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	<title>指導  |  メンタルの強化書</title>
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	<description>仕事・スポーツ・人間関係などの悩みに役立つ、心理学に関する記事を発信するブログ</description>
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		<title>「休むのも練習のうち」部活の休養日がフィジカル面でもメンタル面でも大切な理由</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/2942</link>
				<pubDate>Wed, 14 Mar 2018 09:44:32 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[スポーツ・部活動]]></category>
		<category><![CDATA[部活動]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>

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				<description><![CDATA[部活動の練習は毎日やるもの、練習は毎日やらないと効果がでないと言われて、肘や関節を痛めたり腱鞘炎になって痛みを抱えながら練習をする体育会系の学生は後を耐えません。 部活によっては「練習を1日休んだら取り戻すのに3日かかる]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>部活動の練習は毎日やるもの、練習は毎日やらないと効果がでないと言われて、肘や関節を痛めたり腱鞘炎になって痛みを抱えながら練習をする体育会系の学生は後を耐えません。</p>
<p>部活によっては<strong>「<a href="https://mental-kyoka.com/archives/1958">練習を1日休んだら取り戻すのに3日かかる</a>」</strong>という誤った練習方法を鵜呑みに、毎日練習に打ち込むことこそが正しい練習方法だと考えているケースもあります。</p>
<p>しっかりと練習の質を高めて、心身の疲れを取り除くためには適度な休養日を挟むことが重要です。タイトルにもあるように<strong>「休むのも練習のうち」</strong>と考えて練習計画を立てて行くことが大事です。</p>
<p>もちろん、毎日かかさず練習をしようとする意気込みや熱意は素晴らしいのですが、その結果として練習の質を落とす、怪我や故障で長期間練習をストップしてしまうの状態になるのは考えものです。</p>
<p>とくに中学生のように体が子供から大人へと大きく変化している成長期の場合、過度なトレーニングは正常な発育を妨げ、部活を辞めたあとも後遺症が残ることもあります。</p>
<p>今回は、「休むのも練習のうち」という練習方法についてお話いたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/4170">部活の練習を休むと感じる罪悪感との付き合い方</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>部活の休養日はスポーツ庁によりガイドライン化が進行</h2>
<p>学校の部活動の休養日に関して、2018年1月にスポーツ庁がガイドラインの骨組みを作成したことが発表されました。</p>
<p>その内容によれば、</p>
<ul>
<li><strong>学期中の休養日は週２日とする</strong></li>
<li><strong>休みは平日で１日、土日で1日とする。</strong></li>
<li><strong>１日あたりの練習時間は平日で長くても２時間程度、休業日は長くても３時間程度とする。</strong></li>
<li><strong>練習は出来るだけ短時間で且つ、合理的、効果的に行うことようにする。</strong></li>
<li><strong>対象は中学の部活。ただし高校の部活も適用の範囲にすることを計画している。</strong></li>
</ul>
<p>ということがまとめられています。</p>
<p>また、休養日を設けた背景には、教員の多忙化の予防、発育途上にある生徒の体や学業への負担を減らるなどがあります。</p>
<p>部活によっては平日は朝練と放課後の本練習の2部練。土日・休日は朝から夕方まで弁当持ちで一日中練習、または遠征や練習試合、公式の大会で丸一日拘束されることもあり、学生も教員も休む暇がなく疲弊する「ブラック部活動」が問題となっています。</p>
<p>また、吹奏楽部や合唱部などの文化系の部活動でも長時間に渡る練習が問題として取り上げらたこともあり、全ての体育会系、文化系関係なく部活動に対する休養の重要性が求めらる時代と見ることができます。</p>
<p>しかし、全国を目指していたり、部活で進学を考えている人が多い場合、<strong>「休養をすること＝全国出場が遠のく、将来の夢が閉ざされる」</strong>となり、休養そのものをタブー視し、強迫観念に襲われ練習にのめり込んでしまうケースもあります。</p>
<p>また、休めなくなる背景には</p>
<ul>
<li>みんなが全国目指して真面目に頑張っているのに自分だけ休むのは抜けがけするみたいで出来ない」</li>
<li>休むことは大事だと分かっていても、みんな頑張ってる中、一人休んでゆっくりするのは罪悪感を覚える。</li>
<li>休んでしまったら、先輩やコーチ、監督に怒られるから休めない</li>
<li>休むと応援している人を裏切るように感じるので休めない</li>
</ul>
<p>というまじめな性格であったり「みんな練習をしているから…」という集団心理、自分の部活内での評価や周囲の反応を気にするために、休めなくなるということも考えられます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>フィジカル面で休むことが大切な理由</h2>
<h3>「超回復」で筋肉を成長させるためには適宜な休養は必須</h3>
<p>例えばフィジカルを鍛えるために行う筋トレ(ウェイトトレーニングも含む)では、ただトレーニングで筋肉に刺激を与えることだけでなく、その後に休養を取り筋肉を回復させる時間を練習に組み込むことが重要とされています。</p>
<p>休養時間は年齢、運動歴、鍛える筋肉、トレーニング内容により異なりますが、目安としては４８～７２時間とされています。</p>
<p>そして、適度な休養を取ることで、トレーニング前よりも高いパフォーマンスを発揮できるようになります。</p>
<p>このことは、スポーツ科学では<strong>「超回復」</strong>と呼ばれており、合理的な練習をする上では欠かせない基本的な考え方となっています。</p>
<p>また、激しいトレーニングの後に、適度に休養を取らずまた同じトレーニングを行ってしまうと、筋肉は十分に回復できずパフォーマンスが下がってしまうこともわかっています。</p>
<p>毎日激しい練習を繰り返していると、厳しい練習を乗り越えているという満足感や達成感とは裏腹に、超回復は起きず体は疲弊し続け、練習前よりもパフォーマンスが落ちているという本末転倒な状態になってしまうのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>オーバートレーニングの予防</h3>
<p>練習で生じた疲労が十分に回復されないまま積み重ねられてしまい、慢性的に疲れている状態を<strong>「オーバートレーニング(あるいはオーバートレーニング症候群)」</strong>と呼びます。</p>
<p>オーバートレーニングは軽度の場合、</p>
<ul>
<li><strong>なんとなく練習にやる気が出ない</strong></li>
<li><strong>トレーニングの強度を上げるとついていけなくなる</strong></li>
</ul>
<p>といった症状が出ます。</p>
<p>しかし適度に休養取らず重度のオーバートレーニングになると</p>
<ul>
<li><strong>免疫低下により風邪や病気にかかりやすくなる。</strong></li>
<li><strong>筋肉痛や慢性的な疲労が続く</strong></li>
<li><strong>貧血</strong></li>
<li><strong>体重の減少</strong></li>
<li><strong>軽いトレーニングができなくなり練習に参加できなくなる</strong></li>
</ul>
<p>などの症状が出ることがあります。</p>
<p>オーバートレーニングは重度になると、しっかり体力が回復まで練習は控えなくてはならず、症状が軽いうちに早期発見と処置をすることが大事です。</p>
<p>オーバートレーニングは簡単に言うと練習のしすぎで体に悪影響が出てきた状態なので、適度に休養を取ることが何よりの対処法です。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>スポーツ障害・怪我・故障の予防</h3>
<p>練習のしすぎで、肘や膝などの体の一部分を使いすぎたことにより痛みが出ることがあります。</p>
<p>例えば野球の場合、「野球肘」と呼ばれるボールの投げすぎにより肘に慢性的な痛みが出るスポーツ障害があります。</p>
<p>野球肘になるとボールを投げるときに痛みが生じるだけでなく、場合によっては手術が必要になることもあります。</p>
<p>当然ですが、手術となると長期間に渡って練習から離れなければならず、術後もリハビリや経過を見ながら練習内容を調整していくことが必要になります。</p>
<p>野球肘の他にも、ジャンパー膝、陸上部に多い脛が痛むシンスプリントなどのスポーツ障害は、体の一部をつかいすぎて起きる怪我であり、適宜休養日をいれて練習で使った筋肉を休ませることが予防には効果的です。</p>
<p>その他にも、肉離れやアキレス腱断裂などの突発的な怪我も練習過多の状態により引き起こされるとがあり、それらの予防のために休養は重要なのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>メンタル面で休むことが大切な理由</h2>
<h3>チームの雰囲気をよくするためにも休養は大事</h3>
<p>部活の雰囲気をよくするためには、レクリエーションをしたり、先輩後輩の垣根なく話せる空気をつくることも大事ですが、それよりもまず、部員全員が<strong>「この部活は休めない」「休んだら抜けがけしたと言われていじめられるかもしれない」</strong>という緊張した空気感をなくすことが大事です。</p>
<p>とくに練習時間が長く、休みも少ない部活であるほど、「辛い練習をみんな頑張って乗り切った」という一体感が生まれる一方で、「厳しい練習に耐えられない人は甘えている」「自分は頑張っているのにあいつだけ休むのは許せない」という<a href="https://mental-kyoka.com/archives/2918">集団心理</a>が働きやすくなります。</p>
<p>真面目で努力家というキャラで部活に励んでいる人でも、内心はちょっとサボってみたい、少し休みたいという気持ちを出せば、自分のキャラが壊れ部活での立ち位置が危ぶまれることを恐れます。</p>
<p>しかし、そんな人の前に休む人が現れると「(私は我慢しているのに)」休むのは許せない」と相手を否定して、自分に取って都合の悪い部分(この場合は休みたいという気持ち)を認めず、誰かに都合の悪い部分を擦り付けて、自分のメンタルを守ろうとする<strong>防衛機制の「投影」</strong>が発生することがあります。</p>
<p><strong>「休んではいけない」</strong>という方針で練習を行うと、無意識のうちに「本当は休みたい」という気持ちを抑圧してしまう。そして、誰かが休んだり、サボったりしたときにその人を否定して、「あいつは休んだけど自分は休みたいと思ってない」「休むやつに問題がある」と考えがエスカレートしてしまい、チームの雰囲気を悪化させる原因となります。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>スランプ、燃え尽き症候群の予防</h3>
<p>休養を取ることは、今までと違い体の調子がおかしくスランプや、試合や部活そのものに対してやる気を失ってしまう燃え尽き症候群の予防にも効果的です。</p>
<p>先ほど説明したオーバートレーニングの症状</p>
<ul>
<li><strong>不眠、眠りの質が浅くなる</strong></li>
<li><strong>イライラする、情緒不安定になる</strong></li>
<li><strong>モチベーションの低下</strong></li>
<li><strong>食欲不振</strong></li>
</ul>
<p>などのメンタル面に関する症状が出てくることもあります。</p>
<p>普段から運動を体を鍛えているからフィジカル面ではオーバートレーニングの自覚症状が出ていなくても、メンタル面で不調を訴え練習や日常生活に支障が出てしまうことがあるのです。</p>
<p>また、体育会系の場合はどうしてもメンタルが強い、精神的にタフであるイメージが強いために、精神的な不調を感じても周囲に相談できず、不調を悪化させてしまうケースがあります。</p>
<p>「運動しているんだからメンタルは強い」という思い込みが強いと、自分がメンタル面で不調に陥ったときに、自分はメンタルが弱い人だと自覚して自分で自分を追い詰める一因となります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>集中力を上げるために休養は重要</h3>
<p>毎日ハードな練習をする場合、メンタル面の疲労も溜まりやすく集中力が下がってしまうことがあります。</p>
<p>同じような練習を毎日続けていると、練習内容にメリハリがないことから流れ作業のように練習を行う、なるべく疲れないように手を抜いてしまう原因となります。</p>
<p>また、集中力の低下は練習の質を下げるだけでなく、ケアレスミスや不注意による怪我を招く原因となるので、合理的な練習を行うためには避けなければいけません。</p>
