「友達は既に内定をもらってる..」
「わたしはまだ面接すら通過してない、なにがいけないんだろう…」
就活中、友人が内定をもらい嬉しそうな表情を浮かべていると、「おめでとう」と口にしながらも内心は焦りと不安でいっぱい…辛い状況に泣きたくなることもありますよね。
今回は、辛い就活で苦しんでいる就活生に向けて、就活に対する不安や悩みを解消できる方法をご紹介します。
「内定が取れない原因」や「内定を獲得するために取るべき行動」、そして「面接官が見ているポイント」とあらゆる側面からあなたの就活をサポートします。
最後まで読んでもらうことで、あなたの悩みを必ず解消することができます。
内定が取れない3つの原因
まずは内定が取れない原因を紹介します。
- 面接に恐怖心を抱いている
- 圧倒的に面接の練習量が足りていない
- 自己分析がしっかりできていない
内定を取るには内定が取れない原因を理解する事が一番の近道です。早速1つずつ見ていきましょう。
1.面接に恐怖心を抱いている
内定が取れない原因の1つは「面接に対して恐怖心を抱いている」からです。
面接の結果はあなたの今後の人生を大きく左右します。「失敗できない」というプレッシャーから面接に対し恐怖心を抱き、本来の実力を発揮できていないのです。
強面の面接官や質疑応答の際の妙な沈黙、上手な返答を思いつかないことへの焦り…面接の独特な空気感を想像するだけでも心臓が苦しくなってしまいますよね。
まずは面接に対する恐怖心を取り除かなくてはいけません。恐怖心を取り除く上で重要なのが2つ目の原因である練習量です。
2.圧倒的に面接の練習量が足りていない
内定が取れない原因の2つ目は「面接の練習が足りていない」ことにあります。面接への恐怖心を取り除くためにも「場慣れ」しておくことは非常に重要。
面接の練習量が足りないと面接官からの予想外の質問にあたふたし、上手く応えることができません。
また「失敗した」という経験は、次の面接にも影響し負の連鎖を生んでしまいます。
面接で失敗した経験があると、苦手意識を持つようになりますが、苦手意識を取り除くためにもより本番に近い練習を何度もする必要があります。
「どんな質問がきても大丈夫」と思えるまで、何度でも練習をすることが大切なのです。
3.自己分析がしっかりできていない
内定が取れない3つ目の原因は「そもそも自己分析がしっかりできていない」こともあげられます。
自己分析とは、業界分析と並んで、就活で最も大切なものです。
むしろ業界分析より自己分析がしっかりしていないと、面接の質疑応答やエントリーシートであなたをアピールをすることはできません。
志望動機を伝える際にも「なぜ」企業理念に惹かれたのか、「なぜ」社風に惹かれたのか、まで伝えなければ自己分析できているとは言えないのです。
大学中「頑張った事」など1つのエピソードを思い出し、「なぜ?なぜ?」とどんどん深堀りしていってください。
自分自身気づいていなかった価値観を発見し活かすことが就活ではとても重要なのです。
内定を取るためにやるべき3つの行動
さて、上記では内定が取れない原因について知ることができました。続いては、内定を獲得するための取るべき3つの行動を解説します。
- 自己分析をもう一度やり直し自分を知る
- 面接の練習量を増やす
- 失敗から学ぶ
内定獲得の一歩に進むために、やるべきことを具体的に見ていきましょう。
1.自己分析をしてもう一度やり直して自分を知る
内定を取るには、まずは「自分をしっかり知っている」ことが大切です。自己分析はもうすでにやっているかもしれませんが、もう一度やり直して自分自身を知りましょう。
企業の面接を手あたり次第受けても、企業と自分の共通するものがなければ、試験を受けている意味がありません。
もう一度しっかり自分について把握することで、企業に対して心に刺さるアピールができます。
まず自分を知るためにやってほしいことは、以下の3つです。
・自分の長所/短所
・過去に打ち込んできたこと
・今後どのように活動していきたいか
1つ1つの項目に対し「なぜ?なぜ?」10回ほど繰り返してみてください。
過去10年間の中で経験してきた事柄を深堀して、自分が社会に役立てる業界・職場を見つけましょう。
そして自己分析によって自分を理解することができたら、次に自身を活かしてもらうために、企業へのアピールを考えてください。
2.面接の練習量を増やす
自己分析ができたら、面接の空気感になれるために「面接の練習量」を増やしましょう。
内定を取るには、企業の人事や社長の面接を突破する必要があります。選考理由の半分以上が面接の結果が占めているためです。
面接に対して恐怖心を抱いている人は少なくありません。ですが、練習量は自信に繋がり、恐怖心を和らげる事ができます。
ポイントは毎回「本番」のように練習を行うことです。
練習だからと「失敗してもやり直しが効く」「不合格になることはない」となぁなぁになってしまっては練習の意味がありません。
毎回緊張感を持って、一発勝負で決めるという気持ちで練習に挑んでください。中には片っ端から企業の面接を実際に受けに行き、場慣れする就活生もいます。
本番の空気感で毎回練習できるため、面接に対して緊張感が和らげる事ができるのです。
高い緊張感の中で練習を積み重ねていけば、本命の企業に対して、自信をもってアピールできるようになります。
3.失敗から学ぶ
企業から内定を取るために、「積極的に失敗から学ぶ」努力をしていきましょう。面接で受け応えができなかったと落ち込む前に失敗してしまった質問は必ずメモに残します。
失敗したことを改善していけば、次回の面接で必ず役に立ちます。
実際に就活をしている中でも成長ができる方法なのでぜひ実践してください。
