スマホゲームのストレスで燃え尽き症候群になる原因について

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スマホで遊べるゲーム(=ソーシャルゲーム。略して「ソシャゲ」)の多くは基本無料であり、ちょっとした時間を使って暇つぶしの代わりに遊ぶべるのが魅力的です。

(もちろん、スマホのゲームに限らず、例えばスマホで配信されているゲームなら、同じゲームをipadのようなタブレット端末やPCに接続して遊ぶこともできますが、この記事ではそれらも含めて「スマホゲーム」として話を進めます。)

スマホゲームの多くは、基本無料ながらも季節ごとにイベントを開催したり、毎月期間限定のイベントやガチャを行うなど、ユーザーを飽きさせない工夫が多いのも魅力の一つと言えます。

そのため、据え置きor携帯型の買い切り型のゲームと違ってつい止め時を見失ってしまったり、熱中しすぎるあまりに精神的に疲れてしまい、燃え尽き症候群のような状態になることがあります。

また、場合によっては複数のスマホゲームを掛け持ちして遊んでおり「このゲームのイベントが終わったら今度は別のゲームをイベントをしなければ…」と、ゲームに振り回された生活を続けたせいで疲れてしまうと言うケースも出ています。

一般的にゲームと言えば娯楽の一種にすぎないと考えられているためか、仕事や部活で使う「燃え尽き症候群」と言う言葉そのものがふさわしくないと感じる人も多いでしょう。

今回は、そんなスマホゲームで起きる燃え尽き症候群についてお話しいたします。

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期間限定のレアキャラ・レアアイテムの入手機会を逃す

例えばアイドル育成のスマホゲームや擬人化艦船のスマホゲームでは、イベント期間中に人気のレアキャラクターやそのイベントでしか手に入れることができないレアアイテムが、イベントを進めた報酬やイベントでのユーザー同士でのランキング報酬として設定されていることがあります。

イベント期間中に出てくるキャラやアイテムは、後々の復刻イベントや通常のプレーでもゲットできる仕様になっていることが多いものですが、その時期は明確ではありません。

そのため「このイベントの時期を逃すと次いつ手に入るか分からない」と言う不安から、ついゲーム内のイベントにのめり込んでしまう事があります。

特にゲームによっては、ゲーム内で配信されているキャラクターをどれだけ集めているかによって、ユーザー同士のランキングがついたりゲーム内での称号が手に入るなどのお楽しみ要素もあります。

コアなユーザであればただイベントをのほほんと遊ぶだけではなく、イベントで配信されているキャラやアイテムも漏れなく手に入ることが目的となっていることがあります。

しかし、イベントによっては期間が短すぎたり、やたらと報酬を手に入れるための基準が高く設定されていることもあり、どうしても手に入れることができずコンプリートできないままイントが終了してしまうことも珍しくありません。

このような事態が起きたときに、今まで全てコンプリートしていた人からすれば「手に入れて当然のレアキャラとレアアイテムを手に入れることができなかった」という強い挫折を味わうことで、燃え尽き症候群のような状態になってしまうのです。

限定ガチャで失敗して時間・労力・金を失う

イベントで手に入るキャラやアイテムが、いわゆるくじ引きである「ガチャ」でしか手に入らないと言うケースもあります。

基本無料のゲームであっても収益を上げるためには課金が必要であり、多くのゲームはガチャに課金することを前提にゲームシステムが作られています。

しかし、限定ガチャによっては、自分の欲しいキャラクターの出る確率が1%あるいはそれ未満と言うこともあり、必ず自分の欲しいキャラクターが出てくると言うわけではありません。

特に、自分がファンとして応援しているキャラ(=推しキャラ)がガチャで手に入るとなれば、なんとしてでも期間中に手に入れたいと思うのかユーザの心理です。

高確率で推しキャラを引くためにはとにかく何回もガチャを回さなければいけませんが、確実に出るわけではありません。

無事にゲットできればできたで安心ですが、場合によっては大量のお金を費やしても、結局手に入らずイベントが終わってしまった…と言う悲しいオチになることも否定できません。

もしもそうなってしまった場合、今まで費やしてきた時間、労力、金銭に対して何ら見返りが返ってこないと言う辛い現実を目の当たりにしてしまい、ゲームに対するモチベーションが下がり燃え尽きてしまうのです。

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イベント期間が連続して精神的に疲れる

ゲームによっては、イベント期間が終わったらすぐ次のイベントが始まると言うように、イベント同士の間隔がなく連続して行われるものもあります。

イベントが連続しているために、がっつり取り組んでいるユーザからしたら「また新規のイベントでもレアアイテムとキャラを手にしなければいけない」と常にプレッシャーを感じた状態でゲームをプレーすることになります。