<p>適度に休養日を組み込むことはメンタル面の疲労を取り除き、練習のスケジュールにメリハリをつけてモチベーションや集中力を高めるのに効果的です。</p>
<p>適度に休んで気分転換ができれば、次の練習へのやる気も湧きやすくなり、トータルで見れば練習時間は以前より短くなっても練習の効率は以前より格段に上がり、質の高い練習が可能になるのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>怒鳴り声はトラウマに 怒鳴って叱りつけても効果が薄くなる理由</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/2057</link>
				<pubDate>Mon, 04 Dec 2017 07:43:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[怒り方・アンガーマネジメント]]></category>
		<category><![CDATA[怒られる]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://mental-kyoka.com/?p=2057</guid>
				<description><![CDATA[仕事でミスをしたり、部活で怒られるようなことをした時に、サザエさんの波平のように「バッカモーン！」と怒鳴られることはあるかともいます。 誰かを怒る時に「怒鳴る」という方法で怒っている人はよく見かけますが、その怒鳴り声が苦]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>仕事でミスをしたり、部活で怒られるようなことをした時に、サザエさんの波平のように「バッカモーン！」と怒鳴られることはあるかともいます。</p>
<p>誰かを怒る時に「怒鳴る」という方法で怒っている人はよく見かけますが、その怒鳴り声が苦手だったり大きなストレスになっている人は少なくありません。</p>
<p>大きな声そのものが爆発音のように心理的に強い刺激になるので、聞くだけで心臓がバクバクしたり、冷や汗や緊張などのストレス反応を体に引き起こす原因になることはあまり知られていません。</p>
<p>たしかに何か悪いことをしたときは淡々と怒りを表現するのではなく、力を込めて大声で怒鳴ることで、相手に反省を促す、悪いことをしたと自覚させる効果はありますが、一方でこの「怒鳴り声」が逆効果になり、しっかり反省を促せない、反省してないから同じミスを繰り返してしまう、という残念な結果に繋がることもあります。</p>
<p>また、怒鳴り声のような大きな音に耐性が無い人は、大声で叱られることによって精神的にパニック状態になり、PTSD(トラウマ)を抱えてしまう原因にもなってしまいます。</p>
<p>今回は、良かれと思って怒鳴ったことが、かえって逆効果になってしまう事について詳しくお話いたします。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">「怒り」の感情に関しては以下の記事でも解説しています</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1236">怒られたらやる気が出ないのは当たり前 「怒り」で選手を指導するのが難しい理由</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>怒鳴り声に効果があると思われる背景</h2>
<h3>大きな声で迫力を付けることで事の重大性を強調できる</h3>
<p>ショッピングモールなど供にいうことを聞かせるために、大声で怒鳴る親御さんを見かけた経験は誰にでもあることだと思います。</p>
<p>大人ほど語彙力もなく快・不快に基づく感情的な行動を取ってしまいがちな子供に向かって、静かに冷静に叱りつけるのは即効性がなく、また叱られている子供自身も親が怒らせているということに気付きにくいものです。</p>
<p>そういうときに手っ取り早く怒りを伝えるのが怒鳴り声によって迫力をつけることです。</p>
<p>静かな声よりも迫力のある大きな声で叱ることは、「お母さんorお父さんは怒っている！」と分からせることができて、やんちゃをいたずらをストップさせる効果があります。</p>
<p>分別のつかない子供相手に怒鳴るという叱り方は有効な手段の一つですが、当然ながら大人同士の関係だと相手を子供扱いしている、怒鳴らなければいけないほど幼稚な人だと思われてしまうこともあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>「しつけ＝ただ大声で怒鳴る」と考えられている</h3>
<p>怒鳴ることそのものが、しつけ、指導の一部であると考えている人は多くいます。とくに、年配の方や昭和生まれの方のように、年を取ったひとほどこの傾向が強く出ます。</p>
<p>最近ではあまり聞くことはなくなりましたが、一昔前は「カミナリ親父」という言葉のように、カミナリを落とすように怒鳴る親父(お父さん)が、当たり前のようにいました。</p>
<p>最近では、大声を出してどなる人も見ても「情緒不安定な人」「なんだか近づきたくない人」「プライドが高そうでめんどくさい人」という見る人も増えて、パワハラという言葉が一般的になり、怒鳴る人そのものは少なくなっています。</p>
<p>しかし、幼い頃から怒鳴り声と共に育ってきた人にとっては、「しつけ、指導＝怒鳴る」と考えている人は少なくありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>急に大声を出せば相手を威圧できると考えらているから。</h3>
<p>大声を出して怒鳴るというのは、犬などの動物が吠えて相手を威嚇するのと同様に、相手を威圧して恐怖感を与えて行動をコントロールする側面があります。</p>
<p>犬の場合は、威嚇をすることで</p>
<ul>
<li>相手に恐怖感を与える。</li>
<li>自分のほうが強いことをアピールする。</li>
<li>自分に攻撃をするのなら、やり返すことをアピールする。</li>
</ul>
<p>などの効果があります。</p>
<p>人間の怒鳴り声も同様に。</p>
<ul>
<li>相手に恐怖感を与える。(そして黙らるなどで後の行動をコントロールする)</li>
<li>自分は怒鳴れるほど立場が上だとアピールする。</li>
</ul>
<p>などの効果が怒鳴ることで発揮されます。</p>
<p>しかし、怒鳴ること自体が少なくなった現代では、所かまわず怒鳴るのは自分の評価を下げたり、パワハラの原因となるのでおすすめできる方法ではありません。</p>
<p>怒鳴る以外での怒り方、反省の仕方を身に付けることで、トラブルの少ない人間関係を作ることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>怒鳴り声で叱りつけても効果が薄くなる理由</h2>
<h3>立場を利用して怒鳴るのは、怒られる側には過剰なストレスになる</h3>
<p>怒鳴る場面というのは、主に…</p>
<p><strong>上司→部下、先輩→後輩、親→子供、先生→生徒</strong></p>
<p>というような上下関係がはっきりしているときです。</p>
<p>この立場を利用して怒鳴りつける行為は、怒鳴られる側に過剰なストレスを与えるだけでなく、恐怖感を抱かせたり怒鳴られたことそのものがトラウマになってしまうことがあります。</p>
<p>怒鳴られる側にしたら自分よりも権力や実力があり立場が上で、心身共に追い詰めらている状態なので、冷静でいられないのも無理はありません。</p>
<p>また、上下関係で上の人が下の人に対して怒鳴るのは簡単ですが、逆に下の人が上の人に対して怒鳴るというのはやりにくく、仮に怒鳴るにしても勇気がいるものです。</p>
<p>立場上怒鳴れる身分ではないのに怒鳴ることで、周囲から浮いてしまうことを恐れたり、「上の人に逆らった」と罪人のように扱われてしまうことを考えれば、立場に逆らった行動はしにくいものなのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>怒鳴り声でパニック状態になり、冷静に話が聞けなくなる</h3>
<p>怒鳴り声のように大きな音や声が苦手な人にとっては、怒鳴り声を聞くだけで精神的にパニックになり、冷静に怒られている言葉を聞くことができなくなります。</p>
<p>パニック状態なので、なんで自分が怒られているのか、次に怒られないためにはどうすべきかという建設的な考えをする余裕はなく「はやくお説教が済んで欲しい」という感情で頭の中がいっぱいになります。</p>
<p>また、人によってはパニックのあまり涙を流したり、ひと目も憚らず泣き出すこともあり、怒っている側も混乱させてしまったり、「泣けば済むと思っているのか！」と怒りをヒートアップさせてしまうことにもなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>叱る方も興奮して、伝えたいことが伝わりにくくなる。</h3>
<p>怒鳴り声を出すときはどうしても興奮してしまうため、このお説教を通して何に気づいて欲しかったのか、反省点や改善点は何だったのかを冷静に伝えにくくなります。</p>
<p>また、つい感情的になってしまい、普段なら言えないような個人の人格を否定する言葉(バカやアホ、ブスなど)を言ってしまう原因にもなってしまいます。</p>
<p>怒鳴ることによって、今まで我慢していた感情が一気に吹き出す、いわゆるキレてしまう傾向がある人は、怒鳴ること以外で相手に反省を促せるようにしていくことが重要になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>怒鳴り声がトラウマになり、怒られる場面を避けるために消極的になる</h3>
<p>怒鳴られたという経験が、ただ自分の生命を脅かす恐ろしい出来事(＝トラウマ)として残り、自分が怒鳴られたり誰かが怒鳴られたりするのを見ると、当時の記憶が蘇ってしまうことがあります。</p>
<p>トラウマには、当時の記憶が無意識のうちに蘇って発作や発汗、パニック症状に苦しむ<strong>「再体験」</strong>。トラウマの原因となった出来事からなるべく避けるように行動する<strong>「回避」</strong>。気持ちが落ち着かず、常にイライラしている、興奮して眠れなくなるなどの状態になる<strong>「過覚醒」</strong>といった症状があります。</p>
<p>怒鳴られたことがトラウマになると、自分や誰かが怒鳴られたときにパニックになったり、怒鳴られる場面そのもの避けるために挑戦しなくなったり、怒鳴られたあとに仕事が雑になる、パフォーマンスが低下する、過度な疲労に襲われてしまうことがあります。</p>
<p>怒鳴られた経験がトラウマとなってしまうと、その苦しみが時間差で何度でも繰り返してしまうので、トラウマにならないような刺激が少なく、且つ前向きな反省ができるような叱り方を身につけていくことが大切です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>アメリカでは怒鳴る教育法は「不適切な養育」に</h2>
<p>アメリカでは1980年頃から「子供を大声で叱責する」ことは<strong>「不適切な養育(マルトリートメント)」</strong>と表現されています。</p>
<p>子供の養育の分野において、「大声で怒鳴る」という行為は子供に恐怖感を与えることが主な目的になってしまい、どうすればミスを防げるか、道を誤らないように正しく導けるかという目的がすっぽり抜けてしまっています。</p>
<p>また、大声で怒鳴ることはネグレクトや暴言を吐くなどの心理的・精神的虐待の一種と考える見方もあり、大声で怒鳴るのが子育てや教育で珍しくない日本は、知らず知らずのうちに不適切な接し方をしてしまっているということになります。</p>
<p>なお、日本でおこなわれた研究によればマルトリートメントを受けた人は、そうでない人と比較して人の話を聞いたり、会話をすることに過度な負担を感じる傾向があり、人とうまくコミュニケーションができなくなることがわかっています。</p>
<p>また、マルトリートメントを受けた人は、過度の不安感や学習意欲の低下、うつ病などを引き起こしてメンタルを病んでしまう可能性もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<h2>怒鳴り声に頼らない方法でしっかり反省を促せるように</h2>
<p>大きな声を出して叱る、というのは叱る側にとっても「ちゃんと叱ったからもう大丈夫だろう」「これだけ怒鳴ったのだから、しっかり反省するだろう」という満足感、達成感を抱かせてしまうものです。</p>
<p>しかし、叱られた側は内心冷静でいられなくなったり、手汗や脂汗がダラダラ吹き出して反省どころではなく、傍から見ていると「本当に今のお説教に効果があったのだろうか？」と疑問に思う人も少なくありません。</p>
<p>体育会系にいたり、大声を出すのが当たり前の環境で育ってきた人ほど、仕事や学校、家庭でも「声を出す」という事に効果があるという考えが根強く残っていますが、当然ながら逆効果になる人もいるということを覚えておきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そして叱る側も叱られる側も、ちゃんと正しく導けるような反省の仕方を身につけるようにしましょう。</p>
<p>怒鳴り声に任せるのではなく、例えば文章や図で説明する、宿題のように何度か分けて繰り返し行うなどの対策を立てて、失敗を失敗のまま終わらせず、ちゃんと失敗から学習して自分の知識や技術に還元できるようなコミュニケーションの方法を身に付けるようにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">「怒り」に関する関連記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/3657">コーチ・監督に怒られてばかりの人こそ知っておきたい逆効果な怒り方のパターンについて</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>「練習を1日休んだら取り戻すのに3日かかる」という根拠のない言葉は怪我やストレスの元</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1958</link>
