話す前の「あっ」が口癖なコミュ障の人の悩みと対策

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コミュ障を自覚する人のあるあるネタとして、何か話しを始める場面で、つい「あっ」と言ってしまうことにコンプレックスを感じることがあります。

たとえば電話で話すときに「もしもし」と話を始めるのではなく、「あっ、もしもし」と言ってしまうのがいい例でしょう。

また「あっ」の他にも、「あ」「えーと」「えっと…」など、会話の始めに何か一言置かないと本題に進めないというテンポの悪さに、コンプレックスを感じていることが目立ちます。

コミュ障でない人や、話し方をさほど気にしない人からすれば「たったこれだけのことで、何をうじうじ悩んでいるのだろうか…」と思われるかもしれませんが、コミュ障を自覚する人からすれば、これは些細な事ではなく、たいへんに大きな問題だと感じてしまうのです。

では、具体的にどんな問題だと感じているのか、「あっ」が口癖になることにどんな悩みを持ってしまうのか…今回はこのテーマについて、お話しいたします。

会話の最初の「あっ」が口癖の人が抱く悩み

テンポよく話せないことで相手に不信感を抱かせていると感じてしまう

「あっ」が口癖になってしまう人は、「あっ」を言わなければ話の本題に入れない自分の話し方の不自然さを自覚している。そして、不自然な話し方をしているからこそ、相手に不信感を抱かせていると感じてしまいます。

いわゆるコミュ力の高い人(=コミュ強)が、なんの滞りもなくスラスラと相手とテンポよく話しているのと比較すれば、コミュ障の人は「あっ」という口癖があるため、話はテンポよく進みづらい(要するにテンポが悪い)。つまり、聞く側に余計なストレスを与えてしまう話し方をしていると言えます。

日常の会話の中でも、空気を読んだり相手が好きそうな話題を選ぶほかにも、テンポの良く話せることもまた、コミュニケーション能力が高さを示す要素である。そして、テンポがよければ、(会話におけるストレスが少ない分)好ましい人と思われやすく、好感触を得やすい。

そんなテンポよく話して自分をよく見せる技術もなく、なにかにつけて「あっ」が口癖になってしまう人が劣等感を覚えてしまうのは、ある意味自然なことと言えるでしょう。

ただし、ここで注意しておきたいのは、「あっ」という口癖が多い人との会話は、誰にとってもストレスになるとは限らない点。

そして、「あっ」という口癖をコンプレックスに感じている人は、身近にテンポよく話せる人がいたり、テンポよく話すことを高く評価している集団に属しているなど、自分に関わる人間関係が会話においてテンポの良さを重視していることが影響していることが考えられる点です。

会話だけでなく態度もぎこちなくなってしまう

「あっ」と言ってしまうことに焦りや緊張を覚えてしまうことで、なんとなく態度にもぎこちなさが出てしまう。

普通に会話をしているだけなのに、どことなく落ち着きがないというか、挙動不審になってしまい、余計に相手に不信感を抱かせているように感じてしまうことがあります。

なお、相手にもぎこちなさが伝わってしまう行動としては

  • 話の最中に何度も噛んでしまう。
  • 顔や手の汗が止まらなくなる。
  • 相手の目が見られなくなる。目線が定まらない。
  • 赤面してしまう。

などがあります。

ここまでひどくなると、相手も異変に気づいて心配したり、気まずさを感じて、その場の雰囲気が重苦しいものになってしまう。そして、その雰囲気のせいでコミュ障の人は、ますますコミュ障っぷりを悪化させてしまう…という、悪循環を招いてしまうことがあります。

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「あっ」と言わないことばかりに気を取られて、会話の内容が頭に入りづらい

意識して「あっ」と言わないように気をつけて話せたとしても、それで不安が綺麗になくなるというわけではありません。

「あっ」と言わないことに気を取られてしまうがあまりに、肝心の会話の中身が全く頭に入ってこないことで、悩んでしまうことがあります。

また、自然且つテンポよく話すことばかりを意識するがあまりに、相手と何を話せばいいのかがわからなくなり、嫌な沈黙を招いてしまう…など、別の悩みが生まれてしまうのが、コミュ障ならではの辛さでもあります。

なお、見方を変えれば「あっ」という言葉をつかうテンポの悪い会話は、話すべき内容の選択や、話した内容の咀嚼などを行う時間を稼ぐ話し方とも見れます。話すことにあれこれ労力を要するコミュ障の人に向きで、テンポこそ悪いものの理にかなった話し方とも考えられます。

そんな合理的な話し方をやめて、「あっ」無しのテンポ重視の会話をしてしまえば、話の内容の選択や咀嚼の時間が足りないので、話し方がぎこちなくなってしまうのも致し方ないことだと言えます。

あまりにも些細なことで悩んでいるとは他人に相談しづらい

「あっ」という言葉には、何か会話における重大な意味や役割はない。つまり「あっ」の有無で、話の内容が大きく変わることがないことぐらいは、コミュ障の人でも多くは理解しているものです。

しかし、そんな大した意味もない些細なことで悩んでいることを、他人には相談しづらいことがコミュ障ならでは悩みです。

仮に相談しようものなら

  • 「そんな些細なことで悩んでいたの?」と、呆れられてしまう不安
  • 「ちっぽけなことで悩むぐらいに面倒な人」と、他人から思われてしまう不安

という具合に、自分に対して低い評価をくだされて恥をかく恐れがあるからこそ、悩みを抱えつつも誰にも相談できない状態で苦しむのです。

なお、最近ではネット(SNS)で匿名で自分の悩みを気軽に相談したり、同じような悩みを持っている人と悩みを共有出来る時代になっているのは、コミュ障の人からすれば救いであるとも見れます。

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「あっ」と言ってしまうことが怖くて会話を避けてしまうことも

「あっ」と言ってしまうことに過度な不安を感じてしまうと、その不安に苦しまなくても済むように、自ら会話をすることを避けるようになる。

つまり、誰かと話したり会話や人前で発表するなど、喋る必要性がある場面そのものを避けた生活を送るようになってしまうこともあります。

「あっ」と言うことに強い不安を感じている人からすれば、なるべく人と合わず、会話もしない生活は、会話からくる不安を抑えるという点では理にかなっている行動と言えます。

しかし、当然ながら人と会話することを避けるために、学業や仕事に支障をきたしてしまう恐れがある。最悪の場合は、社会生活を営むことそのものが困難になったり、(数少ない)他人と会話する場面において、強いストレスを感じて苦しむこともあります。

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「あっ」と言う口癖で悩まないためにできること

「あっ」と言う口癖で悩まないためには、意識して「あっ」と言わない努力をするほかにも、「あっ」程度は悩むほどの問題ではない…と、考えを修正することが効果的です。

油断して「あっ」と言ってしまったからといって、恥ずかしさを感じるのでもなく、激しく動揺するのでもなく、「『あっ』と言っても動揺する必要はない」と思えるようになることが、口癖で悩まないためには大事です。

もちろん、今まで散々悩んできた人からすれば、言葉通りあっという間に改善して考え方が変わるものとは言えません。しかし、少なくとも時間をかけてでも改善していくだけの価値はあると感じます。

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