時間がかかる。
眠りにつけない・寝ても何度も目覚めるなどの状態が続く。寝ても疲労感が残り朝起きにくくなるなど日常生活に支障がでることもある。
食べ過ぎや飲みすぎなどの原因がないのに、胃酸の分泌過剰や粘膜が弱まることで胃痛に胸焼けなどの症状が起こる。
ストレスが刺激になり腸の運動が激しくなることで、下痢や便秘などが慢性的に1ヶ月以上続く。ストレスだけでなく、生活習慣の乱れでも起こる可能性がある。
不安などのストレスによって、突然動機やめまいなど過呼吸の発作が起こる。呼吸困難や失神などの症状を起こす可能性もある。
動悸・息切れ・肩こり・頭痛など、あらゆる症状が現れる。また、情緒不安定や集中力の低下などの精神症状も現れる。
上記7つは、自律神経の乱れによって、起こる可能性がある病気です。
先ほども述べたように、ストレスに対する耐性には個人差があるため、自分のストレスの原因を改善する必要があります。
特に、ストレスを自分の中で無理やり抑えるタイプや、完璧主義でなんでも真面目に行うタイプは、ストレスを蓄積しやすくダメージを受けやすい傾向にあります。
うつ病など社会復帰するのに時間がかかる病気を患ってしまっては、仕事をするのが難しくなってしまいますよね。
仕事に行きたくないと毎朝感じるなら、無理をせずストレスを溜めている状況に目を向けて自分が生きやすくなる方法を考えるようにしましょう。
次章ではあなたが実践できる対処法を6つ紹介していきます。
「仕事に行きたくない・・・」今すぐできる6つのストレス解消法
仕事に行きたくないと思っても、仕事自体は好きだったり、生活のために続けたいという方もいるでしょう。
基本的にストレスを受けることで仕事に行きたくなくなるので、あなたのストレスを解消・緩和する方法を見つけることが現状から抜け出すポイントとなります。
あなたが今すぐできる対処法は以下の6つです。
- 朝音楽を聴く
- 信頼できる誰かに相談してみる
- 一旦休養を取ってみる
- 気分転換できることをしてみる
- ストレス耐性を高める
- 環境を変えるために、転職をする
上記の対処法を実践することで、毎朝仕事に行きたくないと考えてしまう現状から徐々に抜け出すことができます。
特にストレス耐性を高めるとストレス自体を受けにくくなるので、意識しておきたいところです。
それぞれの対処法について詳しく説明していくので、できることから実際に試してみてください。
朝音楽を聴く
朝仕事に行きたくないと感じたら、音楽を聴くというのもいいでしょう。
音楽を聴くと自律神経のバランスが整うため、体の緊張が解け心もリラックスできます。
朝起きて好きな曲を聞きながら身支度をするだけでも、気分を変えることができるのです。
また、通勤時などにはイヤホンを使って音楽を聞けば、通勤時のストレスも緩和して仕事に集中できるようになるでしょう。
ゆったりした音楽を聞く方が心拍が落ち着くのでリラックスできますが、アップテンポな曲も気分をアップさせることができるのでおすすめです。
信頼できる誰かに相談してみる
ストレスがたまっているときは話を聞いてもらうだけで、気持ちの整理ができ、心を軽くすることができます。
相談した人から客観的な意見をもらえるため、人間関係に悩んだり仕事に行き詰まっているなら思い切って相談してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。
相談する相手は、本当に信頼できる職場外の人を選ぶようにしましょう。
職場内の人に相談すると相談内容が、職場で広がってしまう可能性もあります。
余計なトラブルに悩まされるのを防ぐためにも、あなたが本当に安心して話せる人に相談するようにしてください。
一旦休養を取ってみる
仕事が忙しく精神的に追い詰められて毎朝仕事に行きたくないと感じるなら、無理をせず一旦休養を取ってみるのも対処法の1つです。
休養は心身を健康に保つためにとても重要です。
何も予定を入れずゆっくりできる時間があれば、心身ともに休まり気持ちに余裕が生まれます。
また、仕事で疲れている脳も休ませてあげられるので、思考がクリアになり脳に詰まっている情報を整理することができます。
休養を取るように心がけるだけで、仕事への集中力がアップしたり、効率よく仕事がこなせるようになるなど仕事面でプラスになることも多いですよ。
仕事が忙しいとストレスが溜まり、ネガティブな考えが浮かびやすくなってしまいます。
