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	<title>権威主義的パーソナリティ  |  メンタルの強化書</title>
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	<description>仕事・スポーツ・人間関係などの悩みに役立つ、心理学に関する記事を発信するブログ</description>
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		<title>権威主義的パーソナリティに陥る原因として考えられるもの</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/20924</link>
				<pubDate>Tue, 12 Mar 2019 15:45:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[心理・心理学]]></category>
		<category><![CDATA[権威主義的パーソナリティ]]></category>

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				<description><![CDATA[権威主義的パーソナリティとは、精神分析学者で社会学者のフロムが提唱した概念で、わかりやすく言えば強者にへつらい弱者を軽蔑するという、社会的に見ればあまり好ましいとは言えない性格のことです。 なお、ここでいう性格は、その人]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>権威主義的パーソナリティとは、精神分析学者で社会学者のフロムが提唱した概念で、わかりやすく言えば<strong>強者にへつらい弱者を軽蔑する</strong>という、社会的に見ればあまり好ましいとは言えない性格のことです。</p>
<p>なお、ここでいう性格は、その人自身が持っている気質や考え方の癖という意味合いではなく、社会や集団生活を過ごす中で形成された性格とされており、心理学では社会的性格と呼ばれています。</p>
<p>今回はそんな権威主義的パーソナリティを持つ人が出てくる原因や背景に関する考察について、つらつらと書き連ねました</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>戦争と権威主義的パーソナリティ</h2>
<p>権威主義的パーソナリティを提唱したフロムはドイツの学者。当時のドイツはナチスが政権を握りユダヤ人を迫害を行っていた歴史があり、ユダヤ人であったフロムも迫害を受けた経験があるとされています。</p>
<p>歴史的に見ても、ある種異様で狂気じみている経験を分析して生まれた概念が、権威主義的パーソナリティというわけです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>フロムによれば、こうした権威を妄信する人の心理は…</p>
<ol>
<li>第1時世界大戦後にドイツが敗北したことで、当時のドイツの人々は不安に襲われる。</li>
<li>その不安を解消する存在として、ナチスの価値観が人々から支持された。とくに、支持されたのは中流～下流階層に属する人々であったとされている。</li>
<li>やがて、戦後の経済的衰退(詳しくは「ドイツ賠償問題」で検索)で失業者の増加、物不足、ハイパーインフレなどでますます状況が悪くなり、人々の怒りや憎しみが湧き上がる。<span style="font-size: 12px;">(なお、筆者が大学で聞いた話では、その当時の乳児死亡率が他の年と比較して、やたら高かったという話が一生的。当時の社会不安が凄まじいものであったことは容易に想像できよう。)</span></li>
<li>怒りや憎しみの矛先としてユダヤ人がターゲットになり、凄惨な迫害を受けた。</li>
</ol>
<p>と、フロムは考察しています。</p>
<p>なお、フロムによれば、ヒトラー率いるナチスの主義主張や活動に賛同していた人々(特に労働者階級や富裕層)には、本心からではなく内心では反感を抱きながらも、渋々従っていた人もいたとのこと。</p>
<p>気に食わないながらも従っていた背景には、当時の社会不安により精神的な疲労があったために、下手に逆らうよりは、流されるがまま権威ある存在に追従している方が楽だったからではないかと言われています。</p>
<p>また、ナチスの活動を支持していたのは、中流階級よりも下級階級の人が主流であり、権威を妄信する姿勢が見られていたとされています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なお、フロム以降に権威主義的パーソナリティについて調べたアドルノは、このパーソナリティはドイツ人特有のものではないと発見。つまり、国民性や文化の違い関係なく、人間であれば誰もが有しておかしくない社会的性格の一種であるということがわかったのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>現代社会と権威主義的パーソナリティ</h2>
<p>さて、現代社会ににおいては、ナチスのような国家権力のように強大な権威に限らず、数多の権威と呼べるものが存在しています。</p>
<p>国家や大企業など明らかに権力を持っていることがよくわかるものから、</p>
<ul>
<li>大学などの教育機関</li>
<li>芸能人・著名人</li>
<li>部活や職場のOB・OG</li>
<li>ネット上のちょっとした有名人(人気youtuber、フォロワーの多いアカウントとか)</li>
<li>ファッションや芸術など、ある特定分野におけるカリスマ的存在。</li>
</ul>
