「イライラが続いて困っている」
「ちょっとしたことでイライラしてしまう」
自分の思い通りにならなかったり、職場の人間関係などでイライラしてしまうことは誰にだってあります。
当記事では、日常生活や職場でイライラが起こる原因や解消法を解説しています。イライラを抑えたい人、やめたい人は解消法を知って対処しましょう。
最後まで読んでもらえれば、イライラする日々を過去のものにして気分のいい毎日が送れるはずです。
「イライラ」してしまう原因は?
イライラするという感情はさまざまな原因によって起こります。最近よくイライラすると感じているなら何が原因になっているのかを知っておきましょう。
イライラする原因を6つ挙げました。
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「イライラ」してしまう6つの原因
- 相手に対する過度な期待
- 職場や仕事関係
- 自己中心的な性格
- 食生活の乱れ
- 自律神経の乱れ
- 睡眠不足
原因.1相手に対する過度な期待
イライラの原因は、相手に対して過度な期待をしてしまうからです。
相手が思い通りに動いてくれないと期待していた分だけ損した気分になりイライラが溜まります。
相手に過度な期待をしてしまう人は、相手ではなく自分のことを客観的に見たり、感情をコントロールする方法を身につけることで解消できます。
後ほどご紹介する具体的な対処法で解決しましょう。
原因.2職場や仕事関係
イライラが起こるのは、職場や仕事も大きな原因となっています。
・上司や同僚との人間関係が良くない
・仕事の責任が重すぎる
・クライアントとのコミュニケーションが苦手
上記の様な、さまざまなプレッシャーやストレスが理由によって起こります。
職場や仕事の中でイライラした場合、引きずると業務に支障が出てしまうため、深呼吸をするなどして、その場で解決できる方法を実践しましょう。
短時間で効果のある対処法は後ほどご紹介します。
原因.3自己中心的な性格
イライラは対外的なものだけでなく、自己中心的な自分の性格によっても起こります。
自分中心の考え方になると、他人の行うことが気に入らない、納得できないためイライラしてしまうのです。
自己中心的な性格でイライラしてしまう場合は、自分のことを客観的に見たり、イラっとした原因をメモして解決する方法を試しましょう。
原因.4食生活の乱れ
食生活の乱れもイライラの原因になります。
必要な栄養素が不足すると身体はもちろん、精神にも悪い影響を及ぼします。
「栄養型うつ」という言葉もあり、食生活が乱れている人は、栄養バランスの整った食事に見直すだけでイライラしにくくなったり、イライラが解消されることもあります。
イライラを解消するために摂取したい栄養素は後ほどまとめてご紹介します。
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原因.5自律神経の乱れ
イライラは自律神経の乱れも原因の一つです。
自律神経は、体内を活発にする「交感神経」と、リラックスさせる働きをもつ「副交感神経」の2つに分けられます。
自律神経が乱れるのは、日常的にストレスを感じている場合やホルモンバランスの乱れが原因とされています。
自律神経のバランスが崩れ交感神経の動きが活発になったときは、イライラしないよう副交感神経の働きを活発にしてコントロールする必要があります。
自律神経のバランスを保つには日頃からリラックスできる方法を試したり、深呼吸する習慣を身につけることです。正しい深呼吸の方法も後ほど紹介します。
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原因.6睡眠不足
睡眠不足もイライラが起こる原因となります。
最近の研究では2日ほどの睡眠不足で感情を抑える脳の機能が低下しイライラしやすくなるということが分かっています。
睡眠不足が続くと、疲労感が残ったり、集中力が維持できない状態が続きます。
物事が上手くいかないことからイライラしてしまいやすくなります。
睡眠不足の場合のイライラ解消法はいたって簡単。しっかり眠る時間を確保することから始めましょう。
イライラを解消する6つの方法
イライラの起こる原因を解説しましたが、解消するには以下の6つの方法が挙げられます。
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イライラを解消する6つの方法
- 自分のことを客観視する
- 感情をコントロールする
- 食事を見直す
- イライラした原因をメモして対策
- 睡眠をしっかりとる
- アロマなどリラックスできる方法を試す
自分のことを客観視する
相手の言動によってイライラしてしまう人は、自分のことを客観視することが大切です。
自分を客観視することは、「感情の抑制ができる」「トラブルに慌てなくなる」「自己中心的になりにくくなる」などのメリットがあります。
イライラしたら、今自分が「なぜ」イライラしたのか原因を確認しましょう。
「なぜ」と考えることが自分を客観的な視点で見るということにつながります。
