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	<title>教育心理学  |  メンタルの強化書</title>
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	<description>仕事・スポーツ・人間関係などの悩みに役立つ、心理学に関する記事を発信するブログ</description>
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		<title>自己成就予言　思い込みが現実になってしまう心理学的な理由</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/3712</link>
				<pubDate>Tue, 05 Jun 2018 11:09:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[心理・心理学]]></category>
		<category><![CDATA[期待]]></category>
		<category><![CDATA[心理学用語]]></category>
		<category><![CDATA[教育心理学]]></category>

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				<description><![CDATA[「自分は勉強ができない」「どうせ自分は豆腐メンタルだから」と自分に対して否定的な思い込をしていると、自然とその通りになってしまうという事があります。(なんとなくオカルトじみてますけどね…) このことは心理学では「自己成就]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>「自分は勉強ができない」「どうせ自分は豆腐メンタルだから」と自分に対して否定的な思い込をしていると、自然とその通りになってしまうという事があります。(なんとなくオカルトじみてますけどね…)</p>
<p>このことは心理学では<strong>「自己成就予言」と</strong>呼ばれており、人は無意識のうちに自分の思い込みや固定観念に縛られ、その考えに沿った行動をしてしまう事があるのです。</p>
<p>もちろん、現実になる思い込みは否定的なことだけでなく、肯定的な思い込みをすることでその思い込みが現実になることもあります。</p>
<p>とくに、肯定的な思い込みをさせることは学校や教育の場において「ピグマリオン効果」という名前で知られており、学力向上や落ちこぼれている生徒を復活させるために、積極的に褒めて自己肯定感を付けさせるように指導している教師もおられます。</p>
<p>今回は、「自己成就予言」について、お話いたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2><span style="font-family: 'trebuchet ms', geneva, sans-serif;">自己成就予言とは</span></h2>
<p>自己成就予言とは自分の中の思い込みやイメージに従って行動していると、思い込みの通りになってしまうことを指す心理学用語です。「予言の自己成就」と呼ばれることもあります。</p>
<p>砕けて言うと<strong>「ひょっとしたらこうなるのではないか？」という直感や予感が、いい意味でも悪い意味でも的中してしまうということとも言えます。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その通りになってしまうこと…つまり成就することは、「自分は勉強ができない」「自分は豆腐メンタル」のような自分自身に関することもあれば、「ひょっとして○○さんに嫌われるのでは？」のような自分に関係する他人のこともあります。</p>
<p>「ひょっとして○○さんに嫌われるのでは？」という、あくまでも自分の中の思い込みに過ぎないのに、実際に嫌われてしまうことになる理由は</p>
<ul>
<li>思い込みのせいで無意識のうちに○○さんと距離をとってしまう。</li>
<li>○○さんの気に障るようなことや、嫌がることをしてしまう。</li>
</ul>
<p>などが原因として考えられます。</p>
<p>直接言葉にしたりあからさまな態度で示さなくとも、なんとなく○○さんから嫌われても仕方がないような関係になるように、無意識のうちに自ら働きかけていた事が考えられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>とくに恋愛関係で「この人とうまくやっていける自信が持てない」と思い始めると、以前と比べて連絡、会う回数、口数が減ったり、よそよそしくなってしまったことから、相手も不安を感じて関係が途切れてしまう事があるものです。</p>
<p>しかし、冒頭で触れているように成就することはネガティブなことばかりではなく、ポジティブなことでも起きます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>自己成就予言の種類</h2>
<h3>ピグマリオン効果</h3>
<p>ピグマリオン効果とは、自己成就予言により良い結果に結びつくことを指す言葉です。教育心理学でもよく登場します。</p>