<p>など、権威と呼ぶにはスケールが小さいものでも、比較的歴史が浅いものであっても、権威ある対象に従う人の存在はどこかしらで目にしているものでしょう。</p>
<p>有名人が宣伝した商品を盲目的に買うと同時に、自分が買ったものを持っていない人を「流行に疎い」「情報弱者」「アンチ」と蔑む人のように、ナチスのときのような残虐な事態にはなってないとしても、権威あるもの(強者)に従うと同時に権威の影響を受けない立場にいるもの(弱者)を見下す姿は、まさに権威主義的パーソナリティそのものであることが伺えます。</p>
<p>もちろん、このことは若い人に限った事ではありませんし、リアルの人間関係だけでなくネット上でつながった人間関係でも起きておかしくないものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>現代社会における権威主義的パーソナリティに陥る人の原因・背景の考察</h2>
<p>ここでは、主に現代の日本において、権威主義的パーソナリティに陥る人の原因と背景について、それぞれ論じていきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>社会不安の多さ</h3>
<p>現代の日本は、かつてのナチスのような戦争にまつわる恐怖こそまずないものの、東日本大震災をはじめとした自然災害により、いつ平穏無事な生活がなくなってもおかしくないという不安を感じている人が多いことでしょう。</p>
<p>また、ナチスの政権時と共通している経済的な不安…たとえば、</p>
<ul>
<li>終身雇用があてにならず、自分の勤めている職場がいつなくなってもおかしくない不安。</li>
<li>経済格差が広まり、一度貧困に陥るとその後は這い上がることすら難しを感じてしまう不安。(＝格差の固定)</li>
<li>(統計の下方修正のニュースにあるように)実質賃金が悪くなっていること。</li>
<li>ブラック企業のように重労働を強いられるだけでなく、健康面での損失への不安。</li>
</ul>
<p>など、普通の生活するにしても、あらゆる不安が付きまとっている状況は同じです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なお、ここで触れた社会不安だけが、権威主義的パーソナリティを形成するものではないと感じます。</p>
<p>かつて、オウム真理教が地下鉄サリン事件を起こしたように、学歴社会に対する反発や当時の価値観に対する反発など、社会不安と呼べるものは多種多様だと考えるのが賢明です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>正しさとが求められる時代背景</h3>
<p>私見になりますが、現代社会において権威主義的パーソナリティが生まれる背景として考えられるのが、正しさと効率(コスパ)が求められる時代背景があると感じます。</p>
<p>社会に対する不安…とくに、自分の生活の見通しが立たないことへの不安が増せば増すほど、安定と安心を求めた進路を選択する心理が自然と出てくるものでしょう。</p>
<p>もしも進路選択で失敗すれば、その先には貧困が待っている。それも、一度貧困に陥れば、そこから這い上がることが難しく、いつまでも貧困に苦しむ将来像が容易に想像できてしまう。</p>
<p>それほどまでに、社会不安が広まっている昨今では「間違った人生を歩むべきではない！」という考えを強く持つと同時に、いわゆる安定と安心がある進路を唯一の正解として見なしてしまうのは、致し方のないことだと感じます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>効率(コスパ)が求められる時代背景</h3>
<p>しかし、ただ正しい進路を選択するだけでなく、ここに効率(コスパ)が加わるのが現代ならではと感じます。</p>
<p>受験や仕事にしても、ただ黙々と努力するだけでなく、より早くより高い結果を出すことを求められる。</p>
<p>教育でも仕事でも、日々変わりゆく社会に素早く対応できる即戦力が求められている世の中の流れもあって、いかにして努力のコスパを上げるかということが重視されている。つまり、努力の方法においても「正解」が強く求められている時代であると言えます。</p>
<p>その努力の正解を探すために、権威ある人・集団が提示している努力の方法を探し求めると同時に、強く信じ込んでしまう人こそが、現代の日本で見られる権威主義的パーソナリティの姿だと感じられます。</p>
<p>権威にすがれば、悩む時間もカットできる効率的。権威に従うことは効率を求める時代につよくマッチしています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>意識を高くすること＆自己啓発ブーム</h3>
<p>書店に平積みされている意識高い系の人たちが好きそうなビジネス書(というか自己啓発本と言ったほうがいい)を見ていると、</p>
<ul>
<li>『○○のためのたった１つの習慣』</li>
<li>『科学的に正しい○○』</li>
<li>『超○○術』</li>
<li>『一瞬で○○を変える方法』</li>
</ul>
<p>など、ただ努力することだけでなく、いかに短期間で、寄り道することなく、素早く成果を出せる努力の方法を指南する書籍が、本屋の新書コーナーで平積みされている光景をよく見かけるものです。</p>
<p>その本の中でも、意識高い系＆自己啓発マニアなら知っている有名人(ホリ○○ンとかキ○コン○野とか)や組織・経営者(アップル、グーグルとか)が書いていることをやたら宣伝していたり、スタンフォード大学とか、東大ブランドとか、科学的云々など、単なる本でもいかにそれが権威ある存在であるかを示しているキャッチコピーの<del>しつこさ</del>多さが目立ちます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>どう努力すべきがで悩んでいる人とっては、しつこいほどに権威を示してくる存在というのは、ありがたいものでしょう。</p>
