孤独な人がストレスを抱えたりや打たれ弱くなる理由とその対策

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SNSが盛んになる以前は、ネットや掲示板で孤独な人のことを「ぼっち」というネットスラングで呼んでいました。しかし、現在ではリアルでも「ぼっち」という言葉を聞くようになっています。

「孤独」というよりも「ぼっち」という方が、なんとなく悲惨さがマシになり、可愛いイメージがあります。「孤独」という言葉は深刻さを感じてなかなか人前で口にできませんが、「ぼっち」というとカジュアルに言えるという雰囲気があります。

しかし、いずれにせよ「孤独」にしろ「ぼっち」にしろ、友達がいない、恋人がいない、親しい間柄と呼べる人がいない状況には変わりはありません。

孤独な人は、孤独というだけそうでない人よりも精神的なリスクを抱えやすくなります。

 孤独な人が抱えるリスク

大きなストレスを一人で受け止めてしまう事になる。

何か失敗した時に周囲からの助けが無く、落ち込んだままになりやすい。大きなストレスを分散できず一人で抱え込んでしまうので潰れてしまうリスクがあります。

周囲から助けを得たり、また自分から積極的に人と関わろうとしないためにも、何事も自分一人で抱え込んでしまう傾向があります。

よく「ふとした事で突然心が折れてしまう」という状況は、この悪循環の行き着く先にある状況です。負担を耐えに耐えたが、結局自分一人ではどうにもできなくなってしまい力尽きてしまったという状態です。

不調や不安をいつまでも引きずりがちになる

精神的にどうも調子が悪い時に、適度に休息や気分転換などができれば良いのですが、それができずにズルズルと自分の世界に引きこもってしまい、ずっと調子が悪いままに。気が付けば不安や憂うつに飲み込まれ、引きこもりやうつ病になってしまうという事にもなりかねません。

人間関係からの影響には、毒と薬のどちらもあります。しかし、孤独になる人は毒になるものばかりに注目して、薬になるものにはあまり注目していません。いつも人間関係のデメリットばかりに注目し孤独を選んでいるわけなので、当然メリットの影響を受けることはありません。

誰かがそばにだけで、自分の気持ちが明るくなったり、たとえ悩みが解決しなくても、話し相手や助けになる人がいると事実だけでも、ストレスを減らす事ができます。寂しい時に、誰かに会うだけ安心できるのはそのためなのです。

「ほかの人間は自分のことを敵だ、嫌っている」と思い込んでしまう。

孤独を感じる人によくあるのは、自分が孤独なのは周囲の人が自分のことを敵だと思っている、嫌っている。だから私に関わろうとする人がいなくて、ひとりぼっちなんだ。」とひねくれをこじらせてしまうタイプです。

もちろん、自分以外の人間が全員敵であるはずないのに、妄想が膨らみすぎて現実を正しく見ることができていません。このような状態では、被害妄想に駆られて不安になりやすくなるのも無理はありません。

・周囲の事を自然と見下してしまい、トラブルのもとになってしまう。

自己愛が強かったりプライドが高いと、それに釣り合う友達もできにくく、周囲から孤立してしまいがちです。そうやって孤立してしまった人によくあるのが、「自分がうまく馴染めないのは、周りの人間のレベルが低いからだ。」と、人を見下してしまうこと。

もちろん、そんな事を口に出していなくても、態度や行動から周囲にプレッシャーや不快感を与えてしまい、トラブルの原因になってしまいます。

また、プライドが高いために自分が批判された、攻撃されたというプライドを傷付ける事にも人一倍敏感。そのため、他人の些細な行動に対して、自分がどう思われているのか常に神経を張り詰めておりストレスを抱え込みやすい性格とも言えます。孤立はしていても他人に対して無関心ではないというのがポイントです。

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孤独でストレスを貯めないためにできること

孤独そのものの受け止め方を変えてみる。

一般的に孤独であることは「自分自身に魅力や価値ががない」「他人に好かれるような人間ではない」「社会から見放されている」というようなネガティブなイメージでを持つ人が大半です。当然「あなたは孤独な人ですね」と言われて喜ぶ人は、まずいません。

SNSが当たり前の現在では、友達や交友関係がはっきりわかってしまうので、「孤独である=あってはならない事、自分を否定する事、バカにされたりいじめのターゲットになってしまう事」と考えている人も多く、ますます孤独は悪いこと、ネガティブな事として考える土壌ができています。

しかし、孤独自体は別になんら卑下したり、あってはならないことではありません。むしろリラックスしたい場面では効果的になります。

例えば、日常生活をするにあたって、例えば孤独が嫌だからといって、お風呂やトイレの時まで誰かがいないとダメだ!という状態では、日常生活を送るのは困難になってしまいます。日常生活の中では、一人になる場面とそうでない場面が必ずあります。