イライラした原因が自分にとって重要なことなのか、それほど重要なことではないのかを分析します。
自分にとってイライラの原因が重要なことでないと気づくことができれば、イライラすることが「時間の無駄」「労力の無駄」ということも分かるはずです。
他人の言動をコントロールすることは困難です。相手の言動によってイライラしそうになったときは「まぁ死ぬわけじゃないし」とやり過ごすことも選択しましょう。
イライラしても無駄なことだと判断できるようになれば、気分よく過ごすことができます。
感情をコントロールする
感情をコントロールすることもイライラを解消する方法です。
自分の思った通りに物事が進まなかったり、他人が違う行動を起こした場合、相手のせいだと決めつけてしまう人は感情をコントロールしましょう。
「自分の思い通りにいかないこともある」と思いやりをもつことで、今までならイライラしてしまう出来事が起きても冷静に対処できます。
感情をコントロールして思いやりをもてるようになると、幸福ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されます。
オキシトシンは自律神経を整える効果もあるため、イライラも軽減できます。
食事を見直す
イライラは食事を見直すことでも解消できます。
栄養バランスに偏りがある食事をしている人は改善しましょう。
以下の栄養素を摂取するとイライラを鎮め、精神を安定させてくれます。
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イライラを鎮めてくれる栄養素
- カルシウム
- トリプトファン
- ビタミンC
- ビタミンB1
カルシウムはイライラを解消できる栄養素として有名です。
血液中に一定濃度で含まれますが、濃度が減少するとイライラが発生しやすくなるため、摂取できるよう心がけましょう。
カルシウムが摂取できる食材・・・乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルトなど)、魚類(イワシ丸干し、煮干しなど)、小松菜、ほうれん草、豆腐など
トリプトファンは、しあわせホルモンと呼ばれる「セロトニン」の材料となっている栄養素です。
セロトニンは精神面に関係する脳内ホルモンなので、トリプトファンが減少すると心身のバランスが崩れやすくなります。
トリプトファンが摂取できる食材・・・バナナ、卵黄、カッテージチーズ、牛乳など
ビタミンCはストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの原料であるコレステロールの生成を促す役割があります。
イライラしてストレスがかかるとビタミンCはどんどん減少していくため多めの摂取が有効です。
ビタミンCが摂取できる食材・・・いちご、オレンジ、グレープフルーツ、ほうれん草、ブロッコリー、パセリ、ピーマン、菜の花、キャベツ
ビタミンB1は脳のエネルギー源となるブドウ糖の代謝に関係するビタミンです。不足するとイライラの原因となります。
ビタミンB1が摂取できる食材・・・豚肉、大豆、米ぬか、落花生、枝豆、魚卵、ウナギ、卵黄、さつまいも、じゃがいもなど
上記で挙げた栄養素が食事で補えない場合はサプリメントを利用すると手軽に摂取できます。
イライラした原因をメモして対策
イライラを解消したい人は、なぜイライラしたのか原因をメモにとってください。
メモにはイライラした理由や、どれくらいイライラしたのか度合いを記しておきましょう。
メモを見返すことでイライラする原因の傾向が把握できます。
把握できれば、対策を講じることができ、次回同じ状況に出くわしたときにはイライラせず冷静に対応できます。
睡眠をしっかりとる
睡眠が普段から少ない、しっかりできていない人はイライラしやすいです。
毎日7~9時間程度の睡眠時間を確保してしっかり疲れをとりましょう。
睡眠時間を確保したいけど、できない人もいるでしょう。時間のとれない人は、短い時間のなかでも睡眠の質を高める方法を実践してください。
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睡眠の質を高める方法
- 自分に合う寝具を選ぶ
- パソコンやスマホは寝る前に見ない
- 就寝の1時間前までに入浴は済ませる
- 寝る前の考え事はNG
上記のポイントを実行すれば、質の高い睡眠ができます。
寝る前には常にリラックスした状態を意識し、毎日のイライラから解放されましょう。
アロマなどリラックスできる方法を試す
イライラを解消するには気持ちを落ち着かせることです。
気持ちを落ち着かせるには、アロマの香りや好きな音楽を聞いてリラックスしましょう。
アロマは「クラリセージ」や「イランイラン」、「サンダルウッド」などの香りがイライラ解消に効果を発揮します。
音楽は好きな曲に加え、自律神経を整える効果のある「528Hz」の周波数に設定して作られた音楽が効果的です。CDを購入したり、YouTubeで聴くことも可能です。
職場でイライラしたときの解消法は?