<p>権威あるものの言うとおりにすれば間違いないと感じることでもできますし、あれこれ余計なことを考えることなく、効率的な努力も可能になるでしょう。</p>
<p>ですが、権威あるものだからといってその人や組織の考えを鵜呑みするのは疑問です。</p>
<p>厚労省の統計不正問題がニュースになったように、権威あるものだからと言ってそれがいつも正しいとは限らないことは、記憶に新しいはずです。<span style="font-size: 12px;">(今回は、虚偽の大本営発表だったので問題になりましたし…)</span></p>
<p>疑うことをしなければ、他人に騙されたり、利用されたり、搾取されたりする危険に身をさらすことになる…それは、自分を高めるために努力したいと自己啓発に夢中な人であれば、まず避けたい事であるはずなのに、自分を高めようと正解を探せば探すほど、騙されやすさがましているのは、なんとも皮肉だと感じます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>関連記事</p>
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<p>&nbsp;</p>
<hr />
<p>参考書籍</p>
<div class="cstmreba">
<div class="booklink-box">
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<div class="booklink-name">
<p><a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=1117573&amp;p_id=56&amp;pc_id=56&amp;pl_id=637&amp;s_v=b5Rz2P0601xu&amp;url=http%3A%2F%2Fbooks.rakuten.co.jp%2Frb%2F14334395%2F" target="_blank" rel="noopener">心理学ビジュアル百科</a><img alt="" style="border: none;" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=1117573&amp;p_id=56&amp;pc_id=56&amp;pl_id=637" width="1" height="1" /></p>
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</div>
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</div>
</div>
<div class="booklink-footer"></div>
</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>権威主義的パーソナリティとSNSの人間関係が抱える問題</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/3705</link>
				<pubDate>Mon, 04 Jun 2018 14:20:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[心理・心理学]]></category>
		<category><![CDATA[SNS]]></category>
		<category><![CDATA[人間関係]]></category>
		<category><![CDATA[心理学用語]]></category>
		<category><![CDATA[権威主義的パーソナリティ]]></category>

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				<description><![CDATA[SNSでは、どれだけフォロワーが多いのかによって、その人の人気や能力、カリスマ性やブランド力の有無を簡単に把握することができます。 そしてたくさんフォロワーがついていればいるほど、 その人はきっとすごい人に違いない 社会]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>SNSでは、どれだけフォロワーが多いのかによって、その人の人気や能力、カリスマ性やブランド力の有無を簡単に把握することができます。</p>
<p>そしてたくさんフォロワーがついていればいるほど、</p>
<ul>
<li>その人はきっとすごい人に違いない</li>
<li>社会から認められている立場の人に違いない</li>
<li>たくさんのフォロワー…つまりファン、支援者がいるはずだ</li>
</ul>
<p>と、<strong>「権威」</strong>を感じるようになります。(権威という言葉が堅苦しければ、ブランド、説得力と言い換えてもいいでしょう。)</p>
<p>そして、権威を感じるアカウントの投稿に関しては、どうしても簡単に信じ込んでしまいやすく、気が付けばそのアカウントに投稿された意見や主張を自分もコピーしたり、その権威にあやかろうと近づこうとすることがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こうした権威にひれ伏し従ってしまう事を、社会心理学では<strong>権利主義的パーソナリティ</strong>と呼びます。</p>
<p>SNSはリアルの人間関係とは違い、学校や会社のようなヒエラルキーのある人間関係の色が出にくい場所ではありますが、利用していくうちにSNSで繋がった人同士の意見や立場などの些細な違いに対して権威を見出すことがあります。</p>