ゲーム運営側としても、ユーザーに飽きさせてしまうと収益減になるので、イベントを連続して行う事は常識と言えます。

また、他に配信されているゲームにユーザーが移るのを防ぐためにも、頻繁にイベントを行い新鮮さを出す事はゲームの存続のためには重要なことと言えます。

しかし、何度もイベントが続くのは、部活動で言えば毎週大会に出場するようなものと同じで、精神的に落ち着ける余裕は乏しく、(ゲームなのに)やたらとストイックになり精神的に消耗してしまう原因にもなります。

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複数のゲーム掛け持ちでスキマ時間すらなくなる

イベントが連続して行われないゲームであっても、複数のゲームを掛け持ちしている場合は「Aのイベントの中休みの間は、Bのイベントに参加する」と言う形で、連続してイベントを完走するユーザもいます。

また、期間限定のイベントに限らず、ゲーム内でのデイリー&ウィークリークエストなどの通常プレーで手に入る報酬を集めたり、時間と同時に増えていくゲーム内のスタミナを消費するために、掛け持ちしているゲームに毎日ログインし、淡々とクエストこなし続けると言う遊び方で疲れてしまうこともあります。

仮に1回あたりのゲームの時間は短くても、いくつもゲームを掛け持ちしていれば1日あたり1数時間はゲームに費やし、暇な時間がゲーム漬けと言う生活になることも少なくありません。

スマホゲームは短時間で遊べるとことも影響して、ちょっとした隙間時間すらゲームをするためにスマホを触ってしまい、数分間だけリラックスする時間すら奪ってしまうという側面もあります。

人によっては、唯一一人になれる時間のトイレの時間でさえ、スマホゲームにログインするための時間として使ってしまい…ということもあります。

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ゲームをやりこみすぎて飽きる

ゲームに対して、たくさんの時間と労力そして金銭を費やしても、ゲームの進行が遅すぎた結果、ゲームをやり尽くしてしまうこともあります。

なお、スマホゲームの場合をやり尽くしてもゲームクリアとなりやる事がなくなる…ということはまずありません。

そのため、内心は飽きを感じていても惰性でログインしてしまったり、本当は面倒だけどマップ周回をして経験値を稼ぐなどで時間を浪費してしまうことがあります。

この場合は、ゲームを始めた頃のようなワクワクとした気持ちや楽しいと思うえる気持ちは薄れ「放置していたらスタミナがもったいないからとりあえずす消化しておこうか…」と言うような消極的な理由でゲームに取り組むので辛さを感じてしまいます。

このようなヘビーユーザーの飽きを防ぐためにも、ゲーム運営側は新たなイベントを用意したり、新規のキャラやアイテムを追加してとにかくユーザを飽きさせない工夫をしています。

しかし上でも触れたように、イベントを完走するにあたってもストレスが必ずしもゼロではないと言う現状があるのです、ユーザーはジレンマを抱えた状態でゲームをプレーしてしまうのです。

ゲーム内での人間関係に疲れる

ゲームによっては個人プレーで、同じくゲームを楽しんでいるユーザ同士でグループを組んだり、チャットを使って交流して楽しむなどの、協力プレーを前提にした遊び方を提供していることがあります。

自分がやっているゲームを通じて、共通の話題で話し合える友達を作れるのは魅力ではありますが、一方でグループ全体で足並みを整えてゲームを進めるために、決められた日時にログインし、決められたプレーを行うと言うような義務感を感じることもあります。

こうなると、娯楽と言うよりは「決められた時間に決められたことを行う」と言う性質上、仕事や勉強とさほど変わりはあり面白みに欠けてしまいます。

他のユーザーと協力してゲームを進める場合は、グループの足を引っ張らないためにもレベル上げが必要であったり、装備やアイテムを用意しなければいけないなどの事前の準備も必要となり「単調な作業をしている」感覚に襲われます。

また、ゲームによっては、グループを率いるリーダー(例えばギルドマスターなど)を任命されることもあります。

しかし、ただでさえ顔の見えない相手に対して的確な指示を出したり、仲間内で揉め事が起こった起こらないように気を使うのは楽なことではありません。

ゲームの世界の話なのに、まるで学校や職場で面倒ごとに巻き込まれてヘトヘトになるかのごとく、ゲーム上での人間関係に疲れてしまうことで燃え尽き症候群に陥ってしまうのです。

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国立大教育学部卒、専攻は心理学。発達心理学、教育心理学、スポーツ心理学、社会心理学を中心に心理学に関する記事を執筆中。そのほかにも、人間関係やコミュニケーション、性格、スマホ、SNS、ゲームなどのあらゆるテーマを心理学の知識を用いて詳しく、面白い記事を書くことを心がけております。

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