社会人の場合、人間関係や業務内容、ノルマなど、職場においてイライラすることも多いでしょう。
職場でイライラした場合、早期に解決することが求められます。
早期に解決できれば、イライラで起こる仕事でのミスを減らせたり、周りの人に悪影響を与えることも避けられます。
職場でイライラしたときは以下の4つの解消法がおすすめです。
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職場でのイライラを解消する4つの方法
- 深呼吸する
- ガムを噛む
- その場から一度離れる
- 数秒間我慢する
深呼吸する
職場でイライラしたら自律神経のバランスが整えられる深呼吸をして解消しましょう。
イライラしているときは交感神経が有利に働いているため血行も悪くなります。
深呼吸をすることで副交感神経が有利に働いている状況を作れば、血行を改善するとともにリラックス効果が得られます。
イライラしたときに行える深呼吸の方法を覚えておきましょう。
- 鼻から息を吸う(約4秒かけて)
- 吸った息を口から吐く(約8秒かけて)
- ①と②を繰り返す(1分間)
息が続かず息を吸う・吐く動作が上手くできない場合、2秒かけて吸って4秒かけて吐くなど、秒数を短くして行いましょう。
ガムを噛む
イライラしたらガムを噛んで解消しましょう。
ガムを噛む動きが脳に刺激が与え、落ち着きやリフレッシュを与える効果を発揮します。
手軽にできる職場でのイライラ解消法のため、ガムは常備しておくとよいでしょう。
その場から一度離れる
イライラすると表情や態度にあらわれてしまう人は、一度その場から離れてください。
イライラしそうになったら意識して席を離れることで、緊張感のある職場から解放され、仕事のストレスを解くことができます。
トイレ休憩などで気分転換をする際は、深呼吸もプラスして実践すると、よりリラックス効果が得られます。
数秒間我慢する
イライラしたら我慢してみるのも方法の一つです。
職場でイライラすると爆発しそうになることもあるでしょう。感情に任せて爆発してしまうと、人間関係に亀裂が入ったり、職場に居づらくなったりします。
爆発して後悔しないよう、イライラしても数秒間我慢してみましょう。我慢することで少し冷静になり、徐々に怒りも収まってきます。
冷静になった後は、その場から離れて深呼吸をし、気持ちを落ち着かせましょう。
イライラが蓄積されるとどうなる?
イライラした状態を解消せずに放っておくと蓄積されます。
イライラが蓄積されると、自律神経のバランスが崩れたり、うつ病や精神疾患になる可能性があるため注意が必要です。
自律神経のバランスが崩れると頭痛や不眠などの症状も引き起こされます。
うつ病や精神疾患は食欲がなくなることや、気分が一日中落ち込む、意欲がなくなるなどの症状が現れます。
最悪な状況に陥る前にイライラの原因を突き止め、上手に解消しましょう。
イライラを解消して気分のいい毎日を過ごそう!
イライラはさまざまな原因によって起こり、対処せずに放置すると心身に悪影響を与えます。
イライラするのは気分のいいものではありません。ご紹介したイライラの解消法によって、心にゆとりのある状態を作りましょう。
職場でイライラした場合は、その場で対処できる方法を実践し、気持ちを落ち着かせてください。
当記事によってイライラが解消でき、気分のいい毎日を送りたいと願う皆さんのお役に立てれば幸いです。