<p>ピグマリオン効果は、実際に「あなたは勉強ができる人だ」「あなたは成績優秀で努力家な人だ」というポジティブな意見や期待をかければ、その意見をかけられた本人の意欲や向上心がアップして、実際に期待していた通りの人になるのがいい例です。</p>
<p>とくに、ピグマリオン効果は学校でも勉強に対するモチベーションが上がらない子や落ちこぼれて自信をなくしてしまう子供に対するサポート方法として有名であり、いわゆる「褒めて伸ばす」教育法と関連があると言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>ゴーレム効果</h3>
<p>ピグマリオン効果とは逆に、自己成就予言により悪い結果に結びつくことを指すことはゴーレム効果と呼びます。</p>
<p>例えば、先生が子供に対して「君は勉強ができない落ちこぼれだ」「あなたの成績が悪くこのままでは進級すら怪しい」とキツく言い続けることで、実際に子供がその言葉の通りの落ちこぼれたり、落第してしまうのがいい例です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、<strong>実際に何か声を期待をかけるだけでなく、何も期待をかけずに無視を続けることでも、悪い結果を招いてしまう事があります。</strong></p>
<p>実際に学校や会社で相手にとって言いづらいことがあると、お互いの関係をギクシャクさせないためにも本当に言うべき大事なことを言わずに話題を逸らし続けたり、あえてビジネスライクにして相手に余計な期待をかけず冷たく接したことで、結果としてギクシャクした関係になりトラブルが起きてしまった…という経験をした人もきっと多いはず。</p>
<p>ダメ出しをちゃんと出せる人間関係と違って、ダメだしすら出ない人間関係だと、どうしてもお互いの関係が希薄になりがちで、モチベーションが下がったり集団からの離脱、脱落する人が出てきてしまうのも、ゴーレム効果によるものと考える事ができます。</p>
<p>虐待がただ暴力や暴言だけでなく、ネグレクト(無視、育児放棄)も含んでいることから見ても、全く期待をかけない環境というのは、いいメンタルを育む環境としてふさわしくないということが、きっとわかると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>自己成就予言を使ったコミュニケーションの注意点</h2>
<p>ピグマリオン効果のように、相手を褒めたり励ましたりしてなんとかその気にさせるコミュニケーションが必要になる場面は普段の暮らしの中でも多いと思います。</p>
<ul>
<li><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2676">部活動で燃え尽き症候群</a>が疑われる部員に対してハッパをかける。</li>
<li>メンタルが弱い新社会人になんとか仕事ができるように教育する。</li>
<li>自分の子供に対して、もっと自信や行動力が身につくために期待をかける。</li>
</ul>
<p>など、勉強、スポーツ、仕事の場面で相手に期待をかけてやる気を引き出せるスキルはよく求められるものです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、<strong>ピグマリオン効果はただ闇雲にかけ期待を続ければ、必ずいい結果に結びつくというほど単純ではありません。</strong></p>
<p>人によっては過度な期待をプレッシャーやストレスだと感じて思うような力を発揮できなくなったり、逆に露骨な期待の言葉を不信に感じて逆にモチベーションを削いでしまうことも考えられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>期待をかけられるのは嬉しい半面、</p>
<ul>
<li>「その期待に応えられなかったら相手を裏切ってしまうことになる」と考えてしまう。</li>
<li>「自分には到底応えられそうにない期待でも、無理に応えなければいけない」と自分を追い詰めてしまう。</li>
<li>「どうしても無理な期待に応えるために、ズルやルール違反をしてでも成し遂げようと」とあらぬ考えをしてしまう。</li>
</ul>
<p>というリスクもあり、相手の実力や状況に応じた適切な範囲での期待をかけていくことが必要となります。</p>
<p>また、期待をかけてくる人が、先生、上司、親などの立場が上の人の場合は、期待をかけられる生徒、部下、子供からすればせっかくかけられた期待を、立場上断りにくくなることも考えられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、期待をかける方も、自分勝手な期待を押し続けても、やはり相手の事情を無視した自分勝手な期待であり、その通りにならなずにがっかりする…つまり、<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2597">勝手に期待して勝手に失望する</a>事態に陥る事もあります。</p>
