強いメンタルになる「忘れる力」が大事 嫌な気持ちを忘れるためのコツ

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仕事の場面でケアレスミスをしてしまい、上司からお説教を受ける。

スポーツの場面で試合中に油断してしまい、敵に得点を許し落ち込んでしまう。

勉強の場面で、解けそうで解けない問題に気を取られてしまい、気が付けば試験時間の大半を使ってしまって凹む。

恋人が言った些細な一言で傷つき、いつまでもそれが頭から離れずブルーになる。

日頃から理想の自分になりたい、近づきたいと努力していても、そういった壁にぶつかって嫌な思い出ができてしまうことは避けられません。しかし、その嫌な思い出をいつまでも引きずってしまっては、メンタルを強化する事ができなくなってしまいます。

嫌なことが記憶に残るとメンタルが不安定になりやすい

仕事やスポーツで何かミスをしてしまい落ち込んでしまったままでは、その後のパフォーマンスは上がりません。「またミスをして怒られてしまうのではないか」という漠然としたネガティブな思考に頭も行動も支配されてしまい、そんな状態ではさらにミスを起こしてしまう可能性が上がってしまいます。

落ち込んでしまった気持ちを、いつまでも切り替えることが出来ないと、自分からミスを招いてしまうばかりか、やる気やモチベーションも下がってしまいます。

いつもクヨクヨ落ち込んでいる人の成績が振るわないのはこのためです。「病は気から」という諺(ことわざ)にもあるように、嫌な思い出に囚われネガティブな思考が続くと、失敗する場面が増えてしまいます。

また、真面目な人ほどそういったミスを重く受け止めてしまい、必要以上に嫌な思い出として記憶に残ってしまいます。人によっては、ミスそのものがトラウマ(PTSD)になってしまい、仕事や部活動をやめてしまう原因にもなってしまいます。

そういった事態を避けるためにも、自分がミスを重く受け入れやすい性格ならば、ミスをしてしまっても忘れるようにトレーニングをしていく必要があります。

仕事にしろスポーツにしろ、ミスを減らすことはできても、ミスそのものを無くすことは不可能です。ミスを根絶するのが不可能である以上、ミスが起きた場合にどうやったらメンタルに影響が出ないようにするか。その方法を知っておくことは大切です。

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メンタルを強くするには「意図的に忘れる」ことがコツ

ミスや失敗などの嫌な事が起きてしまった場合、そのムードを長引かせないためにも「意図的に忘れる」事は大切です。

意図的に忘れる事で、ネガティブな考え方に頭を支配させず、その後のパフォーマンスの低下を防ぐことができます。気持ちの切り替えがメンタルに大切なのはこのためです。

メンタルが強い人は自分に起きた出来事をすべて受け止めるのではなく、受け止めた上で忘れるものと忘れてはいけないものの取捨選択が上手な人です。受験勉強のようにあれもこれもと記憶してばかりでは、メンタルの調子はしてしまいます。

何でもかんでも受け入れては体の毒になりストレスが溜まってしまう。そうならないためにも、毒になるような事は忘れる、益になるものは忘れないように意識していくことが大事です。

この方法を試してみて、最初は意図的に何を忘れればいいのかよくわからない事もありますが、そのときはまず嫌な事もノートでもメモ帳でもなんでもいいので書き出す事。文字にして書き出すこと、嫌な思い出そのものを客観的に見ることができ、思い出と距離を置くことでより忘れやすくなります。

また、「くよくよするのは5秒だけにする。5秒後はさっぱり忘れるようにする」という感じに、あらかじめ時間を決めて忘れるようにするのも気持ちの切り替え方として効果的です。

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上手に忘れる力が付くと、メンタルが強くなりモチベーションアップ効果も

嫌なことを意図的に忘れる力が身につくと、挫折や失敗があってもやる気や集中力が途中でガクンと落ちてしまう場面が減ります。嫌な事が起きてしまっても、そこで挫折して諦めてしまう人と、挫折を乗り越え進んでいき結果を出す人の違いはそこにあります。