				<pubDate>Wed, 27 Sep 2017 15:18:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[部活動]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>

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				<description><![CDATA[部活動の指導で「練習を1日休んだら取り戻すのに3日かかる」と言い聞かせて、練習をサボらせない、練習を継続することの大切さを伝えようとする指導者は未だに多くいます。 もちろん、全国大会出場のように大きな目標を掲げて練習する]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>部活動の指導で「練習を1日休んだら取り戻すのに3日かかる」と言い聞かせて、練習をサボらせない、練習を継続することの大切さを伝えようとする指導者は未だに多くいます。</p>
<p>もちろん、全国大会出場のように大きな目標を掲げて練習するためには、多少の負荷をけたり休まずに毎日練習することが有効なのは事実ですが、毎日練習を続けることで心身ともに疲弊して、燃え尽き症候群や無気力症候群を招いてしまうのも部活指導では問題となっています。</p>
<p>ブラック部活動という言葉にあるように、休みたくても休めずオーバーワークになって故障をする、学業に支障が出るまで疲れてしまう事は、健康や子供の将来を犠牲にしないためにも避けなければいけません。</p>
<p>今回は、部活指導でよく使われる「練習を1日休んだら…」という言葉の功罪についてまとめていきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2942">「休むのも練習のうち」部活の休養日がフィジカル面でもメンタル面でも大切な理由</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>「練習を1日休んだら…」という言葉が生まれたのはいつか</h2>
<p>「練習を1日休んだら取り戻すのに3日かかる」という言葉は、運動部の部活動に限らず、吹奏楽部や美術部などの文化系、芸術系の部活動でもよく耳にする言葉です。</p>
<p>また、受験勉強や職人の用に技術重視の仕事の場面でも、使われることがあります。</p>
<p>このセリフが出てきたのは現在に気がったことではなく、昭和生まれの中高年、年配の人でもよく使っていますが、いつ、どこで、誰の言った言葉なのかを詳しく答えられる人は滅多にいません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>実は、この言葉に近い言葉は、フランスのピアニスト、アルフレッド・コルトー(1877-1962)の名言</p>
<blockquote><p><strong>１日練習しなければ自分に分かる。</strong></p>
<p><strong>２日練習しなければ批評家に分かる。</strong></p>
<p><strong>３日練習しなければ聴衆に分かる。</strong></p></blockquote>
<p>が、元になっていると考えられます。</p>
<p>「休んだら3日取り返す」という形ではなく、練習を休んでしまう演奏技術が衰えてしまい、そのことが自分だけでなく、批評家(評論家)や専門家、そして音楽を聞いている一般人もわかってしまうという事を表している言葉です。</p>
<p>しかし、この名言を残したアルフレッド・コルトーは「毎日休まず必死に練習に打ち込みむべきだ」とは言っておらず、「午前中を中心に5時間以内の練習をするように」という言葉も残しています。練習すればするほど効果がある、というわけではなく、きっちり時間を決めて打ち込むことの大切さも言葉として残しています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ちなみにですが、彼が影響を受けた有名なピアニストのフレデリック・ショパンは「ピアノは1日3時間で、疲れたらその都度休むように」という言葉を残しています。</p>
<p>時間を決めて練習する事と同時に、<strong>適宜休息をとって練習を行うことの大切さも説いています。</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>休む事に抵抗感を持たせる言葉のメリット</h2>
<h3>休まずに頑張ることの大切さを理解させる</h3>
<p>日本の部活動だと上を目指すためには毎日休まずコツコツ継続を積み重ねるべきだという考えで、部活動に取り組ませるようにしている指導者が多くいます。</p>
<p>とくに学生の場合、部活動が単なるスポーツ指導や身体能力の向上に留まらず、<strong>人間力の育成といった「教育」の側面を帯びて行われる場面が非常に多く、</strong>休まず継続することで精神的な成長を願っている指導者も少なくありません。</p>
<p>自分が指導している教え子の精神的な成長を願っているからこそ「練習を1日休んだら取り戻すのに3日かかる」と強く言ってしまうのです。</p>
<p>もちろん、その教えの通りに毎日練習をして、しっかり成長してプロのスポーツ選手になったり、「部活動で自分を変えたい！」というような生徒の夢が達成されれば指導者冥利に尽きると言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>自信や他人からの信用を獲得する</h3>
<p>学生で時間のある時期に、あと先考えずに衝動的な行動して時間を無駄に過ごすよりも、スポーツなり芸術なりの何か一つの事を頑張ってやり遂げるという経験をする事は、その後のメンタル面の強化に非常に効果があることです。</p>
<p>何か一つをやり遂げたという確かな経験が自信や自己肯定感の源となり、多少の困難で潰れないようなストレス耐性を身に付ける事にも役立ちます。</p>
<p>また、何か一つをやり遂げたという経験は、<strong>就職活動のように他人からの評価や信用を得るための判断材料としても扱われることがあります。</strong></p>
<p>途中で挫折してしまった人よりも、何か一つの事を継続しているという事実一つで、採用されたり、「この人は部活動を最後までやった経歴があるから安心して仕事を任せられるだろう」と考えを下すことができるます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>休む事に抵抗感を持たせる言葉のデメリット</h2>
<h3>毎日漠然と練習をすることだけに集中してしまいがち</h3>
<p>休まずに練習に打ち込むことが目的となってしまうと、練習で自分のどういった能力(持久力や瞬発力、できない技術など)を強化するのかといった具体的な目標が疎かになってしまいやすくなります。</p>
<p>自分から進んで練習しているように見えて、実はただ「1日休むと取り返すんに3日かかると言われた」から、その言葉を鵜呑みにして、ただ何も考えず自主性のないまま練習に打ち込んでいるだけということになります。</p>
<p>練習は本来であれば、自分の強みを伸ばすためや弱点の補強、対戦相手に勝つためというような具体的な目標を達成するために行うものなのに、何も考えず「試合のための練習ではなく、練習のための練習」に成り下がっているということも起こります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>怪我や故障、燃え尽き症候群のリスクが高める</h3>
<p>毎日激しいトレーニングを続ければ、疲労骨折といった体の一部の使いすぎによるスポーツ障害を招くリスクも高まります。</p>
<p>中高生のように成長期で体が子供から大人へと変わりつつある過程で、休むまもなく練習をしたことで骨が歪んだまま成長し、不自由な生活を余儀なくされた生徒がでた例もあります。</p>
<p>また、毎日続けることが目的となっていれば、怪我をしてもそのことがコーチにバレないように嘘をついて隠し遠そうとしたり、「怪我になるのは仕方がないことだから、どうやって怪我と付き合うか」と、怪我を完全に治す事を放棄したまま練習を続けてしまうこともあります。</p>
<p>もちろん、怪我なく無事に練習を続けることができたとしても、ちょっと熱が出て1日休まざるを得なくなった時に、プツリと緊張の糸が切れたようにやる気が途絶えてしまい、そのまま部活を休んでしまうことがあります。</p>
<p>いわゆる「こうこれ以上頑張れない」と精神面のエネルギーが尽きる、燃え尽き症候群になってしまっているのです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>熱心に頑張ることの大切さを教える一方で、真面目すぎたり自己コントロールができない性格の生徒は、自分の心身が壊れて再起不能になるまで頑張ってしまいかねません。</p>
<p>自分の体が壊れる前にしっかり休息を挟む、怪我を回復させて自分を追い込みすぎないようにコントロールする事の大切さも指導していくように心がけましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/4170">部活の練習を休むと感じる罪悪感との付き合い方</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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<h2>不安に駆られた練習はストップしましょう</h2>
<p>一日たりとも休まずに頑張ることできる練習は、言い換えればそれだけ練習としての質が低く、筋肉に刺激を与えられていないトレーニングになっているとも考えられます。</p>
<p>質の低いトレーニングばかりしていても効果は見込めませんし、質を高めるのではなくただっ練習量をやみくもに増やすという安直な練習に走ってしまうおそれがあります。</p>
<p>練習の成果が出ないのは練習量が足りないからではなく、練習の質が低い、練習内容が、休息する時間が足りなくオーバートレーニングになっているので、成果が出ないという可能性も考えられるはずです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もちろん、そうは分かっていても途中で今までやってきた練習を辞めると、一気に体が衰えているような感覚やうまく表現できない不安を感じることもあろうかと思います。</p>
<p>また今まで費やして練習がただの徒労だとわかってしまうのが怖いので、その恐怖から逃れるように練習に打ち込んでしまうというケースもあります。</p>
<p>この心理は、以前スマホのゲームに課金するのがやめられなくなる心理で紹介した<a href="https://mental-kyoka.com/archives/1354#i-2">埋没費用</a>と呼ばれるもので、取り返すことができない過去の時間や労力を無駄にしたくないという気持ちのせいで、練習がなかなかやめられない、休むことの罪悪感を強めているとも考えられます。</p>
<p>自分の過去の練習を否定するのは精神的な苦痛を伴いますが、その苦痛を避けるために練習本来の目的を忘れて漠然とした不安に駆られて練習を行のは好ましいとは呼べません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>クラス全員皆勤賞から見る危うさ</h2>
<p>話は若干変わりますが、日本の学校では1日も休まず無遅刻無欠席で学校に通えた生徒に対して「皆勤賞」という形で表彰をする文化があります。無病息災で健康そのものな体で毎日過ごすことそのものは大変素晴らしいことです。</p>
<p>また毎年3月末になると、どこかの学校で「クラス全員が皆勤賞を取りました！」というニュースを見聞きすることもありますね。</p>
<p>しかし、このニュースの中には、インフルエンザになって学校に行ってはいけないとドクターストップが出ているのに、病を押して登校してまでクラス全員の悲願である「クラス全員皆勤賞」を取ったという、冷静に考えると「なんかおかしいな？」と感じるようなエピソードも美談として扱われていたりします。</p>
<p>ただ休まない事だけでなく、健康を脅かすような状態にもかかわらず出席した事が美談として扱われ評価を受けてしまうと、休むときに罪悪感を覚えて休めなくなり、本当に体調不良で動けなくなるまで体を追い込んでしまいかねません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>この美談の背景には、ただ休むまないことを良いことと見ているだけでなく、インフルエンザに対して「毎年流行しているちょっと強めの熱が出る風邪」のように軽く見ている人も少なからずいます。</p>
<p>インフルエンザはワクチンで予防したり、十分休めば回復する一方で、インフルエンザが引き金となって呼吸困難や肺炎を引き起こし死亡する人も毎年数千人ほど存在しています。</p>
<p>仮に、死なずに済んだとしてもインフルエンザ脳症になれば、後遺症が残るケースもあります。とくにインフルエンザ脳症は未就学児や子供に多いので、インフルエンザなのに無理に登校する事を美談にして扱うべきではありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>(参考：<a href="https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2112-idsc/jinsoku/1847-flu-jinsoku-2.html">インフルエンザ関連死亡迅速把握システム</a>　(国立感染症研究所))</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>部活の指導とパワハラとの関係。パワハラの定義を学んで指導に活かすまとめ</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1900</link>