<p>お互いに期待の掛け合いでしんどい思いをしないためには、<a href="https://mental-kyoka.com/archives/3625">ベタベタとした距離感</a>ではなく適度な距離感を保ちお互いの意見を尊重しあったり、期待をかける前にお互いに信頼関係を築けるように接していく事のがいいでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">参考</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1604">相手に期待しすぎる性格の人の特徴と、期待しすぎてしんどくならないための考え方</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1592">「期待」は自分の中の思い込みにすぎない　期待とはどのような心理状態なのか</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>自己成就予言とセルフハンディキャッピング</h2>
<p>自己成就予言と関連している心理学用語で<a href="https://mental-kyoka.com/archives/3122">セルフハンディキャッピング</a>というものがあります。</p>
<p>セルフハンディキャッピングとは、自分自身に何らかのハンデをかけて</p>
<ul>
<li>その後の物事が失敗すればハンデのせいだと言い訳をして失敗のショックを軽減する。</li>
<li>その後の物事が成功すればハンデがあるのにもかかわらず成功したと言い張り自分を大きくアピールできる。</li>
</ul>
<p>という、主にメンタル面での損失を抑え利益を大きくするための行う行動です。</p>
<p>具体的には、テスト前に「自分は全然勉強していない」と言ってテストに臨むという、学生あるあるネタがセルフハンディキャッピングの例です</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>セルフハンディキャッピングが持つ、あえて自分にハンデをかける言動をして自分のイメージをコントロールするという点では、悪い意味での自己成就予言(ゴーレム効果)と共通する点があると言えます。</p>
<p>「自分は全然勉強していない」とただ表面的に言うだけに収まらず、その言葉の通り勉強ができなくなり、テストで悪い点数を取ってしまえば、まさに悪い意味で自分の思い描いていた将来像が達成されてしまったとも言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>その他にも、<a href="https://mental-kyoka.com/archives/3375">コミュ障を自称する人</a>のように、自分に何かしらのレッテルを貼ることでギャップのある自分を演じたり、レッテルがあるけど頑張っている自分を演出しようとする人もいい例です。</p>
<p>自らコミュ障であると自称し続けた結果、「コミュ障なのにコミュニケーション能力が高い」というギャップ効果なんて出ず、気が付けば自称から真性のコミュ障になってしまうことも、悪い意味での自己成就予言と言えるでしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>学習性無力感とは？　勉強のやる気が出ない、無気力になる心理</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/3159</link>
				<pubDate>Mon, 26 Mar 2018 11:38:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[学校・教育]]></category>
		<category><![CDATA[心理学用語]]></category>
		<category><![CDATA[教育心理学]]></category>
		<category><![CDATA[学校]]></category>
		<category><![CDATA[勉強]]></category>

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				<description><![CDATA[勉強が嫌い、苦手と感じることは誰にでもありますが、ただ勉強嫌いという度を越して 勉強することに全くやる気が続かず、すぐに無気力になる。 勉強に対して全く無気力になってしまい、意地でも勉強をしようとしない。 「どうせ勉強し]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>勉強が嫌い、苦手と感じることは誰にでもありますが、ただ勉強嫌いという度を越して</p>
<ul>
<li>勉強することに<a href="https://mental-kyoka.com/archives/1159">全くやる気が続かず</a>、すぐに無気力になる。</li>
<li>勉強に対して全く無気力になってしまい、意地でも勉強をしようとしない。</li>
<li>「どうせ勉強しても無駄」「勉強しても無意味だ」と諦観して。</li>
</ul>
<p>というような行動をとってしまう人がいます。</p>
<p>受験勉強や仕事で会社の業務で必要な資格のための勉強なのに、上のような行動をとってしまうと、とうんながら自分の将来や会社の仕事に支障が出てしまうので、あまりよろしくありません。</p>
<p>また、よくよく観察するとただの勉強嫌いで怠けているのではなく、「どこか勉強することそのもの意図的に回避しているのでは？」と感じることもあります。</p>
<p>そんな勉強を避けるような行動の理解につながる心理学の言葉として<strong>「学習性無力感」</strong>と呼ばれるものがあります。</p>
