写真撮影を嫌がる人の心理とは 写真でストレスをためないためにできること。

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修学旅行や家族写真などの記念や思い出を残す場面、免許証などの身分証明書を発行する場面で、自分の写真を撮影することは当たり前のように行われています。

また、一眼レフといった効果な本格的なカメラを使わなくとも、携帯電話やスマートフォンについているカメラの画素数も以前と比べて向上し、インスタグラムや画像加工アプリの登場で、無料で写真撮影や写真加工を楽しむ光景は、もはや日常生活の一つとして溶け込んでいます。

世の中の多くの人は、写真を撮られる事や写真を使って遊ぶ事に抵抗を感じる事はありませんが、中には写真を撮られる事を嫌がったり写真そのものに拒否感を覚える、いわゆる写真嫌いの人も当然います。

写真嫌いの人は、SNS全盛の現在ではなかなか理解されにくくどうしても変な人として奇異の目で見られる事がありストレスを抱え混んでしまいます。

今回は写真嫌いな人の心理を少しでも知ることや、写真嫌いによるストレスを避ける方法についてまとめていきます。

写真撮影を嫌がる人の心理

過去や思い出を残したくないと感じている

自分の過去や生い立ちに対して人には言えない秘密がある、自分の過去を誰かに教えたくないと感じて、あえて自分のことを他人に対して語らない人はいますよね。

もちろん、幼い頃の恥ずかしい思い出から学歴や職歴などの自分のキャリアに関することまで、一口に思い出と言ってもその内容は人により様々です。

思い出を写真に撮って記念に残すことは、いやでも自分の過去と向き合う機会が生まれてしまいます。

写真を撮る時や自分の写真を見るときに、思い出したくない過去を思い出すのが嫌なので、あえて過去を写真という形で残さないというわけです。

承認欲求が強い人間だと思われたくないから

写真嫌いな人は、「自分の写真をアップすること=承認欲求が強く、がめつい意地汚い人と思われたくない」という気持ちで、あえて自分が写真に撮られることを避けているとも考えられます。

現在ではSNSやブログで誰でも自分の過去の経歴をアピールすることができる時代です。

就職活動や自営業・フリーランスだと、自分の経歴や性格、キャラクターやタレント性などを写真を撮ってアピールする事は仕事や収入に直結するので重要な業務の一つではあります。

しかし、わざわざ仕事でもないのに自分の写真をこれでもかとネット上にアップして芸能人気取りのように周囲に向けて情報発信する人は、承認欲求が強すぎる人として敬遠される傾向があります。

リアルの人間関係でも、なにかにつけて隙あらば自分語りをして存在感をアピールしたり、認めて欲しいがために奇抜な行動をする人は煙たく思われるのと同じで、過度な承認欲求は他人に不快感を与える事につながります。

自分の顔や体に対してコンプレックスを感じている

写真嫌いな人は自分の顔や体に対してコンプレックスがあるために、写真という形で自分の外見を客観的な記録として残す事に抵抗を感じると言えます。

例えば自分は顔が他人と比べて美人ではない、ブサイクであるのがコンプレックスな人の場合、できるだけ自分の顔を直視する場面を減らして生活していくことがストレスを抱えないためには効果的です。

しかし、免許証のようにどうしても写真を撮らないといけない場面は普通の日常生活を送る上では避ける事ができないので、自分がブサイクであるということを思い知る事になります。

もちろんブサイクであっても、ややローアングル気味にできたり、ブサイクさが目立たない顔の向きで写真が撮れるのなら、ブサイクな自分の顔を残すストレスを減らすことができます。

しかし、そのような写真写りのアレンジができない免許証や履歴書の証明写真の場合だとで、いやでも自分のブサイクな顔を残してしまう事に、精神的な苦痛が伴います。

なお、笑顔に関するコンプレックスは以前書いた「笑顔が引きつる…笑顔がコンプレックスな人の心理と悩みについて」でも触れていますので、興味があればご覧下さい。

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自分の写真がネット上にアップされることを恐れている

今や自分が撮影した写真は即座にネットにアップされて、友人や知り合いのみならず会ったこともない不特定多数の人の目に行き渡ってしまいます。

自分の知らない場所で自分の写真が勝手に使われているという事は、出会い系サイトやアプリではよくあることです。いわゆるサクラやなりすましとして、勝手に自分の写真が使われているということですね。

また、出会い系に限らず健康食品やセミナーなどの利用者の声として、自分の顔写真が知らない場所で使われている、自分の写真から顔だけを切り抜いて誰かの体と合成(つまりコラージュ)して、ネット上で流布することもあります。

このように、自分の見ず知らずのところで自分の写真が勝手に(あまり良い印象を受けない)ビジネス目的使われる、悪意を持って使われることが嫌なので、写真に取られるのが嫌いという人も、SNS前世の現代だからこそ出てきて当然といえます。

自分はどこか特別な人間であると感じている

自意識が強く自分で自分のことを特別な人間であると考えている人は、写真を撮られることにもこだわりがあり、自分が気に入らないポーズや表情を撮られるのを嫌がります。

これはいわゆるナルシスト自意識過剰な人に多い特徴で、「自分の事を撮影しても構わない」という気持ちと「自分が納得できない写真は撮影されたくない」という二つの揺れ動く心理の中で苦しんでいる事があります。