				<pubDate>Sun, 17 Sep 2017 12:00:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[部活動]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>
		<category><![CDATA[パワーハラスメント]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://mental-kyoka.com/?p=1900</guid>
				<description><![CDATA[社会人の場合「パワハラ」という言葉を知らない人はほぼいないほど浸透している言葉です。 パワハラは一般的に精神的、肉体的な苦痛があったときに使われる言葉で、学校の運動部や部活動では使われる事はありません。 普通に指導するだ]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>社会人の場合「パワハラ」という言葉を知らない人はほぼいないほど浸透している言葉です。</p>
<p>パワハラは一般的に精神的、肉体的な苦痛があったときに使われる言葉で、学校の運動部や部活動では使われる事はありません。</p>
<p>普通に指導するだけで「パワハラ」扱いされてしまっては、指導者も生徒も困惑して部活どころではなくなってしまうのと、部活動を教育の一貫として行っている部も多いので、行き過ぎた指導こそあれ、パワハラ扱いされることはまずありません。</p>
<p>しかし、部活で指導をする立場の人こそ、普通の仕事の場面で使われるパワハラの定義やパワハラの分類を知っておくことで、部活動の指導やメンタルコーチングにも役立てることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/3045">スポーツをしている人はハラスメントに甘くなってしまう スポーツの世界とパワハラの関係</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>パワハラの定義</h2>
<p>厚生労働省のホームページには、パワーハラスメント(パワハラ)を以下のように定義しています。</p>
<blockquote><p>職場での優位性を背景にして業務の適正な範囲を超えた精神的または身体的苦痛を与える行為や、職場環境を悪化させる行為</p></blockquote>
<p>パワハラという言葉は学校や部活動ではなく、会社や職場で用いられる言葉であり、教育の場で生徒と先生、部員と指導者という間柄で用いられる事は一般的にありません。</p>
<p>パワハラといえば基本的に社会人やアルバイトなどの、労働者間で起きる立場を利用して業務の適正な範囲を超えた精神的・肉体的苦痛を与える行為の事を示します。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、最近では休みたくても休めずに故障や怪我をしてしまう、学業に支障が出てしまうような過度な部活動を、ブラック企業やブラックバイトといった言葉になぞらえて<strong>「ブラック部活動」</strong>と呼ぶようになっています。</p>
<p>「これは指導の一貫だから何の問題もない」といって、体罰のように肉体的な苦痛を与えたり、精神的な苦痛を与えてメンタルを鍛えようとする指導者も残念ながら多くいます。</p>
<p>苦痛の例としては</p>
<ul>
<li>暴言を吐いて自尊心を傷つける。</li>
<li>殴る、蹴る、叩くなどの暴力行為を行う。</li>
<li>健康に悪影響が出るような過度な練習を課す。</li>
</ul>
<p>などが行われており、これが原因で部活を辞めたり、不登校やメンタルの病気になってしまう生徒も出てきています。</p>
<p>指導者と部員(学生)という立場関係では圧倒的に部員の方が立場が弱く、いくら教育目的と言い張っていてもやっていることがハラスメントになりやすい状態と言えます。</p>
<p>社会人のように大人体大人の関係ではなく、子供対大人の関係なので子供である学生はどうしても立場が弱く、大人の言うことを聞かなければならない、言うことを聞かないと教育指導として罰を受けやすい立場です。</p>
<p>また、部活動はあくまでも個人の意思でやっていることであり、仕事と違いお金を稼ぐためという目的ではないので、パワハラや体罰があったと訴えにくいこともあります。</p>
<p>加えて学生なので、社会人が行うパワハラへ対応の仕方を身につけておらず、理不尽な指導があっても相談できず泣き寝入りせざるを得ない状況とも言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>パワハラの6分類と部活指導を比較</h2>
<p>また、厚生労働省では職場で起こるパラハラを6種類にわけ「<a href="https://no-pawahara.mhlw.go.jp/foundation/pawahara-six-types/"><strong>パワハラの6類型</strong></a>」という名前でホームページに記載しています。</p>
<p>この6類型と部活の指導とをそれぞれ比較して見ていきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>身体的な攻撃…殴る、蹴る、たたくなどの暴行</h3>
<p>暴力や暴行を加えて相手を肉体的に痛めつける事は、立派なパワハラにあたる行為です。</p>
<p>部活動の場合だと、ミスをした生徒に対して殴る、蹴る、竹刀やバットで叩く、ビンタをする、ボールを使って肉体的な苦痛を与えるなどの行為がこれに相当します。</p>
<p>いわゆる「体罰」という言葉で想像する、身体を攻撃する暴力行為のことです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>暴力行為を行い威嚇して、自分の言うことを聞かそうとする事は社会人間では問題になる行為ですが、部活動の場合だと「気合を入れ直す」「根性を叩き直す」という教育目的の側面が強く出て、見過ごされてしまいやすい行為とも言えます。</p>
<p>部活動において暴力行為によって従わせることが状態化すると、チームの雰囲気の悪化を招きいじめが起きたり、コーチに怒られないために顔色を伺いながら行動してしまい、スポーツに必要な積極性、自主性が失われてしまう原因になります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>精神的な攻撃…皆の前で罵倒、長時間または繰り返し執拗に叱る</h3>
<p>同僚の前で「バカ」「無能」「デブ」「役立たず」などの相手を侮辱する暴言や、コンプレックスを刺激する言葉で名誉を毀損することはパワハラにあたります。</p>
<p>また、周囲に人がいる状態で叱ったり、執拗に叱る事も精神的な攻撃としてパワハラになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>部活動だと、つい感情的になって厳しい暴言を吐く、一喝するためにあえて怒鳴ったり、ミスをした選手をつるし上げて公開処刑のように衆目監視のなかで叱るという行為がこれに相当します。</p>
<p>高い目標を掲げて日夜努力するチームにおいては、厳しく叱る場面も時に必要になることはありますが、肝心なのは叱って精神的に落ち込ませることではなく、正しく反省してどうすればミスを繰り返さないかについて考えていくことです。</p>
<p>ただ怒鳴って自尊心をズタズタに引き裂くばかりでは、同じ失敗を繰り返さないために何をすべきかについて考えることがすっぽり抜けてしまっている状態です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>また、厳しい言葉で叱る事で一時的にパニック状態になり、そのことで更にミスプレーを繰り返してしまうこともあります。</p>
<p>コーチとしては叱咤激励のつもりや、気合を入れ直す意味で汚い言葉をあえて言ってるとしても、その言葉を受け取る本人には自分を攻撃する言葉として受け取られてしまっては逆効果になります。</p>
<p>繊細な性格だったり、大人ほど精神的に成熟していない子供の場合は、汚い言葉への耐性がなく深く傷ついてしまいスポーツどころではなくなってしまう事もあります。</p>
<p>アドバイスとして声を掛ける場合は「アホ」「役立たず」のような中身の無い単なる怒りの言葉を投げつけるだけでは、ただ文句をを飛ばしている観客に過ぎません。</p>
<p>そうならないためには「今は目の前の選手に集中！」「後ろのスペースがガラ空きだからそこを守れ」というように、具体的な指示を出して声を掛ける相手にいま何をなすべきかを的確に伝えていくことが効果的です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1812">「やる気がないなら帰れ！」と怒鳴るデメリットと感情的な指導にならないための対策</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>人間関係からの切り離し…仲間外れにするなど。</h3>
<p>仕事において仲間はずれにしたり、無視をする、一人だけ必要な書類や情報を与えずに人間関係から切り離す事は、仕事を進めるにあたって必要のない無駄な行為でありパワハラになります。</p>
<p>部活動の場合だと、ミスが多かったり指導者に逆らう、生意気だとか調子に乗っているという理由でチーム内で無視をしたり、仲間はずれにすることがこれに相当します。</p>
<p>チームスポーツや上下関係を重視する部活の場合、部の伝統に逆らう部員や集団の和を乱す部員に対して、シカトを決める方法で追い詰めるという事もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先ほど述べた暴力や暴言という方法ではなく、あくまでも空気や雰囲気という表面化しにくいもので部員の行動を支配しようとしているので質が悪いと言えます。</p>
<p>また必然的に周囲を巻き込むので問題となっている部員一人を反省させる方法としてはあまり効率の良い方法とは呼べません。</p>
<p>相手に改善してほしいところがある場合は、部活動でよくある連帯責任のような周囲全体を巻き込むやり方ではなく、あくまでも個人に限定した方法で改善策を話し合うようにするのが望ましいやり方と言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>過大な要求をする</h3>
<p>今年入ってきたばかりの新入社員なのに、その日のうちに片付けられないような膨大な仕事を押し付けるといった、明らかに遂行困難な業務を命じることもパワハラとなります。</p>
<p>また、仕事でミスをしたからといって、躾の意味合いで他の社員よりも多く、膨大な仕事量を課す事もパワハラにあたる可能性があります。</p>
<p>部活動の場合は、ミスをした部員に対してその部員の体力を超えるような居残り練習、ペナルティを課すことがこれに相当します。</p>
<p>もちろん、同じミスを繰り返さないためにミスから時間が浅い内に練習をするのは効果的ですが、かと言って疲労困憊になってこれ以上動けないのに練習をやめず、結果として怪我や故障を引き起こしては意味がありません。</p>
<p>また、体力が無いからといって、熱中症にかかっているのに無理に走り込みを行わせては死亡事故を招くリスクもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h3>過小な要求…本来の業務とは違う仕事だけを命じる</h3>
<p>普段行っている業務ではなく、例えば草むしりやシュレッダーのごみ捨てのみと言った、業務上の合理性がなく本来の業務からかけ離れたレベルの低い仕事をすることのみを命じたり、仕事そのものを取り上げることはパワハラになります。</p>
<p>部活動の場合なら、必要性がないのに練習を一人だけレベルの低いものにしたり、練習そのものに参加させないという行為がこれに相当します。上で述べた「人間関係からの切り離し」と似たような性質を持っているともいえます。</p>
<p>部活の練習は自分がこなすべき課題をこなしたり、技術や能力を高めるために行うのが一般的であり、あえてレベルの低い練習をさせたり、練習に参加させないというやり方で指導する事は稀です。</p>
<p>もしも、ある部員だけ別メニューをしなければいけないと命じるときは、「なぜ、自分だけ違う練習をしなければいけないのか」を説明し、部員やチーム全体が納得した上で行うことが、チームの雰囲気の悪化やモチベーションの低下を防ぐのに効果的と言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>個の侵害…恋人や家族関係、プライベートについて執拗に問う</h3>
<p>有給休暇を何の目的に使うかを執拗に聞いたり、休日の予定や恋人、家族関係などの業務に関係のないプライベートな事を聞き出す事はパワハラになります。また、携帯電話やスマートフォン、メモや手帳の私物を覗く事も該当します。</p>
<p>部活動の場合、練習外では教師・生徒という関係であることが大半なので、恋人や家族関係、休日の予定などのプライベートなことを聞くという場面は珍しくありません。しかし、練習に直接関係無く聞く必要性が無いのに立場を利用してプライベートまで詮索することがこれに相当します。</p>
<p>また、部活内で部員と指導者で男女関係に発展させるために、執拗にプライベートまで聞く事はセクハラになるのは言うまでもありません。</p>
<p>とくに年配が指導者ともなると、親子ともに教え子だったり、今よりも親密な人間関係が当たり前だと考えている事もあり、指導者という立場を利用してプライベートを詮索しているという自覚が無いこともあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>思春期の年頃の生徒ともなると自我が芽生え始めて、指導者・教師に限らず親や兄弟にも隠し事をするのが当たり前のことです。</p>
<p>自我が芽生え秘密を持つことを「指導者たる自分への裏切りや反抗」と捉えてしまい秘密を暴き行動をコントロールしようとするのは、思春期に必要な精神的な成熟を妨害しているとも言えます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2057">怒鳴り声はトラウマに 怒鳴って叱りつけても効果が薄くなる理由</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<p>参考書籍</p>