<p>今回は、学習性無力感についてお話いたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/3136">勉強が嫌いな人、苦手意識があるの人の心理と対処法</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2899">「スチューデントアパシー」大学入学後に燃え尽き症候群になる理由について</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>「学習性無力感」とは？</h2>
<p>学習性無力感とは、心理学者セリグマンによって提唱された言葉で、簡単に言うと「何をやっても無意味」という事を学習してしまった状態を指します。</p>
<p>何をやっても無意味と考えているがゆえに、「勉強をしたってどうせ無駄…だから勉強しない」と考えてしまい、ただの勉強嫌いで留まらず勉強そのものに対して無気力になってしまうのです。</p>
<p>また、学習性無力感は勉強に限らず、スポーツや仕事に対してやる気やモチベーションが出ない原因としても考えられています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>学習性無力感に関する実験</h3>
<p>心理学者セリグマンは犬を使って以下の実験を行いました。</p>
<ol>
<li>2種類のゲージ(A,Bとする)を用意する</li>
<li>Aのゲージに入ると犬に対して電気ショックを与えるが、ゲージ内にあるボタンを押せば電気ショックを止めることができる止まるようにした。</li>
<li>Bのゲージも電気ショックを与えるが、ゲージ内にはボタンも何もなく自力では電気ショックを止めることはできないようにした。</li>
<li>Bのゲージに犬を入れたところ、電気ショックを止めることはできず何をやっても痛みを回避することはできなかった。</li>
<li>(４)でBのゲージに入れていた犬をAのゲージに入れて様子を見た。</li>
<li>結果、電気ショックを止めるボタンがあるAのゲージにもかかわらず、<strong>犬はボタンを押さずに電気ショックに耐え続けるという行動を取った</strong></li>
</ol>
<p>この実験からは、Bの何をしても電気ショックが防げないゲージ内に入れらた犬は<strong>「何をやっても電気ショックは止められない」</strong>という事(無力感)を学習したのだと結論づけました。</p>
<p>電気ショックを自力で止められるAのゲージに入れられても、「何をやっても電気ショックは止められない」と学習してしまったので、本当に何もせずただ電気ショックに耐えるという行動をとってしまったのだと考えられています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>勉強で学習性無力感が起きる背景</h2>
<h3>勉強の成果がなかなか出ないことで「勉強＝無駄」と考えてしまう</h3>
<p>勉強の成果が成績の伸びや点数というわかりやすい形でななかなか実感できず、その期間が長期間に渡って続いてしまうことが学習性無力感が起きる背景として考えられています。</p>
<p>最初のうちは「勉強してもすぐに結果が出るわけないよね…」と納得していても、何週間も勉強したのに、一向に目に見える形で勉強の結果が見えなくなると、心が折れてしまい<strong>「ひょっとして勉強しても無駄ではないのか？」</strong>と自分を疑ってしまうことがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、成果が出ないという事を受けて</p>
<ul>
<li>今までよりも勉強時間を増やしてみたけどダメだった</li>
<li>問題集や参考書を変えてみたけどダメだった</li>
<li>教えてもらう先生を変えてもらったけどダメだった</li>
</ul>
<p>などの失敗が続けば続くほど、「勉強＝無駄」という疑念が確信へと変わり、勉強へのモチベーションが下がってしまうのです。</p>
<p>「勉強＝無駄」という確信が一度固まってしまうと、いくらその人に合った効果的な勉強方法や先生を紹介しても、勉強に取り掛かろうとしなくなります。</p>
<p>過去の辛く苦しく、そして苦労のわりに結果が出なかったという挫折した経験から「勉強＝無駄」と学んだのですから、たとえ全くもって新しい勉強方法であっても、関心を示さなかったり、頑なになって拒んだり、時には逃げるような行動をとってしまうのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>勉強ができた事を褒められた経験が少ない</h3>
<p>勉強のモチベーションは点数や成績という客観的なモノサシの他にも、「褒められる」「認められる」という主観的なモノサシも影響してきます。</p>
<p>勉強が苦手な人の場合、ただ成績に反映されないから無力感を感じる他にも、勉強ができないことが影響し周囲から褒められた経験が十分に得られなかったことで、<strong>「勉強を頑張っても周囲は褒めてくれない」</strong>と学習してしまうのです。</p>
<p>もちろん、</p>
<ul>
<li>勉強は自分のためにするものではないのか？</li>
<li>勉強することよりも結果を出すことの方が重要だ</li>
</ul>
<p>というごもっともな意見はわかりますが、勉強でなかなか結果が出にくい人は、そうでない人と比較すると勉強を続ける意欲が切れやすく、結果が出る前に挫折してしまうケースが少なくありません。</p>
