友達が部活動やめたときに気をつけておきたいこと

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部活動の悩みとして多いのが

  • 「友達が部活をやめてしまった」
  • 「部活をやめた友達との接し方がわからない」

という友達に関する悩みです。

部活動はただ全国を目指して切磋琢磨しあう志の高い人ばかりが集まる…というものではなく、共通のスポーツや趣味を通して話し合える友達を作ったり、学校生活における居場所であるという側面もあります。

そのことは将来一流のアスリートになりたい体育会系の部活、その道のプロを目指している文化系の部活でも同じです。

とくに、野球や吹奏楽部などの集団で行う部活の場合は、部員が抜けて大会に出られなくなることがあるために、部活内の友達関係にセンシティブにならざるを得ないのも無理はないでしょう。

ですが、友達が部活をやめたからといってその友達に対して冷たく当たったり「部活をやめるような人間は裏切りものである」と去っていった友達を悪く言い続けるのはあまり好ましいことではありません。

今回は、そんな「友達が部活動をやめた」ときに気をつけておきたいことについて、お話しいたします。

辞めていく友達にとっては部活は居心地がいい場所とは限らない事実を認める

友達が部活をやめる場面になると、どうしても辞めていく友達を

  • 「空気が読めない奴」
  • 「辞めるぐらいなら部活に入るなよ」
  • 「前からなんとなく嫌だと思っていたから辞めて清々した」

と悪く言うことも、ひょっとしたらあろうかと思います。

これは、部活動は学校生活における一つの居場所と感じている人も多いため、その居場所を去るような人は「自分が心地よいと感じている居場所を否定する人」と感じてしまい、攻撃的になるのです。

この心理についてもう少し深堀していくと

  1. 「居心地がいい」と感じているからこそ、部活をするのが当たり前だと自分が感じている
  2. しかし、友達が部活を辞めようとする様子を見ると、自分が感じている「居心地のいい」場所は、実は嘘ではないのかという疑念が生まれてしまう。
  3. その疑念がもしも確信に変わってしまったら、自分の価値観や考え方が否定されて苦痛を味わうことになる。
  4. 「居心地がいい」という価値観を残すためにも、部活を辞める友達個人にのみ原因があると決めつける。

となります。

部活動に対して居場所を感じている人ほど、辞めていく人に対してやたらと攻撃的な態度を取ったり、「こんな居心地のいい居場所を自ら捨てるのなんて勿体無い」という態度をとりたがるのです。

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友達の意思を尊重して認める

しかし、当然ながら部活動は誰にとっても居心地のいい場所ではありません。

わかりやすい例で言えば、部内で実力や影響力のある人は大会で活躍できて評価を得やすく居心地がよいと感じる一方で、実力や影響力がない人はレギュラーにすらなれずいつまで経っても評価されずに居心地の悪さを感じるものです。

同じ部活で同じ練習をしていても、居心地のよさを感じているかどうかまでも完全に一致するわけではありません。

だからこそ、もしも友達が部活を辞めたとしても、友達のことを「逃げた」とか言わずに意思を尊重して認めていくことが大事なのです。

また、他人の考えを認めず自分ばかりが正しいと感じて、部活動やめていく人を悪く言うことになんら抵抗を感じない雰囲気ができてしまうことは部活動全体でみてもいいこととは言えません。

「辞めようとしたら噂や陰口を流される」という疑念があるせいで、体調不良で部活を休むことですら「あいつは部活をサボって辞めようとしている」と受け取ってしまう部員が出てきてしまい、オーバートレーニング症候群に陥ることも考えられます。

