「仕事量が多すぎていくら頑張っても終わらない」
「上司からのプレッシャーで押しつぶされそう」
人間関係や職場環境で悩んでいると仕事に対して前向きな気持ちになれず、心がしんどいと感じてしまいますよね。
心がしんどいと感じているのは実はとても危険な状態で、放置しておくと肉体的・精神的にさまざまな悪影響が出てきます。
IT関連の会社で働いている私も、上司からのプレッシャーと消化しきれない仕事に追われて心がしんどい状態で3年間働き、かなり精神的に辛い状態でした。
私のような状態にならないためにも、心がしんどいと感じたら早めに対処することが大切です。
本記事では仕事で心がしんどいと感じてしまう原因や心がしんどい状態から抜け出す方法を解説します。
辛い気持ちを少しでも軽減でき、仕事に対して前向きな気持ちになれるようにサポートできれば幸いです。
目次
仕事で心がしんどいと感じる原因
まずは仕事で心がしんどいと感じる原因を突き止めましょう。仕事で心がしんどいと感じるのには、「身体的理由」と「精神的理由」の2パターンが考えられます。
- 身体的理由
- 精神的理由
単純に仕事のしすぎなどで疲労感を感じたりだるさを感じたりする。
体調不良になって現れることもあるため注意。
体調が悪くない状態でも職場環境や人間関係が引き金になって体調に変化が現れる。
特に意識していなくてもストレスの原因となっている職場や人間から離れることで症状が落ち着いてくる。
上記2つの原因が重なる場合もあります。どちらも心がしんどいという気持ちから仕事中に体調の変化が現れやすくなるので注意してください。
心が限界を感じている6つのサイン
仕事で心がしんどいと感じるときは限界を感じているサインが見られることが多い傾向です。
以下の6つの状態に当てはまるほど、心が限界と感じている証拠となります。
- 寝ても疲れがとれない
- 頭痛やめまいなどの不快症状がある
- 会社に遅刻する頻度が増える
- 慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている
- 仕事に集中できない
- 特定の上司、同僚と顔を合わせたくないと思う
1つ1つのサインについて詳しく解説していきます。
寝ても疲れがとれない
今までと変わらない睡眠時間を取っていても、寝ても疲れがとれず、起きてもすっきりしない状態が続くことがあります。
特に休日など次の日からまた仕事があるという状況だと、仕事に行きたくないという気持ちから疲れがとれない・心がしんどいという状態に陥りやすい傾向です。
通常ならある程度まとまった睡眠時間を確保すれば疲れが取れますが、しっかり寝ているのに疲れがとれない場合は、心が限界になっているひとつのサインとなります。
頭痛やめまいなどの不快症状がある
頭痛やめまいがするというような不快症状を感じている場合は、精神的に辛い状態になっていて、身体的な症状が現れている場合が多いです。
病気など明確な理由がある場合は別ですが、特に思い当たる理由がなく症状が出る人は、疲れがたまっていて強いストレスを感じている証拠だといえます。
会社に遅刻する頻度が増える
自覚がなく会社に遅刻する頻度が増えた場合、心の中で仕事に行きたくないという気持ちが強く出ていることになります。
遅刻しそうな時間になっているのに自宅でのんびりしてしまったり、会社に向かう途中で寄り道してしまうなら、無意識に会社に着く時間を遅らせていて、精神的に限界が近いというサインになるので注意しましょう。
慢性的な肩こりや腰痛に悩まされている
強いストレスが蓄積することで筋肉が緊張し、慢性的な肩こりや腰痛に悩まされる人も少なくありません。
特に長時間のデスクワークを行っている人に多い傾向ですが、通常の肩こりだと感じる程度ではなく、耐えられないほど強い痛みを感じることもあります。
肩こりや腰痛が辛いと感じたら、こまめに休息を取り入れてマッサージを行うのがおすすめです。
長時間休んでも慢性的な肩こりから抜け出せない人は、医療機関で診察を受けることをおすすめします。
仕事に集中できない
仕事になかなか集中できない状態が続く人も心が限界に近づいているサインになります。
今やっている仕事に不満があったり給与に満足できていないなど悩みを抱えていると仕事のやる気が削がれてしまうので、集中力が続かなくなります。
長時間仕事をしているのに全く進まないという人は、目標を設定するなどしてモチベーションアップにつなげてみてください。
特定の上司、同僚と顔を合わせたくないと思う
人間関係でトラブルがあり、特定の上司や同僚と顔を合わせたくないと思うのも心が限界と感じているひとつのサインです。
苦手な人と顔を合わせることで精神的に辛くなり、頭痛など身体的に症状が出る人も少なくないので注意しましょう。
上記で紹介したようなサインが現れているにも関わらずそのままの状態で放置しておくと悪化してうつ病等につながる危険性もあります。
人間関係を良好に保つためにできる方法を試したり職場環境を変えることが必要なので、次章から詳しい解決策について見ていきましょう。
心がしんどい状態から抜け出すたった1つの方法
心がしんどいと思っている状態から根本的に抜け出すには、「今の職場環境を変える」という1つの方法しかありません。
職場環境を変えなければ、一旦精神的に落ち着いても心がしんどいと感じる原因がなくなるわけではないので根本的な解決にはならないからです。
職場環境を変える方法は主に「社内で異動を考える」「転職する」の2つとなります。
社内で異動を考える
仕事で心が辛いと感じるなら、まず社内で異動することを考えてみましょう。
他の部署に異動すると周りの環境や人間関係もガラリ変わるので、いい刺激になり一からリセットして頑張ろうという気持ちになります。
