ひねくれた性格がメンタルに与える悪影響

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恋愛の場面に限ったことではありませんが、人の好意や感情、目の前で起きている出来事を素直に受け取らず、偏見や色眼鏡でみる人を「ひねくれている」人といいますね。

最近話題の女性に多い「自称サバサバ系」と言われる人もよくよく見れば、ひねくれた物の見方をしているケースが多々あります。

そういう人たちは、仕事にしても自分のやり方や理屈にこだわってしまい、周囲に迷惑をかけてしまう。部活にしても、コーチの言うことを素直にきかず我流の練習法を貫いたり、文句をいってブーたれてしまい、今ひとつ結果が伴わない。

そういった、「ひねくれた」性格は知らないうちに自分の視野を狭くして、成長の幅をうばってしまいがちな考え方です。ひねくれていると、新しいスキルを身につける時に必要以上に苦労するだけでなく、余計なストレスを抱えてしまう原因にもなります。

この記事では、ひねくれている性格がもたらす、精神面への悪影響と、その性格の治し方をまとめています。

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ひねくれた性格がメンタルに悪い理由

ひねくれている人は、自分に関わる出来事や人間関係に大して、偏見や独自の冷めた目線で捉えます。物事を素直に捉えられない事で、知らないうちにメンタルに悪影響を持つ考え方になってしまう事に気付くのがまず第一歩です。

褒められても「お世辞」「皮肉」と捉えて、素直に喜べない。

ひねくれていると、他人からの感謝や褒め言葉を、お世辞や皮肉、嫌味ではないかと穿った見方で捉えるようになってしまいます。

実際には素晴らしい評価を受けているのに、「こんなのは評価に値しない」と自分から褒めた人に強く当たるような態度で顰蹙を買ってしまいます。また、その考え方に縛られて、自分は評価に値しない人間なんだ、と自虐的になってしまいます。

この特徴は、完璧主義や理想が高すぎる人にもよく見られます。現実を性格に把握できていない、何事もネガティブに捉えてしまい、不要なストレスを抱えがちになっています。

他人に対して不満や反発を持つようになる。

ひねくれていると、他人の真摯なアドバイスを受け取る事ができません。アドバイスしてくれる人が上司や先輩、コーチなどのような立場であれば、ひねくれた人の世話をするのも一苦労です。

ひねくれた人はそう言った助言を、自分への文句であったり、的外れな指摘であると受け取ってしまい、何かとストレスを抱えて反発した態度を周囲にとってしまいます。

とくに中途半端に実力があったり、「ひねくれた性格でも、それなりに成果を上げてきた」というプライドがある人は、このドツボにはまりやすいです。

事実、それなりに成果を上げてきたとしても、ここからさらに上を目指してレベルアップが必要な場面が来たとき。第一にひねくれた性格を治していく事が重要になるのに、ひねくれたままでいては成長は見込めません。

他人のやる気を削ぎ、足を引っ張るようになる

ひねくれていると、他人が何か新しい事に挑戦しようとする人を「意識高い系w」「どうせうまくいかない」「やるだけ無駄」と、冷笑し揶揄してしまいます。

チーム全体で新たなビジネスの企画を立ち上げるに場面で「どうせ採算が取れないからお金の無駄」「こんな事業数年やってもジリ貧で時間の無駄になるだけ」と評論家気取りで自分もその仕事の一員であるという自覚がない。当然、頼りにされることもなく、周囲から疎まれてしまいます。

チャレンジ精神が失われてしまう。

挑戦する人を揶揄してばかりですが、自分が挑戦する側に回ることはありません。挑戦しようとしてもひねくれているので、できる可能性よりもできない可能性にばかり注目してしま一歩も動き出せません。

物事には良い面も悪い面もあるのに、悪い面ばかりを見ようとする歪んだ認知が身に付いており、やる前から諦める悪いメンタルが板についてしまっているからです。

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ただし、ひねくれた性格にも良いところはある

無理にひねくれた性格を綺麗さっぱり治そうとして苦しんでいる方は、ひねくれた性格にも良い所があるということを頭の片隅に入れておきましょう。

・周囲と違ったモノの見方ができ、そのことが周囲の利益になる場合もある。

・疑問点や改善点を見つける事ができるので、性格さが必要な仕事では欠かせないスキルになる。

・穿った考え方ではあるが、物事への集中力や関心はあるので、そのエネルギーをいい方向に活かすといい結果につながる事もある。

ひねくれた性格を変える上でストレスを感じている際は、ひねくれた性格ならではの良さまで消さなくてもよい、と考え方を変えてみるのがいいでしょう。

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まとめ

・ひねくれた性格は褒め言葉やアドバイスを素直に受け止めることができないため、トラブルの原因になりがち。偏見のあるモノの見方が身に付くと、自分自身のチャレンジ精神や伸びしろを削ぐことになる。

・ひねくれた性格を治すには、相手の言葉を素直に受け止める、受け止めた言葉をメモにしたためて何度も確認するなどが有効。ひねくれた思考を治すのにはある程度時間がかかのを理解して上で治していく。

・ただし、ひねくれた性格にもいいところや役に立つ環境はある。そういった良さを生かせるように工夫していくのも良い。

中二病が発症する中学生や高校生の頃には、漫画やアニメ、ライトノベルに登場する悪役キャラに感情移入したり、悪役の考え方や哲学に深く共感してしまう事があります。

フィクションの世界で悪役として輝くためには、主人公と負けず劣らずの魅力が必須。魅力がある悪役だから格好良くなり、心が惹かれてしまうのです。主人公の悪役も立場こそ違うけれど、どちらも魅力的なキャラクターとして描かれる事が多いです。

いわゆる「ダークヒーロー」への憧れにより、自分の考え方や行動がひねくれ者のそれになる事はありますが、年齢を重ねるに連れて、そういった思考では人と上手く協力したり、コミュニケーションをとることが難しくなって孤立してしまいます。

孤立してはじめて、「ひねくれている性格をなんとか直さなければ…」と自覚できればそれだけは自分で自分を褒めてもいいですが、中にはこじらせて「ひねくれているせいで生きていくのが難しいけど、あくまでも自分は変わる必要はない」と開き直ってしまう人もいます。

ひねくれをこじらせると、世界を俯瞰して傍観するポジションに安住し、つかの間の優越感を得るために他人を見下してしまうので、人間として成長や進歩は見込めません。

まずは、自分自身のひねくれたものの考え方を、少しずつでいいから変えていくトレーニングを辛抱強く続けていく事が大切です。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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