<p>その結果、SNS上で声の大きな人の意見に従ったり、投稿内容をよく吟味せずに同意や拡散をしてしまうこと等で<a href="https://mental-kyoka.com/archives/3543">炎上商法</a>などのトラブルに巻き込まれる、あるいは自分が炎上の片棒を担いでしまうこともあります。</p>
<p>今回は、権威主義的パーソナリティとSNSの人間関係について、お話いたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>関連記事</p>
<div class="blog-card internal-blog-card blog-card-thumbnail-right blog-card-wide cf"><div class="blog-card-thumbnail"><a href="https://mental-kyoka.com/archives/20924" class="blog-card-thumbnail-link"><img width="100" height="100" src="https://mental-kyoka.com/wp-content/uploads/2019/03/kenisyugi-genin-100x100.jpg" class="blog-card-thumb-image wp-post-image" alt="権威主義的パーソナリティに陥る原因として考えられるもの" srcset="https://mental-kyoka.com/wp-content/uploads/2019/03/kenisyugi-genin-100x100.jpg 100w, https://mental-kyoka.com/wp-content/uploads/2019/03/kenisyugi-genin-150x150.jpg 150w, https://mental-kyoka.com/wp-content/uploads/2019/03/kenisyugi-genin-50x50.jpg 50w" sizes="(max-width: 100px) 100vw, 100px" /></a></div><div class="blog-card-content"><div class="blog-card-title"><a href="https://mental-kyoka.com/archives/20924" class="blog-card-title-link">権威主義的パーソナリティに陥る原因として考えられるもの</a></div><div class="blog-card-excerpt">権威主義的パーソナリティとは、精神分析学者で社会学者のフロムが提唱した概念で、わかりやすく言えば強者にへつらい弱者を軽蔑するという、社会的に</div></div><div class="blog-card-footer"><div class="blog-card-site"><span class="blog-card-favicon"><img src="//www.google.com/s2/favicons?domain=mental-kyoka.com" class="blog-card-favicon-img" alt="" width="16" height="16" /></span><a href="https://mental-kyoka.com">mental-kyoka.com</a></div><div class="blog-card-hatebu"><a href="//b.hatena.ne.jp/entry/https://mental-kyoka.com/archives/20924" rel="nofollow"><img src="//b.hatena.ne.jp/entry/image/https://mental-kyoka.com/archives/20924" alt="" /></a></div></div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>権威主義的パーソナリティとは</h2>
<p>権威主義的パーソナリティとは、ドイツの社会心理学者フロムが提唱した概念のことです。</p>
<p>フロムはドイツで1930年頃に広まったファシズム(結束主義)の分析により、権威主義的パーソナリティを主張しました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>権威主義的パーソナリティの特徴には</p>
<ul>
<li>権威がある存在に対する服従し無批判に受け入れる。</li>
<li>権威に囚われることにより、偏見や差別的な考えをしてしまう。</li>
<li>両極端な意見や考え方をしてしまう。(参考：<a href="https://mental-kyoka.com/archives/1891">二極思考</a>、<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2875">集団極化</a>)</li>
<li>集団に対する帰属意識が強まるが、集団外に対しては排他的な態度を取る。(参考：<a href="https://mental-kyoka.com/archives/1831">同調圧力</a>)</li>
<li>多数派には従い、少数派には攻撃的な態度を取る。</li>
<li>(社会的な)権力や経済力を権威の拠り所をする。</li>
<li>人間不信、理想に対して冷淡な態度を取る。</li>
</ul>
<p>などの特徴があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当然ですが、権威主義的パーソナリティという言葉ができた時代にはSNSのようなインターネットを使ったサービスは登場していません。</p>