自分の見た目に強くこだわりがあり、自分の魅力を最大限に引き出そうと試行錯誤を繰り返すのはいいことですが、自分が納得できない姿を残す事に強い嫌悪感を感じているので、「醜形恐怖症」に通じるものがあります。

また、調子が悪いくなると自分の見た目に対して過剰に価値を低く設定したり、自信や自己肯定感を無くし日常生活にも支障が出てしまう事があります。

傍から見れば十分に顔立ちもスタイルも整っているのに、本人にとっては「自分の顔は醜すぎて目も当てられない」「自分のスタイルは全然ダメ。デブすぎるからダイエットしなければならない」と感じ、自分で自分を否定してしまう事もあります。

写真撮影に同調圧力を感じている

カメラ付きスマホや携帯を持つのが当たり前の環境だと、仲の良い人同士で写真を撮ることは、普段の会話のようなコミュニケーションの一種として機能していると言えます。

アプリを使えば自分が撮った写真を簡単に加工できて、面白い顔や変顔を作ったり、プリクラのように顔に落書きをして仲間内で楽しむ事もできます。

そのように自分の顔をあえて変顔に加工したり、落書きをして笑いのネタにすることに抵抗を感じても、実際に「実は自分は自分の顔を変顔に加工するのは嫌いなんです」とは言いにくいものです。

自分が所属しているグループで写真を撮ったり変顔を作るのがあたり前なのに、自分だけ写真を撮られたくないと主張して雰囲気を壊してしまうと人間関係にヒビが入ってしまう原因になります。

写真の都合上、集合写真やみんなが入った写真を撮る場合は、なかなか「私は写真嫌いなんで、写りたくありません」とは言い出しにくく、嫌だと思っても同調圧力を感じて折れてしまいやすいものです。

みんながせっかく記念写真を取ろうとしているのに、自分だけ写真に写らなければ「ノリが悪い」と言われる、かと言って写真嫌いなので記念写真を撮られるのもそれはそれでストレスを感じてしまうのです。

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写真嫌いによるストレスを減らす方法

写真撮影はNGだと言うことを相手に伝えるようにする

写真嫌いの人の中には、みんな当たり前のように写真に取られているのに自分だけ写真に写るの嫌だと言いだせず、結局集団の空気に流されて写真撮影をしてしまうという事もあります。

しかし、自分が嫌だと思っているのなら、そのことを自分の胸の内に秘めておくだけでは相手に伝わりません。

時には相手にはっきりと言って写真撮影を断る、事前にメールや文章などで写真撮影はNGだということを伝えることで、写真撮影を回避することも大切なことです。

「黙っていても自分の気持ちに気付いてくれるはず」と思い込むのは、自分から相手に伝えるためのコミュニケーションを放棄していることと同じです。

本当に嫌だと思っているのなら、言葉や文字にして相手に伝えるようにしましょう。

無理に写真撮影をする人とは距離を取る

写真撮影を迫る人の中には自分の都合ばかりを優先して、写真嫌いや写真に抵抗のある人の声をあえて聞き流している人もいます。

「写真嫌いは自意識過剰で思い込みが激しすぎるだけの人」「せっかくいい写真を撮りたいのに、なんて非協力的な人なんだ」と自分にとって都合のよい自分勝手な解釈で、写真嫌いの人を内心見下している人もいます。

また、写真を撮影した以上そのデータがネット上で売買されたり、知らないところに流出する危険性もあります。自分が信用できないと感じたカメラマンにはあえて距離を取ることは、それらの防ぐためにも必要になります。

ちなみに、コスプレやモデルのように写真を撮影する事が必須な趣味、仕事では、撮影後の写真の使い道まできっちり契約で決めている事があり、お互いに信用できる相手と判断してから撮影を行うという事も参考として覚えておくといいでしょう。

なお、写真撮影の強要は、SNS上でのハラスメントであるソーハラとも関連があると言えます。

ソーハラについては以前書いた「SNS上のパワハラ「ソーシャルメディア・ハラスメント(ソーハラ)」とその対策について」で触れていますで、興味があれば読んでください。

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写真嫌いも自分の個性の一部として受け入れる

写真に対してあまり抵抗を感じない人が多いと、写真嫌いというだけで「自分は周囲と違って変な人なんだ」「みんなが当たり前にやっている事ができない、出来の悪い人間なんだ」と自己嫌悪に陥ってしまいがちです。

普通に学生や社会人をしていると、何かにつけて記念写真や思い出作りのために写真を撮る場面が当たり前のようにあるので、「写真嫌い=普通の学生・社会人ではない」と悪く考えがちです。

しかし、見方を変えれば写真嫌いというのは多くの人に見られない珍しい個性とも言えます。

就職活動で自分の短所を言い換えて長所として考える「リフレーミング」のように、写真嫌いという個性も

  • 周囲に流されない自分を持っている人。
  • 繊細な面があり普通の人だと気づきにくい事に気づける人。
  • ネットリテラシーがしっかりある人。
  • 過度に出しゃばろうとせず、落ち着きのある人。

と、言い換えることで、写真嫌いという個性を肯定的に捉えるきっかけとなります。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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