また、トイレやお風呂のように、一人になれる空間はリラックスできる空間でもあります。誰かに見られていては落ち落ちトイレもお風呂でリラックス出来なくなり、ストレスになってしまいます。

もちろん、トイレやお風呂というのは極端な例ですが、孤独そのものは単なる人間関係の状態のひとつにすぎず、孤独に対して自分がどう考えているのかが問題です。先にも上げたように、孤独であることは一般的にネガティブに捉えられがちですが、「自分自身は孤独は人生に必要な時間。リラックスや精神を落ち着けるために大切な時間」と考えていれば、孤独によるストレスを軽減する事ができます。

逆に孤独が悪い事と強く思い込んでいる人ほど、自分が孤独になってしまった時にひどくショックを受けてしまい、気分が落ち込む事になってしまいます。

一気に孤独を解消しようとしない。

孤独によるストレスや悪影響をなんとか解消したという人は、まずはできることから解消していくことが大事になります。

一気に孤独を解消しようとして、無闇矢鱈に人に声をかけたり、関わりを持とうとしては空回りになってしまったり、今度は人付き合いになるストレスが生まれてきます。行動のエネルギーが孤独を解消することから、孤独から逃げる、孤独になるのを恐れるというネガティブな思考で行動しているため、仮に人付き合いができる様になっても、孤独になることへの恐怖や嫌悪の気持ちがメンタルに悪影響を与えてしまいます

まずは一人でもいいから頼れる人を探していく。

メンタルが強い人、打たれ強い人は、いわゆる「背水の陣」や「起死回生」という言葉のように、自分を追い込み退路を立って何かを成し遂げるような人というイメージがあります。

しかし、実際は周りに助けがない、もう後がないという状態は過剰なストレスを抱え込みやすく、メンタルにとっても悪影響です。「起死回生」という言葉もよくよく見れば「死にかけている」わけなので、メンタルがそんな状況になる前の対処が大切になります。

いわゆるメンタルが強い、打たれ強いという人は、周囲に頼れる人(ストレスの分散場所)が多いので、自分のキャパシティを超えるストレスが来た時は、うまく分散して自分が潰れないようにコントロールできる人でもあります。

普段から一人で行動しているのに、仕事やスポーツでしっかり成果を出している人は、いざとなったら頼りになるような人達がいるから成果が出せる。仮に、誰にも頼ることなく達成できたとしても、もしもピンチになった時はあの人に頼ればいい、と思えることだけでもストレスを抱え込まずに済みます。そう思える人をまずは一人でもいいから見つけて関わりを持っていくことが大切です。

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孤独な時に悪い妄想をしない。

私たちの脳は現実と妄想の区別ができないという特徴があります。現実で起きていることも妄想で思っている事も、脳は同じ情報として扱ってしまうため、その情報により感情を動かされてしまいます。

孤独で悩んでいる人の多くは、一人でいる時間が多いために漠然と不安による悪い妄想を抱きいてしまいがちです。その妄想を脳は妄想として受け流す事はできず、現実同様一つの情報として受け取ってしまうため、悪い妄想をしすぎると実際に気分が落ち込んだり、やる気や気力が出ない、体がだるいという状態になってしまいます。

そうならないためにも、悪い妄想をしない事が大切。孤独で暇をもてあそばさないように、例えば読書や筋トレなどに時間を使うのがいいでしょう。

SNSのように、誰かの近況を知ったり他人と関わろうとするようなものに打ち込むのではなく、読書や創作活動、筋トレなどの自分一人で完結できる事に時間を活用するのが効果的です。

ペットを飼ったり植物を育てる。

孤独な状況を解消する手段として、犬や猫などのペットを飼うという方法があります。犬のように、ある程度簡単なコミュニケーションが取れる生き物ですと、話し相手の代わりになってストレスを減らすことができます。

また、ペットが無理なら植物を育ててみるという方法もあります。ペットを飼ったり、植物を育てること、「自分はこの世界から必要とされていないんだ」という悲壮感を打ち消すことができます。

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孤独は必ずしも悪い事ではない

世間では孤独はマイナス、ネガティブイメージで語られと書きましたが、孤独そのものはただの事実にすぎません。

一人でいること、一人で行動する事にどんな意味を見出すかは、自分自身の考え方次第です。一人でいることを悪いこと、あってはならないというネガティブに捉えてしまえば、ストレスを抱える事になります。

逆に一人でいることを悪とせず、豊かな人生を送るのに必要な事と捉える事ができれば、孤独を肯定的に捉えて豊かな人生を作るための時間として楽しむことができます。

ポイント

孤独そのものは豊かな人生にするために必要なもの。孤独自体は単なる事実でしかなく、孤独に対して自分がどう考えるかが大切。

国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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