人間関係が原因じゃない場合は、今の仕事内容を変えてもらえないか上司に相談するのもいいでしょう。
現状が続いている状態ではいつまで経っても解決しないので、会社側に相談して実際に行動を起こしてみましょう。
ただし、今の仕事を始めて数ヶ月しか経っていない場合など、状況によっては要望を受け入れてもらえないこともあります。
一旦今の仕事を頑張ってみて、それでも成果がでない・やりがいを感じられずに辛いという気持ちになるときが相談するベストなタイミングです。
転職する
今の職場環境を変えるなら思い切って転職するという方法もあります。
あなたが感じている煩わしい人間関係や職場環境が原因で心がしんどくなっている悩みを一気に解消できる可能性が高いので、どうしても今のまま仕事を続けるのが無理だと感じるなら、転職を考えてみましょう。
転職先はどこでもいいというわけではなく、しっかり選ばないと後悔してしまいます。
転職に失敗してしまうと、今と変わらない状態かさらに悪化する可能性もゼロではないことを頭に入れておきましょう。
転職成功率を劇的にアップさせるには「転職エージェント」を活用するのがおすすめです。
- 担当者があなたの代わりに条件に合った求人を複数紹介してくれる
- 履歴書や職務経歴書の添削・面接対策など手厚いサポートを受けられる
- 自分だけでは探すのが困難な好条件の非公開求人を豊富に持っている
最大のメリットは、自分で求人探しをしなくても、あなたの代わりに希望する条件に合った求人を複数紹介してくれるという点です。
登録さえしておけば担当者が複数の優良求人を探し出してくれるので、在職中でもスムーズに求人探しができます。
さらに、転職活動でつまづきがちな履歴書や職務経歴書の添削・面接対策も行ってくれるため、転職活動に不安がある人も安心です。
各サイトに登録しないと閲覧できない非公開求人も豊富なので、自分で探すよりも好条件な優良求人が見つかるほか、ホワイト企業が多いので転職成功率が非常に高くなるメリットもあります。
転職エージェントへの登録は無料で行えるため、選択肢を広げるためにも、複数の転職エージェントに登録するのがおすすめです。
疲れた心を解放する4つの方法
すべての人に共通して、仕事をしていると、どうしても心がしんどいと思うことが出てきます。
続いては、普段の仕事を乗り切るために疲れた心を解放する4つの方法を紹介していきます。
- 達成できそうな小さな目標を設定する
- 仕事を頑張ったご褒美を用意する
- 自分が楽しめる趣味を作り没頭する
- まとまった休暇をとる
上記4つの方法について詳しく見ていきましょう。
達成できそうな小さな目標を設定する
仕事をしていてもゴールが見えないと集中力が低下してやる気が起きずダラダラ作業することになるので、少し頑張れば達成できそうな小さな目標を設定するといいでしょう。
「スモールウィン」とは小さな成功のことで、小さな目標を立てて達成するということをコツコツ積み重ねていくという意味を持っています。
小さな達成の積み重ねが大きな目標達成につながるので、まずはできる範囲で小さな目標を立ててみましょう。
例えば以下のような方法があります。
- 1時間など目標達成までの制限時間を決める
- 1時間以内にやりきるタスクを組む
- アラームをセットし時間内に終わるように努力する
制限時間内に消化しきれない量を設定するのではなく、無理なく達成できる量でペース配分を考えるのがポイントです。
他にも、付箋に目標を書いて、目につく場所に貼っておく方法も集中力アップにつながるのでおすすめです。
仕事を頑張ったご褒美を用意する
やる気を出して目標を達成するためにも、仕事を頑張った自分にご褒美を用意しましょう。
仕事をちゃんと片づけたら欲しかったものを買う、いつもより奮発して高級なディナーを食べに行くなど、楽しいことを思い浮かべて仕事をするとモチベーションも上がりやすくなります。
自分が楽しめる趣味を作り没頭する
仕事のことばかり考えていると心が辛くなってしまうので、自分が楽しめる趣味を作って没頭する時間を作りましょう。
スポーツ・料理・映画鑑賞などなんでもいいので、仕事のことを考えずに済む時間を作るとリラックスできます。
趣味の時間を確保することで、仕事は仕事、プライベートはプライベートという境界がはっきりするため、普段仕事で溜まっているストレスを発散することにもつながります。
まとまった休暇をとる
何をしても心がしんどいと感じるときは、まとまった休暇をとってもOKです。
1日だけ休んでも一時しのぎになるだけで、仕事に行くとまたすぐに同じ状態になってしまいます。
せっかくならまとまった休みをとって旅行に行くなどリフレッシュすると仕事のことを忘れられます。
休暇中は仕事のことを考えなくて済み、感情を整理することもできるのでストレスから解放されます。
心がしんどい状態で仕事を続けると悪影響がでる
心がしんどいと感じているにも関わらず、そのまま仕事を続けると精神的に悪影響が出て気やすいです。
心がしんどい状態が続くと引き起こされる症状として、
・うつ病
・自律神経失調症
・適応障害
などが挙げられます。
仕事のストレスを我慢しすぎて精神疾患を引き起こしてしまうケースも増えているので、我慢しすぎるのは絶対にNGです。
心がしんどいと感じたら休息を取り入れて、感情を整理して取るべき対策を考えてみましょう。
心がしんどいと感じたら限界になる前に対処しよう
心がしんどいと感じたら限界に達する前に対処するべきです。
心がしんどいと感じたまま仕事を続けてもあなたが辛くなり、さらに心がしんどくなっていき、肉体的な精神的に悪影響が出てきます。
まずは疲れた心を癒す方法を試し、それでも良くならない場合は職場環境を変えるなど、根本的な解決法を取り入れてみてください。
辛いと感じるときは自分を労わりながらあなたのペースで仕事と向き合っていきましょう。