コミュ障な人との上手な付き合い方について

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会話が下手、どもる、話す時に緊張する、会話が途切れることが多い…など、いわゆるコミュ障な人と関わるときは、どうしても気苦労が耐えなかったり、話していて妙にイライラとした気持ちを抱くことがあるかもしれません。

しかし、コミュ障な人が上司や部下などの仕事の都合上そう簡単に縁を切れない相手であったり、自分の友達、恋人、家族、親戚など、どうしても関わる必要性がある場面が出てきた時のことを考えれば、コミュ障の人との上手な関わり方を知っておいて損はないと思います。

今回はそんなコミュ障の人との上手な付き合い方、関わり方についてお話いたします。

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コミュ障な人との上手な付き合い方

口下手だからといって相手を見下さず尊重する姿勢を持つ

本当に基本的なことですが、コミュ障で会話が下手だからということで相手を見下さないことです。

コミュ障という言葉そのものは…

  • できれば関わりたくないし、付き合っても疲れるだけの面倒くさい人。
  • こっちが気を使ってやってるくせに、それに対する感謝の言葉すらなくて腹が立つ。
  • ノリも悪いし、コミュニケーションを盛り上げるような貢献意欲が見られなくて不愉快。
  • 訓練すれば身につくはずのコミュ力を身につけていないただの怠け者。

…と、コミュニケーションを楽しみたい人やコミュニケーション能力のある人(いわゆるコミュ強)から、厳しい論調で語られることもあってか、基本的にポジティブな意味で語られる言葉でとは言い難いものです。

そんなコミュケーションにおいて影響力を持つ人の強い論調もあってか、コミュ障の人と関わるときに、ナチュラルに相手のことを下に見てしまう。あるいは、自分がコミュ障の人を見下しているとい自覚すら持てず、相手をぞんざいに扱うような態度をしやくなるものです。

タイトルにもあるように「上手に」付き合うためには、相手を尊重しない態度で接することは、まず避けなくてはいけません。お互いに良好で安心できる関係を築くことを大切にしましょう。

頻繁に話しかけず相手が話してくれるのをゆっくり待ってみる

コミュ障の人と話すときは、頻繁に話しかけるのではなく、相手が自然に話しかける気持ちになるまで、こちらがじっくりと腰を据えて待つ姿勢を持つことも肝心です。

どうしても「上手に関わろう」と意気込めば意気込むほど、沈黙する空気や何もしない空白の時間があってはいけない…という強迫観念に襲われて、焦って意味もなく話しかけてしまうことがあるものです。

仕事でも学校でもコミュニケーション能力の重要性が日常的に叫ばれている影響もあってか、「他人との会話の多さこそが正しいコミュニケーションである」と、コミュニケーションに正解を見出している。それにより、正解の方法が通用しないからこそ、コミュ障と関わる人、そしてコミュ障の人自身もコミュニケーションに過度な苦手意識を感じるようになります。

当然ながらm世間や常識から良いとされている正解のコミュニケーションに囚われてばかりで、今目の前にいるコミュ障の人を見ようとしなければ、うまく関われないのも無理はありません。

その意味でも、最初は慣れないかもしれませんが、沈黙の時間を恐れず相手が話してくれる気持ちになるまで待ってみる事を取り入れることも視野に入れておきましょう。

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感情を出すようにアドバイスをするのは控える

コミュ障の人の中には、自分が抱いた感情を表現することに恥ずかしさを感じていたり、「感情を出す事=他人に迷惑を与えてしまう事という考えのせいで、他人には相談しにくい悩み抱えている人がいます。

そんな悩みを持っている人に取って、無理やり「もっと感情を出して話して!」とアドバイスすることは、コミュ障の人に過度なプレッシャーをかけて、コミュニケーションに対する心理的なハードルを上げることになります。

たしかに感情豊かに話せば、無表情で話すよりも理解しやすい話ができるようになったり、表現の幅が広まることで、より質が高く多くの人を巻き込めるコミュニケーションができるかもしれません。

しかし、質の高いコミュニケーションが求められるのが当たり前になると、コミュ障の人はただでさえ感情表現という苦手な事をしている苦労に加えて、「質の高いコミュニケーションをしなければ、自分は受け入れられないんだ」という不安を感じてしまい会話への苦手意識を増してしまいます。

なぜ「感情を出す=迷惑」と結びつけるかというと、幼少期に喜怒哀楽などの感情を出したことで親や先生の手を煩わせた経験がある、感情を出したことでいじめや喧嘩に発展した経験が原因なのがいい例。