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</div>
</div>
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</div>
</div>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>連帯責任で指導する事のメリットとデメリットについて</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1823</link>
				<pubDate>Mon, 04 Sep 2017 12:28:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[メリット・デメリット]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>
		<category><![CDATA[連帯責任]]></category>

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				<description><![CDATA[部活で連帯責任だと言われて外周を走らされたり、ペナルティを受けて理不尽な思いをした人は少なくありません。 集団スポーツだったり、チームワークが必要なスポーツをしている場合は、チームの連帯感を高めるために、誰かがミスをした]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>部活で連帯責任だと言われて外周を走らされたり、ペナルティを受けて理不尽な思いをした人は少なくありません。</p>
<p>集団スポーツだったり、チームワークが必要なスポーツをしている場合は、チームの連帯感を高めるために、誰かがミスをしたら連帯責任を取らせるようにするという指導方をしている監督も多くおられます。</p>
<p>しかし、連帯責任はチーム内でちゃんと頑張っていたり、能力が高い選手にとっては苦痛に感じる事が多く、あまり連帯責任ばかりを課すようになるとチーム全体のモチベーションをさげる原因にもなります。</p>
<p>今回は、体育会系の部活動でよくみかける「連帯責任」について、メリット・デメリットを述べて説明していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h2>「連帯責任」という言葉が出る場面とは</h2>
<p>一般的に部活で連帯責任という言葉が出てくる場面と言えば、</p>
<ul>
<li>遅刻をした部員がいる。</li>
<li>やる気が感じられず、練習に集中していない</li>
<li>練習道具がしっかり片付けられていない。</li>
<li>未成年なのにタバコや飲酒をしてしまった。</li>
</ul>
<p>などの問題行動が起きた時によく使われます。</p>
<p>連帯責任の中身も問題行動を起こした選手だけを叱るのではなく、チーム全体で責任をとってペナルティの練習をしたり、練習を自粛するといった方法で、責任を取るというスタイルです。</p>
<p>甲子園に出場するはずだった野球部が、部員の喫煙や暴行事件が原因で、甲子園出場を辞退するというケースは、連帯責任がよく表れているといえます。</p>
<p>もちろん、部活に限らず会社でも誰かが犯罪などの不祥事を起こした際に、その張本人だけに責任を取らすのではなく、社員一丸となって活動を自粛したり、慈善活動やボランティアを行って、反省させるという形で、連帯責任は日常生活に深く溶け込んでいると言えます。</p>
<p>一人だけではなく所属している集団やチーム全体で責任を取ることで、他人事で終わらせず深く反省させる目的や、周囲に対して「私たちのチームは今回の事件を深く受け止め、チーム全体として反省をしています」というメッセージを発していると見ることもできます。</p>
<p>もちろん連帯責任をとることで、いわゆるネット上での炎上を避けたり、これ以上非難の声が広がらないようにするという目的もあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>連帯責任のメリット</h2>
<h3>チーム全体のレベルが低い場合には効果がある</h3>
<p>例えば、自分が所属している運動部の部員が、全員やる気がなく遅刻を繰り返したり、集中力に欠けているような、<strong>お世辞にも頑張っていると言えない意識の低いチームであれば、連帯責任によりチーム全体のレベルを底上げする効果は見込めます。</strong></p>
<p>大きな試合が終わって全体的に気が緩んでいる、「なんだかふざけ合って、最近たるんでいるなぁ…」と部員全員が内心抱いているのであれば、そこをしっかり指摘して反省させるために連帯責任を使うのは、効果的な方法といえます。</p>
<p>部内でふざけあったり、手を抜くことが癖になってしまい、それに対して先輩後輩含め部員全員が指摘せず馴れ合ったままである。</p>
<p>そういう状況であれば、コーチや監督からビシッと一喝し連帯責任を課すという方法を取り入れてみるのも指導の一つといえます。</p>
<p>同時に、手抜きを認める馴れ合いの状況を作り出すに至った経緯についてもじっくり調べていくのが効果的でしょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>チームメイトに迷惑をかけてしまったと自覚させる</h3>
<p>連帯責任はたとえ自分が怒られるようなことをしていなくても、他の部員がミスをすれば自分にもとばっちりを食らうという側面があります。</p>
<p>なんのミスもしていないのに、怒られペナルティをくらうのは非常に理不尽であり、好き好んで連帯責任を受けに行こうという人はいません。</p>
<p>このような理不尽な形で責任を取らせる事で、連帯責任の原因を生んだ張本人に「自分のミスから大事な仲間に理不尽な罰を受けさせてしまった…」と自覚させる意図があります。連帯責任を通し、自分の軽率な行動を戒め反省を促したいという意図があるわけです。</p>
<p>しかし、反省のさせ方としては、周囲に迷惑をかけてしまったと感じさせると、今度は同じようなミスをしないようにと強く意識してしまい、積極性や自主性が失われてしまうリスクもあります。</p>
<p>ただネガティブな気持ちにさせやすい反省になりやすい連帯責任では、正しい反省に繋げるのが難しく、ただ落ち込むだけ、深く傷つくだけになる事も珍しくありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1351">ネガティブになるだけの反省とポジティブになるための反省のやりかたの違いとは。</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>先輩やコーチ・監督を敵と見なして団結させる</h3>
<p>理不尽な連帯責任を課す先輩やコーチ・監督に対して「あんな奴らに負けてなるものか！」という反抗心をメンバー一同に抱かせると同時に、共通の敵を作って一致団結させるという意図から、あえて連帯責任を課すという方法もあります。</p>
<p>ただし、誰かを敵とみなす事で生まれる団結感は、長期的に見ればチームの雰囲気を悪化させ、いじめや仲間割れの原因になってしまう可能性が高くなりおすすめできる方法ではありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>連帯責任デメリット</h2>
<h3>ほかのメンバーのモチベーションを下げる</h3>
<p>連帯責任の性質上、直接自分は怒られるようなことをしていない選手にも、ペナルティが課されてしまいモチベーションを下げてしまうリスクがあります。</p>
<p>真面目に練習に取り組んでいたり能力が高くても、足を引っ張る人が出てくる事で理不尽なペナルティを受けては、コーチ・監督に対する不満や不信感が生まれてしまいます。</p>
<p>また、連帯責任が続くうちに「自分はちゃんと頑張っているのに、監督は足を引っ張るあいつばかり見ている」という感じに、ちゃんと頑張っている自分は期待されていない、正しく評価されていないと感じて、モチベーションが下がる事もあります。</p>
<p>どうしても足を引っ張る選手は目につきやすく、悪いところや弱点を叩き直すのが教育だと考えている人は少なくありません。</p>
<p>真面目に練習に取り組み問題を起こしていない選手にも、しっかり目を配るように心がけるのが効果的です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>チーム全体の雰囲気を悪くする</h3>
<p>真面目に練習に取り組んでいる人にとっては、連帯責任の原因を足を引っ張る人に対して不満が募り、苛立ちや怒りへと感情が変化していきます。</p>
<p>こうなると、足を引っ張る人に対して厳しい言葉を吐いたり、暴力や無視などのいじめが発生し、チーム全体の雰囲気を悪くすることにつながります。</p>
<p>また、チーム全体の雰囲気が悪くなれば悪口や陰口などを言うようになり、チーム内で派閥ができてしまい、悪い意味で一致団結してしまいます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>共通の敵を作る一致団結は、短期的に見れば団結力を高めます。</p>
<p>しかし、同時に「今度は自分が悪口を言われるかもしれない」「今ある敵意が自分に向いてしまうのでは？」という不安を生み、仲間割れや部活を辞める人が出てしまう事につながります。</p>
<p>学校で起きるいじめが次々とターゲットを変えていくのと同様に、表面的に仲良く見えて水面下では「次は誰がいじめられてしまうのか？」というような、悪い雰囲気がチームに発生してしまうのは避けるべきといえます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1666">部活のやる気がない生徒は「無気力症候群」かも？体育会系だからこそ気をつけたいお話</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>どうせ頑張っても無駄という気持ちが生まれる</h3>
<p>連帯責任を生む選手がいるせいでい、せっかく頑張っているのに自分は評価されないと感じると、次第に「足を引っ張る奴がいるから、自分が頑張ってもどうせ無駄になる」という気持ちが生まれていしまいます。</p>
<p>自分の頑張りと無関係な事で今までの努力が水の泡になってしまうと感じれば、それ以上頑張るのではなく、なるべく自分が努力が無駄になるという事実から傷つかないために、練習をサボったり、無気力になってしまいます。</p>
<p>心理学では、この「どうせ頑張っても無駄」という気持ちを<strong>学習性無力感(学習性絶望感)</strong>と呼びます。</p>
<p>連帯責任を起こす人がいるせいで「どうせ頑張っても無駄である」という事を学習してしまい、無気力になってしまうというわけです。</p>
<p>また、この学習性無力感は足を引っ張られる側に限らず、足を引っ張る側でも起きることがあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>メンタルに強い負荷をかけるので自己肯定感が失わやすい</h3>
<p>連帯責任は自分一人のミスを、ミスに関係の無い仲間や友達を巻き込んで責任を取らせるという、一人で取る責任の取り方よりもメンタルに負荷をかける責任のとらせ方です。</p>
<p>メンタルに大きな負荷がかけるので、深い反省を期待できると考えられています。</p>
<p>しかし、大きすぎる負荷のために、自分を追い詰めるだけになってしまう、どうすればミスを防げるかという改善を考えることがが疎かになる事があります。また、大きな負担を避けるために「自分は絶対に悪くない！」と、現実逃避を招く事もあります。</p>
<p>また、連帯責任によりただ悪い事したと自覚させおとなしくなっているように見えて、心の中では<strong>「自分は周囲に迷惑をかけるような最低な人間なんだ」</strong>と自分を強く責めるようでは、自己肯定感が失われてしまいます。</p>
<p>自己肯定感が失われた状態では、ミスをしないように消極的なプレーになってしまい、今度はそのこと指摘されますます自己肯定感をなくす、という悪循環に陥ることもあります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p>&nbsp;</p>
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<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2057">怒鳴り声はトラウマに 怒鳴って叱りつけても効果が薄くなる理由</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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</script>
<p>&nbsp;</p>
<h2>連帯責任の効果は、連帯責任以外の方法でも手に入る</h2>
<p>連帯責任は部活に限らず日常生活でも度々みかけるメジャーな責任の取り方です。</p>
<p>集団の意見や、人間関係の和や空気を大切にする日本ならでは価値観に合っている反面、正しい反省に繋がらず、仲間割れや自己肯定感を失うといったリスクもあります。</p>
<p>加えて、集団にいる無関係な人を巻き込むので、理不尽な苦痛を味わう人や、不満を抱く人も当然出てしまいます。</p>
<p>連帯責任は簡単に行えるように見えて、長期的に見ればリスクが高く、それに見合ったリターンも短期的です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なお、連帯責任で得られる効果は何も連帯責任でなければならないというわけではなく、ほかの指導方を使ってもできる事があります。</p>
<p>例えば、チーム全体のレベルが低い場合は、連帯責任を貸すのではなく練習の環境を変えてみたり、格上のチームと合同で練習で刺激を受けることで底上げすることもできます。</p>