<p>しかし、権威主義的パーソナリティの特徴をよく見ていくと、SNS上で見かける、ぼんやりとした上下関係やつながりの中での発言権の有無、影響力のある人と仲良くしようとする人が出てくるその背景について知ることができます。</p>
<p>SNSではもちろん、リアルの人間関係のようなめんどくさいしがらみがない人間関係を自由に作ることができます。</p>
<p>しかし、その自由で対等な人間関係がいつしか権威主義の色を帯びてきて、立場の差が出来たり、言いたいことが言えなくなってしまったり「フォロワーが多い人の意見は正しい」という考えを持つ人が出てきたりするのは、権威主義的パーソナリティを持つ人が出てくるようになったと考えることもできます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>SNSで権威となるものの例</h2>
<h3>フォロワー・友達の数</h3>
<p>SNSの基本とも言えるフォロワー・友達の数は、多ければ多いほどその人は</p>
<ul>
<li>ファン、支援者、支持者が多い人。</li>
<li>普段から役に立つ投稿をしている人。</li>
<li>何か特別な技術や能力、魅力を持っている人。</li>
<li>他の有名人と並ぶ実力や立場のある人</li>
</ul>
<p>だと思われやすく、とくに権威と結びつく要素の一つと言えます。</p>
<p>また、SNSの中でもtwitterは、フォローする側もされる側も匿名での活動も可能で、また定期的にハッシュタグで友達(フォロワー)を増やす投稿が拡散されることもあり、気軽にフォロワーを増やし、自分の権威を強めると使い方もできてしまいます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>肩書き・経歴</h3>
<p>多くのSNSには、自分の簡単なプロフィールや肩書き、出身地、学歴、経歴などを書くスペースがあります。</p>
<p>もちろん、プロフィールの公開を控えて利用することもできますが、より多くのフォロワーを獲得したり、共通点のある友達を作るためには、積極的に自分のプロフィールを充実させることが重要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>他の有名人・芸能人とのつながり</h3>
<p>SNSはただ自分のフォロワー(友達)の数が多いこと以外にも、有名な人や実力のある人と繋がっていることが権威を帯びることがあります。</p>
<p>SNSは自分と繋がっている人が、自分以外にどんな人や団体と繋がりがあるかが可視化されるために、「あの人はテレビに出た有名人、芸能人、スポーツ選手と繋がっている」「企業の公式アカウントからフォローされている」という情報を簡単に手に入れることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、実際にSNSを利用しているときに…</p>
<ul>
<li>(SNS上のあるコミュニティ内で有名な)○○さんにフォローされた！</li>
<li>あの有名な経営者、フリーランスの人からフォロー返しされた！</li>
</ul>
<p>という内容の投稿をして、ウキウキと喜んでいる人を見かけたことはないでしょうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これは、ただフォロワーが増えることよりも、より自分の所属するコミュニティ内で影響力や発言力などの権力、権威を持つ人からフォローされた方が、それだけ自分も認められるようになった、すなわち権威を持つ人との人脈ができたことへの喜びだと考えることもできます。</p>
<p>…もちろん、ただ憧れている人からフォローをもらったという純粋な喜びだと考えることもできますが、憧れている人というのは何かしらの権力や権威を持つものであり、つい憧れる人の言葉を無批判に受け入れたり、<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2957">同一視</a>してしまうことがあるものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>SNSにおける権威主義的パーソナリティの問題</h2>
<h3>SNS上の有名人の主張をよく考えもせず迎合してしまう</h3>
<p>SNS上は誰でも自分の意見を主張することができます。</p>
<p>しかし、その意見を見るときに意見単体として見るのではなく、<strong>その人のフォロワーの数、拡散された数、肩書き、経歴、有名人との繋がりなどの権威のあるものと結びつけて「この意見は正しい」と感じてしまうことが、問題点と言えます。</strong></p>
<ul>
<li>フォロワーが多ければ説得力があると感じる</li>
<li>肩書きがある人の意見の方が正しいと感じる</li>
<li>有名人とつながりのある人の投稿の方が正しいと感じる</li>
</ul>
<p>という考えに陥れば、ただSNS上で影響力のある人の意見に迎合し、本当にその意見は正しいものなのか、その意見に従ったり賛同することが本当にいいものなのか、という思考の柔軟性が失われてしまいます。</p>
<p>また、もしも迎合する意見がデマや虚偽を含むものであったときに、その意見に迎合して拡散に協力してしまえば、炎上の被害に巻き込まれることもないとは言い切れません。</p>
<p>他にも、似非科学やスピリチュアルなどの根拠・検証に乏しい医療情報を無批判に受け入れてしまえば、自分や自分の家族、友達が健康被害を受ける可能性もないとは言い切れません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>SNS上では経歴を盛れるため、簡単に権威を身に付けられる</h3>