我慢し続けるのではなく、時に息抜きすることでポジティブな気持ちで仕事に行けるようになります。
気分転換できることをしてみる
運動や旅行をしたり趣味に没頭するなど、あなたが気分転換できることをしてみるのもいいでしょう。
例えばジョギングなどの有酸素運動は、ストレスを感じることで分泌されるコルチゾールを分解してくれるのでストレスを和らげられます。
また、腹式呼吸が基本のヨガは「深く呼吸ができて心拍が落ち着く」「瞑想をして気持ちを落ちつけられる」など、体がリラックス要素がたくさん詰まっています。
運動が苦手という方は、旅行をするのもおすすめです。
リラックスできる時間も取れ、普段とは違う場所で過ごせるのでリフレッシュできるでしょう。
さらに、自分が好きな趣味に集中することで、仕事以外のことを考えられるので自然とリラックスできストレスが解消されますよ。
無趣味という方は、思い切って興味があることにチャレンジしてみると、ストレスが解消されるだけでなく新たな自分も発見できるのでおすすめです。
ストレス耐性を高める
ストレス耐性を高めると、仕事に行きたくないなどネガティブな考えに傾きにくくなります。
先ほども述べたように、ストレスへの抵抗力には個人差があります。
抵抗力が低いと仕事での些細な出来事も刺激になりストレスを感じ、身体や行動・精神面などに影響を与えます。
また、抵抗力が高いとストレスを感じにくく、心身ともに健康的に過ごしやすくなります。
ストレス耐性を高めるには、充分な睡眠をとったり、食生活を整える・リラックスできる時間をとることが必要です。
ストレス耐性は睡眠不足など生活習慣の乱れなどによっても低下するため、ストレスに強くなるためにも無理のない生活を送るように心がけましょう。
環境を変えるために、転職をする
どうしても仕事に行きたくないと悩んでいるなら、思い切って転職するという選択肢も検討すべきです。
特にいじめやパワハラ、仕事内容など自分1人では解決できないことが原因で、仕事に行きたくないと感じているなら無理はしないでください。
いじめやパワハラなど、何をしても解消しきれないほどのストレスを受けている場合、ストレスを溜め込んで精神面や健康面にも悪影響が現れる可能性があります。
仕事に行きたくないから転職するというのは、決して逃げではありません。
あなたが充実した人生を送るためにも、自分らしく働けるような職場を見つけましょう。
転職することに不安があるなら仕事をしながらでも転職活動ができる、転職エージェントに登録すると、あらゆる求人がチェックできるのでおすすめです。
登録や利用するのに料金は発生しませんし、いつでも空いてる時間に自分に合った仕事を見つけることができるので、気軽に利用できますよ。
転職を成功させるなら転職エージェントに登録すべき
転職を成功させるなら、転職エージェントに登録すべきです。
おすすめする理由は4つあります。
- 心に余裕が生まれる
- 自分に合った求人が見つけられる
- 頼りになるアドバイザーがサポートしてくれる
- 好きなときに転職活動ができる
転職エージェントを利用することで、仕事のお昼休みなど隙間時間でも自分に合った求人をチェックできます。
また、企業から直接オファーが来ることもあるので、「今の職場が全てではない」「自分にも新しい可能性がある」など、心に余裕を持てるようになります。
さらに、転職エージェントにはアドバイザーがいるので、転職活動に対しての不安なども相談でき、自分の強みを活かした転職活動が可能です。
しかし、転職エージェントを利用する上でアドバイザーの知識量や、あなたとの相性が転職活動を左右するということを忘れないようにしましょう。
アドバイザーの知識が豊富で相性がいいと、あなたのことを考えて転職活動をサポートしてくれ、適切なアドバイスがもらえます。
良いアドバイザーがいる転職エージェントを利用するためにも、まずは興味がある転職エージェント3社ほどに登録しておくのがおすすめです。
実際に利用してみて、相性のいいアドバイザーがいる転職エージェントに絞って利用するといいでしょう。
自分らしく働いて、充実した毎日を送ろう
今回は毎朝仕事に行きたくないと悩んでいる方のために、原因や対処法などを紹介してきました。
行きたくないと思いながら仕事を続けるのは、心身への負担が大きくとても「しんどい」はずです。
今回紹介した対処法を実践さえすれば、「しんどい」毎日から抜け出すことができます。
あなたが自分らしく働けて、充実した生活が送れる選択をしていきましょう!