- 付き合うのが面倒な友達を友達との縁を切りたい。
- 今の人間関係をリセットしてスッキリしたい。
こうした思いを抱くもののなかなか実行に踏み切れない…と言うのが人は少なくない思います。
実際に人間関係を切ろうものなら「あの人はためらいなく縁を切る薄情者だ」と白い目で見られてしまう懸念があるので、別れたいけれども別れられないと言うジレンマの中で苦しむものです。
いわゆる「人間関係リセット癖」についてはあまり肯定的な意見で語れる語られていることはありませんが、筆者個人としては自分にとって危害を及ぼしかねない人間と惰性で付き合うのを避ける意味でも、適度に人間関係を取捨選択する術は持っておいて損は無いかと思います。
今回は、そんなリセットする場面で使える基準の決め方についてお話しいたします。
友達をリセットする時の基準の例
まず初めに申し上げておきますが、この記事により起きたリセット後のトラブルなどについては責任は負えません。
あくまでも参考として内容を読んだ上で、ご自身でリセットするかどうかの判断をしていただくようお願いいたします。
マルチ商法・ねずみ講をすすめてくる
人間関係に歪みが生まれる典型はお金が絡む場面です。
古典的なもので言えば、友達経由の
- 儲け話・投資話
- ネズミ講・マルチ商法
- ネットワークビジネス
- 不労所得や仮想通貨が手に入る系の話
などの人間関係を食い物にし、現金化する話を進めてくる友達は、いくら親しくてもまず疑ってかかるべきです。
そもそもで言えば、たとえ友達であっても儲け話を教えてしまえば自分の取り分が減ってしまうことは容易に想像できますし、そうやすやすと他人に教える行為には何らか裏があると考えるのが妥当です。
また、胡散臭いお金の話を持ってきた時点で、友達を金づるや養分と認知しており、友達らしい友情や絆などを端金に換金しているといっても過言ではありません。
自己啓発セミナーを進めてこようとする
マルチ商法等の胡散臭い金儲けの話とセットで売りつけられるのが自己啓発に関するネタです。
こうなる背景には「現在の生活に不満を抱いている人が、お金を手に入れることで悩みを解消し、求めていた理想の暮らしが手に入る」と言う、自己啓発の世界でよく見かけるテンプレストーリーが影響しています。
自己啓発セミナーのせいで恥の感情を薄れているどころか、奇抜な行動を自己正当化し肥大した自尊心を更に高めている状態です。
こういう人は外から観察する分には興味深いですが、実際に付き合うとなると消耗が激しいのでオススメできません。
また、自己啓発の世界には
- 自分から進んで情報発信をするべきだ
- 自分から積極的に他人に絡んでいくべきだ
- 自分から行動して他人を巻き込んだ大きなビジネスをしていくべきだ
と、”自己”啓発なのに他人を人生を勝手に巻き込み、自分の啓発のために消費することを肯定的に説いている内容をよく見かけることでしょう。
こういう行動をしている人は、社交的でコミュニケーション能力が高い人だと見られますが、一方で自分の欲望のためであれば他人の意見や考えを無視してまで支配しようとする、自己愛の強さや自己中心性の強さがあるので要注意です。
物を貸したのに無くす
物の貸し借りに対する意識の差は友達関係でも重要です。
例えば、友達間でゲームの貸し借りをしたときに
- 貸したゲームを無くす (論外)
- 返却する期日を守れない (これも論外)
- 返却するように催促したら悪態をつかれた (自分の立場を分かってのことだろうか)
- やっと返却されたと思ったら壊れた状態で帰ってきた (何か言うべきことがあるだろうに)
などの、ふてぶてしい行動が見られた場合は、長く付き合うのは賢明とは言えません。
物の貸し借りに関する甘さは、物だけでなく人間関係に対する甘さへと繋がるものです。付け上がる前に潔く関係を切る勇気を持ちましょう。
お金を借りようとしてくる
親しき仲にも礼儀があり、たとえ友達の間柄であっても金銭の貸し借りに関しては慎重にならざるをえません。
友達と言う立場を利用し、断りにづらい状況作ってからの「お願いだからお金を貸してほしい必ず返すから」と言う言葉は実にずる賢いものだと感じます。
「大事な友達を助けたい」「目の前で苦しみ困っている友人をなんとかしたい」…そのような良心に訴えて同情を誘う策でお金を借りようとしている時点で、自「分は情に流されやすいお人良しだと思われているのかもしれない」という疑念を持つようにしましょう。
また、なんやかんかでお金を貸してしまった後の関係は、友達ではなくに債務者と債権者の関係になります。
看守と囚人を演じたら、看守役が暴走して囚人を威圧的になった、かの有名な心理実験のスタンフォード監獄実験でわかるように、人間は立場や役割に応じて自分の行動や考え方を変えてしまうことがわかっています。