<p>まず大前提として、SNSでは免許証や履歴所の提出などを求められることはまずないので、自分の出身校や職歴を簡単に偽装することができます。</p>
<p>ネット上で見かける自称社長、自称経営者、自称カウンセラー、自称プロ○○…など、自称すれば誰でも嘘の経歴を名乗ることができます。(もちろん下手な嘘ならバレるリスクもありますが…)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なお、流石に自称だと露骨なので何かしらの資格を取得した上で名乗る方法もあります。</p>
<p>しかし、ここで登場する資格がそもそも本当に認められているかどうか疑わしいものであったり、お金を出せば簡単に取得できる資格(＝<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2136">資格商法</a>)であれば、その権威は非常に疑わしいものになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、フォロワーや友達の数も購入することが可能ですし、自分で複数のアカウントを取得して自作自演でフォロワーを増やし、あたかも自分は有名人であるという演出も可能です。(もちろん、この行為は多くのSNSでは規約違反)</p>
<p>こうして出来上がった偽物の経歴を使えば、仮に自分の経歴が今ひとつパッとしないものであっても、簡単に権威を身に付けることができてしまうのが、リアルの人間関係ではまず見られないSNS上の人間関係の特徴と言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>信者ビジネスや悪徳商法の温床になる</h3>
<p>こうして身につけた偽の権威は、その権威を盲信する人を相手にした信者ビジネスや悪徳商法に利用されます。</p>
<ul>
<li>株や仮想通貨などの金融商品</li>
<li>(<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2136">資格商法</a>含む)資格に関する商品</li>
<li>自己啓発セミナー、マルチ商法</li>
<li>スピリチュアル関連</li>
<li>キラキラ起業ビジネス</li>
</ul>
<p>などの人間関係を現金化する側面を持つビジネスは、SNSで権威を付け、その権威を盲信する人を相手にして、グレーな商品やサービスを売りつけます。</p>
<p>権威主義はその権威に従う人を利用したビジネスとの結びつき強く、やたらと自分の買った商品・サービスを褒め称える一方で、購入しなかった人に対する差別や見下しの意見を主張することが多く、普通にファンを集めて行うビジネスには見られない異質さや排他的な行動がよく見られます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>フォロワーが少ない人に対する排他的な態度を生む</h3>
<p>SNSではフォロワーの数が多ければ多いほど、なんとなく権威を感じてしまうことから、フォロワーが多い人の意見を無批判に受け入れることがあります。</p>
<p>しかし、フォロワーが少ない人の意見はたとえ正論や示唆に富む意見であっても「フォロワーが少ないから説得力が無い」と感じて、切り捨ててしまうことがあります。</p>
<p>上でも触れたようにSNSではフォロワーは購入できますが、購入したフォロワーは普段から機械的なつぶやきをしたり、全くつぶやきが無くあくまでも購入用としてしか利用されていない無機質なアカウントが大半です。</p>
<p>その結果、フォロワーが多い割にはコメントや拡散される事が少なく、権威をつけようと見せかけていることがなんとなくわかってしまうものです。</p>
<p>そんな見せかけの権威を盲信し「フォロワー数が多い事が正義、少なければ悪」という考えでSNSを利用すれば、炎上を招いたりフォロワー購入していることがバレて今までの築き上げてきた信用を失うことにつながります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>SNS上での有名人に気に入られるために馴れ合い媚び売りをする</h3>
<p>権威主義は自分よりも権威のある人…SNSなら自分よりも人気がある人やフォロワーの多い人に対する迎合を招きます。</p>
<p>SNS上での有名人にお近づきになるために媚を売ったり、馴れ合いに付き合うなどして、自分に付き合うだけのメリットがあることを示そうとします。</p>
<p>また、こうした馴れ合いはリアルの人間関係なら全く無関係の人からとやかく言われることはないので比較的楽にできますが、SNSだと不特定多数の人から近づこうとしている様子が丸見えになります。</p>
<p>見え見えの媚売りで近づく態度を見て幻滅した人がフォローを外したり、露骨に近寄っていく様子に嫌悪感を覚えて友達関係を解消されるのも致し方のないことだ思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/3575">ネット上で利益目的の馴れ合いができるまで</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/3568">馴れ合いがうざいと感じる人の心理について</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<p><span style="font-size: 12px;">なお、余談になりますが「権威主義(あるいは権威主義的パーソナリティ)」という言葉そのものは、高等学校の現代社会、倫理にも登場している言葉です。</span></p>
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										</item>
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