また、「自分の感情をコントロールできる大人になって欲しい」という子育てにかける親や周囲の期待を強く受けすぎて、感情を抑圧すること身につけてしまうのもいい例。

「話す」以外のやり取りを取り入れてみる

コミュ障の人と上手に付き合うためには、コミュ障の人が抱える苦手な点を克服することではなく、コミュ障の人が過度なプレッシャーを感じることなく、その人の個性や適正に応じた話し方でも認められる環境作りをしていくことが大事です。

そのためにも、面と向かって話すこと以外の方法でのコミュニケーション…たとえば、メールやSNSを利用した文章を主体とするコミュニケーションを取り入れてみる。

場合によっては絵文字やスタンプなどの、文字ではなくイラストを利用した方法を取り入れてみることで、コミュ障の人が気軽にコミュニケーションできるような環境づくりを視野に入れておくといいでしょう。

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無口なのは長所として捉えてみる

(よく喋るタイプのコミュ障の人を除けば)コミュ障の人は会話が苦手だからこそ口数も少なく、無口になる傾向があります。たわいもない世間話もせず、事務的な話しかしないので、関わるとなれば「なんだか冷たい人」「ぶっちゃけ変な人」というイメージを持つこともあることでしょう。

しかし、見方を変えれば無口であることは、必要もないのにベラベラと喋りかけてくるような空気の読めなさや図太さがない、という長所を持っている人とも表現できます。

飲み会のあとに延々と無駄話を続けて帰るに帰らしてくれない人や、いい加減電話を切りたいのに通話し続ける人と比べれば、無口な人はしゃべりすぎることで生じる悩みをまず起こさない安心感のある人とも言えます

このように、コミュ障の特徴一つ見ても、その捉え方次第では長所になる…ということがわかれば、コミュ障の人に対する見方が変わって良好な関係を築きやすくなります。

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一般的にコミュ障といえば、 人見知り 人前で話すのが苦手 緊張しすぎて小声で話したり挙動不信になる など、喋るの

孤独に閉じこもろうとしたら、適宜刺激を与える。

人と関わることに苦手意識を覚えているために、コミュ障の人は放っておくとそのまま社会との接点を絶ち、まるで引きこもるかのように人との交流を避けた生活へと陥ることがあります。

もちろん、現代ならパソコンやスマホを用いて、誰とも顔を合わせずにひきこもりながらの生活も可能ですが、誰とも顔を合わせない引きこもり生活を続けたせいで、昼夜逆転のせいでうまく睡眠が取れなくなったり、不摂生な生活をしていることを誰からも指摘されず、自分の健康を犠牲にした生活を送ってしまう可能性があります。

そうならないためにも、無理に話をしなくてもいいので、たまにはコミュ障の人の様子を見に行ったり、適宜外に出す用事(事務的な用事でも可)を作って、孤独に閉じこもらないような状況を作っていくことも大事です。

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コミュ障の人に一方的にコミュ力を求めるのが効果的ではない理由

最後に、コミュ障の人と関わる場面で意識しておきたいのが、コミュ障の人にコメントの上手さ、自己主張をすること、会話の雰囲気を作っていくこと…など、いわゆるコミュ力を一方的に要求しないことです。

話すことを苦手としているコミュ障の人からすれば、自分が会話を引っ張っていく立場に抜擢されても、不適応を起こしてしまうのは想像に難くありません。何を話せばわからない状況を

コミュニケーションは相互に行うものであり、一方的にコミュ障の人にあれもこれもとコミュ力を求めるようなことをされても、キャパオーバーを起こして会話だけでなく、身の丈に合わないコミュ力を要求をするあなた自身に苦手意識を持つ可能性もあります。

なお、(あまり認めたくない話かもしれませんが)他人にコミュ力を求めてしまう人もまた、自分が会話の主導権を持つ状況が苦手というコミュ障な一面があるために、それを補うために無意識のうちに他人にコミュ力を求めていることも考えられます。

心理学者フロムの著書『自由からの逃走』にもあるように、自由な状態は人間にとって精神的な負担が大きい。自由に行動した結果の責任は全て自分が背負う辛さがあるからこそ、自由から逃げたくなるのです。

そうした自由から逃げたくなる心理は、自分が自由に会話の主導権を握れる立場になった時も同様でしょう。自由な会話ができる状況に対する精神的な負担の重さに耐え切れないからこそ、つい他人にコミュ力を求める行動に出ることで、自由から逃走しているとも考えられます。

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参考書籍

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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