<p>指導する側としてはいちいち遠征に行ったり、質の高いトレーニングを計画していくよりも、何かあったら「連帯責任」で反省させればいいだろう、という楽な指導に甘えてしまいがちです。</p>
<p>なるべく不満や不信感がでない、いい雰囲気のチームを作るためにも、連帯責任を使わない指導方を見つけて、チーム全体のモチベーションを下げないやりかたに変えていくのが大切といえます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">メンタルの強化書のおすすめ記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2092">アドバイス下手な人にある、お節介・余計なお世話と思われてしまう言い方</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1812">「やる気がないなら帰れ！」と怒鳴るデメリットと感情的な指導にならないための対策</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<hr />
<p>参考書籍</p>
<div class="cstmreba">
<div class="booklink-box">
<div class="booklink-image"><a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062&amp;s_v=b5Rz2P0601xu&amp;url=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2F4884583523" target="_blank" rel="noopener"><img alt="" style="border: none;" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/519qd0R0wPL._SL320_.jpg" /></a><img alt="" style="border: none;" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062" /></div>
<div class="booklink-info">
<div class="booklink-name"><a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062&amp;s_v=b5Rz2P0601xu&amp;url=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fexec%2Fobidos%2FASIN%2F4884583523" target="_blank" rel="noopener">選手に寄り添うコーチング―いまどきの選手をその気にさせる42の実践レッスン</a><img alt="" style="border: none;" src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=792397&amp;p_id=170&amp;pc_id=185&amp;pl_id=4062" /></p>
<div class="booklink-powered-date">posted with <a href="https://yomereba.com" target="_blank" rel="nofollow noopener">ヨメレバ</a></div>
</div>
<div class="booklink-detail">八ッ橋 賀子 体育とスポーツ出版社 2017-03</div>
<div class="booklink-link2">
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]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>「やる気がないなら帰れ！」と怒鳴るデメリットと感情的な指導にならないための対策</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1812</link>
				<pubDate>Fri, 01 Sep 2017 11:22:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[メリット・デメリット]]></category>
		<category><![CDATA[感情]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://mental-kyoka.com/?p=1812</guid>
				<description><![CDATA[部活で「やる気がないなら帰れ！」と言って本当に帰ってしまった生徒を見て、最近の若い子は何を考えているかわからない、と嘆く指導者はまだまだ少なくありません。 厳しいシゴキやスパルタ式のトレーニングを受けて、その経験をそのま]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>部活で<strong>「やる気がないなら帰れ！」</strong>と言って本当に帰ってしまった生徒を見て、最近の若い子は何を考えているかわからない、と嘆く指導者はまだまだ少なくありません。</p>
<p>厳しいシゴキやスパルタ式のトレーニングを受けて、その経験をそのまま指導に還元しても、目の前にいる生徒皆が皆、自分のようにスパルタ式に耐性があるというわけではありません。</p>
<p>怒鳴り声が苦手だったり、理不尽なトレーンニングは怪我をするだけとわかっている部員がいるのなら、ただ感情的に怒鳴る指導ではなく、しっかりコミュニケーションを取った指導をｓいていく必要があります。</p>
<p>今回はスポーツ指導で見かける「やる気がないなら帰れ！」という指導について、説明していきます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>やる気がないなら帰れと怒鳴る目的</h2>
<p>「やる気がないなら帰れ！」と怒鳴ることのデメリットを話す前に、まず「やる気がないなら帰れ」という目的について見ていきましょう。</p>
<p>この言葉が使われるのは、だいたい以下のような場面が想像されます。</p>
<ul>
<li>あえて強い言葉で怒鳴って相手の鼓舞したり、根性を試す。</li>
<li>選手に反省すべき点があったと自覚させる。</li>
<li>たるんだ気持ちを引き締めて、気合を入れさせる。</li>
<li>もっと緊張感を持って練習に取り組んで欲しい。</li>
</ul>
<p>このように、「やる気がないなら帰れ！」という言葉が使われる背景には、決して選手を脅したい威圧したいという攻撃的な目的が全てではありません。</p>
<p>練習に対してもっと真面目に取り組んで欲しい、選手のことを本当に考えているからこそ、つい口から出てしまったということもあります。(もちろん、ただイライラを解消したり、コーチの気まぐれで怒鳴っているという残念なケースもありますが…。)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ただし、いくら自分が本当に選手のためにという善意からの言葉であっても、相手にその意図が伝わらない、自分の意図している事が伝わらず「じゃ、帰れと言われたので帰ります」という反応が返って来るようでは効果がありません。</p>
<p>「まさか本当に帰るなんて、ゆとり(さとり)世代の子は何を考えているのか全くわからん！」と匙を投げる前に、自分の言動を振り返って、大人げない点はなかったか、もっと上手に伝わるように工夫できなかったかについて、冷静になって考えることが大切です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>「やる気がないなら帰れ」と怒鳴る事のデメリット</h2>
<h3>コーチから見放されたと感じて信用を失う</h3>
<p>「やる気がないなら帰れ」という言葉は、鼓舞しているように見えて、文字通りの解釈をすれば、コーチが指導を放棄した、選手を見放したと捉えられます。</p>
<p>コーチから見捨てられたと感じた選手は、自分を見捨てた人の指示やアドバイスなんか聞来たくないと感じ、今までの関係が崩れて信用を落としてしまうことにつながります。</p>
<p>もちろん、それで信用がが切れた所詮そこまでだった、と考えて他の選手の指導を続行しておけばいい、と考えて納得するかもしれません。</p>
<p>しかし、チーム内で一人見限ったメンバーが出てくれば、チーム全体の雰囲気が悪化して。コーチへの不信感が高まる事にもつながります。</p>
<p>感情に任せて指導して、夢や目標に向かって大切なチームの団結力を自ら壊すような言動をするのは好ましくありません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>コーチ自身がチームの雰囲気を乱す原因になる</h3>
<p>何度も大声で怒鳴って威圧するようなコミュニケーションでは、本当に選手が困っているときに相談しづらい、「相談したら何か怒られてしまうかもしれない」と不安感を抱かせてしまいます。</p>
<p>そんなピリピリとした居心地の悪い雰囲気では、選手がコーチに対して不信感を抱き、隠し事や反抗をする場面も増えてしまいます。</p>
<p>例えば</p>
<ul>
<li>コーチの逆鱗に触れるのが嫌だから故障している事を隠したり、失敗やミスをごまかす。</li>
<li>コーチの前ではおとなしくしているけど、コーチがいないところでは練習をサボる。</li>
<li>悪い雰囲気が原因になり、チーム内でいじめや喧嘩が発生する。</li>
<li>悪い雰囲気が原因になり、練習以外で暴力や犯罪などの問題行動を起こす原因になる。</li>
</ul>
<p>などが挙げられます。</p>
<p>チームがいい雰囲気を作るのは指導者の大きな役目です。いい雰囲気であれば、選手からの素直な気持ちで相談される、その相談が解決されて、チームの雰囲気作りや競技力の向上につながるのを覚えておきましょう</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">メンタルの強化書のおすすめ記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/2057">怒鳴り声はトラウマに 怒鳴って叱りつけても効果が薄くなる理由</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
<h3>部員がコーチのご機嫌を伺うようになり、自主性が失われる。</h3>
<p>「やる気がないなら帰れ！」というような怒りに任せて感情的な言動を繰り返していると、選手はコーチの機嫌を伺って練習し、自主性が損なわれてしまいます。</p>
<p>コーチの気分次第でお説教が始まり練習が中断される。そんな状況では、直接お説教に関係の無い選手からみても、いつ自分の所にコーチの怒りの雷が落ちてこないかハラハラして消極的になってしまいます。</p>
<p>また、気分次第で練習内容や態度がコロコロ変わってしまいと、長期的に見て練習内容に一貫性がなくなり、目標があやふやになってしまいます。</p>
<p>まさに、練習のために練習をやっている、コーチに怒られないため怯えながら練習している、その日その日の練習をただ消化しているという状況になりかねません。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>ダブルバインドで選手を精神的に疲弊させる</h3>
<p>「やる気がないなら帰れ！」といわれ、売り言葉に買い言葉で「じゃあ帰ります！さよなら」とその場を去ったら「おい、なんで帰るんだよ！」と怒られるのは簡単に想像できると思います。</p>
<p>しかし、かと言って帰らなかったら「お前なんで帰らないんだ！やる気がないんだろ？じゃあさっさと帰れ」と言われて、帰らないという選択肢を選んでも結局怒られてしまうのも簡単に想像できると思います。</p>
<p>このように、「帰るor帰らない」の選択肢を与えているようで、実はどっちを選んでも怒られることになるようなコミュニケーションを<strong>ダブルバインド(二重拘束)</strong>といいます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong>ダブルバインドは言葉で縛り付ける相手に「罰の意識」を高めて、自尊心や自主性を奪ってしまうことがわかっています。</strong>また、社会人であれば<strong>パワハラやモラハラの原因になることもあり、穏やかな人間関係を築くのに適したコミュニケーションとは到底呼べません。</strong></p>
<p>ダブルバインドの言葉で選手を縛って、自分の思うように選手をコントロールしたいという指導では、選手自身のメンタルに過度な負担をかけてしまい、緊張過多から体が思うように動かなくなる、怒られないための消極的なプレーをしてしまうことになります。</p>
<p>これは躾だから、指導だからと言って厳しいだけのトレーニングがうまくいかないのは、指導しているように見えて、実はダブルバインドで選手をコントロールしているのが原因だったということも考えられるので、注意しておきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1900">部活の指導がパワハラになっていない？ パワハラの例を学ぶと指導法に役立つヒントが見つかる。</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>やる気がないなら帰れと言う前にしておくべきこと</h2>
<h3>カッとなったら一回深呼吸して冷静になる</h3>
<p>感情的になってつい手が出てしまう、怒鳴って萎縮させてしまいそうにだと感じたときは、一度冷静になって踏みとどまるようにするようにしましょう。</p>
<p>感情のままに怒鳴って手を出してしまったら、それこそ体罰問題になり部だけでなく学校や保護者、関係者にも多大な迷惑がかかってしまいます。</p>
<p>また、感情に任せて大声で威圧するような大人げない言動では、自分の本音や本心が伝わりにくくなるのは無理もありません。</p>
