HSPの人向け 仕事でミスをした時の気持ちの落ち着け方

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繊細で何事にも過剰に反応しやすい気質のHSPの人は、その繊細さゆえに仕事でも悩みを抱えることがあります。

例えば、仕事のミスを針小棒大に受け取って強い罪悪感に駆られたり、つい取り乱してしまったことから、周囲の人に余計な心配をかけてしまう…と言う具合です。

また、ミスに対して過剰反応してしまうために、気持ちの切り替えに多大な時間を要したり、うまく切り替えられない自分を自覚して自己嫌悪に陥ってしまうこともよくあります。

今回は、HSPの人に向けて仕事でミスをしたときの、気持ちの切り替え方や落ち着け方のコツについてまとめました。

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HSPの人が出来る仕事のミスを上手く落ち着ける方法

トイレの個室に数分間こもる

気分を落ち着けるためには、刺激の発生源から遠ざけることが効果的です。

仕事における刺激の発生源の多くは、他人が持っている感情(怒り、恥、緊張)であったり、職場の雰囲気なので、それらから物理的に距離を置き、安心できる場所に避難し気持ちを落ち着けるようにします。

その避難場所として1番ふさわしいのは、トイレの個室です。

鍵をかけてしまえば、外から他人が入ってくることはまずありませんし、周囲から自分が休憩している様子を見られ見られる心配もありませんもありません。

ただし、長居をすると外にトイレを使いたい人の迷惑になってしまうので、あくまでも数分程度に限定して、気持ちを落ち着けるために利用するのが良いでしょう。

そして、気持ちを落ち着けることができたら、ミスの原因をしっかり把握して、仕事に取り掛かることを忘れてはいけません。

外の空気を吸って気分転換をする

もしも職場内に自分の落ち着ける場所避難場所がない場合は、一旦外に出て気持ちを落ち着けることも効果的です。

近所のコンビニに出かけたり、屋上に出て外の空気を吸うなどして、心も体も職場から離れて気持ちを落ち着けるようにしましょう。

ただし、職種によっては勤務時間中は職場の外に出かけられないものもあるので、この方法はどの職場でも当てはまるものとは言えません。

仮に外に出るとしても、休憩時間に限定して出るようにしたり、職場の同僚や先輩に一声かけてから出るようにするなど、配慮することが望ましいといえます。

ゆっくりと深呼吸をして落ち着く

ミスをした時の気持ちの落ち着き方として、古典的ですが深呼吸をすることも効果的です。

ミスをしてしまうと、どうしてもパニックになって更なるミスを誘発したり、恐怖や不安の感情が高まり、ついカッツとなり「怒り」として現れることもあります。

こうした事態を避けるためにも、ミスをしてしまったことに気づいた段階で、とりあえず深呼吸をして衝動的な行動に出ないように自分をコントロールしてみるのが効果的です。

怒りのピークは長くても6秒ほどなので、その6秒間を切り抜けるためにも、ゆっくりと深呼吸をして時間が経つのを待ってみるようにしましょう。

なお、怒りを発散できないためにもやもやとした気持ちが残るかと思われがちですが、仕事においては感情的な行動は自分の信用を失うことにつながったり、自分が所属する会社や組織のイメージ悪化にもつながるので、感情を適度にコントロールすることは欠かせません。

また、「うまく怒りをコントロールできた」ということが大きな自信となり、仕事に対して前向きな気持ちを持てるきっかけとなる事もあります。

仮眠を取って心身を落ち着ける

ミスをしてしまう背景には、繊細であるがゆえに精神的に疲れやすく、集中力が低下していることが考えられます。

下がってしまった集中力は深呼吸などの短時間の休憩でも回復できますが、もしも昼休み等でまとまった時間を取れるのであれば、仮眠をとって心と体の緊張を落ち着けることも効果的です。