メモから「面接官が何故このような質問をしたのか」を考え、適当な応答ができるように復習をしておきましょう。
就活生に焦点をあてて解説してきましたが、面接官からみた就活生の評価ポイントとは一体何なのでしょうか。
続いては、面接官の視点から就活の全体図をみていきましょう。
面接官が見ている3つのポイント
面接官の視点を理解することで、辛い就活を乗り越えるコツが見えてきます。面接官が見ているポイントは以下の3つです。
- まず見ているのは「外見」
- 一緒に働きたいと思える人物か
- 素直であるか
面接官の評価ポイントを確認して、面接に活かしていきましょう。
1.まず見ているのは「外見」
面接官は、まず清潔感があるかなど「外見」を見ています。外見とは髪型や服装、表情などの視覚的部分です。
1971年にアメリカの心理学者が提唱した「メラビアンの法則」では、「視覚55%、聴覚38%、話す内容7%」と、第一印象は視覚からの情報が大きいことがわかっています。
あなたが第1次選考で落とされてしまう事が多い場合は、まず外見を変えていきましょう。
企業の選考回数は3~4回が平均です。第○次選考と回が進むにつれ人数は減っていきますが、第1次選考では非常に多くの応募者がいます。
つまり第1次選考は「誰を採用するか」ではなく「誰を落とすか」を見ていることになります。
短時間で多くの面接をしなくてはいけない第1次選考などでは、外見で基準を満たしていなければ落とされてしまう可能性が高くなるのです。
面接で受かるためにはスーツやシャツにシワがない、髪をきちんと整えている(寝癖がないか)、靴をきちんと手入れしているなど「清潔感のある外見」を心がけましょう。
2.一緒に働きたいと思える人物か
面接官が外見の次に見ているのは、「一緒に働きたいかどうか」もしくは「一緒に働けるかどうか」です。
面接とは、数十分の間で就活生が経験してきたことや人格を知るための時間です。複数の質疑応答を通して、就活生が自社に適性があるのか見定めています。
適正に問題がなくても「ストレスが多いこの業界ではやっていけないかも」「今いる社員たちと相性が悪いかも」という理由で採用を見送ることもあります。
適正や実力などあなたに問題がなくても不採用になってしまうのは、あなたのことを思っての場合もあるのです。
3.素直であるか
企業の面接官は「素直であるか」も重視しています。
入社後は研修があったり、先輩社員とともにOJTへ行くこともあります。素直に上司の指示どおりに動ける人物でなければ社員教育しにくいためです。
例えば、「次の3つを含めて自己紹介してください」「今まで受けた指摘の中で一番役に立っているものはなんですか」などの質問で何と答えるか面接官は見ています。
指示通りにきちんと受け答えができているか、指摘されたことに対しきちんと受け止めることができているのかなど、素直さを見るポイントは企業により様々です。
素直さをアピールする際には、仕事で活かすことができるポイントや根拠のあるエピソードを盛り込み伝える事が大切です。
辛い就活を乗り切るための3つの秘策
下記では、辛い就活を乗り切るために「モチベーションの維持方法」や「凹んだ時の対処法」、さらに「辛い就活で溜まるストレスの解消法」についてご紹介します。
- モチベーションを保つには「就活への見方」を変えていこう
- 凹んでしまった時は周囲の人に気持ちを伝えよう
- ストレスが溜まったときは、一時的に就活をおやすみしよう
就活中、企業から採用の合否の通知が続々と届きます。不採用が続くと、自分に価値なんてないのではないかとショックを受けることがありますよね。
以下でモチベーションを保つ方法など詳しく紹介しますので、ぜひ実践してください。
1.モチベーションを保つには「就活への見方」を変えていこう
辛い就活中モチベーションを維持するためにはあえて就活に対する見方を変えていきましょう。
就活は「受かる人よりも落ちる人の方が圧倒的に多い」です。
深く思い込むのではなく、冷静になぜ落ちてしまったのか自己分析をして、次の試験の糧にしてしまいましょう。
2.凹んでしまった時は周囲の人に気持ちを伝えよう
凹んでしまった時は、周囲の人に素直な気持ちを伝えましょう。
精神的にショックを受けているときに、一人で抱え込んでしまうのはさらに気が滅入ってしまうので逆効果です。
信頼できる家族や友人、キャリアアドバイザーなどに、相談して辛い気持ちを打ち明けてください。
そして、心に余裕ができてきたら、フィードバックをもらいにいきましょう。
一人ではどうしようもなかったことも、目から鱗が落ちるように打開策を見つけることができます。
3.ストレスが溜まったときは、一時的に就活をおやすみしよう
ストレスが溜まり就活が辛いと感じたら、就活を一時的に休みましょう。
就活中は毎日不安や焦りとの戦いです。自分では平気だと思っていても、気づかないうちに少しずつストレスが溜まっていくものです。
ストレスが溜まっていると、次第に「朝起きるのが辛い」「自信が持てない」「食欲不振」など不調が現れます。すでに自覚があるなら一度就活から離れてください。
コンディションが不調なときは、無理に就活を続けても良い結果を得ることはできません。
気になっていたカフェで美味しいスイーツを食べに出かけてみたり、運動して身体を動かすなど1時間でもいいので気分転換を行ってください。
辛い就活から離れリフレッシュすることで、体調が回復しより良い状態で改めて就活に挑むことができるはずです。
失敗しない面接方法を知って、早めに対策を!
今回は辛い就活で苦しんでいる方に向け、内定が取れない原因と解決法、就活を乗り越えるための秘策などをお伝えしてきました。
辛い就活でも、軸を固めれば内定を確実に取ることができます。焦らずに、できることをコツコツと積み重ねて、内定を勝ち取りましょう。