いくら綿密に段階を踏んだ上で目標を立てていても、思い通りにいかない場面というものは出てきてしまうものです。思い通りにいかない場面はストレスになってしまい、どうしてもやる気や集中力が削いでしまうもの。

ですが、そういった場面でも「意図的に忘れる」力を発揮して、ネガティブな考えに支配されないようにメンタルをコントロールすることが大切になります。

こういうメンタルコントロールーの考え方は、新入社員や部活動を始めたばかりの初心者にこそ、ぜひ身につけておくべき考え方です。

新入社員や新入部員は先輩方と比較すると、どうしても出来ることのバリエーションが少なく、経験も浅いので失敗も多くなるので、どうしてもくじけやすい立場です。ですが、いちいちくじけていては効率も上がりませんし、問題は解決しません。そういったミスを繰り返しても、ネガティブな考えに支配されないように、綺麗さっぱり忘れる前向きさを持つことで、着実にレベルアップしていくことができます。

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メンタルを強くするには嫌な事だけでなく良い事も忘れた方がいい

嫌な事は忘れるようにと書きましたが、良い事も忘れた方がいい場合があります。良い事が思い出に残れば、ポジティブな気持ちで物事に取り組めるようになりますが、行き過ぎれば自信過剰や過度な優越感に浸ってしまい、メンタルがぶれる原因になってしまいます。

よく過去に起きた悩みで苦しんでいる人に対して「過去の事に囚われるな」というアドバイスをする人はいますが、大抵その場合の囚われている「過去の事=失敗などのネガティブな出来事」です。

「過去の事=成功などのポジティブな出来事」な出来事で悩んでいる事を他人に相談する人はそういません。

ポジティブな事だからこそ、悩みとして捉えている人もあまりいないからです。しかし、ポジティブなことばかりにとらわれていると、いわゆる油断、驕り、慢心を招き、ポジティブ過ぎるが故の空回りや的外れな行動を招いてしまいます。

ポジティブな出来事のせいで調子が狂っていると感じたら、こちらもさっぱり忘れるように心がけましょう。

失敗も成功もどちらも過去の出来事である以上、それに囚われてしまっては、いいメンタルの状態を維持できません。

まとめ

・いいメンタルの調子を保つためには、意図的に嫌な事を忘れる力が必要不可欠。

・忘れる力が身につくことで、ネガティブな考えの支配から頭や体を守り、その後のパフォーマンスの低下や、やる気、モチベーションの低下を防ぐことができる。

・嫌な事だけでなくいい事忘れた方がいい場合がある。いい事に囚われると油断や慢心を招きメンタルが乱されるので、その時も嫌な時同様さっぱり忘れるようにしよう。

最近不倫騒動を起こしてしまいましたが、ゴルフプレイヤーとして有名なタイガーウッズの名言に「嫌なことは10歩歩けば忘れる。」という言葉があります。

ゴルフのように長時間に渡って行われ、且つ集中力が求められるスポーツでは、テクニックやスタミナよりも、いかに自分のメンタルをいい調子に保てるかが勝敗の決め手になると言っても過言ではありません。

プロのスポーツ選手ともなると、毎週のように試合や大会が続くので、いちいち落ち込んでいてはいいプレーもできず、下手すれば自分から競技人生を縮めてしまうことになりかねません。自分のメンタルをいい調子に保っておくのも仕事の一つになります。

そういうメンタルコントロール術は、プロの世界で活動しているスポーツ選手だけではなく、普通に会社で働く人や部活動をする学生にも応用できます。日頃の生活のルーティンとして取り入れていきたいものですね。

今現在の嫌な思い出で苦しんでいる方は、その苦しい思い出をさっぱりと忘れて、その先にある自分のなりたい姿や目標に意識を集中させること。そうして、嫌なムードを自分から断ち切り、気持ちを切り替えることでいいメンタルの調子取り戻すことができるようになります。是非、試してみてください。

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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