仮眠の目安は長くても15分から20分程度。仮眠から覚めた後は、体を動かしたり、日光浴びるなどして、眠気を覚ますように心がけましょう。

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ミスをした自分を責めすぎない

HSPの人は、もささいなミスでも針小棒大に捉えてしまうために、自分で自分を強く責めてしまう傾向があります。また、ミスに対して精神的に打たれ弱い自分の性格を自覚して、自己嫌悪をしやすいのも特徴的です。

もちろん、ミスに対して反省をする事は大事ですが、その反省がただ自分を精神的に痛めつける苦行や拷問のようになっては苦しさが増したり、余計にミスに対して緊張してしまい、仕事の辛さが増してしまいます。

そうならないためにも、ミスをした自分を責めすぎないことが欠かせません。

自己嫌悪や罪悪感に襲われそうになったら、上でも述べたように一旦深呼吸をして気持ちを落ち着けたり、「起きてしまったミスは仕方がないから、どうしたらミスが防げるのか原因と背景を分析していこう」と、再発防止策に意識を傾けて、気持ちを切り替えることが効果的です。

ミスは起きるものだと考えを変えて対処してみる

(身も蓋もありませんが)仕事においてミスは誰にでも起こるものです。

「どんなに気をつけていても、ミスは起きるときは起きるものだ」と自分で受け入れてみることも、ミスに対して過剰反応しない方法の1つです。

また、自分にはどうでもできないこと(例:運が悪かった、他人のミスの影響を受けた…など)が原因となって、ミスが起きてしまうこともあります。

そうした自分の力の及ばないミスに対してまでも、過度に自分を責めたり、自己嫌悪に陥るのは現実を歪めて認知しているのと同じです。

もちろん、「ミスはどうしようもないから仕方ないよね」と開き直ることを推奨するわけではありませんが、自分が抱える必要はない責任感や罪悪感は抱えなくても良いと割り切り、ミスに対して適度な距離感を保てるように心がけましょう。

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無事に落ち着けたら自分を褒めるのも効果的

HSPの人は、

  • 「自分は仕事でミスをしてばかりだ」
  • 「自分のミスのせいで他人に迷惑をかけてばかりだ」
  • 「自分はストレス耐性が低いから、上司や同僚、後輩から疎まれているに違いない」

と、自己肯定感の低さを感じる考えがよく見られます。

そして、自己肯定感の低さが原因となり、周囲が扱いづらさを覚え、ますます職場で自分の居場所を感じにくくなったり、「やっぱり私は職場の人から嫌われているんだ」と感じて、仕事に関する対する苦手意識が更に強まってしまいます。

そんな下がりすぎた自己肯定感を上げて、確固たる自信をつけるためにも、無事に落ち着け今無事に気持ちを落ち着けることができたら、それだけでも自分を褒めてみるのが効果的です。

何より「ミスが起きても無事に自分の力で立ち直れた」と言う経験が、HSPの人にとっては心強いものとなり「ミスをしても大丈夫」と前向きに考えられるきっかけとなります。

もちろん、気持ちの切り替えのスピードには個人差がありますし、スピードが速い方が職場でも高評価や好感触を得られるものであり、HSPのように切り替えに時間がかかる人はどうしても自信を持ちにくいのが実情と言えます。

しかし、他人と比べて早いとか遅いとかではなく、自分の力で自分のペースでしっかりミスから乗り越えられたことをしっかり自分で褒めて、過去の自分と比べて成長していることを実感するようにしましょう。

異動や転職をして自分にあった仕事を出来る環境選びも大事

もちろん、どうしても自分の繊細さが仕事にあっていないと感じたり、自分にとって安心感を持てない職場だと感じたら、異動や転職をしたり在宅の仕事で収入を得るなどの方法を取ることも大事です。

HSPの人にとっては、精神的に安心できる職場を探して、そこで落ち着いて働けるようになることが、余計な不安や心配に駆られずに済みます。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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