<p>勉強を頑張るというプロセスを褒める、という成功体験を意図的に積み重ねていくことが、勉強しても無駄という考え方に陥らないためには重要な事もあるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>勉強ができる人でも陥る場合</h3>
<p>学習性無力感は勉強ができても、そのこと先生や親などの周囲の人に褒められた経験が少ない人でも起きることがあります。</p>
<p>子供の頃に自分のためだから勉強をするのではなく「親や先生が褒めてくれるから勉強をする」という目的で勉強をしていた経験をしていた人は少なくありません。</p>
<p>もちろん、誰かに褒められたいから勉強をすることそのものを邪だと否定するわけではありません。</p>
<p>しかし、「褒めてくれるから勉強する」というのは、自分自身では完全にコントロールできない他人の反応を基準とした不安定な評価に基づいた勉強のやり方です。</p>
<p>たとえいい点数であっても、親によっては「いい点数を取るのが当たり前だ」と慣れてしまって褒めなくなる事もあり、<strong>褒めるかどうかの基準は状況によりけりで、いつも一定ではありません。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>学習性無力感と学校・塾・家庭教師</h2>
<p>学校のように集団で教育をする場面だと、どうしても授業について行けず落ちこぼれてしまう生徒が出ても、その子のために先生が時間を割いて丁寧に指導するのは時間の制約上難しく、放置されてしまいがちになります。</p>
<p>学校の方でも落ちこぼれ対策として、補修や再テスト、実力別の授業を行うなどして、なるべく落ちこぼれないようにすることがありますが、それでも完全に落ちこぼれが出ないというわけではありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、落ちこぼれ対策として、個別指導塾や家庭教師のようなマンツーマンの授業を取り入れるケースもあります。</p>
<p>この場合、学校の勉強でつまづいたところや、よくわからなかったところを詳しく聞くことができるという利点がある方で、</p>
<ul>
<li>学校の勉強に加えて更に勉強をすることで負担が増える。</li>
<li>教え方や先生との相性が悪いと、ここでも放置されてしまうケースがある。</li>
<li>学んだ成果をマンツーマンの先生以外に認めてもらえにくく、成功体験が味わいにくい</li>
</ul>
<p>などの懸念があることも覚えておくようにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>親や教師が「この子はどうせ勉強しても無駄」と考えてしまうケースも</h2>
<p>勉強に関する学習性無力感は子供だけでなく、その子供の親や指導する先生にも見られることがあります。</p>
<p>それがよくわかるのは</p>
<ul>
<li><strong>この子はどうせ勉強しても無駄だから…</strong></li>
<li><strong>うちの子はバカだから勉強は無理だろう</strong></li>
</ul>
<p>と言ってしまうのがいい例です。</p>
<p>いくら勉強を子供に教えたり、あれこれ方法を変えて指導しても、その結果が全然見えない状態が続いてしまえば、子供だけでなく大人も<strong>「この子に勉強を教えるのは無駄なのでは？」</strong>という不安や無力感を抱いてしまうものです。</p>
<p>大人である以上、子供のように「教えるのが嫌だ」とか「どうせ無駄だろう」ということは思ってもあからさまに口や態度に出さないものですが、大人の態度が変わっていくのをみて、「自分は勉強ができないことで先生や親を失望させている」という不安を感じてしまいます。</p>
<p>勉強嫌いや学習性無力感というと、どうしても勉強で悩んでいる子供本人にばかり焦点が置かれがちですが、実は周囲の大人がその子に対して「勉強を教えても無駄」と無力感を抱いてしまっている可能性についても、深く見ていく必要があります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>いくら自分の将来のため、自分自身のためという大きな目標を掲げても、何度も失敗が続けば不安になりますし、誰しもその不安に打ち勝つメンタルの強さを持っているわけではないのです。</p>
<p>不安に負けて勉強から逃げたことを指摘しても「勉強＝無駄」という認識が改まることは、現実的には考えにくく、指摘を避けるために距離を取られたりこちらの話を聞く耳を持たなくなる原因になります。</p>
<p>勉強嫌いというと、どうしても本人の怠慢や甘え、といったその人自身に原因を見出しがちですが、どうして勉強嫌いになったのか、勉強から逃げるようになってしまったのかという外からは見えにくい背景についても、しっかり探っていくことが大事なのです。</p>
<p>もちろん、<strong>教える側の人は自分が教えることに無力感を抱いてしまっており、そのことが相手の無力感を助長させているのではないか、</strong>という視点を持つことも重要です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
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