<p>大事な話であればこそ、気持ちを落ち着けて<strong>「今から話す事は、大事なことだからよく聞いて欲しい」という雰囲気を作って、<span style="color: #ff0000;">落ち着いたトーンで話すことを心がけるようにしましょう。</span></strong></p>
<p>また、売り言葉に買い言葉という言葉にもあるように、感情的になって荒い言動を取れば、相手も気持ちが荒ぶって、汚い言葉を吐いてしまい言い争いになってしまうのも無理はありません。</p>
<p>上下関係があり、一方的に怒りやすい立場にいる人こそ、目下の人に自分の気持ちをしっかり伝えたい時は冷静な気持ちを心がけ、相手が「よし、今から話すことをちゃんと聞こう」と思えるような雰囲気作りをちょっとずつしていけるようにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>もっと具体的に相手に伝わるような言葉で話してみる</h3>
<p>コミュニケーションというのは一方的にするものではなく、話す側、聞く側の両者のキャッチボールと例えらることがよくありますね。</p>
<p>どちらか一方が気まぐれな対応をしたり、受け取れないような暴投をしては、コミュニケーションは成立しません。</p>
<p>「ここをこう直せばもっと成長できる」「ここができていないから頑張ってほしい」という気持ちを相手にしっかり伝えるには、<strong>選手側に「俺の発言の裏の意味を読み取って欲しい」とばかり要求するばかりでなく、<span style="color: #ff0000;">わかってもらえるような伝え方かをするのが重要になります。</span></strong></p>
<p>「言葉の裏の意味を読み取って欲しい」という気持ちからくる自分勝手なコミュニケーションは、言い換えれば自分から相手に対して寄り添う姿勢を放棄しているようなものです。</p>
<p>キャッチボールで相手のいない方向にボールを投げて「なんで取りに行かないんだよ！」とプンプン怒っているのと同じで、ちゃんと相手のいるところにボールを投げるような伝える方を考えるようにしましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>紙やメールなどの文字に起こして伝える</h3>
<p>手紙…と言えば時代を感じるかもしれませんが、言いたいことを書き出して、メモやノート、メールなどで伝えるという事も効果的です。</p>
<p>口頭ではどうしても感情的になりがちなので、一度自分が伝えたいことを書き起こすことで客観的な目で自分の主張を読み直し、要点をまとめておけば、読む方にも伝わらりやすくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2>普段の練習風景を動画で記録して見直してみるのも効果的</h2>
<p>普段の練習風景を動画で記録したりフォームチェックなどに動画を取り入れているチームは多くあります。</p>
<p>最近ではiPhoneのような本格的なビデオカメラでなくと、スマートフォンで大変綺麗な動画の撮影と再生が当たり前のようにできます。</p>
<p>ここで、普段撮っている動画の中で、指導者含め自分たちがどういったコミュニケーションをしているか、どういった声掛けをしているかに注目してみることで、いいチーム作りに役立つヒントが見つかることがあります。</p>
<p>自分自身を客観的に見る。ついカッとなってでた言葉を一旦時間を置いて動画で確認して見直す。</p>
<p>そうして、過去の言動を振り返って<strong>「ひょっとしたらあの時はきつく言い過ぎたし、ちょっと言葉足らずなところもあったなぁ」</strong>と気づいたとします。</p>
<p>そのあとに、<span style="color: #ff0000;"><strong>「今度はもっと落ち着いて例や体を使って説明していけばわかりやすくなるはず！」</strong></span>とつなげて指導に活かせば、自分も相手にもいい影響がある、まさにwin-winなコミュニケーションになります。</p>
<p>ついカッとなって出た言葉、感情的に言った言葉は、案外その場を離れれば忘れてしまったり、記憶に残っていてもなかなか言い放った自分自身と向き合おうとせずそのままにされがちです。</p>
<p>しかし、それではまた同じように感情的な言葉で部員や周囲の人を混乱させてしまうことに繋がりかねません。</p>
<p>動画であれ、練習日記であれ、感情的で触ると刺が刺さりそうな自分の過去の行動と向き合うことで、自分も相手も楽しくスポーツが楽しめるようになることを知っておきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">メンタルの強化書のおすすめ記事</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1697">ロールレタリングを使って指導者と選手との距離を縮めるコーチングのやり方</a></p>
<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1604">相手に期待しすぎる性格の人の特徴と、期待しすぎてしんどくならないための考え方</a></p>
</div></div>
<p>&nbsp;</p>
]]></content:encoded>
										</item>
		<item>
		<title>ロールレタリングを使って指導者と選手との距離を縮めるコーチングのやり方</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1697</link>
				<pubDate>Thu, 17 Aug 2017 17:00:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[部活動]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://mental-kyoka.com/?p=1697</guid>
				<description><![CDATA[普段の練習で言いたいことが言えるようないい雰囲気のチームが作ろうと奮闘していても、なかなかチームに心を開いてくれなくて困っている指導者は多いと思います。 とくに、中高生のように思春期真っ只中。精神的に何かと不安定なお年頃]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>普段の練習で言いたいことが言えるようないい雰囲気のチームが作ろうと奮闘していても、なかなかチームに心を開いてくれなくて困っている指導者は多いと思います。</p>
<p>とくに、中高生のように思春期真っ只中。精神的に何かと不安定なお年頃の子供にとっては、いいチームを作ろうとしても、つい建前や自分を偽ってコミュニケーションを取ってしまうという事もあります。</p>
<p>また、多感な年頃ゆえに、過度にチームのメンバーに気を遣いすぎてストレスを抱えたり、些細なことで傷ついてしまうという事もあります。</p>
<p>今回は、そういった問題を抱えたチームの雰囲気作りに役立つ「ロールレタリング」というコミュニケーションの方法についてまとめます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>ロールレタリングとは</h2>
<p>ロールレタリングとは役割交換書簡法と呼ばれる心理療法の一つです。</p>
<p>元々は、犯罪を犯して少年院に行った少年が相手(加害者)の立場になって考え、更生できるために考案された療法です。</p>
<p>役割交換書簡法の名の通り、少年(加害者)が相手(被害者)に対して手紙を書く。次に、少年がその手紙に対して相手(被害者)になりきって自分(加害者)宛に手紙を書くという事を通して、被害者の悩みや苦しみに気がつき、反省ができるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ロールレタリングで重要なのは、<strong>相手の立場になって考える</strong>という作業です。</p>
<p>人間の行動や思考は、立場によって変わってくるものであり、立場を無視して常にありのままの自分として行動することはできません。さきほどの少年院の事例で言えば、加害者には加害者の考えがあり、被害者には被害者の考えありのは当然のことです。言い換えれば、人間は立場による影響を避けられないということです。</p>
<p>犯罪の加害者と被害者、選手と指導者(コーチ)、部下と上司、夫と妻、親と子供のように、明確な立場が分かれている人間関係において、お互いに「自分のことを理解して欲しい！わかってほしい！」と主張するだけでは、お互いに理解することはできません。</p>
<p>一方的に主張しても「相手は自分のことをわかってくれない！」という事態になるだけでなく、下手すれば夫婦喧嘩や離婚のような争いが起きて、お互いに理解することができないまま決裂してしまうこともあります。</p>
<p>そうならないためにも、相手の立場になって考えるという作業をメインにしたロールレタリングを取り入れることで、お互いの理解を深めていき、いい人間関係が築けるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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<h2>ロールレタリングを部活に取り入れる場合</h2>
<p>部内でいい雰囲気が作れていないのは、主に人間関係が原因。</p>
<p>例えば、部内のルールや決まりを守らず自分勝手な部員がいたり、遅刻や手抜き、サボりが常習になっており、真面目に練習している人が不満を抱きやすい環境になっている事があります。</p>
<p>また、部員同士ではなく、部員と指導者(コーチ)の人間関係もいいチーム作りには欠かせません。部活でロールレタリングを行う場合は、選手も指導者も両方行うのが効果的です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3>手紙を出し合ったり、共同で日誌を作る</h3>
<p>部活動でロールレタリングを取り入れる際は、実際の精神医療のように、選手同士、選手と指導者間で手紙を書いた交換をするというのがやりやすいと思います。</p>
<p>もちろん、手紙のような形式にとらわれず、交換ノートにしたり、学校で学級日誌を各感覚で練習日誌を使ってロールレタリングを行っていくという方法でもOKです。</p>
<p>みんなに見て欲しい場合は日誌、相手に直接伝えたい個人的に言いにくいプライベートな話なら、手紙を使うという具合に目的に分けて使用するという方法も効果的です。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>実際に文字にして自分が思っていることを伝える、相手の立場になって自分が感じた事を書く、という作業を行うことに最初のうちは戸惑いを感じる事も当然あると思いますが、定期的に行い継続して行くようにしましょう。</p>
<p>もしも、「手紙や日誌に何を書いたらいいのか全くわからない！」とスタートしたところから行き詰まってしまった場合は、「今日の練習の感想」「コーチにしてもらいたい事」「練習で何ができるようになりたいか」というように簡単なテーマを決めて、一言コメントから初めてみることで、次第に慣らしていくという方法を取り入れてみるのがいいでしょう。</p>
<p>なお、手紙や日誌を書くときは、誰が書いたかわかるように名前をしっかり書く事を忘れないようにしましょう。</p>
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<h3>立場が入れ替わることでいいチームをつくるヒントが見つかる。</h3>
<p>このように相手の選手、指導者ともに、いつもいる立場とは違った立場に立って考える習慣を身に付けることで、今チームの中で問題になっている事(例えば、人間関係のもつれ、練習に対する不満と要求など)を解決するヒントが得られます。</p>
<p>例えば「せっかく頑張っているのにコーチは全然褒めてくれないのでモチベーションが下がる」という手紙を選手からもらたら、指導者はその内容を反映して積極的に褒めることで、選手のモチベーションを上げることができます。</p>
<p>一方で、頑張っているのに褒めてくれないと書いた選手自身は、今度は指導者の立場に立って、「ひょっとして褒められないのは、実は自分はコーチの見てないところでサボっている事ことがバレている」という事に気がつけば、自分の中の未熟さやズルを戒め、しっかり反省し、ちゃんと指導者から褒めてもらえるという事につながります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ロールレタリングが更生のために用いられたのは、自分自信の行動を振り返るというただ落ち込むだけではなく、そこからどう改善していくかという正しい反省を行うのにぴったりだったから。</p>
<p>選手も指導者もお互いに「○○してもらえない」と期待と要求の声ばかりでは、いいチーム作りはできません。</p>
<p>自分に反省すべき点があるならしっかりと反省して、行動を正すことでいいチーム作りに貢献する事ができるようになります。</p>
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<p><a href="https://mental-kyoka.com/archives/1604">相手に期待しすぎる性格の人の特徴と、期待しすぎてしんどくならないための考え方</a></p>
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<h2>ロールレタリングの注意点</h2>
<h3>自分への指摘に感情的にならない</h3>
<p>指導者は選手が自分に対して思っていることを書かれても、条件反射で怒ったり、個別に叱るようなことをしてはいけません。</p>
<p>せっかく選手が自分に対して思っていることを赤裸々に書いたのに、それに対して指導者という立場を利用して感情的に怒こってしまっては、お互いに理解しあうことから遠ざかります。</p>
<p>せっかく勇気を出した部員の行動を否定せず、「どうしてこういう事を書いたのだろう？」と考えを改め、自分が部員の立場になって考える練習をしていくようにしましょう。</p>