友達のような対等な関係から、債務者と債権者と言う上下関係のある関係になると、以前のような親しい付き合いは難しくなるのも無理はありません。
「金の切れ目は縁の切れ目」と言う有名なことわざを胸に刻んでおくべきでしょう。
マウンティングが激しい
- やたらと見下して勝ち誇った態度を取る。
- しなくても良い自慢話をして話の腰を折る。
- 自分を上げるために他人をディスった話の展開をする。
- 何があっても相手を褒めようとしない。
などの、自分の方が上であるというアピール(=マウンティング)が激しい友達は非常にめんどくさいものです。
自慢話に相槌を打たなければ「あんたノリ悪いわ」とツッコミを入れて、今度はノリの悪さでマウンティングをしてくるので始末に負えません。
友達関係は良くも悪くもフラットな関係であり立場が固定されてない不安定さがあるために、自分の立場をはっきりさせたい人なら、マウンティングをすることで上下関係をはっきりつけようとすることがあります。
しかし、ここで出来た上下関係が、上で触れてきた物の貸し借り、金銭に関わるトラブルを生む温床になります。
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頻繁に嘘をつく
仲の良さを利用してネタとして嘘をついたり、ドッキリのようなサプライズを仕掛ける事はあるでしょう。
しかし、度が過ぎて頻繁に嘘をついたり、ありもしないことを口にする癖(虚言癖)が抜けず余計なトラブルを生むような友達は、非常に厄介です。
これがネット上での友達なら、目が届かない場所やSNS上にて自分に対する嘘やデマがインターネット上に書かれ、炎上が起きてしまうリスクもあります。
また、嘘をつき続けたことが原因で友達自身も何が嘘で何が真実なのかわかってない状態になってしまうと、手の施しようがありません。
嘘に付き合い続けるのは非常に不毛な行為であるので、速やかに縁を切るのが賢明です。
意識高い系
意識高い系の友達は楽しそうに見えるかもしれませんが、
- 自己啓発セミナーを進めてくる
- マウンティングが激しい
- ありもしないことをさもあったかのように話す。(嘘、虚言、ハッタリが目立つ)
などの上で触れた行動が目立ちます。
また、冷静に指摘しようものなら、
- 「お前は足を引っ張るドリームキラーだ」
- 「君みたいな変化を恐れる人はまるでおじさんだ」
と被害者ぶって極端なコメントを返す癖がありまう。
まるでこの世の人間は敵か味方の二種類しかいない(=二極思考)というような偏った考えに固執しており、いつ自分が敵とみなされ攻撃の対象になるかわからないという不安がつきまといます。
意識高い系がこのような極端な行動とってしまうのは、内心は自分に対する自信のなさやコンプレックスで胸がいっぱいであり、だからこそ自信ありげに見える意識高い系と言うキャラクター自分で演じているのだと考えることができます。
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精神的に依存しようとしてくる
友達をまるで親や恋人かのように見て、精神的に依存してくるタイプも要注意です。
精神的に依存してくる人は、不安を解消する方法として人間関係に依存して何もかも決めてもらう、すなわち自分の行動に自分で責任を持たない人付き合いによりで不安から逃れ用としています。
そして、依存した人間を散々振り回してあげく、依存できないと思ったら簡単に切り捨てて次の依存先を見つけようとします。
また、依存先として本当に安心できるかどうかを確認するために、あえて突き放すような言葉を言ったり、急に態度を変えるなどの東方で試すような行動とってくることがあります。
- 「友達なのに見捨てるの?」
- 「やっぱり私のことを友達だと思っていなかったんでしょ?」
と、かまってちゃんのような言動により、依存対象が自分の求めている都合の良い人間であるかどうかを確かめる意図がこの言葉には込められているんです。
満たす要素が基準が多いほど、縁を切った方が良い
友達をリセットするときは上で触れた基準を満たすことが多い場合ほど、強くリセットするべきであると考えるようにします。
1つぐらいの欠点や気に入らない点があることは、友達関係においてはよくあることですが、2つや3つ…と該当するものが多くなるほど、「友達関係を着るべき」という疑念が確信へと変わることでしょう。
ネットスラングであり、麻雀用語の「数え役満」のように、(悪い意味で)満たす要素が揃いすぎている場合は、フェードアウトする形で徐々に交流を控えて友達関係を解消するのが賢明です。
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