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友達が他の部で楽しそうにしている光景に嫉妬しない

部活を辞めた友達が、他の部活に入って楽しくやっている光景を見て嫉妬や憎悪の念を抱いてしまうこともあろうかと思います。

他人が楽しく幸せそうに部活をしている光景をみて不快感を覚える姿は、まさしく他人の成功を祝福できない嫉妬深い人そのものと表現することもできるでしょう。

この心理は「自分の居場所を否定した挙句、幸せそうな光景を見せつけてくるので更に自分の居場所が否定された」と感じることが原因だと考えられます。

こんな心理になってしまたら、当然ながら友達とは疎遠になり以前のような関係に戻るのは困難になるのは無理もありません。ましてや嫉妬からいじめや嫌がらせをするのは言語道断であり、認められるものではありません。

素直に受け止めるには苦痛が伴うかもしれませんが「部活動は居場所」だと感じているのであればこそ、友達が他の部活で居場所を見つけたのであれば、その居場所についても認めることが大事です。

「部活動は居場所」と考えているのに「自分の居場所(部活)こそ絶対で、友達の居場所(部活)はダメ」という上下のある考えでは筋が通らないのでトラブルの元になります。

また、自分の居場所(部活)が見下されることに過度な恐怖を感じて余計な悩みを抱えたり、勝手に他の部活を敵視して衝突を起こす原因にもなるので、賢明とは言えません。

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もしも友達が困っていたら手を差し伸べる

部活を辞めた友達にしてみれば例え居心地の悪かった居場所であっても、それなりに楽しいことや思い出があった居場所でもあり、完全に否定できるわけではないと感じていることもあります。

また、みっちり練習をしていた部活ともなれば、やめたことで開放感を得たと同時に喪失感も手に入れてしまったため、不安に苛まれてしまうこともあります。

そんな不安な状態であるのにもかかわらず「あいつは部活をやめたからもう絶交だ」という態度で接していれば、友達の方からすれば「あの人は部活を辞めたら友達関係を切る薄情者だ、裏切り者だ」と感じるのも無理はないでしょう。

ただでさえ部活を辞めて居場所を失い、学校内で孤立しがちな状況だからこそ、もしも友達が困っている様子であれば、学校外でもいいので声をかけて遊びに行くなどすることが大事です。

もしも部活の応援に来てくれたら素直に受け入れる姿勢を持つ

部活を辞めたからといって顔を出さないまま去っていくのではなく「それなりにお世話になったのだから何らかの形で恩返しをしたい」という気持ちから、合宿や大会への差し入れなどで顔を出す人もいるものです。

現役の部員としては無理でも、何らかの形で部活動をサポートしてくれれば、その分現役部員の負担が減り、場合によっては大会で不足しがちなときに役立つ人手になるというメリットもあります。

合理的な意味合いだけでなく辞めた人が気軽に何らかの形で部活に貢献できるという雰囲気を作っておくことは、ギスギスした雰囲気を作らないためにも大事です。

もちろん、よっぽどの問題があって部活を辞めたのなら話は別ですが「練習についていけなくなった」「故障や不調で辞めざるを得なかった」などの理由で辞めてしまった友達からの応援であれば、素直に受け入れる姿勢を持つのが大事です。

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友達を「負け組」「逃げた」と責めない

最後に、部活を辞めた友達のことを「負け組」「逃げた」というレッテルを貼らないことが肝心です。

これは友達のことを傷つけない意味でも大事ですが、辞めていく人を悪く言い過ぎたことが原因となって、もしも自分が何らかの理由で部活を辞めざるを得なくなってしまった状況で精神的に苦しまない意味でも大事です。

レッテル貼りをしている時点では、少なくとも部活に残っている自分は「勝ち組」であり「逃げずに戦っている」という自負があることでしょう。

しかし、突然の故障や燃え尽き症候群などで部活を続けていくのが難しくなってしまった時に「今度は自分が負け組になる」という可能性を感じて、強い葛藤を覚える原因になります。

あれだけ見下して軽蔑してきた「負け組」に自分がなってしまう事からくるストレスから、他の部員に八つ当たりをしたり、部の雰囲気を悪化させる原因を作っては、部活における自分の居場所を失う事につながります。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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