<p>指導者という立場上、普段指導している部員からダメ出しを食らうことはまずないので、部員からのダメ出しを受けて「自分の人格が否定された」と早とちりしたり、パニック状態になってしまう事があります。</p>
<p>あくまでも否定や指摘の対象となっているのは、指導者としての自分の「行動」であって、自分の人生や人格、人間性ではない。今回指摘された行動を省みて、いいチーム作りのため部員も指導者もどちらも成長できるように心がけましょう。</p>
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<h3>長期間に分けて定期的に行う</h3>
<p>ロールレタリングは数回やっただけでは効果は見込めません。実際に部活に取り入れる際は、数ヶ月、数年に渡って定期的に行うのが基本になります。</p>
<p>最初は拙い文章であっても長期的に行うことで、部員も指導者も相手の立場になって考える、自分の考えを相手にわかってもらうように言葉にするスキルを身に付ける事ができるようになります。</p>
<p>頻度に関してはあまり頻繁にやったり、期間が空きすぎても効果的とはいえません。部活のスケジュールに組み込むとしたら、例えば月に1回、毎回決まった日に行う。毎年参加している試合(インターハイや国体など)の前後に行う、と感じにするとわかりやすく継続しやすくなります。</p>
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<h3>ロールレタリングの記録は捨てずに保管する</h3>
<p>ロールレタリングで使った手紙やノートなどは、作業が終わったら捨ててしまうのではなく、しっかりと保管して置くこと大事です。</p>
<p>ロールレタリングの記録を残すことで、時々部員が自分が書いた手紙の内容を読み返して、自分の性格の癖や気分の波を調べることができたり、精神的に成長しているという確かな実感を感じることができます。(もちろん、これは指導者も同じ)</p>
<p>また、記録に残しておくことで、新たに部に入ってきた部員や指導者にとっても、今どんな性格や考え方をしたメンバーがいるのか、このチームはどんな雰囲気なのかを素早く知ることができます。</p>
<p>もちろん、先輩の引退や新入部員が加入してきた時のように、大きくメンバーが変わったあとに、かつていて部員と同じような悩みを抱えた部員が出た場合は、その当時のロールレタリングの記録を見ることで、悩みを解決するヒントが見つかる事につながります。</p>
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		<item>
		<title>メンタルを強くするために指導者が取り入れる上手な褒め方や指導法について</title>
		<link>https://mental-kyoka.com/archives/1226</link>
				<pubDate>Thu, 29 Jun 2017 16:21:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[メンタルの教科書 中の人]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[部活・スポーツのメンタル指導]]></category>
		<category><![CDATA[部活動]]></category>
		<category><![CDATA[指導]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mental-kyoka.com/?p=1226</guid>
				<description><![CDATA[部活動やスポーツの場面で「褒めて伸ばす」という方法を用いて、結果を残している指導者は、一昔前と比べて大分増えてはいますが、まだ「褒める」という手法は主流ではありません。 未だにスポ根アニメのように、厳しい言葉を投げかけて]]></description>
								<content:encoded><![CDATA[<p>部活動やスポーツの場面で<strong>「褒めて伸ばす」</strong>という方法を用いて、結果を残している指導者は、一昔前と比べて大分増えてはいますが、まだ「褒める」という手法は主流ではありません。</p>
<p>未だにスポ根アニメのように、厳しい言葉を投げかけて怒鳴るように指導して結果を残しているケースもありますが、怒ることでは自己肯定感は育ちにくく、選手自身のやる気を引き出しにくい指導法です。</p>
<p>「褒める」指導法にすると、選手自身の成長に必要不可欠な自己肯定感を効果的に身に付けることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<h2 id="danraku3">褒める事で自分の長所に気づく事ができる</h2>
<p>ある選手の練習や試合でのよかった所を指導者が褒める。そうする事で選手自身が自分の強みや長所に気づけるようになります。</p>
<p>すると練習でも、その長所を伸ばそうという新たな目標を立てることができたり、試合でも長所を活かしたプレーをできるようになります。</p>
<p>褒めることで自分が何が得意で、その得意をどうやったら活かせるか、得意を伸ばすにはどうすればいいのかという目標が具体的に描けます。具体的なイメージができるようになれば、練習に取り組みやすくなりやる気も出ます。</p>
<p>部活に限らず勉強や仕事でも、具体的なイメージが描けないことに対してはどうしても億劫になってしまい、やる気が出にくいものですからね。</p>
<p>また、チームに所属している選手皆が皆、自分の長所を自覚しているとは限りません。自分の長所に気づかないまま、なんとなく練習をして、なんとなく試合に出て終わり…では非常に勿体無いですね。</p>
<p>選手自身が気がついていないことを指導者が褒める事で、その選手が自分では長所と思ってはいない事が実は長所だったという、選手にとってはまさに棚からぼた餅。人間意外と自分のいい点には気づきにくいていないものなので、本人はわかっているだろうと思っても、ちゃんと褒める事は無駄になりません。</p>
<p>なお、自分以外の人から、それも自分が信頼を置いている人から気づかされた長所は、本人の記憶に強く残ります。選手との信頼関係がしっかり築けていれば、褒める指導法の効果を発揮しやすくなります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2 id="danraku3">褒める事でポジティブ思考や自信が付く</h2>
<p>選手を褒めると自信がつくと自己肯定感が育ちやすくなります。自己肯定感が育つと新たな目標に進んで挑戦したりモチベーションの維持やいいメンタルを保つ事につながります。</p>
<p>ポジティブ思考が付けば、試合中に不利な場面に陥っても乗り越えやすい。練習の場面でも、小さなミスを連発しても凹みにくくなる。</p>
<p>ミスを深刻に受け止めたままで終わらせてしまうネガティブ思考ではなく、どうやったらミスを繰り返さなくなるか、というようなミスを俯瞰的に見る、建設的なものの見方もできるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<h2 id="danraku3">褒める事でいい雰囲気で練習に打ち込める</h2>
<p>選手がいいメンタルの状態で練習に打ち込めるようま雰囲気を作ることも、指導者にとっては大切です。</p>
<p>練習の効果や選手自身の気づきを促すために、日々の練習で雰囲気を作るのに役立つのが「褒める」というコミュニケーション。</p>
<p>厳しい言葉や怒鳴り声で萎縮させ緊張感がある雰囲気で練習をするよりも、ポジティブな言葉を掛け合い自分の強みを伸ばそう、いいプレーをしようという雰囲気の中で練習する方が、自己肯定感が身につき、練習への苦手意識も生まれにくくなります。</p>
<p>雰囲気づくりの一環として、時には指導者ではなく選手同士でいいところを見つけあう事を取り入れることで、選手同士の仲が深まり良いチーム作りにつながります。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<h2 id="danraku3">選手を褒める時のテクニック</h2>
<p>褒めることの効果を書きましたが、具体的にどうやって褒めたらいいのかわからない。どうやって褒めたら効果が出やすいのか。その一覧を以下にまとめました。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><strong>目標を達成した時に褒める。</strong></h3>
<p>目標達成した瞬間にすかさず褒めるのは、自己肯定感を育むのに絶好のタイミング。選手は自分は目標を達成できたんだという確固たる自信を付け、成功体験が心に強く刻まれます。</p>
<p>この成功体験を積み重ねていくことで、新たな目標で挫折や困難にぶつかってもへこたれないメンタルを鍛えることができます。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><strong>新しい技術を習得ができるようになった時に褒める</strong></h3>
<p>選手がトレーニングで新しい技術を習得してすぐに褒めることによって、習得した技術が記憶に残りやすく確実なものになりやすいです。</p>
<p>例えば、筋トレやウェイトトレーニングのように、正しいフォームで行うことが大事な場面で、ちゃんとしたフォームができるようになった時にすかさず褒める。そうする事で、選手自身が「いいフォーム」や「効果的な筋トレの方法」といった事の理解をより効果的にできるようになります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><strong>結果よりもプロセス(過程)を褒める</strong></h3>
<p>試合の勝ち負けのような結果よりも、その試合に向けて頑張ってきた過程を褒める。そうすることで、例え試合の結果がどうであれ自身をもってプレーを続けられるメンタルを育てることができます。</p>
<p>また、結果的に失敗に終わってしまったあるプレーの内容でも、そのプレー自体は非常に良かったのであれば褒めるのが大切です。選手の頭の中で「いいプレーをしたけど失敗してしまった」という考え方が身につくのを防ぐ効果もあります。</p>
<p>結果そのものは選手自身が自由コントロールできませんが、プロセスは選手自身がある程度コントロールできる。プロセスをコントロールできるような努力を続ければ、いい結果がでる確率も上がります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><strong>練習の中の小さな努力を褒める</strong></h3>
<p>練習の中の些細な出来事。例えば、遅刻せずに時間通りに来たとか、練習道具の後片付けがしっかり出来ている、といった事でも見つけたらしっかりと褒めましょう。</p>
<p>とくに初心者のように、実際の練習で出来ることが少なく何かと自信を喪失してしまいがちな選手には効果的です。小さな努力を褒めることで自信をつけるだけでなく、練習そのものへの苦手意識を生まない事にもつながります。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><strong>過去に褒めた所を繰り返して褒める。</strong></h3>
<p>過去に褒めた所を何度も繰り返して褒めることで、選手自身の良いプレーのイメージが強化されます。</p>
<p>自分にとっていいプレーのスタイルや長所をちゃんと自覚できるようなり、本番でも実践できるようにするには、過去に褒めた所を定期的に繰り返して褒めることが効果的。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h3><strong>「よく頑張っている」というフレーズを使う。</strong></h3>
<p>選手は自分の努力が実ってはいない時に、「このまま頑張っても本当にうまくいくのだろうか…」という漠然とした不安を抱き、自分の努力に疑問を抱き始めます。</p>
<p>そういう場面で努力が中断されないように「よく頑張っている」と、努力している過程を褒める事で、選手が不安の渦に飲み込まれることを防ぎます。</p>
<p>また、「よく頑張っている」というフレーズは自分自身の努力を認める場合としても効果的です。自分で自分を褒めることもまた、いいメンタルを保つためのコツの一つです。指導者だけでなく選手自身がいいメンタルを保てるように、自分を褒めるクセを身につけていきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<p>&nbsp;</p>
<h2 id="danraku3">まとめ</h2>
<p>褒めるという指導法は、ただ大きな声で怒るよりも難しく、選手のことを意識してよく観察する必要があります。褒めることは怒るよりも難しく、指導者としても自己研鑽しなければ身に付ける事のできない指導法です。</p>
<p>また、指導者は褒めているつもりであっても、選手にとっては褒められているとは感じていない、逆に皮肉で言っていると感じている、という場面もめずらしくありません。そのギャップを埋めるには、上にまとめたような「褒め方」のテクニックを確認して実践していきましょう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div class="su-box su-box-style-default" style="border-color:#185c98;border-radius:3px"><div class="su-box-title" style="background-color:#1e73be;color:#FFFFFF;border-top-left-radius:1px;border-top-right-radius:1px">こちらもおすすめ</div><div class="su-box-content su-clearfix" style="border-bottom-left-radius:1px;border-bottom-right-radius:1px">
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